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かっちゃん大丈夫

かっちゃん大丈夫

2006.10.29
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カテゴリ: 日常百態

釣りの始まりは、いつ頃なのか。魚を獲るという行為は人類誕生の頃まで遡らないといけないが、日本で遊びとしての釣りが始まったのは安土桃山時代。釣りが文化になったのは江戸時代になってからだという。

美濃で生まれた白い焼き物「志野」も、桃山時代に生まれている。釣りは江戸時代に細分化されるわけだけど、この志野は江戸時代初めに途絶えてしまった。今日は、美濃陶器を代表する志野と、美濃出身の茶人・古田織部の好みだった「織部」に触れる日帰りバスツアーに乗り込みます。

案内は、練込鮫小紋の横田掌楽氏。何でも最近は海外での評価がうなぎ登りで、世界各地のイベントにひっぱりだこになっているとか。陶芸家だとは知らずにいっしょに飲んだのが最初の出会いだったから、大きな声では言えないが、今でも「ひょうきんなおとっつぁん」だと思ってる。今日のバスツアーは、この横田氏の後援会が企画。埼玉在住の友人B君を誘っての参加です。

バス車内

次々と運ばれてくる缶ビールを飲みながら、ベテランのバスガイドさんの古典的なお話を聞きながらの旅路。こういう環境に身を投じてみるのも結構楽しい。昼前に、目的地の岐阜県土岐市に到着し、いきなり昼食。ここでもビールや熱燗を過分にいただいてご機嫌になる。危うく、何のバスツアーか見失うところでした。

研修中

美濃陶磁歴史館。学芸員のNさんの理路整然としたご説明を受ける。Nさんは屋外移動時には日傘をさしている。お肌に変な焼き物を作ってはいけない。学芸員らしい処方だ。

元屋敷窯

国指定史跡にもなっている元屋敷窯は、全長24mの巨大スケール。結構な傾斜の登窯に後ずさりしてしまう。年配の参加者からは「ここで焼いてもらって骨になりたいわ」という投げやりとも思える刺激的なコメントが相次いだ。

志野焼

これが代表的な志野の作品。乳白色の肌の所々に、火色があらわれている。どこかで見たと思い記憶をたどる。砂糖をたっぷりとまぶした白雪せんべいにたどり着く。茶人はこのスタイルに侘びの世界を追求した。結構な大きさだけに、洗面器としての使用も可能か。欲しい。

織部焼き

美濃焼伝統産業会館で見た織部作品の中でお気に入りの一品。織部は器の変形や色調の多彩なところが特徴。この大鉢は酒の回し飲み、ジャンボお好み焼きといった乱暴な使用にも気品を与えてくれそう。7万円也。

竿を持たない日曜日も久しぶりで、こういう一日の使い方もいいな、と今日一日を噛み締める。肝臓ともども満足した帰りの車内。いきなり「釣りバカ日誌」のビデオ上映が始まる。切っても切れない釣り糸で結ばれている縁を痛感する。

「美濃焼きの向こうに見える焼き魚」






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Last updated  2006.10.30 07:32:05
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Re:織部の里をゆく(10/29)  
はじめましてマサミです。
日帰り旅行はよくされるのですか?
私はバスに酔うので・・・・なかなか出来ないのです。
旦那様の運転だと大丈夫なんですけど(#^.^#)
釣りは旦那様によって楽しくやっています(´ー`)y-оО (2006.10.30 07:57:46)

Re[1]:織部の里をゆく(10/29)  
ナリ&マサミさん
日帰りバス旅行は、友人の誘いがなければ乗り込みません。ちょっと照れてしまうからです。バスガイドさんの歌を聞くのが苦手で、車酔いはしませんが、違った酔いにさいなまれます。 (2006.10.30 08:28:42)

ご来訪ありがとうございます!  
ヒロエ2001  さん
釣りされるんですね。
ワタシは釣り堀にしか行った事がなく、
しかも一匹も釣れなかったんで
釣りセンスはゼロみたいなんですよ。ウラヤマシイ。

焼き物はいいですよねーーーー。
何かお買いになったのかなぁ。 (2006.10.30 13:57:09)

Re:ご来訪ありがとうございます!(10/29)  
ヒロエ2001さん
はじめまして。
焼き物は何も買わず、酒のつまみと和菓子を買いました。ただ、買ったものを盛り付ける陶器を買っておけば良かったと後悔しています。 (2006.10.30 16:02:52)

Re織部の里をゆく  
こんにちは。
今日も笑わせていただきました。
吉本みたい・・・・
入ブログ料払ってないけど、また来てもいいですかぁ? (2006.10.30 17:09:00)

Re:織部の里をゆく(10/29)  
ZINNIA_JP  さん
ホンモノを見る旅はいいですね。しかも著名な陶芸家さんと行かれたんですね。お羨ましいです(^^)
私は、ど素人ながら陶芸が趣味なので、興味津々に読ませて頂きました。美濃焼ってこれほど様々な作風があるとは。織部の器はとてもモダンな感じでうつくしい! (2006.10.30 17:30:53)

Re:Re織部の里をゆく(10/29)  
なぜなぜ星人さん
陶器に笑いは厳禁です。落としてしまったら取り返しがつきませんから。 (2006.10.30 18:59:09)

Re[1]:織部の里をゆく(10/29)  
ZINNIA_JPさん
茶人の豊かな感性は、どこから生まれたのでしょう?フロンティアスピリッツだけでは語りきれないものが横たわっていそうですね。
ちなみに、紹介した陶芸家のHPアドレスです。興味がおありでしたら、どうぞ。http://www.naganokentougeika.com/yokota-shoraku/ (2006.10.30 19:02:43)

Re[2]:織部の里をゆく(10/29)  
ZINNIA_JP  さん
かっちゃん大丈夫さん
横田氏のオフィシャルページ拝見いたしました。大らかなフォルムの中に繊細さを兼ね備えた素晴らしい作品の数々、言葉では表しがたいです。世界がすごい評価をして当然ですね! (2006.10.30 20:43:14)

Re[3]:織部の里をゆく(10/29)  
ZINNIA_JPさん
横田氏の作業風景は面白いですよ。子どもの粘土遊びのようです。細長いヘビのようなヒモをグルグルと積み上げていきます。
「僕の骨壷よろしくね」と、ずいぶん前にお願いしたのですが、まだ自分用の骨壷が完成していないそうです。
僕のような感性では横田氏に通じる部分は少ないけれど、たぶん、横田氏はZINNIAさんとは波長が合うと思います。 (2006.10.30 21:01:42)

初めまして  
光8754  さん
初めまして!
僕のブログに訪問してくださりありがとうございました!!

突然ではありますが、すごく近所のことが書かれていたので思わず書き込んでしまいました・・・!

何もないところですが、良かったらまた遊びに来てくださいねww
(なんか宣伝っぽくなってしまいました・・・)
では、失礼します!!
(2006.10.31 08:53:18)

Re:初めまして(10/29)  
光8754さん
はじめまして。ご近所にも思わぬ発見があるかもしれませんよ。また遊びに来てください。 (2006.10.31 11:57:40)

Re:織部の里をゆく(10/29)  
素晴らしいレポートです。
良い思い出が出来て良かったですね。
出歩くと言うことは生の情報が入ってきてリアルに勉強になります。
頑張ってください。 (2006.10.31 16:23:33)

Re:織部の里をゆく(10/29)  
こんにちはV
一番最後の織部大鉢素敵ですね。
こんなの作ってみたいです。ってか、無理無理!


(2006.10.31 16:28:17)

Re[1]:織部の里をゆく(10/29)  
デコちゃん6902さん
釣りも、良い思い出ばかりできればうれしいのですが、打率は低いようです。 (2006.10.31 19:57:46)

Re[1]:織部の里をゆく(10/29)  
くにまる0113さん
不思議なもので、良いものを見ると「自分でも作れないかな」と考えてしまいます。そんな思いを持たせてくれる焼き物は、見ていて飽きないですね。 (2006.10.31 19:59:45)

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