プロ野球情報館

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2005年02月16日
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新球団の楽天が26日、初陣となった巨人とのオープン戦(大分)で4-3と鮮やかな逆転勝ちを飾った。

たかがオープン戦とはいえ、大きな大きな1勝。分配ドラフト直後は「100敗もあり得る」とまで言われた“寄せ集め軍団”が、幸先いいスタートを切った。この日の開幕戦は、この試合を含めて3試合が行われ、オリックスが11-3と阪神に大勝、西武は9-7で広島を破った。

 ◆最後は粘り勝ち

 試合中に舞った小雪はやんでいた。歴史的勝利後の三塁ベンチ前、50人以上の報道陣に囲まれた田尾安志監督(51)は、強烈な西日を浴びながらニコリともせずに立っていた。

 「相手のミスに乗じて勝ち越したのは収穫。選手にとっては、勝てて良かった。気勢が上がりますから。でも、サインミスもあった。満足度は50%かな」

 浮かれてはいない。エラーをきっかけにつくった同点の9回2死一、三塁の好機で、川口が勝ち越し二塁内野安打。しかし、その前の無死一塁でヒットエンドランのサインを見逃した前田をヤリ玉に挙げることも忘れていなかった。

 初陣ということもあって、多忙の三木谷オーナーも駆けつけた。1点を追う6回。未完の大砲・山下の逆転2ランが飛び出すと、三木谷オーナー、キーナートGM、島田球団社長らが陣取る記者席左隣の部屋から「ウォー!!」というけたたましい雄叫(たけ)びが上がり、それがなかなかやまなかった。

 8回に一度は同点にされたが、最後は粘り勝ち。試合が終わると、島田球団社長は「勝ったあ…。メチャクチャうれしい」と顔をクシャクシャにしながら現れた。三木谷オーナーも「やったよお~。ドキドキしたよ。こんなに勝ち星にこだわったオープン戦はないね」と言いながら田尾監督に握手を求めた。

 昨年11月の分配ドラフトで40人を獲得した際は「100敗もあり得る」とマスコミや評論家に酷評された。しかし、絶対エース岩隈を獲得、新外国人ロペスも4番として使えるメドが立ち、チームの幹もできつつある。「シーズン後、100敗すると言った人たちに“ザマアミロ”と言ってやりたい」とキーナートGM。田尾監督やナインも同じ思いである





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最終更新日  2005年02月27日 16時03分10秒


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