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子育てをしていて、いつもいつも思うことがあります。
それは育児書や育児講演の存在。
いらないとかいるとかいう問題ではなく、時に救ってくれたり、時に混乱させたり・・・。
私は大学、大学院と6年間(いや、最初の2年間は遊んじゃったかw)心理学を勉強し、
基礎的な発達理論をなーんとなく(ほんとうる覚えですが)知っています。
でも・・・やっぱり子育てはこれでいいのかな、これって間違っているのかなと
不安になって、育児書に目を通すことがあるんです。
で、「そっか、そうだよね」と思うことはいつも一緒です。
特に子どもが小さければ小さいほどそう。
それは・・・とにかく子どものほうをむき、子どもとともにあそんで、子どもの気持ちをくむことです。
よく、抱きぐせがつくからと言う人がいますが、これはもう古い。
というか世界大戦前後から世界的に広まった子どもの自我の発達理論や
母子分離の観点から言っても、
抱き癖などということは全くなく、赤ちゃんが泣けば「はーい、よしよし」と抱っこして
ママは泣き止むまでの15分ぐらいの間、抱っこをすればいいはずなんです。
抱きぐせ・・・果たしてどこから出てきたのかと不思議に思うほど。
なのにいまだにそれを信じている人がけっこういるのが残念です。
それから、兄弟のこと。
よく、「下が泣いても上を先に見てあげる」というようなことを聞きますが
これは下が生後3ヶ月くらいまでの間のことじゃないかと思うんです。
赤ちゃんは生後3ヶ月を過ぎる頃、よく笑い出すし、よく遊ぶようになります。
つまり自我が芽生えてくるんですが、せっかく自我が芽生えてきているのに
いつ泣いてもママはお兄ちゃんやお姉ちゃんに一生懸命で触れ合えるのはおっぱいの時だけって・・・
これでいいとは思えません。
赤ちゃんのこの時期は社会で生きていくうえでの基本的な信頼感を
はぐくむ大事な大事なときなんです。
だからといって、上の子にも下の子にも一律に平等にっていうのも違うとは思っているし
そんなことしたら親の体力が持たないのも分かっています。
要はバランスの問題で、下が優先されるときと上が優先されるときがあって、
後回しにしたほうは後からちょっとフォローをすればいいだと思います。
この優先だって、ママが考える優先でいいと思うんです。
発達理論はもう何十年も前から解明されて、進化して、基本的なことは
世界的に広まっているのに、大事なことがなぜこれだけ浸透しないのか。
不思議というか、なんというか。
やっぱり、わが子を育てるって、可愛いから迷うし、どうにかしてあげたいし
間違いたくないし・・・どの親も思っていて、これは親の愛情だと思うんです。
だからこそ、ぐるぐる悩んで風通しが悪くなっちゃうときもあるのですが、
それは、わが子だけではなく、わが子の友だちや将来の友だち、
その親とのつながりで上手く浄化されることで、
親の中のほどよいバランスが出来上がるのかなと思います。
育児書や育児講演は子どもと親との基本的な愛情を育む確認のためのものであり、
硬く信じられがちな抱きぐせや兄弟の優先性といった方法的なことを
打破するものであってほしいなと思います。
と↑この本を読みながら思った、
ちょっとまじめな本日のこーじーはるはるなのです。
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