こっぱんの日記

こっぱんの日記

2015.07.20
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、昼前から出かけて、京都市美術館で開催されている「ルーブル美術館展」を見に行った。出かけるまではその展覧会の予備知識をWEBで仕入れていた。混んでいると予想していたが、殆ど並ぶことなく入ることができた。中も人は多かったが、見て回るには支障はなかった。

この展覧会の副題は、「日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄」というもので、風俗画に分類される名品80点が展示されていた。今回の目玉はフェルメールの「天文学者」で、初来日の作品だそうだ。ほかに、有名な画家(レンブラント、ルーベンス、ドラクロア、ミレーなど)の作品もあったが、名作として知られているものではなかた。

描かれる対象によって絵画は5つに分類される。1.歴史画(宗教画)、2.肖像画(人物画)、3.風景画、4.静物画 で、5.が風俗画である。風俗画を見れば、当時の服装、生活などを知ることができる。

紀元前2000年ころからの陶器に描かれた生活風景から、近代まで80点の作品は、次のように分類されて展示されていた。

序章1.風俗画の起源
  「黒像式ヒュドリア」をはじめ7点の陶器、陶破片、絵画など

序章2.絵画のジャンル
  ポージャンの「チェス盤のある静物」、ルナン兄弟の「農民の食事」など5点の絵画

第1章 労働と日々


第2章 日常生活の寓意
  レンブラントの「聖家族」、レニエの「女占い師」、フェルメールの「天文学者」、グルーズの「割れた小瓶」など絵画13点。

第3章 雅なる情景
  ホーホの「酒を飲む女」、ヴァトーの「二人の従姉妹」など10点

第4章 日常生活における自然
  カラッチの「狩り」、フラゴナールの「むかるみにはまった荷車」など10点。

第5章 室内の女性
  ティッツァーノの「鏡の前の女」、プーシェの「オダリスク」など11点。

第6章 アトリエの芸術家
  シャルダンの「猿の画家」、ロベールの「ルーブル宮の改修計画」など10点。

80点の作品は見ごたえのあるものが多く、じっくり見てまわると2時間ほどかかった。


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画像は、WEBサイトより。左:「黒像式ヒュドリア」、ムリーリョ「物乞いの少年」、ホーホ「酒を飲む女」、上:ポージャン「チェス盤のある静物」、ルナン兄弟「農民の食事」、ヴァトー「二人の従姉妹」、中:レニエ「女占い師」、フラゴナール「むかるみにはまった荷車」、ロベール「ルーブル宮の改修計画」、下:カラッチ「狩り」
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Last updated  2015.07.20 22:55:50
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山ちゃん@ Re:妻の病院行きに付き添う(08/02) 奥様の介護大変ですね。 ブログ見さしても…
小林嘉雄@ Re:午前月曜講座、午後服部緑地へ(11/28) 最後の花は、キダチダリヤといいますが、…
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