タクシー運転手の独り言

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2006/02/05

信じられない！

カテゴリ：カテゴリ未分類

★乗務日誌★ 2006/2/5(日)

天候：晴れ

出庫：7時46分

帰庫：4時30分

走行距離：220km.

実車回数：19回

営業収入：◎◎◎◎

今回の最高営収：5,060円

今回も、色々な方々との出会いがありました・・・。

昼食までは、
営業回数4回・時間平均￥1,300ナリ。

9時51分【JR&西武線・武蔵境駅乗り場】から、
50代と思われる男性、ご乗車。

途中、交差点で『三鷹市民駅伝大会』のコースに遭遇。
左折したいのだが、警察官の手信号で選手の通過待ち。

ところが、ここでアクシデント。
何を思ったのか、後続車が私の営業者に接触しながら、右横に割り込んできたのです。

当然、前方で停止して事故処理をするものと思っていました。
ところが、呆れた事に猛スピードで走り去ってしまったのです。

僕は、お客さんに断り、左折してから接触した箇所を確かめました。
幸い、バンパーを軽くこすっただけでしたので、そのままお客さんを送り届ける事を優先しました。

またまた、途中の交差点で『三鷹市民駅伝大会』のコースに遭遇し、再びアクシデント発生。
何と、コースのある大通りの交通を優先して、数十分も足止めを食らってしまったのです。

お客さんはタバコに火を点け、苛立つのを抑えようとしています。
僕は、自分の判断の誤りを必死に詫びました。

正直に言って、先程の『当て逃げ』が心の中を占領していて、正常な判断が働かなかったのだと思います。
それでも、優しいお客さんで、一言も僕を攻めようとはしませんでした。

【調布市・深大寺北町】まで。
ありがたく、乗車料金￥2,660也を頂戴しました。

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昼食後から深夜割り増し前までは、
営業回数12回・時間平均￥2,970ナリ。

《その1》
14時9分、お得意の【I百貨店（新宿区・新宿）乗り場】から、
40代と思われる男性、ご乗車。

「コースは任せるので、とにかく早く着くようにお願いします。」とのご要望。
頭の中で、最短・最速コースを組み立て走行する。

【世田谷区・成城】まで。
ありがたく、乗車料金￥5,060也と、
ETC料金（4号新宿線・初台～高井戸）￥560を頂戴しました。
おかげさまで、本日の最高営収となりました。

《その2》
多摩堤通りを二子玉川方面に流していると、
16時3分【世田谷区・鎌田】から、
30代と思われる女性、ご乗車。

ミュージシャンらしく、楽器を抱えていました。
そして車内では、ずっとヘッドフォンステレオで音楽を聴いていらっしゃいました。

【JR&京急線・品川駅】まで。
ありがたく、乗車料金￥4,980也を頂戴しました。

《その3》
17時27分【Gホテル（港区・六本木）乗り場】から、
40代と思われる欧米系女性、ご乗車。

僕は、へたくそな英語で、現在地と、あとどのくらい掛かるか説明しながら走行しました。
何とか通じたらしく、安心したようでした。

【Pホテル（新宿区・西新宿）】まで。
ありがたく、乗車料金￥2,820也を頂戴しました。

＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊

そして、深夜割り増しタイムは、
営業回数3回・時間平均￥2,360ナリ。

《その1》
JR線・原宿駅前の通りを流していると、
0時42分【渋谷区・神宮前】から、
30代と思われるビジネスウーマン、ご乗車。

「睡眠、殆どとってないんだ！そんな時間無いよ！」
「実力が無いと、どんどん辞めさせられちゃうんだよ！」
「後輩だって2・3時間しか寝てないんだから負けられないよ！」
と、ずっと彼氏らしき人に携帯で大声で会話。

やっと終わったと思ったら、現地近くになって「もっと急いでください！」とのご要望。
「充分、急いだのだけれど・・・。」
「余程お疲れなのだな。」と心の中で思う。

【中央区・新富】まで。
ありがたく、乗車料金￥3,460也を頂戴しました。

《その2》
「もう営業所に戻ろうか。」と一瞬思いましたが、あまりにも悲惨な成績なので、もう少し営業する事にして、旧・甲州街道で着け待ちをしていると、他の会社のタクシーが止まり「お客さんを引き受けて。」との要望。

3時37分【世田谷区・南烏山】から、
20代と思われるビジネスウーマン、ご乗車。

【新宿区・歌舞伎町】まで。
ありがたく、乗車料金￥4,900也を頂戴しました。

＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊

◆ ひとりごと ◆
午前中は、事故処理のために警察署に届出をしたり、営業所への連絡などで時間を取られ、思うような営業が出来ませんでした。

営業車の損害は、たいした事が無かったのですが、僕の心の傷は癒えませんでした。
「他人の車にぶつけておいて、顔も合わせているのに、よく平気で逃げられるものだ！」

その行為に呆れるやら、自分の不甲斐無さに呆れるやら、複雑な思いです。

昼からは調子を持ち直し、それこそ絶好調だったのですが・・・。
肝心の割り増し時間が絶・不調でした。

某・ホテルに着け待ちしたのですが、初めの1時間は、両側をバリケードで仕切られている為、途中で抜ける事も出来ずに、ひたすら我慢。
そして、やっと抜け出した所で急に流れ出したので「もう少し待ってみよう！」と腹を括ったのだが、これが大ハズレ！
2台前から、またピタリと動きが止まってしまったのでした。
気が付いたら、合計2時間も・・・。

こんな事も、たまにはあるのです。

～そして今回も、またまた新しい道を覚えました。

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次回の乗務は2月8日（水）です。
乗務日誌は2月9日（木）に更新予定です。

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