こまた☆たまこのジュネーヴ通信

もっと以前のプロローグ


30歳の誕生日を迎えた頃から、「高齢出産」の文字が他人事に思えなくなってきた。っと、いうのもその当時、結婚の予定は全くなく、来年の今頃、わたしはどこで何をしているのだろうか?と考えるほど、わたしの人生に確実なものは何一つ無かったから。

そして、一つの失恋をキッカケに、わたしはスポーツクラブに入会した。デートの予定が無くなった今、自由な時間のスケジュールを埋める必要性を感じたからだ。

中学、高校を通して、一応運動部に所属していたわたしではあるが、体育会系の兄に言わせると、「お前のは中途半端」っという程度の「ボチボチ・スポーツ・ウーマン」のわたしだった。

自分の性格から考えて、飽きっぽいし、根性が無いから、マシーンで鍛えたり、もくもくと走ったりのメニューを一人でこなすのは絶対に無理。最初はチト抵抗があるけど、一度始まったら、決まった時間内体を動かし続けなければならないスタジオ・クラスに参加することにしよう。っと、自分を半ば強制的に追い込んでみた。(笑)

ところが・・・・、このエアロビ・クラス。一ヶ月でハマッタ。

自分でも驚きだったが、有酸素運動をした後の爽快感が何とも言えず気持ちが良いのだ。この効率良く汗をかくことが可能なエアロビ、最初はぎこちない動きだったわたしも、2カ月もすると体を動かすことが楽しくて仕方なくなっていた。

そんな頃、久しぶりに会った同級生に、「たまこさん、なんか活き活きしてるね、肌の調子も良いし。有酸素運動って本当に体に良いんだね?」っと言われたのをキッカケに、わたしのエアロビ・ライフは加速した。

それ以後、数年間に渡り、エアロビはわたしの生活の一部になった。高齢出産に対応する為の体作りの基礎は数年前にこうして始まった。また、同時に抗老化ビタミンとされるビタミンEを摂取するようになった。

サプリメントに関しては、賛否両論だと思うけど、わたしはどちらかというと賛成派だ。サプリ信望者というほどでもないので、あくまでも足りない栄養を補うという感覚で、日常的にマルチビタミンとスピルリナAも摂り続けた。

また、これは意識的にそうしていたワケではないのだが、この時期のわたしの特徴的な食習慣として、ほぼ毎日「海藻類」(わかめ・もずく・ひじきなど)と「納豆」を食べていた。その理由は、「ただ好きだったから」なのだけど・笑、結果としては海藻類の持つ豊富な栄養素(ヨード・ミネラル・カロチン・鉄分)、大豆のイソフラボンが女性ホルモンの安定に貢献し、妊娠に適した体内環境の維持に役立ったのではないかと思う。

また、これはダイエット目的であったのだけど、わたしは毎日「黒酢」を水で割って飲んでいた。たまおさんがわたしの家に滞在していたとき、「麦茶」と間違えてテーブルの上に置かれていたこの「黒酢の水割り」をうっかり飲んでしまい、えらくしょっぱい顔をしていたっけ・笑。血流が良いことは妊娠にも有利のはず。

注)わたしが行っていたのは、妊娠に適した体内環境を整えることであり、卵巣年齢を若返らせることではありません。卵子は胎児の時点でその細胞の元は出来上がっており、それがある年齢に達すると排卵されるので、本人が年齢を重ねれば当然卵子も年を取ると考えます。つまり、35歳で排卵される卵子は当然35歳時点での卵子となるワケです。


わたしの周囲では、30歳台前半で第一子を設けた人が多く、彼女達から聞く体験談は、非常に参考になった。また、そのほとんどが計画妊娠であり、30歳台になってからの有益な子作り情報はこうして秘密裡のうちに収集された。(笑)同時に、自分が年齢を重ねること=子供の成長の証となる子持ちの同級生を羨ましく思ったのもこの頃。

そして、たまおさんと知り合い、将来のことが何となく描けるようになったある日、自分の体のリズムを知る為に「基礎体温」を付けることにした。わたしの生理周期は、ほぼ正確で28日。遅れても2日程度。日常的に運動をしている為か、平均体温は若干高めであることが分った。また、低温期・高温期も比較的ハッキリした線として現れていた。

基礎体温表は、「あなたは比較的計画妊娠に適した体ですよ。」と言っているように思えた。

そして、移住前には、婦人科検診に出向いた。子宮と卵巣の状態を知りたかったからだ。若干心配になるような事もあったが、概ね良好な結果だった。


2004年末の移住後、わたしの年齢を考慮し、互いの合意の下、2005年初頭より子作りを開始した。(笑)わたしが意識したのは、「タイミング法(排卵日前後に・・・・)」のみ。平行して「葉酸」を飲み始めて血液量を増やし、毎朝「豆乳」を飲み続け女性ホルモン値の安定に努めた。また、回数が減ったとはいえ、納豆も食べ続けた。せっせと黒豆茶を飲んでは、出涸らしをケーキに入れて焼いていたのもこの頃。それからダメ押しで、時折、女性に良いとされるハーブティーを夜に飲んで体温を上げては、たまおさんにウインクを送ったりした。(笑)

こうして数ヶ月、機は熟したように思えた。



もしかして・・・?へ



記) 2005年7月13日




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: