そんな中でも30.3cmとは言わず、あえて30cmに値引くこともせず、尺という単位は独特の、どうしようもなく死守しなければならない壁として君臨しています。
絶対に釣れない大きさではない。が、めったに釣れない。イワナやヤマメ、鮎やフナ、キス…。「泣き尺」と言われるように、30.0cmでは尺に遠く及ばないのです。「ちょっとぐらいいいじゃない」では済まされない。何人もの釣り人を泣かせてきたという残酷な歴史さえ感じます。だから、尺にはこだわってやろうというのが僕の姿勢。こだわっているというより、完全に飲まれていて、ベストの中にちゃっかりメジャーを忍ばせている臆病者です。

いよいよ明日が今シーズンの渓流釣りのフィナーレ。例年は尺ヤマメの4、5匹は釣りあげているのに、今年は大雪の影響もあって姫川の51cmイワナの1匹のみ。きれいな魚ともたくさん出会いましたが、やはり尺ものに地団駄を踏んでいます。
「寸、尺単位のメジャーがないのはシャクにさわる」
PRO4 2012.10.02
市場の隙間 2012.08.31
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