プロ野球情報館

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2005年01月14日
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宮城球場にボールパーク養成ギプス出現

 改修工事中の楽天の本拠地・宮城球場に、うわさの「ボールパーク養成ギプス」が姿を現した。

老朽化した同球場が生まれ変わるための秘密兵器で、外壁を半円形の建物ですっぽり覆い、ロッカーやブルペン、売店などを新たに増設するもの。3月20日の納期まで、ほぼ中間点に当たる12日現在、工事の進ちょく率は31・2%。一気にピッチを上げたいところだが、目玉の施設は完成に向け、着々と工事が進められている。

 オレは今、猛烈に感動している。小柄なオレ、星飛雄馬は「大リーグボール養成ギプス」で巨人の星になれたが、宮城球場はもっとでっかいギプスで生まれ変わろうっていうのか!

 何とも劇画チックなネーミングだが、決しておふざけではない。漫画「巨人の星」世代の三木谷浩史オーナー(39)が、古い球場をメジャー級に改修する願いを込めて「ボールパーク養成ギプス」と命名した。年明けから本格化した工事は現在、足場が組まれた初期段階。それでも、うわさの代物はクッキリと姿を現した。覆われるのは「宮城球場」の看板が掲げられるネット裏施設を起点に一、三塁側の内野席まで。外壁に沿って半円形状に幅10メートルの施設が、ギプスのように包み込んでいる。

 それが完成すると、従来の壁の必要な部分に穴を開け、出入りできるようにしたり、壁を撤去して関係者用の広い部屋としてリニューアルする。逆に大外の壁に入り口をつくれば、ファン向けの施設となる。これにより、ロッカーやシャワー室を充実させ、トレーニング室や会見場、トイレ、売店などを新設。ファウルゾーンにあったブルペンもギプス部分に移す。空いたスペースには、より選手に近くなる張り出し型のスタンド(フィールドシート)となる。つまりこのギプスは、新装・宮城球場で選手やファンにとっての快適な環境をつくる、基盤になるというわけだ。

 今年は1階部分だけだが、来年は2階までギプスで固め、VIP席や売店の充実を目指す。工期5カ月の中で外周施設の基礎工事期間が省け、コストが割安な上、古い建物を補強できる利点がある。工事を担当する鹿島建設は西武ドームに屋根をかけた経験もあり、既存の球場を大型改修したノウハウを生かした。

 グラウンドには、ネット裏を掘り下げた「砂かぶり席」の基礎も完成し、左中間後方には芝生公園化される「楽天山」もそびえたった。4月1日の本拠地開幕まで許された時間は少ないが「ボールパーク」への道は、着実に固められている





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最終更新日  2005年01月15日 16時36分02秒


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