プロ野球情報館

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2005年02月19日
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中田、あす故郷・福岡で実戦デビュー
開幕1軍へ3冠王斬りだ

 中日のドラフト2巡目ルーキー・中田賢一投手(22)=北九州市大=が3冠王斬(ぎ)りに挑む。1日からの福岡ソフトバンクホークスとのオープン戦2連戦(ヤフードーム)で実戦デビュー。北九州市生まれの中田にとっては地元への凱旋(がいせん)。2日の登板が濃厚だ。満員の敵地で、04年の3冠王&パ・リーグMVPの松中信彦内野手(31)ら超強力打線相手に真っ向勝負へ。中田は2月28日、東京都内で新人研修を受けた後、福岡入りした。

 実戦登板を何度もフイにした沖縄の雨に、少しは感謝したくなった。首を長くして待ってきたデビュー戦は、予想していなかった地元・ヤフードーム。学生時代に上がったマウンドの感触は今も覚えている。「地元登板ですか? 早くも、って感じですね。楽しみです」。中田はニコニコと白い歯をみせた。

 昨秋、中日にドラフト指名された直後からの念願だった。今季からペナントレース公式戦にセ・パ交流戦が導入されたこともあり、開幕から1軍に定着し、5月の交流戦でのソフトバンク戦をひそかに楽しみにしていた。それが2カ月も早く実現する。しかも、本来ならば、すでに沖縄で練習試合やオープン戦のマウンドに立っていたはず。実戦未経験のルーキーに、最高の舞台が用意された。

 ソフトバンクの売り物は何と言っても、昨季の3冠王・松中を擁する重量打線。「松中さんや城島さんに投げてみたい。球界を代表する打者ですから」。優しい笑顔からは想像しづらいが、実は「自分に限界をつくりたくない」と常に口にする負けん気の持ち主。たとえ相手が3冠王男でも、逃げることなく、正々堂々と向かっていく。

 ソフトバンクに買収される前のダイエーが、中田獲得に動いたことがある。周囲に地元球団への入団を勧める声が、なかったわけではない。しかし、本人は大学1年の冬から見守ってくれた中日スカウト陣の熱意に心を強く打たれ、入団するチームを中日1本に絞った。ソフトバンクとは、そんな縁もある。

 地元への凱旋とあって、家族や友人も見に来るという。しかし、カッコいいところを見せようなんて気持ちはサラサラない。「もうチャンスは少ないじゃないですか? 登板は1イニングか2イニングだと思いますけど、しっかりと抑えたいですね」。開幕1軍切符を勝ち取るための第一関門。右の本格派・中田がいよいよそのベールを脱ぐ。





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最終更新日  2005年03月12日 12時22分21秒


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