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こまま1023

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2025.11
2021.10.17
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カテゴリ: 三浦春馬研究会
『永遠の0』は小説・映画共に大ヒット。
この映画に関われたことを、春馬くんはどう思っていたのだろう。

2013年、たくさんのインタビュー記事が残っている。





三浦春馬、自らのルーツ探しで芽生えた大いなる自信

目の前に現れた三浦春馬は、
インタビューの直前まで行定勲監督の最新作「真夜中の五分前」
の撮影で中国・上海にいた。

そっか、春馬くん、忙しかったんだね。
『永遠の0』のあとに『真夜中の5分前』だったんだ。
雰囲気、また変わったね。

僕が聞き手となって、
 名だたる俳優さんが演じられる祖父のかつての戦友のもとへうかがい
 話を聞くという局面のなかで、
 台本に書かれていたセリフの語尾を、少し崩してみました。
 何を思ってそうしたかというと、
 ドキュメンタリーを何本か見ると、
 自らルーツを探るべくいろんな方に話を聞きに行くというのが多かったのです。
 そのVTRを見ていると、
 聞き手さんが『ああ、そうなんですかー』
 といった感じの返答をしていたんです。
 相手の気持ちや、当時のことに思いをはせながら出てくる言葉って、
 少し伸びているんですね。
 ドキュメンタリーを見ているような感覚とまではいかないですが、
 何となくそこに近づけたかったという思いがありました」

なるほど!
やっぱり春馬くんって研究熱心だ。

三浦春馬らしい話だぁ。

その試みは、山崎監督から「そこは感心したよ」という言葉を引き出した。
ただし、「監督にほめられたのは唯一そこだけでした(笑)」と述懐。
撮影現場を「修行場みたいな毎日だった」と語り、
「どの日も監督に『もっと気持ちを高めてくれ』
『こういう表情をしてくれ』という指示が飛び交っていて、
 僕もかなり言われましたね。
 それだけ監督のなかにビジョンが明確にあったのでしょうけれど、
 時間を惜しむことなく役者から望んだ表情が
 出てくるまで待ってくれる監督でした」
と感謝する。


撮影現場は修行場。
監督の指示にちゃんと応えることができる三浦春馬。
ここで想像もつかないほどの経験をつむことができたのだろう。

テイクもかなり重ねたようで、
なかでも撮影初日、豪邸に住む謎多き人物・景浦(田中)を訪ねるシーンは
忘れることができないという。
「1カットだけに15回以上のテイクを重ねさせてもらいました。
 僕自身も全然ダメだと思ったし、
 監督からも『全然足りない』と言われました」
それでも、三浦は果敢にベテラン俳優たちに向かっていった。
これまでに経験したことがないほど、
大きな財産となったことは間違いない。


お~~!あのシーンが撮影初日!?
あの場面は本当に印象的で、
見ていても緊張感が伝わってきたんだけど、
そりゃ初日で田中泯との共演なんて怖すぎる~~~!

「橋爪さんとのシーンも、申し訳ないことに、
 かなりテイクを重ねてしまったんです。
『すみません、何度も』と言ったら、
『そんなこと気にしなくていいんだよ』とおっしゃってくださいました。
 さらに、目線の位置であるとか、
 カメラが狙っている位置関係を丁寧に教えてくれたり、
 助言をいただきました。
 いま思うのは、こうして名だたる俳優さんたちとお芝居をしながら、
 皆さんが今まで積み上げてきた芝居の型だったり、
 キャリアからにじみ出る生きざまみたいな
 “背景”を目の当たりにすることができました。
 本当に、皆さんの“背景”が見えた気がしたんです。
 僕にはそういう演技、まだまだ出来ません。
 すごく近い距離で接していただいて、本当にいい時間でした」


その才能を認めてくれたからこそ、
ベテラン俳優は三浦春馬を育ててくれたんだ。
真摯な態度で真剣に話を聞き、それを演技に生かせる若い俳優。

そして、人の背景を見抜こうとするすごさよ!

このあと、自分の祖父も戦時中を生き、
目が悪かったために戦地へは行けず、
戦後は努力して教師となり、校長にもなったことを話す。

「おじいさんの頑張りは素晴らしいし、
 本当に努力家だったんでしょうね。
 自分にもその血が流れていると思うと、
 どことなく元気付けられるし、
 これからの役者人生だけでなく、
 一個人として生きていくなかで辛いことがあったとしても、
 負けずに頑張っていこうという気持ちにさせてくれました。
 この作品にかかわって、
 僕自身とてもいい思いをさせてもらったと自信をもって言えます」


春馬くんの努力家なところ、やっぱりDNAは受け継がれてるんだね。

自分のルーツを知りたいって、こういうことなんだなぁ。

撮影中も、出演シーンのない戦時中パートを見学したいと製作サイドに直訴し、
久蔵(岡田)と大石(染谷将太)が共演する山梨の現場へ足を運んだ。
岡田から「会いたかったよ、孫!」
と歓迎され握手を交わしたというが、
三浦は「岡田さんが築き上げてきた、現場で披露してきた顔がある。
その顔を見たいと思ったんです」と語る。
この訪問の後、あるシーンの撮影を控えており、
「僕にとって大事なパワーになりそうな気がしたんです。
このシーンの芝居を、
映画を見てくれる人たちにとって印象に残るものにしたかったので、
自分がどう役を作っていけるのか、
どういう心境で現場に臨めるかを大切にしたかった。
衣装を着るのは当たり前ですが、
心にも何層もの服を着させてあげて、温めてあげて、
役に臨みたいという意識が強かったんです」と振り返った。


あぁ、さすがだ!
この精神は、この後もずっと同じだったね。
自分が出演しない場所へも足を運ぶことによって、
より自分を高めるものを得る。
ドラマや映画でもそうしてきたもんね。
ここでいう大事なあるシーンってどのシーンだったんだろう。
やっぱり最後の歩道橋のシーンかな?
唯一、あそこは二人が画面上で共演するシーンだから。

「行かずに上手く演じられなかったら後悔するじゃないですか。
 後悔って、本当に返ってきませんから。
 自分がやりたいと思ったことが、役にどう影響するか分かりませんけれど、
 やらないまま後悔することだけは絶対にやってはいけないことだと思っているんです」


あぁ、これが三浦春馬だ!
だから、三浦春馬が好きなんだぁ~~~!
と、また叫びたくなる。







「仕事について考える時間が確実に深く長くなってますね」

『永遠の0(ゼロ)』で、
彼の演技や存在がフォーカスされることはほとんどないかもしれない。
岡田准一を始め、戦争中のパートで零戦の搭乗員を演じた面々、
現代のパートで老境を迎え、
過去をふり返るかつての軍人を演じた橋爪功や田中泯らと比べると
彼が演じた、祖父の人生を追いかける
いまどきの青年・健太郎の存在のインパクトは決して大きくはない。

それでも彼は、現代を生きる人々――
映画を観る観客と同じ目線の高さでしっかりと存在し続け、
そして、おそらくこの作品を通じて
共演陣の誰よりも多くのものを手に入れた。


インパクトは決して大きくない、かぁ。
こう聞くとちょっと違うと思ってしまうけど、
インパクトはなくていいんだ、とも思う。
私が感じていた<平凡な青年A>ぐらいのイメージでいい役柄。
ってことは、一番自然な演技を求められることでもある。
そう!同じ目線が大事、だったんだ。
自分を消して、観客それぞれが、あの青年になれるような演技。
アイネクライネの佐藤と同じ。

「戦争を描いてはいるけど、
 これは決して戦争映画ではないということを大切にしていきたい」――。
本作に臨む上で三浦さんを含むキャスト陣が製作陣から掛けられた言葉であり、
何より、撮影を終えて三浦さん自身がその思いを強くしている。

「これまで仕事として戦争を扱った作品に触れる機会はなかったので、
 この作品を通じて自分が何を感じ、どんな演技ができるのか?
 純粋に挑戦したいと思った。
 司法試験に落ち続けている健太郎が、
 自分のルーツとも言える祖父の人生を探っていく中で
 どんな変化を遂げ、成長していくのかに興味を抱いた」。


のちに戦争を扱った作品に出ることになった時、
春馬くんはどういう気持ちになったんだろうね。
この映画を『太陽の子』に生かすこともできたんだろうなぁ。

健太郎は戦友会の名簿などを頼りに、
姉と共にかつての宮部を知る元軍人の元に足を運び、
祖父について知っていることを尋ねていく。

「幾度となく『もっと気持ちを高めてくれ!』
 という指示が飛んできましたね。
 クランクインして初日が、
 田中泯さんが演じる元零戦パイロットの景浦の家を訪ねるシーンだったんです。
 1度目は追い返され、その後もう一度、
 健太郎は一人で彼の元に足を運んで『祖父の本当の過去を教えてください』
 と言うんですが、
 この芝居に関して、監督からはかなり厳しく『
 全然、表情が足りない』とダメ出しされました」。

補足すると、物語の中では健太郎の1回目の訪問と2回目の訪問の間には
しばらくの時間がある。
その間、ほかの元軍人の元を訪れ、話を聞くことで、
彼の中で確実に祖父や自身の人生に対する考え方には変化が芽生えていく。
それを踏まえた上で2つのシーンを同じ日、
しかもクランクイン初日に撮影しているのだ。

「そこは役者からしたら、『よくあること』でしかないです。
 それでもこの映画に関しては、
 その健太郎の変化というのが非常に大きな意味を持っているので、
 大変ではありましたね」。


これを読んで、え?え?え~~~!?
あの2つのシーンが、初日でしかも同じ日?!
最初の訪問では、こわごわと会って、すごすごと帰る。
2回目は、自信をもって会い、景浦にも認めてもらえた。
この変化を数時間しかあけてなくて!?
「よくあること」なのかもしれないけど、
それにしてもすごい!
感情をつくるの大変だったんだろうな。
しかも相手は百戦錬磨の田中泯だもの。
三浦春馬の、何度も挑戦する姿が目に浮かぶ。

田中泯に橋爪功、平幹二朗、山本學…健太郎が訪ね歩く、
かつての祖父を知る男たちを演じた面々である。
これだけ豪華なベテラン名優陣と
一つの作品でひざを突き合わせて芝居をする機会などなかなかない。
撮影当時22歳の三浦さんにとっては、かけがえのない経験となった。

「役柄上、僕が聞き手となってみなさんが話されるという芝居が大半なのですが、
 あれだけの実力を持った俳優さんが、
 それぞれに培われてきた演技の形というのを
 目の前で余すところなく見せてくださる。
 おひとりずつ芝居は異なるんですが、
 みなさんが長い時間をかけて熟成させてきたもの――
 その時間が見えてくる気がして、それは本当にカッコよく、
 そして貴重で楽しい時間でした」。


ほんと、そうだろうなぁ。
あれだけのメンツがそろうっていうのもめったにないし、
春馬くんは、すべての人と一緒に演技をしたんだもの。
画面上からではわからない、その場の空気感まで経験できて、
これはもうでっかい財産だよ!

もう一つ、三浦さんにとって忘れられない、
そして二度とない経験となったのが、
今年5月に亡くなった夏八木勲との共演である。
夏八木さんは、健太郎の血の繋がらない祖父であり、
彼に宮部について調べることを勧める賢一郎を演じている。
撮影当時、夏八木さんの体は既に病に蝕まれていたと思われるが、
三浦さんは「すごくパワフルな方という印象でした」と共演をふり返る。

「正直、病を抱えてらっしゃるなんて全く思わなかったですね。
いつも奥さまが現場に付き添っていらして、
昼食や夜食に奥さまが持ってきた野菜に味噌をつけて食べて
『これはウサギ飯だよ(笑)。酵素が摂れるんだ』って仰ってました。
いま思うとですが、
少しでも長く自分の一番良い状態で演技を残そうとした気持ちの
表れだったのかもしれません。
奥様に対しても本当に優しくて、愛情深いんですよ。
夏八木さんがご自身の病状について、
どんな風に感じていらっしゃったのか分かりませんが、
どれほどの熱意を持って撮影に臨み、
情熱を持たせ続けていたのかというのは、
いまになって僕にも少しですが分かる気がします」。


春馬くんの丁寧に紡いだ言葉がとてもあたたかい。
自分の演技を残すこと、かぁ。
春馬くんも、きっとそんな俳優になれるよ。

三浦さん自身、10代の頃はベテランの俳優と共演する機会があっても、
自分から積極的に話しかけることがなかなかできなかったというが、
ここ数年「演技のことだけでなく、みなさんがどんなことに熱を注いできたのか?
ということにすごく興味を持つようになり、
自分から声を掛けさせていただくことが増えた」という。
本作はまさに、身近に居ながらも知らなかった家族の物語であり、
自分のルーツや家族について知りたいと思わせる。

「そう感じていただければ何より嬉しいです、
 普通に暮らしていると遠ざかってしまう肉親に
 興味を持つというのが伝えたいことなので。
 この映画の物語は決して他人事ではないし、
 自分の生い立ちや自分を産んでくれた人を知るということは、
 これからの自分の生き方にも繋がることだと思います」。


そうかぁ、肉親に興味をもつ、か。
私も両親が健在なうちに、いろいろ聞いておかなくちゃいけないな。
祖父、祖母のことも含めて。
このコロナ禍から抜け出せたら、会いにいかなくちゃ。

昨年末から今年初頭にかけて、
「劇団☆新感線」の舞台でミュージカルに挑戦し、
ドラマ「ラストシンデレラ」では“年下の男の子”を好演。
さらに『キャプテンハーロック』では声優にも挑戦し、
ヴェネチア国際映画祭のカーペットを踏んだ。
来春放送開始の連続ドラマ「僕のいた時間」では
難病に侵された主人公を演じるなど、
常に異なるステージ、役柄への挑戦が続く。


あぁ、ほんとに忙しくしていたんだなぁ。
この頃、異なる役柄を演じ分ける俳優・三浦春馬は、
常に上へ前へ先へ進もうとしていたんだ。
素晴らしいこと!!

これからの役者としての方向性、
 どういう立ち位置でどんな演技ができるのか? 
 やっていきたいのか?
 それぞれの作品の中で自分の役を
 どのようなイメージで見る人に受け取って欲しいのか? 
 そういうものが見えてくるようになったのかなと思います。
 これまで全く考えてなかったわけじゃないけど、
 いろんな作品をやらせていただく中でより意識が高まってきているなと」。

具体的な“未来”のイメージについては
「全部は言えない、恥ずかしいですから(笑)」と濁しつつ、
「映画、ドラマ、ミュージカルにストレートプレイ、
 枠にとらわれずに何でもやっていきたい」と言葉に力を込める。
そしてもう一つ、「いつまでも人の心に残るものを見せたい」とも。

「『自分が』という意味ではなく、
 作品として長く残るもの――その中で生きることができたら、
 ということを思うようになりました。
 映画というのはまさにそういう存在ですよね。
 いまの若い恋人たちに何十年か後、
 彼らがおじいちゃん、おばあちゃんになってから
 『また観よう』と言ってもらえるというのは素晴らしいことだと思う。
 最近になってようやく、
 そういうところに価値を見い出せるようになったと思います。
 だからこそ、そういう作品と出合えるように
 意識も技術も高めていきたいと思うんです」。


うん、そうだよね!
いつまでも人の心に残るもの、見せてもらってるよ。
その日、その時認められるだけじゃなく、
数年後にその良さがわかることもある。
何十年経っても色あせないものがある。
三浦春馬がそこにいた作品は、
これからも未来永劫、残り続けるよ。
そういう作品に出逢えてよかったね。
ううん、そういう作品を見せてもらってます。
ありがとう!


※三浦春馬研究会は勝手に三浦春馬を研究する会です。
 春馬くんのこの表情が好き、このセリフ最高!
 など、ただただ春馬くんを愛で、褒めたたえていく場所です。
 春馬くんのすべてを受け入れ、尊厳を傷つけることなく、
 優しい光に包まれるように、春馬くんを語っていきます。





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Last updated  2021.10.17 11:03:11
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