プロ野球情報館

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2005年06月23日
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朝倉、待望の岐阜星
竜4連勝 トラと6.5差
 “逆転V”の夢を乗せて、中日の勢いが止まらない。17日のヤクルト戦(岐阜長良川)で先発した朝倉健太投手(24)が、粘り強い投球で地元・岐阜でのプロ初勝利をゲット。中日は今季4度目の4連勝。阪神が広島に敗れて、ゲーム差は「6.5」に縮まった。きょう18日からの広島3連戦(ナゴヤドーム)に勝って前半戦を締めくくれば、いよいよミラクルが現実に近づいてくる-。

◆ローテつかんだ

 カクテル光線に照らされる仲間たちを、飛びきりの笑顔の朝倉がハイタッチでお出迎えだ。地元・岐阜で1年前のリベンジマッチでつかんだ初白星で、虎に6・5差と迫る4連勝。「地元での勝利はうれしい? そうですね。あまり気にはしていませんが」。5月4日のヤクルト戦以来74日ぶりの今季3勝目。ウイニングボールをそっと握りしめた。

 逆転Vを狙う強竜先発陣に、待望の男が戻ってきた。川上、山本昌、マルティネス、野口-。同僚たちがつくった復活の流れを、がっちり受け継いだ。連打に、自らのミス、味方のエラー。これまでならば、崩れていてもおかしくない場面が、初回から相次ぐ。3者凡退も一度もなかった。しかし、この日の背番号18は、ひと味もふた味も違う粘りの投球で、白星を呼び込んでみせた。

 「冷静さを欠いた」と振り返ったのは2回の守備。1死一、三塁から、館山のスクイズは投手前への小飛球。朝倉は併殺を狙い、ワンバウンドで捕球しようとしてファンブル。二塁送球をあきらめたが、一塁へ悪送球し、同点を許した。

 2-1で迎えた5回1死1塁では、宮本の中前安打をアレックスが後逸し、再び同点…。6回には、鈴木の左飛を井上が落球で走者を背負った。こんなときも「ずっと(1軍に)いられるようにしたい」「(先発陣の)波に遅れたくない」という強い気持ちで投げ続けた。3度の併殺、仲間の好守備にも助けられ、「谷繁さんのミットをめがけ、集中力だけで投げた」と最後まで踏ん張り、先発5本柱に堂々の名乗りを上げたのだった。

 故郷のマウンドは、昨年6月30日の広島戦以来、382日ぶりだった。一昨年のオープン戦初登板も、昨年の公式戦初登板もKOされた。因縁の長良川球場で、両親、地元ファンにも見守られながら、ついに雪辱を果たした。







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最終更新日  2005年07月18日 11時08分44秒


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