プロ野球情報館

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2005年06月05日
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谷繁、打った!走った!
71試合ぶり猛打賞 1年3カ月ぶり盗塁成功

 ウイニングボールをバシッと取った感触が気持ちいい。ヤクルト最後の打者・真中のバットがぴくりとも動かず、見送り三振。谷繁元信捕手(34)がとびきりの笑顔でマウンドの落合に歩み寄る。先制適時打に、約3カ月ぶりの猛打賞、今季初盗塁と大暴れ。

 「これ(3連勝)で調子が上がっていくといいね」。投手陣を支える看板捕手が、最高のヒーローになった。

 思い切った判断が、ヤクルトにダメを押した。3-0で迎えた6回。右翼線にポトリと落とす当たりで、猛打賞を達成した直後だ。9番・山本昌へのサインはストライクなら送りバント。しかし、初球のボールに山本昌はバットを引いたが、谷繁は二塁へ。もう戻れない。タッチをかいくぐり、自ら「セーフ」と思い切り手を広げたほどだった。

 脚力に優れた選手ではないが、昨年4月17日の横浜戦以来、1年3カ月ぶりの盗塁が効いた。山本昌の送りバントで三進すると、荒木の適時打を引き出して4点目のホームを踏んだ。

 「盗塁? ガハハ! スタート切ってしまっていてさ。でも、あれが点になってよかったよね」。報道陣に囲まれながら、豪快に笑い飛ばした。

 2回には、技ありの一撃で先制の2点をもぎ取った。2死二、三塁。先発ガトームソンの直球をきれいに右前にはじき返し、ウッズ、福留を迎え入れた。「外よりの直球をコンパクトにスイングできた」。7月3日の前回対戦で、打線が手をこまねいた相手から奪った貴重な先制点だった。

 4回の左前打と合わせた3安打で、4月13日の広島戦(豊橋)以来、実に71試合ぶり今季3度目の猛打賞を達成。バットでも山本昌をサポートした。







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最終更新日  2005年07月17日 14時24分45秒


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