ふるさと散歩道

ふるさと散歩道

2008/09/12
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カテゴリ: 日々感想
その2-2
爆発音は5K 離れた私の家からも 聞こえたらしい。
外側から惨状をみた父親が すぐに感じたことは これで、終わりだと思ったということで結婚したての嫁を実家に帰すことを思いながら  帰ったらしい。
町民の多くの方達は私が死亡と考えていたらしい。それが生き残ったために、当時「駄目職員」として早速首にする必要があると、あちこちから言われていたらしい。 と言うことが後でわかって この時点から 今まで心の中に残った様々な問題が私を悩ませた。「ガスコンロのつまみの位置 載せられたヤカンの状況 から とっさに ガスが漏れていると考えた私の「止めなければ」との思いが 結局 着火させてしまったことになる。当然ながら出ているガスの量や、配管上のチューブの状態や 栓が開けられていた状況を なぜそうなっていたのか、等という大事な点はまったく不問のまま」 この出来事は、終わった。
 この時に 死んでいれば 私につながる子供たちはいなかったし、今の私は当然いないし、「ほたる」の「命の最終章」として 「ほたる」とむきあうこともなかったし、逆に「ほたる」が「線香」あげにきてくれていたかもしれない。

AERAの記事から頭の中をよぎる壮絶な死を私はもうひとつ留めなければならない。
かつて長野県の篠ノ井総合病院院長 新村先生のがんとの闘いのことだ。これももう10年以上たってしまった。院長先生から教えられたことはその後の私と今の社協の経営と言う問題の原点としての患者と医師の関係や、医療と福祉の関係や多々あるものの先生から教えられた様々な状況を考えるといまだに遠く及ばない。長野県の福祉の翼にて同行したドイツでの先生から聞いた話や、夜の酒場での先生の話は翼が終了した後も年に二回ほど先生が逝くまで続いた先生との福祉研究は、参加した研修生の多くに影響を与えたはずだ。
 先生はがんの痛みと音楽について自ら最後まで研究していた。もう一度みんなでヨーロッパに行くよといって旅程表を作って送ってもらったコースを まだたどってはいないが、肩身にもらったような気がする小さなグラスの重厚な重さと深い光が時どき当時の元気であった先生がドイツの酒場で笑いながら話してくれた頃を思い出す。





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Last updated  2008/09/12 04:30:10 PM
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masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…
ごろびん @ Re:十五夜 お月さん (10/04) 美しい~!!! あ、どうも、ご無沙汰し…
etenraku2577 @ Re[1]:ほたるの日記から(09/15) さくら まことさん 訪問ありがとうござ…
さくら まこと @ Re:ほたるの日記から(09/15) 医療の現場はいろいろなパターンがある。 …
etenraku2577 @ Re[1]:花の季節(04/17) ごろびんさんへ ありがとうございます。 …

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