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先週の土曜日、東京国際フォーラムにこのライブを観に行きました。ホールには「歓声禁止」のポスターがあり、アンコールの「魔法の黄色い靴」でも一緒には歌えず、腕を振り上げるだけだったのがちょい残念。私のblogのアクセスレポートを見ると、このライブのセットリストの記事がよく読まれているのがわかり、あの場にいらっしゃった方がこのブログを見てくださっているのだろうと、連帯感を感じます。それにしても、途中の15分休憩のときにお手洗いに並んだおぢさん方、あまりに長い行列でした。私もそうですが、トイレが近いからしょうがないですね。でも、そうしたおぢさんに配慮頂いたのか、休憩は実質20分ほどあったので第二部の頭からちゃんと見られて幸せでした。第二部のしょっぱながあの歌とは思いもよりませんでした。あの歌、45周年のときにもやりましたよね?ネタばれになるので、セットリストのいちばん最後(アンコールの最後の最後)だけネタばれさせちゃいましたけど、ご勘弁を。だってこれ定番ですから。あ、そうそう来年7月1、2日の東京国際フォーラムが決まったって、財津さんがおっしゃってました。よし、来年もいくぞう!
2022年06月07日
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昨日のアクセスレポートで、下位の方のアクセスがこれ。その後「チューリップを文学的に読み解く」シリーズでは1枚目のアルバム「魔法の黄色い靴」の1曲目から順番に歌詞を鑑賞してきたのだけど、一番最初の頃は、任意に自分の好きな曲を採りあげていたのだとわかる。----------------------------------------------------------------------82年に出たチューリップ第二期の第三弾「2222年ピクニック」に所収のこの曲。君の季節 財津和夫作詞・作曲1.自分で出した 言葉の罠に はまっては 笑い出す 怒り出す 泣きはじめる 眼の前の アイスクリーム 溶け始めたよ 別ればなしに アイスクリームは 似合わない2.立ち上る 歩き出す ドアに立ちどまる 開かない 自動ドア 君はしかめ面 怒ったように 自動ドア 踏み直しても 故障なのか 自動ドア 君はあきらめる3. 土砂降りで 濡れた ぼくのシャツを 直ぐに 乾かしてあげると 優しく 気を効かせたつもりで ガスの火の上 燃やしてしまったね4.もどってくる 座りなおす プイと横を向く 口惜しそうな 顔つきで 大声でわめく 回りの人に恥ずかしい フルーツ・パーラー 別ればなしに フルーツ・パーラーは 似合わない5. 怒りっぽくて 嘘がつけない ちっとも 優しくなかったけれど 僕だけには よくわかってた そんな君の 素晴しさが6.今年も季節が 変わりゆく 君の季節が やってきた---------------------------------------------------この曲は最初、コップに水を入れて木琴にしたものでメロディを奏で 一章節奏でたところでガラスが割れる音から始める。戯れに「君」が演奏した木琴(水琴)だけど、不器用な「君」はコップを落としてしまったのだろう。1.では「君」が笑ったり、怒ったり、泣いたり。自分で言った言葉が自己撞着を起こして、どうにもならなかったから感情的になるしかなかったのだろ?言葉の罠を用意するくらいなら、別れ話を持ち出す決意をしているときにアイスクリームを選んじゃいけない。------------*閑話休題僕が韓国に行くことが決まっていた2002年。同期のUと社食で昼ごはんを取る列に並んでいたら、僕らのすぐ後ろに担当役員が並ばれた。Uは弁が立つし仕事も人一倍できるので担当役員の覚えもめでたいが、僕は口下手だし、偉い人の前に出ただけで緊張する。社食ではメインや小鉢を自分で選んで、全部選び終わったところで精算してテーブルについて食事する形式。当然、僕ら二人の前に担当役員が座る。「ところで韓国の方はうまくいってるか?」と聞かれ、僕はしどろもどろ。Uが助け舟を出す。いけないことに僕は健康のために小鉢は納豆。かきまぜる時間が掛かるし、それをご飯の上に載せてかき混ぜる時間も掛かる。食べている間は口の中が粘ついてしゃべれない。結局担当役員とUは食事を終え、僕は一人残って食事を続けるわけにもいかず、ごはんの上に沢山納豆が載ったのを半分以上残して席を立った。Uが後で僕に言った。「担当役員と一緒に食べることがわかったら納豆はいかんぜ。」「君」のアイスクリームは、僕の納豆だ。------------2.では自縄自縛の「君」がついにどうにもできなくて、席を立って去るのはいいが、やっぱり不器用でうまく店を出られない。ついていないときはついていないもので、自動ドアが故障しているのか、「君」は出られない。どこまで経っても不器用な「君」だ。3.は昔の回想。1,2の様子を見て、そういえば、と昔も今も「君」は変わらないな、と苦笑する僕。4.外に出られなかった「君」は戻ってくる。すごくばつが悪い「君」。僕は困る。別れ話に似合わないフルーツ・パーラー。ここでやっと場所がフルーツ・パーラーだってことがわかる。5.これは僕が「今」この場面を思い出しながら、全然変わらない「君」の純なところをいとおしんでいるんだね。不器用なところも、怒りっぽいことも、すべて僕にとっては素晴らしかったんだ。6.そんな風に「君」と別れて何回目かの夏。夏は君の季節。1、2,4と現在性を出して、まるで映画のように、最初は僕と「君」とのクローズアップ。席を立つ君をカメラが追って、お店の様子が写る。戻ってきた君のわめく声にこっちを見る周りの人たち。そこは高野フルーツパーラー?そんな風に今を映し出す映画の映像のような情景描写があって、5.で実はそのときから何回か目の巡ってきた夏に僕が「君」を思い出していることがわかる。--------------------別れ話はどちらが切り出したでしょうか?きっと「君」だよね。このときの僕は若すぎて、そんな「君」を上手になだめる術を知らなかったんだ。
2022年03月11日
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昨日のアクセスレポートを見ていたら、この記事がごく低いアクセスを記録していた。「注釈チューリップ」?こんなシリーズやってたっけ?本文の冒頭を読むと、「チューリップを文学的に読み解く」の前身らしい。すっかり忘れていました。読み返してみて、なかなかよく書けていると自画自賛する出来栄えなので、最近私のblogを知った方にも読んで頂きたくて、ここに再録します。残念ながら最近の世相はこの時よりももっと悪くなっているように感じます。----------------------------------------------------------------------僕がいつかやりたい仕事は、チューリップの全作品を読み解くこと。ことはじめにこの曲からやってみたい。あとで注釈をする関係で1行毎に番号を振ります。I dream 財津和夫作詞・作曲1.”神様はいる”とひと言 みつめたね2.この頃 ぼくも思うよ ”幸せはある”と3.毎日続けて不思議な夢をみる4.どこかで君が待ってる そんな馬鹿な夢5.美しさや優しさが少しずつ6.地上から消えてゆく7.そんな気がする時は君に逢いたい8.歪んだ心で時々傷つけた9.気付かなかった このぼく許してくれるね10.青空が青すぎて 泣いてしまったり11.戦争が今日もまた12.人々を倒したら 君に逢いたい13.どんな孤独にも いくつの悲しみに14.微笑みながら生きると 心に決めたよ15.誰より君を愛した ぼくが居ればいい-------------------------------------------------並の人間だったら、1行目の”神様はいる”と君が言ったら、2行目は、「この頃ぼくも思うよ ”神様はいる”と」と詞を書くはずなのだが、財津さんは深い。つまり、神様と幸せは同義であり、ささいなことを幸せと思う人間の心に神様が宿るということだ。毎日続けてみる夢の中の「君」は神様か、天使か、それともなぜかチューリップを去ってしまった親友だった吉田彰か。このアルバムが出たのは84年。このとき既に5~6行目のように日本や地球はなっていた。そして今の世の中を見るともっと悪くなっている。今の、少なくとも何かを変えようとしている福田さん率いる自民党と昔ながらの手法で政権と取ろうとする、それでいて無策の民主党の小沢さん。どうせ政権をとったって無策なのだから、こんな対立軸を出すより大同団結すればいいのに。世相がそんな風にすさむと心の拠り所である、神様か天使か吉田さんに逢いたいというのが7行目。8~9行目は吉田さんへの想いか?はたまた、「この世に神はいるのか」と思ってしまった自分を表白する懺悔か。10~11行目。すさんだ世界の最たるものが戦争だ。そして、すさんだ世界に直面すると、「これだけは変わらないもの」に縋りたくなる。また、美しすぎて、しかも優しい青空を見ると泣いてしまって、その側に同じように泣いてくれる同志か、恋人かにいて欲しいと思う。美しいもの、優しいものも心が通い合う者同士で分かち合いたいのだ。13~14行目。この世の中の美しいもの、優しいものを愛し守り続けたいという想いをもって生き続けるのは孤独な生かもしれない。だけど、誰より神様か天使か吉田さんか、を愛したぼくが居れば、いつかは類魂が混じり合って一体となるときが来るだろう。その大いなる日のために・・・・
2022年03月08日
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ご存知の方も多いと思いますが、この週末、チューリップ関係のTV番組が2本あります。1.NHK BSプレミアム 2/6(土)21:00~22:30 「伝説のコンサート チューリップ in 武道館」2.NHK BS1 2/7(土)21:00~21:50 「ザ・ヒューマン 財津和夫」1番目のチューリップライブは解散して再結成のときのものです。NHKは昔からチューリップ好きです。チューリップはお行儀のよいバンドですから、NHK向きなのでしょう。尤も、NHKもこのところ変わってきており、結構ぶっとんだ放送も多いですけど。昔やったライブは、「ふたりがつくった風景」の頃、「フィジカルソング」の頃のものを覚えています。「ふたりがつくった風景」はYoutubeで動画を検索するとライブ映像のものがそれ(NHK)です。私は土曜日の21:00は観る番組はないのでこれを観ますが、日曜日の21:00~はTBSの「天国と地獄~サイコな二人」を観ていますので、どうしようかな。NHKプラスでBS1も観られるのかな。パラビで「天国と地獄」見られるのかな、パラビで見られなくても翌週の日曜日の昼下がりに再放送やってたかな。「天国と地獄」は、「半沢直樹」→「危険なヴィーナス」の流れでそのまま見始めたものです。階段を転げ落ちて二人の体と心が入れ替わるのは、大林宣彦監督の「転校生」そのままですね。それと、高橋一生君が体と心と入れ替わるのは、昨年の秋ごろだったかNHKでやっていた、リモートで作ったドラマでありました。忘れましたけど、彼と、ムロツヨシと誰か女性と猫の体と心が入れ替わるの。一生君は猫と入れ替わるのではなかったかなあ。 チューリップファンにはどうでもよい余談でした。それでは、明日と明後日のこれら番組、お見逃しなく。
2021年02月06日
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Well(Mr. Good-bye) 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルMr. Good-bye もう君と逢う日が やって来た笑いながら話せるさまた一人になったことMr. Good-bye すべてには終わりがあるけれどにぎやかだったあの日々も抽斗の中しまうだけ夢が叶うとか消えるとか人はよく言うけどこの頃やっと 僕は気づいた夢はただ絵を 描くようなものMr. Good-bye さようなら君にこそ さようならまた少しずつ歩くだけ魔法の靴でこの道をMr. Good-bye この僕は強い男? 弱い男?Well, well, well, well, well, wellWell, well, Mr. Good-bye-----------------------------------------------------------------------いよいよこの曲を最後にチューリップは解散です。この曲はライブではやったことがないと思います。フィナーレの中野サンプラザ。すべてのライブが終わった後、この曲が会場に流れただけでした。中野サンプラザはいっぱいで、中に入れなかったファンは、ホールで聴いていました。そのくらい、第三期のチューリップも応援してくれたらもっと続いたのかもしれませんが、この前のライブでは空席が目立ってました。この曲、コード進行とピアノの音的には、ギルバートオサリバンの「Alone Again」に似てます。シンプルなあっさりした歌。最後、別れでもじっとりしないのが財津流。何度も出逢った別れを擬人化してMr. Good-bye.高校時代に吉田彰と出会い、チューリップを結成し、吉田が抜け、上田が抜け、姫野・安部が抜け、でも宮城やその他の新メンバーとチューリップというブランドを維持したけれど、ついにチューリップ解散でまた一人になる。また少しずつ歩くだけ。原点に戻って魔法の黄色い靴で。お疲れさまでした。財津さん。これでチューリップ歌詞鑑賞と周辺雑感はひとまず終わりです。次回は、懲りずに財津和夫歌詞鑑賞と周辺雑感に進みます。よろしく。
2015年12月17日
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This is my home town 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルNew York City いかがですか?今 福岡のホテルのレストラン手紙を書いてる時々思い出してよトキメキ あの日のままで待っているThis is my home town手紙の裏に そう書き足したThis is my home town僕を育てた海を 見においで写真だけじゃ不安なのさでも信じること それが今、いちばん大事なことだね時々電話かけてよトキメキ 手紙の中に入れるからThis is my home town手紙の裏に そう書き足したThis is my home town僕のふるさとの街 見においで(後略)--------------------------------------------------------------------さよならメロディSTATIONMy endless love songストロベリー・スマイルブルー・ヴェルヴェット イン ブルーThis is my home town後奏で、上記の曲のメロディが少しずつ流れるのがステキ。彼女はNew York Cityに留学しているんだろう。彼女と僕とはたぶん東京で出会ったから、彼女は福岡に来たことないんだろう。「僕を育てた海を見においで」・・・僕という男を育んでくれたのは故郷の海や山だから、僕の自慢の故郷に君も来て僕の故郷を好きになってほしい・・・そういう気持ちはよくわかる。僕=故郷。故郷自慢=僕自慢。チューリップの昔の曲では「別れはいつもものわかりがいい」に、「僕の生まれた街を一度見せたかった」という歌詞があって、この曲では彼女を故郷に連れてくる前に二人の関係が壊れてしまっている。「写真だけじゃ不安なのさ」・・・昔の曲「黒い髪のリサ」に、こういう歌詞がある。「写真の君は いつもやさしい 恋はみんなに平等だから」。みんなの注目の的であるリサに恋焦がれて悶々とする僕。部屋の中に飾ってある写真の中の君はいつも僕に微笑みかけてくれる。現実では僕のことなど歯牙にもかけてないリサだけど、空想の中では僕とリサとは恋仲なんだ・・・こういう、昔の曲へのオマージュが入っているんだけど、全体的には、財津さんにしては少しチープな歌詞だと思う。チューリップが解散することになったので、「切り捨てたはずのふるさと」(夕陽を追いかけて)である福岡にまたお世話にならないと食っていけないかもしれないから、ちょっと挨拶しておこうか、という感じがしないでもない。
2015年12月16日
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ブルー・ヴェルヴェット イン ブルー 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル素肌に着ていた ブルーヴェルヴェット君のぬくもり窓の木漏れ日が 揺れる床に脱ぎ捨てられた風がやさしい 海を見下ろす白い部屋波が激しく砕けるように 抱き合ったはずだよ何もかも捨てていい 逢えるならあのブルーヴェルヴェット指先に揺らめいた せつなさの海のようなブルーヴェルヴェット強がりばかりじゃ とても生きてゆけない涙ばかりでは できやしないさ 何もできない鮮やかだった君のシナリオ このドラマたとえば炎 ただ炎だけ燃えれば終わるのさこれは恋 ただの恋夢なんだ あのブルーヴェルヴェットもう二度と逢えないの 悲しみの海のような ブルーヴェルヴェット-------------------------------------------ヴェルヴェットというと、ユーミンの「ベルベット・イースター」を思い出す。「ベルベット・イースター」はユーミンの曲の中でも僕が最も好きな曲のひとつ。ベルベットというとあの触感だけが思い浮かぶ。この歌のブルーヴェルヴェットはドレスなんだろうか、それとも下着?素肌に着ていたブルーヴェルヴェット。まだぬくもりが残っているから、君はこれを脱ぎ捨てて部屋を出て行ったばかりなのだろう。でも素肌に着けていたものを脱ぎ捨てて出て行ったというから、もしこれがドレスだったら素っ裸で出て行ったことになり、ありえないから、下着を脱ぎ捨てて、洋服は着たままで出て行ったのかなあ。あのままいけば抱き合ったはずだったんだが、何か僕が変なことを言ったのか、抱きあえずに彼女は出て行った。「何もかも捨てていい」と思っているのは、そのシーンから時が経った後だろう。ブルーヴェルヴェットの君に逢いたい。彼女が書いた鮮やかなシナリオに沿って僕は演じさせられ、でもドラマを捨てて君は去った。最後に炎の場面を入れてくれればすべて燃え尽きて終われたのに、唐突にカットされたから僕は終われない。恋=ドラマ=夢 だろうか。だからって、諦めきれない。せつなさでブルーに包まれる。はあ、この歌詞、鑑賞するのが難しい。僕がこういう大人っぽい世界を経験したことがないせいだろう。
2015年12月15日
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My endless love song 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカル誰にだって大事な微笑みがある奪わないで こわさないで誰にだって大事なものがあるから奪わないで こわさないでMy endless love song このままずっと命の限り地球には大事な海があるんだ奪わないで こわさないでMy endless love song このままずっと命を讃えて同じ人間同士 戦いそして疲れ尊い愛を知った あの日を忘れないで僕には大事な君がいるから奪わないで こわさないでMy endless love song このままずっと命の限り同じ人間同士 戦いそして疲れ尊い愛を知った あの日を忘れないで-------------------------------------------------------------------------曲には明るい色調があって、「同じ人間同士・・・」のところからの転調も美しい。だけど詞は、なんとなく理解できるのだけど、上っ面な感じがして、感動には至らない。「奪わないで こわさないで」って一体誰に言ってるんだろうか?神様?それともスーパーパワー?「同じ人間同士 戦いそして疲れ 尊い愛を知ったあの日」っていつ?そんな日があったっけ?揚げ足取りのようだが、「僕には大事な君がいるから 奪わないで こわさないで」はおかしい。「君」は古語の「ご主人様」「おおきみ」を言っているのでなければ二人称。直接対面している相手のことだから、そのあとの「奪わないで こわさないで」は「君」に言っていることになる。「君」が、奪い・こわす力をもっている存在=神様だとしたら、「僕には大事な神様がいるから、神様、奪わないで、こわさないで」ということになるが、これは意味不明。「僕には大事な女(ひと)がいるから」とすべきだったろう。いつものように宮城さんには厳しい私でした。あしからず。
2015年12月14日
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STATION 丹野義昭作詞・作曲、メインボーカル電車を待ちながら 無口だったね二人ただ君の細い肩先 抱き寄せた求めすぎた愛は いつの間にか僕らの心の隙間 広げたよ帰ってゆく 遠い町へ君のすべてがさよならのSTATIONざわめく人ごみに好きだと言えずに笑顔で見送った土曜の夜はいつも 君と映画を観たね「恋に落ちて」のラストシーン覚えてる喧嘩するたび君は 部屋を出て車の波見ていた 歩道橋心の色変えてくれた 君のすべてがさよならのSTATIONあの日の君の眼にあふれてた愛を忘れないよ今も君が大好きだった この場所もブティックが続く街 変わったよ心の色変えてくれた 君のすべてがさよならのSTATIONあの日の君の眼にあふれてた愛を忘れないよ今もさよならのSTATION自然なやさしさで風のように君を愛せばよかった-----------------------------------------------------------------比較的若いメンバーである丹野義昭が、いつもの技巧のない素朴な歌い方で歌う。これはこれで結構味があっていい。歌って難しいですね。この人は歌が「うまい」かと言われると決してうまいほうではないと思うけど、でもなんだか惹かれるものがある。対照的に宮城さんは器用貧乏みたいな感じがする。「恋に落ちて」は僕も観たけど、ラストシーンがどんなだったか忘れてしまった。デニーロとメリルストリープだったと思うけど。たぶん、オールナイトではなくて家でビデオで観たんだろうな。歌詞全体を見ると、彼女の方にはまだ愛情があって、僕の方でも特に強がっているわけでもなく、なんとか続けられそうな感じはするのだけど。財津さんの歌詞のように、一つの流れてしての辻褄は合わないけど、行きつ戻りつのぎこちない恋愛が若者のそれだと言えば言えるわけで、丹野の若く素朴な歌い方にはジャストフィットだから、これでいいんだろう。
2015年12月03日
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逢う度に逢いたい 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル夢をみたい みたい みたい君とみたい みたい みたいベージュの傘が近づいてまたきょうも 君に逢えたやがてTwilight Twilight Twilightせつない Tonight Tonight Tonightレインコートの中に咲くこの花を抱いてしまいたいSexyは美しいちぎれて欲しい 黄昏の白いバラ細い雨に 濡れた唇友達でいられない夢をみたい みたい みたい君とみたい みたい みたい雨に煙る街の灯り幸せの予感にじませて手錠をかけた二人のように寄り添って歩いてゆくSexyは美しい壊れて欲しい 黄昏の白いバラ君の足元映すショーウインドー友達でいられない------------------------------------------------------詞も曲も素敵で、さすが財津和夫。曲は単調で始まり、「Sexyは」から長調に転じる。二人はまだ友達以上恋人未満というのか、深い仲にはなってなくて、「逢う度に逢いたい」と思うほど気持ちばかり高まっている。二人を包む雨が、黄昏が、雰囲気が男の欲望を亢進させる。Tonight Tonight Tonightは財津ソロの「二人だけの夜」の中のリフレイン。今夜こそお前と深い仲になるという決意を込めた夜の歌。「TULIPIANの服を着た君」ではSexyページをめくって、開いて、ちぎった訳だけど、この曲ではSexyは美しく、ちぎってみたく、壊してみたいのだと。高まりゆく欲望と衝動を抑えたリズムと歌詞で表現する技は財津さんならでは。
2015年11月23日
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3月29日 花曇り 高橋裕幸作詞・作曲、メインボーカル水面には揺れる花びらまだ少し肌寒そうにしばらく会えなくなるだけさよならじゃないさだって君のその髪きっと誰も奪えない僕色に染まってるからずっと君が好きだよもっとそばにいたいよただそれだけ現実は悪い冗談鳥だけが自由に舞うよ少しだけ君が気掛かり夢見がちな分だって今のくちづけきっと思い出せるよ涙の味がしたからずっと君が好きだよもっとそばにいたいよただそれだけ---------------------------------------------------------美しい曲。ボーカルもうまい。惜しい人を若くして失くした。歌詞は状況がよくわかる。公園のなかだろう。公園の池に桜の花びらが落ちる。「しばらく会えなくなるだけ」だから、彼女か僕が遠くへ行くのだろう。喧嘩別れじゃない。「現実は悪い冗談」だから、彼女が遠くへ行くのか、僕が遠くへ行くのかわからないが、たぶん社命による転勤だろうと思う。花曇りの3月29日、華やぐ春も目前にしたどんよりした一日の公園でのたおやかな時間が目に浮かぶ。
2015年11月20日
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Crossing 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカルシグナルが変わり 人ごみに君を見つけたカフェオレ色したスーツ二年も経つんだね 二人過ごした日々熱い鼓動よみがえるあの日のことを 謝りたいけれど好きさ きっと今もだから そっと君を 見送るだけさ震えるコインを コートにくるめるように愛してくれたね僕を夕日が落とした 君の長い影駅へ続く坂道に駆け寄って過去を抱きしめられたら少し 大人びた瞳は誰かを見つめてるんだね好きさ きっと今もだから そっと君を 見送るだけさ----------------------------------------------------------------------曲自体は重厚感があってよい。だけど歌詞はやっぱり宮城さん。Crossingは交差点。交差点の向こうに、二年前に別れた彼女を見つけた。「渋谷Flower Friday」という曲を作った宮城さんだから、僕が思い浮かべる場面は渋谷駅から宮益坂だったか、ナントカ坂を見る方向に彼女がいる風景。だけど、2番の歌詞では「夕日が落とした 君の長い影 駅へ続く坂道に」とあり、渋谷駅から坂道を向いた方向の東西南北はよくわからないけど、この歌の主人公が渋谷駅から坂道を見ているなら、彼女は坂道を下ってきているはずであり、彼女の影は彼女の後ろ側にあるのだろうか、手前側に伸びているのだろうか?そんなことがうまくイメージできず混乱する。また、「震えるコインを コートにくるめるように」というのは、比喩として極めて理解しがたい。比喩の上手な財津さんに近づこうと努力したのかもしれないが、なんだかよくわからない比喩で、いただけない。やっぱり宮城さんの歌詞。
2015年11月18日
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ストロベリー・スマイル 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル地下鉄の音にも 消えてはくれないさよならの 悲しさは二人には このホームの上が最後のステージさとにかく僕らは 正直に生きた透明な水のように唇を指でなぞれば小さく 微笑んだストロベリー・スマイル君の笑顔に くちづけをストロベリー・スマイルさよならの代わりに幸せばかりじゃなかったでもそれは幸せさ 二人にはドア越しに ただぎこちない別れのパントマイムストロベリー・スマイル君の笑顔で 見つめてストロベリー・スマイルさよならが言えないなら永遠と壁に大きく ダイヤモンド愛のポスターストロベリー・スマイル君の笑顔が大好きさストロベリー・スマイルさよならが 言えないから君との思い出はすべて心の花瓶に差してずっと飾っておくから------------------------------------------------------------------------------「そんなとき女を好きになる」が恋愛をテーマにしたコンセプトアルバムなら、「Well」は別れをテーマにしたコンセプトアルバム。チューリップの最後だから。この曲では姫野達也のバッキングボーカルとコーラスが入り、チューリップファンにはうれしい。タイトルは松田聖子の歌のよう。ストロベリー・スマイルってどんな微笑み?たぶん、あどけなさが残る、根っから人のいい微笑みだろう。地下鉄といえば、「もっと幸せに素直になれたら」で、彼女は靴音を響かせて地下鉄に消えていくのだが、この曲では二人一緒に同じ地下鉄のホームに立っている。彼女は僕とは反対行きのホームなのだが、最後に僕が彼女を見送るのだ。地下鉄が来る前に唇を指でなぞれば、いつもの君のストロベリー・スマイル。思わず君の笑顔にくちづけてしまう。でも君はさよならを言わず、その代わりにストロベリー・スマイル。君を乗せた地下鉄のドアが閉まる。僕は小さく手を振るが、君はストロベリー・スマイルを見せるだけ。さよならが言いたくないんだね。僕だけ残ったホームの壁にはダイヤモンド・リングの広告。僕らの恋は「永遠」にたどりつけなかったなあ。僕も結局「さよなら」は言えなかった。心の中で言うよ「君の笑顔が大好きさ」。そして君のストロベリー・スマイルは僕の心に永遠に残るだろう。
2015年11月11日
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さよならメロディ 高橋裕幸作詞・作曲、メインボーカルさよならメロディ 僕は歌えない君が戻らないならさよならメロディ 僕はつくれない朝の光のような君に聞かせることが できないならごめんと言えずに 強がりの背中を向けた 冬の夜君は部屋の隅 うつむいてかすれた声で 泣いていたさよならメロディ 生きてることは悲しい歌のようさよならメロディ 恋をして失くして何度繰り返す でも君でピリオド打ちたかった何気ない ほんの一言が 心の縫い目を 裂いたのつまらぬ噂のことなんか今ではどうでもいいのさ僕のメロディ 君のすべて飾りたい好きだと言いたい もう一度心のハープ かき鳴らし戻っておくれよ もう一度君と奏でたい ハーモニー--------------------------------------------------------------------いよいよ再結成する前のチューリップとしては最後のアルバム「Well」です。財津さん以外のメンバーがアルバム冒頭の曲を担うのは、「I dream」の宮城伸一郎「エジプトの風」以来2曲目にしてこれが最後。美しい曲を若い高橋君がさわやかな声で歌う。歌詞はこのまま素直に受け取ればいいだけなんだけど、チューリップ最後のアルバムとして、チューリップへのオマージュが一杯込められていると思うのは深読みか?「メロディ」というタイトルのアルバムがあるし、「ハーモニー」という曲もある。「何気ないほんの一言が 心の縫い目を裂いたの」は、「サボテンの花」の冒頭の歌詞「ほんの小さな一言に 愛は傷ついて」の言い換えだし、「心の縫い目を裂いたの」は「心の糸」につながる。今思いついたことだけど、案外当たっているかも。
2015年11月09日
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TULIPIANの服を着た君 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルShe is wearing TULIPIAN.She is wearing TULIPIAN.雑誌を開けば いわゆるひとつの可愛い娘たちのセミヌードぬるいスープのような 写真じゃだめだよ君のアップが欲しいのさ友達以上に ふたりなるべきときさ 理屈じゃないよわかるだろうAh 善は急げYes, yes all you need is love.ペラペラペラ sexy ページめくってみせて sexy ページ開いて 開いて 開いて sexy ページペラペラペラ sexy ページちぎってみたい sexy ページページ one, two, three 見つめていたい君は男を もう選べないいわゆるひとつの 檻の中野卑に 下品に 明るく迫るよ君の同意は いらないさいつか君が 歳とって塩沢トキのような 髪に変えてもかまわないペラペラペラ sexy ページめくってみせて sexy ページ開いて 開いて 開いて sexy ページペラペラペラ sexy ページちぎってみたい sexy ページページ one, two, three 見つめていたい------------------------------------------------------------------------------TULIPIANってなんだろう?接尾辞のian。ヨーロピアン、ケインジアン。ジャニスイアンはちょっと違う。ジューグンイアンはもっと違う。英和辞典で調べると、「~人」「~の」という意味が書いてある。チューリップ人?チューリップの?チューリップ柄の?チューリップ主義?ある程度の歳以上の人には説明の必要ないけど、「いわゆる、ひとつの」はミスタージャイアンツこと長嶋茂雄の口癖。塩沢トキは知ってるだろうか?「笑っていいとも」に塩沢トキとあと2人くらい、同世代女性が放談するコーナーがあった。塩沢トキは髪の形が塔のようになっていて特徴があった。僕が子供の頃にやっていた子供向けドラマ「へんしん!ポンポコ玉」の隣の奥様役が印象的だった。お隣の怪しい様子をいつも双眼鏡で監視していて、タヌキに変身?したりすると、「あ~た、あ~た」と旦那を呼ぶのがお決まり。歌詞の通り、あっけらかんと明るくセクシーな歌。
2015年11月05日
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Mr. チーク・ダンス 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル君の髪に 埋もれたいMr.チーク・ダンス 膝寄せて土曜の夜らしく 抱き合って送ろうさよならの言葉は ダンスの後でなんてそんな歌が 昔あったねこのまま君 抱き続けられたらねえ、チーク・ダンス もう一度チャンス二人にあの日を 連れてきてねえ、チーク・ダンス 踊らせてあのころ よく流行った曲でほほ寄せて もっと強く踊っている間 泣いてたの?濡れている 僕の胸あたたかい 君の涙どうすれば 嫌いになれるどうすれば 人を愛さずに生きて行ける(後略)---------------------------------------------------------------夜の雰囲気のある、艶めかしい曲。財津さんのボーカルも妖艶さを出している。やっぱりこの人は歌がうまい。この歌詞は、2行目にある通り、「さよならはダンスの後に」(sung by 倍賞千恵子)にインスパイアされてできたんじゃないかと思う。倍賞の歌は、女性の側から。財津の歌は、男性の側から。倍賞の歌詞がネットにありました。細やかな女性の感情が描かれています。作詞は男だけど。ひょっとしたら男が願う、ありうべき女性の感情なのかな?女性の立場からは反論あるのかな?http://www.uta-net.com/movie/15109/
2015年11月04日
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渋谷Flower Friday 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカルハチ公前のベンチで 君は泣いてたねナンパする気は ほんとなかったんだ弱みにつけこむなんて 最低なやつさだけどその目に 僕のハート釘付けにされたよロフトで 二人お茶する?エクスで ワインの方がいいかな?どうにもならないくらい 愛しくなることきっとあるよね たとえそれが二分間の恋でもアザロの香りがするねソニアのスーツが似合ってるよ一目ぼれだよ君に 喉まで出かかってやっと止めた 野暮なせりふ 今夜はやめようね思いっきり 金曜日しようよ---------------------------------------------------------------------------------------明るい曲調。今も花金って言葉あるのかな?ロフトとかエクスとかアザロとかソニアとか、バブリーな匂いがする。こんなバブリーな彼女がなぜ泣いていたのか。デートの約束をしていた彼から、突然さよならを言われたのか。当時はまだケータイが普及していなかったころだから、待ち合わせ場所に彼が現れて、「さよなら」を言ったのだろう。そこに現れたひょうきん宮城君。純朴な彼だから、言葉通りナンパする気はなくて、泣いている彼女に「どうしたの?」と声をかけたところ、彼女の目に釘づけになってたったの2分で恋に落ちたとそういうことだろう。最後の歌詞は、性急にことを進めず、じっくり愛を育てようということだろう。
2015年11月03日
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逢えない愛 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル君を見た 黄昏時線路はさんだ 駅のホームアドレスを 消した日から振り向かず 歩いて来た短い髪になった横顔 心の写真は 写した 二人が抱きあい 探した 愛の夢をわかってる 愛は終わった電車が君を 乗せてゆく許して欲しい 傷つけたこと 心の写真は 写した 二人が迷った 愛の地図 二つに分かれた 道でも 僕らはあの時 出逢えて よかった----------------------------------------------------------------------------「ROOM#1022」の次は「ペパーミントの予感」なんだけど、前にセリフのある曲としてご紹介したので飛ばして、その次の曲。美しい曲。歌詞はというと、財津さんにしてはちょっと抽象的というか、わかりにくいかな。なぜ急に「心の写真は写した」が出てくるのか、ちょっと唐突。その前に「アドレスを消した日から」とあるから、アドレスを消したと同時に君の記憶を消したつもりだったけど、思わず知らず心の写真が君との日々を心に写し込んでいた、とそういう繋がりかな。歌詞はイマイチだけど、美しいメロディと財津さんのきれいな声の切ない歌唱が良くて、なんかその感情はよく伝わってくる。
2015年11月02日
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ROOM#1022 丹野義昭作詞・作曲、メインボーカル、高橋裕幸サポートボーカル星空に突き刺さる今夜の摩天楼駆け込んだエレベーター君とふたりきりウインクひとつくれたね咳き込んだ僕にパールピンクの指先からめたルームキー名前もわからない不思議な胸騒ぎ#1022(ナンバー・テン・ツー・ツー)覚えてる 夢で見たこの場面#1022ときめきが時を超えめぐりあう Destiny見下ろす夜のハイウェイ飲み干したロックグラスこのままじゃいられない気が付けば部屋の前突然ドアが開いた揺れる君のシルエット催眠術のようさ見つめるその瞳肩先落ちた髪やさしくかきあげた#1022覚えてる 夢で見たそのしぐさ#1022抱き寄せてぬくもりを感じたいHoly Night(後略)---------------------------------------------------------------------ユーミンの曲のようなゴージャスなイントロで始まるこの曲。若い丹野義昭に高橋裕幸が参戦する。若々しい歌声。若々しいときめきを感じさせる歌詞。おじさんバンド、チューリップの若返りを模索していたのだろう、財津さんは。いい曲だと思う。歌詞も映画の場面を想定したようで、ありきたりといえばありきたりかもしれないけど、そんなおぢさんの感想をはねつけるだけの若さが漲っていていい。技巧もなにもなしに、突き進んでいる感じが歌詞とサウンドと相俟っていい。
2015年11月01日
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真っ赤な花と水平線 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルベッド代わりに ソファでふたり 求め合った開けたままの窓に騒ぐ レースのカーテン 白い炎さこぼれていた南の星 胸に溢れた君のまぶしさ誰もいない 海辺に揺れる 夜のパラソル首のボタン留めた服が 無口がちな君に似合ってた嘘のように溢れる星 嘘のように僕はひとり月の光 夜の真昼 君の背中 白くうねったね真っ赤な花 水平線 恋は消えて 愛が残る恋は楽しい 南の島愛は悲しい 南の島恋は楽しい 南の島愛は悲しい 南の島真っ赤な花 水平線 恋は消えて 愛が残る-------------------------------------------------------------------------サウンドは南の島感のある、イヤーキャッチイな曲。こういうサウンド、何か用語があるのだろうか?昔でいえばちょっとピーナッツぽい曲。あるいは「想い出の九十九里浜」?ちょっと違うかな?いずれにしても好きな曲。詞でいえば最初の3行でサビも含めた一番が完結する。簡にして要を得た曲。やっぱり財津さんの詞は上手いなあ。真っ赤な花 南の島 南の星 水平線 恋 楽しい・・・これが陽。夜のパラソル 月の光 愛 悲しい・・・これが陰。そして陽と陰の融合が、夜の真昼 白くうねった君の背中。改めて財津さんのすごさを知る。
2015年10月30日
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オレンジの花火 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカル彼の面影 引きずってるの恋の代役なら 僕は演じたくはない君の言葉さ 僕は友達南の風が 髪に触るよもう一度だけ 僕とやり直そうか君が夏服を見せるのは今日が初めてだね潮騒がかすかに届くよ古いホテルのレストラン時計外した腕にかすかな日焼けの跡やっぱり好きだ 君のことやっぱり好きだ 君のこと一人の空は いつもまぶしいそんな心が ダイヤル回そうとしたよみおろすヤシの海岸通りあの頃のように 君のからだを今抱きしめて 夜空へ船を出そう空にオレンジの花火が咲いて窓に映るよ君の香りがなつかしいよもうこの手は 離さないで幾千の星たちは限りないやさしさで漕ぎ出した船 照らしている限りのないやさしさで------------------------------------------------------------------------この曲はイントロなしで始まり、段々と盛り上がっていくドラマチックな曲。一度は僕と別れた彼女。その後彼と恋に落ちたが、それを失って久しぶりに僕と会った。「でも、彼の代役をつとめるのは僕はいやだ。」そう言ったら、彼女が言った。「あなたは友達」。南風が過去を僕に吹き寄せる。思わず言葉がこぼれる。「もう一度だけやり直そうか」古いホテルのレストランでのこと。日焼けの色はすでにだいぶ落ちていたから気が付かなかったが、時計を外した腕を見たら僕と過ごしたあの夏の跡が残っていた。やっぱり好きだ、君のこと。「一人の空は・・・ダイヤル回そうとしたよ」・・・解釈不可能。私には意味がわかりません。同じ日のことか、別の日か。どこから誰に電話しようとしたのか?1番の歌詞とのつながりがわかりません。財津さんの歌詞の深みを宮城さんがめざした気持ちはわかるけど、いかんせん実力不足。残念。
2015年10月29日
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トライアングラー・ラヴ・エイド 財津和夫作詞・作曲、ボーカル財津和夫&高橋裕幸恋や恋 恋なすな恋危険な恋に 保険は掛けられない恋や恋 恋なすな恋危険な恋に 人はなぜかトキメク君は雑誌のエディターさ 夜中過ぎまで働いてタクシー待ちの行列で あいつに会った2年前ああ 相手はモダンボーイ「ン」・・・女性の咳払いああ 裕福モダンボーイ恋や恋 恋なすな恋危険な恋に 保険は掛けられない恋や恋 恋なすな恋危険な恋に 人はなぜかトキメク突然君に会いたくて 君の駐車場行ってみた吐息を地面に這わせてる 車の中に影二つああ 相手はモダンボーイ「ン」・・・女性の咳払いああ 裕福モダンボーイ(後略)--------------------------------------------------------------この恋のお相手の女性は、僕の好きな「わがままお嬢さん」ではなくて、「街は黄昏に抱かれ」の、いつも仕事優先、足組んで煙草を吸うモダンガール、というかバブリーガール。ダサい、田舎者の僕はモダンボーイにはなれないからして、僕の負けは確定。保険を掛けられない勝負だが、なぜかトキメキ、恋せずにはいられないのが人の性。
2015年10月28日
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きょうから新しいアルバム「そんなとき女を好きになる」女たちの危険な事情 財津和夫作詞・作曲、財津和夫・宮城伸一郎・高橋裕幸ボーカル「はい」←女性の電話の声あれは夜中の二時怖い夢で目が覚めた君がお化けになった夢わきの下くすぐって僕を困らせたでもやっぱり 君を愛してる「はい。代わりますよ」←女性の電話の声慌てて恋をしよう恋に明日はない地震が来る前に 戦争始まる前に都会の恋に明日はない世界の日本というけれどなんだかいつも悲しいだけ金持ちだけど 日本は日本一止まり恋 せめて恋をしようラララ ラララでもやっぱり君を愛してるでもやっぱり君を愛してる-----------------------------------------------------------------------------しばしお別れのchizuさんはもはや読んでくれていないし、セリフ入りの曲はあの3曲のうちのどれかということで一応の結着はついたので、もういいのだが、男心の未練でしょう、この曲もセリフというか、女性の電話の声や笑い声が入ってるよ。ただ、このアルバムは1982年にはまだ出ていないので、この曲じゃないことは確か。このアルバムは「そんなとき女を好きになる」というコンセプトアルバム。その1曲目。タイトルからして週刊誌の見出しのようで興味をそそられる。で、歌詞はといえば、冒頭は「君がお化けになった夢」を見たというけど、そのお化けはというと、脇の下をくすぐって僕を困らせるという何ともユーモラスなお化け。こういう童話のような詞を書けるところが財津さんの真骨頂。戦争が大嫌いな財津さんらしい歌詞。自虐が好きな財津さんらしい歌詞。地震という自然災害には人は抗えないし、戦争という人災からも卒業できない。金持ちを目指して頑張ったけど、バブルを弾けさせられてへこんでしまった日本人。人、日本人というくくりで括るとなんだか馬鹿なリフレインばかりで悲しいだけだけど、自分をより大きい群や類に括らず個として行動するならば恋をするのが徹頭徹尾自己責任の行動で、どう転んでも人として生きた実感がある。だから、恋をしよう。そういう雰囲気を僕はこの歌詞から感じます。
2015年10月27日
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抱きあって 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル夜の海は見えない感じるものさ今の二人に できることはただ抱きあうだけさ別れられる強さ僕の方はないさ海より深く 好きなのにただ想い出 愛して僕はとても 生きられないただ激しく 愛したあの日にまた 戻りたいとどうして 言えなかったいちばん悲しい海に二人やってきた季節外れに 切った髪のうなじがやさしいね別れられる強さ君にだってないさ波が揺らすよ あの日々を(後略)------------------------------------------------------------------------------------財津さんがソロで出した「ラブストーリーを君に」もこれと同じころだろうか?ドラマチックな曲の構成が似ている気がする。別れ話が出た二人の男女が、おそらくその恋の原点となった海に来たのだろう。秋の海なのだろうか。冬の海は悲しいというより厳しく激しいイメージがあるからきっと秋の海だろう。別れ際の男の未練。女性の方は、別れの決意とともに長い髪を短く切ってしまったのだろうけど。でもそこに見えるうなじには幼さが残っていて、彼女の方もきっと別れられる強さはないように見える。この二人どうなったのだろう。海辺での抱擁が二人をつなぎとめたのか、これが最後の抱擁になったのか。未練たらしい男としては、前者であればいいなと思う。
2015年10月26日
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Primary Color 財津和夫作詞・作曲、財津和夫・高橋裕幸メインボーカル君が去ったあとも ずっと歩き続けた長い夜の街をビルの上ネオンサイン ただついて消えてついて無表情に繰り返す 寂しさ繰り返す風がめくる 過ぎた日々を胸のメトロノーム 確かめ合うように二人抱き合った早く結ばれたから 別れも早く来たの信号が青にする 誰もいない交差点風がめくる 過ぎた日々を原色の街は 巨大な夜の舟誰を乗せて行く道路まで明るさが 溢れた店のように生きてゆけたら 生きてゆけたら風がめくる 過ぎた日々をこの街はまた大きくなったふたりはまた 遠くなった---------------------------------------------------財津さんと高橋ヒロのツインボーカルが冴える。歌詞もそうだけど、全体的に夜のイメージが色濃い。途中サックスも入り、大人の夜の雰囲気。ネオンサインがついたり消えたりする様は、無機質な大都会を思わせる。その上で所在なく歩き続ける僕。でも、その大都会自体が僕を含む全ての都会に住む人を乗せた舟のようにとにかく前に進んでゆく。都会の街はまるで生きているかのように、すべてを自らの糧にして大きく成長してゆく。都会と自分との距離感が遠くなったり、近くなったり。所詮、その都会を離れてはもう生きて行けない僕がいる。
2015年10月25日
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夏の女神 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカル冷やしたグラス 頬に当てながら変わらないね 気のないそぶり踵つぶしたスニーカーで 白いパンプスをつついてみたからかわないで ムードを出してそらさないで 夏の瞳ライムが似合う 赤い唇ヘップバーンカットの 夏の女神 見つけた呼び出し電話 席を立つ君少し上手の レディーさ出会いは去年 秋のマリーナなぜしばらく 会えなかったの心に杭を 打ち込んだままそう君は 恋のオペレーター君の胸と ビールの泡がこぼれそうさ 夏のテラスどんな願いも 叶うならば素肌を見せて 夏の女神見つけた(後略)-------------------------------------------------海辺を感じさせる明るくてゴージャスな曲調。去年の秋にマリーナで出会った彼女。何回かデートしたんだろう。キスまではしたかもしれないけど、その先には進めなかった。そうこうするうちに冬が来て春が来て、彼女には会えなかった。そして巡り来た今年の夏。マリーナで久しぶりに会えた。僕の目は彼女の一挙手一投足に釘付け。でも彼女は僕の視線をするりと抜けて席を立つ。このときはケータイはないから呼び出し電話。誰からだろう?なぜ彼女がここにいることを知ってるの?深い仲の彼氏がいるの?「愛の遭難者」ではダイアナ・カット。こちらはもっと古いヘップバーン・カット。僕をいいように操る夏の女神。
2015年10月22日
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夜明けのベイシティ 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカル見下ろす港の灯 窓を開けば風が過去を運ぶ 愛に揺れる二人ここで君を抱いたね あれは2年前さ指輪を渡したのは 中華街の店その肌も 目も 唇も僕だけに 愛あふれさせて言わないで もう言わないで暫くは恋人同士さいつか外国船が 汽笛を鳴らす誰のせいでもない 時は止められないそばにいるのに遠い 君の肩先想い出語らないで 憎みたくないからもてあそぶ その黒髪は誰かを待って 輝いてる戻れない もう戻れないでも今は 昨日に返って(後略)---------------------------------------------------------------サウンドはハードで結構こってる。舞台はヨコハマのホテル。別れの前の最後の逢瀬。ドラマチックが好きな宮城君の書きそうな歌詞。
2015年10月20日
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「Blue」 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル人ごみあふれた街へ出てみたTVの繕う明るさが辛いから公園通り わざとらしい日曜日You know I need you,I know I need you君に会いたい空は哀しい青が落ちてくるでも君が・・・すべてを愛に変えた君公園に咲く 噴水のまぶしさも別れを重ねて 傷ついたあの日々もYou know I need you,I know I need you君に会いたい春は哀しい 夏は哀しいでも君が・・・秋は哀しい 冬は哀しいでも君が・・・----------------------------------------------Chizuさんが喝破していたように、チューリップというか財津さんの詞はおとこの弱さも赤裸裸に描き出す。スマートな小田さんとは違う。この曲の詞も典型的にそう。イントロなくいきなり始まる。この曲は好き。彼女と別れて、すべてがいやったらしく感じるこの僕。そして、僕はその気持ちを春夏秋冬まる一年持ち越すわけだ。常套的な詞からすれば、春は哀しい、ときたら夏は冷たい、秋はせつない、冬はわびしい とか少しずつ言葉を変えるべきなんだろうが、全て哀しいことで、同じ感情の強さを一年間持続していたことがわかる。春夏秋冬はめぐるから1年といわず、2年か3年かもしれない。
2015年10月18日
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Change- I Love You 宮城伸一郎作詞、丹野義昭作曲、メインボーカル丹野義昭北ウイングの 黄色いソファー時計気にしている 君を見つけた白いスーツに 青いサムソナイト昨日噂聞いたよ パリに行くこと Stay Stay with me 言葉にならない I Love You 突然すぎてChange 恋が愛に 変わってゆくChange 今気づいた 君への愛そばにいておくれあまりに君が 近すぎたから傷つけたことさえ わからなかった昨日の夜は 眠れなかった気が付いたら リムジン飛び乗っていたよ Stay Stay with me まだ間に合うなら I Love You わかってほしいChange 戻っておいで 君の心Change あのゲートをくぐる前にそばにいておくれ(後略)------------------------------------------------------------チューリップの第三期メンバー丹野義昭が若々しい声で歌う。曲自体は重厚感があって悪くない。しかし、歌詞から喚起される物語の奥行きが浅い。じっくり鑑賞できないなあ。北ウイングというドラマチックな場を設定して盛り上げているだけで、現実感に乏しい。彼女は傷心旅行でパリに行くのだろうか?バブリーな時代だからお金はもってて、簡単にパリに行けちゃうのかな?それとも彼女は「まれ」みたいに世界一のパティシエをもともと目指していて、でも彼がいたから暫くパリ行きを躊躇していたが、傷つけられて別れたのを機に、本来行くはずだったパリに行ったのか?それに、なんだかこの彼氏は、刹那の感情に動かされるだけの深みのない男に見える。恋が愛に変わるというけど、宮城さんの定義する恋と愛はどう違うの?財津さんはたくさんの曲で恋と愛の違いを明かしているからわかるんだけど、宮城さんのいう恋が愛に変わるの「恋」がどんなもので、「愛」がそれとどう違うのかわからない。財津さんの定義とは違う感じがする。それに、彼女が自分から遠く離れていこうとする現実を目の当たりにして強く揺すぶられた感情が「愛」で、それは、今までの「恋」と違うって本当に言えるんだろうか?ただの強い後悔じゃないの?歌詞だけ味わおうとすると、なんとも物足りない
2015年10月15日
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子犬の太郎さんのブログに、私が9年前にコメントしたもの。はずれました。そんな小金は全然たまってません。汲汲としてます。未来はわからないものです。-----------------------------------------------------------------ノストラダムスの大予言が流行った頃、僕は小学生。1999年の時に自分は何歳になっているだろう?と数えたところ37歳。それだけ生きられればいいや、と思ったものです。今思えば37歳はまだ若造ですので、こんなんで人生分かった気になっちゃいけないですが、当時は何せ小学生ですから分からなかった。 その1999年も無事に過ぎ、今や2006年。そして2015年はあと9年後。9年後に僕は54歳でまだ働き盛り。できうれば豪華客船で世界一周旅行できる程度には小金もたまっていることを祈ります。 (2006年01月13日 00時19分53秒)
2015年10月13日
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2015年世界旅行 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルピカソが住んでた街を二人で歩いてみたいフルムーン 皺くちゃの2015年世界旅行バルセロナ カサブランカ ナポリボンベイ巡ってエジプトフルムーン 杖ついて2015年世界旅行そのとき僕は67可愛げのない年寄りさそれでもまだ 必要だと思ってくれるかい君は孫の写真を眺めては絵葉書にペンを(後略)----------------------------------------------------何気に2015年だけど、今年は記念すべき年。なんせこの曲のタイトルの年だし、バックトウザフューチャー2で、マイケルJフォックスがホーバースケボーで空を飛び、タクシーが空を飛び、NIKEのジャンパーがボタン一つで、水気を吹き飛ばすのがこの年。今年、財津さんは67歳なんだなあ。皺くちゃでもないし、杖ついてもない。孫はいるのだろうか?僕が67歳になるのは、あと14年後。どこでどうしていることやら。日本か、外国か。この世か、あの世か。
2015年10月13日
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モーニング・スコール 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルモーニング・スコール 目覚めればバスルームに シャワーの音君のぬくもり シーツにやさしい雨のように肌をすべる この指先眼を閉じ 受け止めて扉あけた冷蔵庫が髪のしずく 光らせてる君が好きだよ君が他の誰かと抱き合って 歩いていた人は言うけど信じない 信じようそんなこと どちらでもいいここに君がいればいいそれが僕の愛(中略)恋はいつもファーストシーンラストシーンのない映画さ明日なんか知りたくないそれが僕の愛(後略)------------------------------------------------------モーニング・スコール。朝の驟雨。なにかと思ったらシャワーの音。僕がいながら君は誰かと浮気してる。そんな噂があるけど、今君が僕と一緒にいることこそが真実。それだけでいい。前曲「危険なEmotion」の続きなんだろうな、この歌詞。
2015年10月11日
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危険なEmotion 松本淳作詞・作曲、高橋裕幸メインボーカルあいつと違う声がして慌ててるのか君はコインがないよ切れちゃうよもうあいつはやめて今夜 泊めて 泊めてねえ 君の部屋に悪い女になればいい今夜 泊めて 泊めて聞こえているだろう言葉のナイフを受け止めて広いベッドの独り寝は寂しすぎるよ今夜前から君を狙ってたもうあいつはやめて今夜 泊めて 泊めてねえ 君の部屋に悪い女になればいい今夜 泊めて 泊めて誰にもばれずに今夜行くから その部屋へ(後略)--------------------------------------------------------------------高橋裕幸が若々しい声で、歌う。歌詞も若さ全開。鑑賞のしようがない。そのまま。これが若さの特権だろう。おぢさんにはまぶしい。この歌詞もわからない世代があるかもしれないですね、携帯、スマホ全盛の時代では。彼は公衆電話から彼女に電話してます。発信人の番号なんか出ないから、誰が電話してきたかわからない。彼氏かと思ってはずんだ声を出した彼女は、彼氏と違う俺の声を聞いて慌てている。ひょっとしたら俺はストーカー予備生かもしれない。でも高橋ヒロの甘いマスクと声。彼女が受け入れてくれさえすれば、俺はもはやストーカーではない。そういうことです。
2015年10月01日
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愛になりたい 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル愛になりたい 愛になりたい愛になって 君を愛したいピンクのトップコートなんと派手な忘れ物昨日の夜のことはやはり夢じゃなかったよ古いジャズが好きなんて少し気取り過ぎるけど君ならいいさ 君ならいいさ君なら何でも 許せるさ愛になりたい 愛になりたい愛になって 君を愛したい理屈のなさそうなそんな君は とてもいいねどんな時代が来ても君と二人 うまくゆくさ酒はダメだと言いながらワインを5本空けた(中略)ヘッドフォンをつけたままの口づけが忘れられない(後略)-----------------------------------------------------------------------------------ここで歌われる女性は、バブリーな匂いがする。僕はわがままお嬢さんの女性像の方が好きだな。そして愛になりたい、と言っている男は彼女よりかなり年上だろう。で、ヘッドフォンをつけたままなのは、おっさんだろうか、彼女だろうか?分別を弁えたおっさんが、彼女と一緒にいるのに一人ヘッドフォンで音楽を聴くとは思えないので、いかれた彼女の方だろう。ワインを飲んでいい気持になってヘッドフォンで音楽を聴きながらおっさんにキスしたのだろう。そんな女性の奔放な行動をすべて許せるのはおっさんの包容力。でも僕はわがままお嬢さんが好き!←ひつこい。誰もおまえの趣味なんか聞いてない。
2015年09月30日
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アルバム「Jack is a boy」が終わり、「Primary Color」です。わがままお嬢さん 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル喜劇映画みながらいつも思うけど前の座席たたいて 笑わないでくれぼくは ポップコーン 君はたこやきくんぼくの 膝に持たせて わがままお嬢さん でも仲良しさん なかなか なかなか なかなかなもの わがままお嬢さん でも仲良しさん なかなか なかなか なかなかなもの最初はそろえた膝に バッグをのせてロマンス映画にそっと涙をぬぐった お嬢さん食事しながら いつも思うことだけどケーキを二個はできたら 食べないでくれ君はステーキばかり ぼくは野菜サラダいつもよこどり 大好きなトマト わがままお嬢さん でも仲良しさん なかなか なかなか なかなかなもの わがままお嬢さん でも仲良しさん なかなか なかなか なかなかなものアンッチョビ・ピザの小骨がこわいといったりナプキンの上ハンカチのせてた箱入りお嬢さんドライブのたび いつも思うことだけどもっと疾ばせと できれば言わないでくれキスする時 眼を開けないで後ろの車に 手を振らないで---------------------------------------------ドラムを強調し、あとべース、ギター、キーボードとシンプルな構成で奏でる軽快なロック。「Primary Color」というアルバム名の通り、原初に還ったようなサウンド。その1曲目。結構好きな曲。財津さんがシャウトしながら歌う。財津さんの著書「私のいらない」でも、財津さん自身この曲が好きだと言っている。男の悲哀を含んだ自虐ソングが好きなんだそうです。関西人は自虐ネタをよく使うらしいけど、財津さんは九州人でありながら関西も好きなのは、自虐が相通じているからみたい。この曲で歌われる「わがままお嬢さん」、魅力的だな。「街は黄昏に抱かれ」という曲では、彼女はバリバリのキャリアウーマンで、煙草はスパスパ吸うし、デートしても待たされるのはいつも僕。「いっそ仕事と結婚したらきっと毎日幸せだろうよ」なんて歌詞もある。「でもいつも君を許してしまう 街は黄昏に抱かれ」と続く。「わがままお嬢さん」で歌われるお嬢さんは「街は黄昏」のキャリアウーマンとはまた違う女性像で、ある時代の女性像を映しているんだろうか。僕は「わがままお嬢さん」の方が好きだな。村上春樹ならば「やれやれ」と思わず呟いてしまう、だけど惹かれてしまう女性像がそこにある。たこやきくん、っていうスナック菓子は今でもあるのかな?「キスする時 眼を開けないで」で思い出すのは、芥川龍之介の「侏儒の言葉」の中で、女学生が、「なぜキスする時には自然に眼をつぶるのでしょうか」だったか、「キスする時には眼をつぶるべきなのでしょうか」だったか忘れたけど、学校ではむしろそんなことを教えてくれた方がいい、といいう件。これを読んだときには僕はキスの経験はなかったけど、確かに、なぜだかわからないけど、キスする時には自然に眼をつぶることに大人になって気が付いた。なぜだろう?距離を置けばきれいに見える彼女の顔も、超接近するとあばたが見えてしまうからかな?それとも眼をつぶって彼女を銀幕スターに置き換えるせいかな?それとも、唇と舌に五感を集中させるために、眼をつぶることが必要なのか。そういえば、また思い出したけど、キムタクの出てたドラマ。さんまちゃんが刑事で、深津絵里が、さんまちゃんが火事の家から救い出して自分の娘にした女の子で、実は彼女はキムタクの妹。キムタクは冷血漢で、でもイケメンだから女性はいちころ。井川遥とつきあうんだけど、井川とキスするときにはしっかり眼を開けたまま。確か、キスした後にキムタクは井川を射殺してしまうんだった。だけど深津とキスするときには眼をつぶる。眼をつぶるかどうかが本当の好きかどうかの分水嶺なのかな。自分の妹とキスしたキムタクはどう感じたのだろうか?エロスは感じないだろうな。純粋な愛の交歓かな。「バックトウザフューチャー」でも、過去にタイムトラベルした自分の息子とキスするお母さんが「なんか変な感じよ」と言っていたことを思い出す。浅田次郎の、なんという小説だったか、そこでも同じような場面が描かれていた。ひどいね。「あれあれ」「それそれ」の歳に僕も突入している。これじゃあ、わがままお嬢さんもつきあってくれないね。
2015年09月17日
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Jack is a boy 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルあの頃はまだ12歳なぜか二人は仲良くて放課後はいつも公園の黄昏の中くぐり抜けたまだ子供だったとき覚えているかい 冬休み結婚しようと言ったこと白い吐息を見せながら君は笑って頷いたあれは本気だったんだ Jack is a boy Betty is a girl 初めて覚えた英語 Jack is a boy Betty is a girl 一緒に覚えたね月日が風に流されていつか大人になっていた遠くへ君は越したままどこでどうしているの僕はふつうの男でいる Jack is a boy Betty is a girl 初めて覚えた英語 Jack is a boy Betty is a girl 一緒に覚えたね(財津さんのつぶやき)Jack is a boy Betty is a girlJack is a boy Betty is a girlJack is a boy Betty is a girlJack is a boy Betty is a girlJack is a boy Betty is a girl------------------------------------------------Chizuさん、この曲も最後に財津さんのセリフ(つぶやき)がありましたが、発表されたのは1986年か7年なので、彼氏の部屋で聞いた曲ではないですね。僕にはこの曲に二つの違和感がある。1.僕が初めて習ったのは「This is a pen」。ドリフで志村けんが「This is a pen」をネタにしていたから、志村けんと私は同世代?そんなことない。志村は財津さんとのほうが世代が近いだろう。財津さんは本当に、「Jack is a boy」だったのだろうか?「This is a pen」では歌になりようがないから、財津さんが勝手に変えた?まずここに違和感。2.詞の全体の着想が財津さんにしてはひねりがなくてあまりに陳腐。子供のときの無邪気な約束、ありがちなきれいさでつまらない、違和感を感じる。だから残念ながら僕はこの曲をあまり好きになれない。
2015年09月15日
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無邪気な夜 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル今すぐ会いに 会いにゆきたい無邪気な夜だから 君にわがまま電話だけでは きっと眠れない君の香りを運んだ 風のせいさ せつない せつない 恋の物語 書かせて 書かせて 甘い物語子供のように 甘えていいね他人のような言葉は もうやめて何も見えない 過去も未来も二つの影だから 求め合うだけ(後略)--------------------------------------------------------------------無邪気な夜っていったいどんな夜なんだろうって思いません?無邪気な夜のメロディはポップかと思いきや、しっとりムードのある曲調。僕は結構好きな曲。ひょっとしたら彼は、「くちづけのネックレス」の彼とは違って、彼女の部屋を辞して、最終電車を見過ごさず一旦自分の家に帰ったのかもしれない。家に着いて、彼女に「今、帰ったよ。きょうはありがとう」と電話したけど、彼女の声を聞いて彼のハートに火がついてしまったのだろう。「このままでは眠れない」。タクシーを拾って彼女の部屋に向かう。後先考えず、自分の気持ちの赴くまま。それは子供の心=子供みたいなわがまま=決して下心があるわけじゃあない=邪気がない=無邪気。きっとそういうつながりなんだろう。若い彼の鬱勃たるパトスを感じる。おぢさんにとっては、なんだか羨ましくもまぶしい。でも、若いとはいってもやはり子供とは違うだろう。子供だったら二つの影が追いかけっこはするかもしれないけど、求め合ったりはしない。
2015年09月10日
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くちづけのネックレス 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル戻ってきたよ 明日まで待てずに忘れられない 君の笑顔が最後の電車を 見過ごしてきた音だけ消した テレビの灯り白く浮かぶよ 君の素肌が夜空に揺らめく 星屑のように髪をそっと持ち上げうなじから胸元へ甘くつくってあげるくちづけのネックレス去年の今は 友達だった感じていたよ 二人の未来きっとこうして 愛し合えると(後略)-----------------------------------------最後の電車といえば、「せめて最終電車まで」を思い出す。あの曲では、喧嘩して僕の部屋を出て行こうとするおまえに、「せめて最終電車まで話相手になってくれそれが最後の贈り物さ おまえから俺への」と懇願する。あと、「I am the Editor~この映画のラストシーンはつくれない」にこんな詞もある。「行ってしまえよ 君なんて最終電車はあと5分白いTシャツに 赤い口紅つけなおして僕がもう一度やり直そうと言う前に」こちらは、懇願ではなくて強がり。これら2曲と比べて、この「くちづけのネックレス」はなんと幸せなことか。たぶん二人はプラトニックな関係だったのだろう。最後の電車が発車する前に僕は君の家から出て行った。「じゃあ、また明日ね」と言いながら。でも迸る若さと情熱と君に向けた愛は、最終電車を見過ごして僕を君の家に戻らせた。そして二人はゆっくり結ばれることになる。「音だけ消したテレビ」その画面の灯りに浮かび上がる君の白い肌。そしてその君のうなじから胸元へつくってあげようというくちづけのネックレス。じっくり想像するとエロチックなんだけど、全くそれを感じさせないのが財津さんの力量だろう。この曲、確か、バレンタインデーの向こうを張って日本に流行らせようとしたスペインの「セントなんとかデイ」のテーマ曲。日比谷公会堂に、江本君や弟や会社のSさんと一緒にライブを見に行ったことを思い出す。あれは1986年くらいだったろう。なつかしい。
2015年09月04日
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Dear my friend 松本淳作詞・作曲、メインボーカル突然ベルに驚かされ飛び込んできた君の声隠せない例の(?)さびしさ「夢から覚めた」なんて言わないでダイヤル回せよあいつに君らしくない どうしたの?いつも遠くで見るだけとりあえず精一杯の友達さ僕と君悲しいくらい友達さDear my friendあいつはとてもいいやつさ本当は君が好きなんだ素直になれないだけだよ夢ならつかめばいいのさ君から僕に言えるのはそれだけ笑顔の君が好きだよいつも遠くで見るだけとりあえず精一杯の友達さ僕と君悲しいくらい友達さDear my friend心のベルが響いたよ今夜聞けない君の声気が気でないよ「Your line is busy」←女性のセリフ夢さえ見てはいけないの僕は?そんな愛があるなんて与えるだけの愛なんていつも遠くで見るだけとりあえず精一杯の友達さ僕と君悲しいくらい友達さとりあえず精一杯の友達さ僕と君悲しいくらい友達さDear my friendDear my friend, Dear my friend, Dear my friend-------------------------------------------------------これもセリフがありました。ただ、このアルバムが出たのは1985年か6年だから、Chizuさんが彼氏から聴かされた曲ではないですね。本当は僕が君を好きなのに君はあいつに夢中で取り乱している。そんな君に僕はJust a friendとして励ましたりアドバイスしたり。「夢から覚めた」「夢ならつかめばいいのさ」「夢さえ見てはいけないの」「夢」をキイワードにしたこの3つの歌詞はうまいと思う。財津さんのバッキングボーカル「いつも遠くで見るだけ」が魅力的な曲。
2015年09月03日
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チャイニーズ・ドレス 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカルあと5分だけ ぬくもりを消さずにいてコーヒーもいらない 君がほしい朝なんだだから熱い唇 はなさないでソファーのチャイナ・ドレスまだ着てほしくない昨日のパーティー 君のひとり舞台だよ視線にジェラシー 寄り添う男がいたねグラス床に叩きつけ 出てきたのは君はついてきてくれる そんな気がしたからYou just lonely girl引き返せないI love you so目を離せない(後略)-----------------------------------この曲も悪くない。結構浮気な女性なんだろうな。そうすると余計に惹きつけられるのが男。
2015年09月02日
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ジンク・ホワイト 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカルあれから幾度か 恋に出会っては何度も消したよ 君のおもかげあのとき揺れてた 瞳には夢をみる 輝いた僕が映ってた 君を抱いて 夢を抱いて 愛を抱きしめた 激しすぎて 優しすぎて 不器用な愛があった心のキャンバス 塗り替えたいよ絵具は ジンク・ホワイト君に渡すから(後略)-----------------------------------------荘厳な雰囲気のイントロで始まり、ドラマチックに展開する曲。ジンク・ホワイトってどんな色?私は知りません。そういえばチューリップの曲には時々聞きなれない色が登場します。フロスティ・レッドセルリアン・ブルーなんとなく素敵!
2015年09月01日
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実はタイトルに偽りあり、この曲は財津さんのソロアルバム「宇宙塵」の中の曲です。悪魔の子守唄 財津和夫作詞・作曲、ボーカル悪魔の声に変調した財津さんのセリフ「おまえが人間になりたいと言うからこの歌を歌ってやるんじゃー」ひとつ 人は いつもひとりぼっち信じているのは 自分ひとりふたつ 二人で 生きてゆくならなおさら 心は ひとりぼっち ※だからだまっておやすみ 牙をやすめて おまえが大きくなるために 歌ってあげよう この歌を※ウイスキーボンボンの 中身だけ飲んで煙を吸えば 大人のしるし道路の上は ゴーカートだらけ四角い箱から 出てくるハンバーグこれが人間の国みっつ 短い命なものだから他人をだましても お金儲けよっつ 夜はもの悲しいけど他人にテレフォンなんかしちゃだめ ※くりかえし※ <悪魔のいびきの音、猫の鳴き声他>多くの人からショバ代とってそれで暮らしてる 政治家の人たちソフトクリームを ひげそりに使って小さなドーナツが 結婚のしるしこれが人間の国 Yeahいつつ いつかは人は死ぬもの<悪魔のセリフ→「悪魔は死なない」>むっつ 無邪気に愛しちゃダメ誰も好きになっちゃダメななつ 涙は嘘と嘘のミックスジュースやっつ やっぱりひとり前の人間になるには難しい<悪魔のセリフ→「むずかしいよ、おじいちゃん」「そうじゃろうね、やっぱし」>-------------------------------------------このアルバムは財津さんがチューリップ在籍中の1978年に発表。1982年のよみうりランドで行われたチューリップの1000回目のライブの生ギターコーナーでも歌われています。このライブのCDも出ています。ライブでのこの曲は歌詞はもちろん同じですが、枕の財津さんのMCあり、歌唱は財津さん一人でなく、宮城伸一郎やあのボーカルを封じられた安部さんも歌っていて、ライブ客席のファンが安部さんの部分に大きな歓声を浴びせています。これじゃない?Chizuさん(今回は結構自信あり)
2015年08月31日
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たえちゃんここは筑前 福岡のXXXXXXXX女子高の1年生その名もXXXXXたえこだで秀才優れし乙女なり一途の恋に夢破れはかなくこの世を去りましたそもそも相手の男とは福岡一の色男それには女があったゆえ諦めきれずに頼みしは 私のお願い聞いてよね 夢も希望もない私 どうして生きてゆけましょう 生きてゆけないこの身なら 戸棚の中の猫いらず 少し多めにこぼしてね 父さん母さん さようなら さよなら さよなら さようなら戸棚に入れし猫いらず飲んで3日はもてりしも4日の朝に息絶えてはかなくこの世を去りました(後略)-------------------------------------------九州の春歌が原曲というこの歌。そのまま歌うと音倫に引っかかるので上記歌詞のXXXXXXXはエロ本でいうぼかしが入っている。音のぼかしとは何ぞや。財津さんの絶叫とピアノ乱打の雑音。XXXXXXXもそんな大した内容じゃないんだけどね、現代からすれば。XXXXXXXの内容が知りたければ「チューリップアンソロジー」というアルバムを買ってください。無修正版の「たえちゃん」が入ってます。Chizuさん、これじゃない?
2015年08月30日
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Chizuさんリクエストで、セリフ又はギャグの入っている曲、それをもう少し拡大して遊び心のあるチューリップの曲その6です。既に5曲探しましたが、はずれてました。その5曲とは、ペパーミントの予感2222年ピクニックHey Judeともだちのあなただからアンクル・スパゲティー(三文歌手)で、きょうは6曲目。但し、私が拡大解釈した遊び心のある曲です。さよなら道化者 財津和夫作詞・作曲、メインボーカル二番目に好きなのがこの僕で一番目は幸せだなんていつも僕を笑わせてくれた君は素敵な道化者だった雲を破った日差しのように暗い僕を明るく照らした道化者の君がいなくなって僕の部屋はまた夜になった※さようなら 僕の道化者死ぬほど好きだと 言えばよかったさようなら 僕の道化者もう一度僕を笑わせておくれ※チーズケーキとモーツアルトが好きで嘘つきと戦争が大嫌いそんな君の部屋の窓辺にももう誰かが住んでしまったよ悲しい時より美しい時に泣きたいと言ってた君だったそんな君がとても好きだったそんな君がとても好きだった※くりかえし※ <財津> <メンバー>子供の頃から僕は 雨の日も風の日も幸せが好きだった 雪の日も嵐の日もどんな時でも幸せが いつの日も「蒼い時」も好きだった 好きだったそして今も幸せが 同左大好きですそして今も幸せが大好きです子供の頃から僕は 雨の日も風の日も幸せが好きだった 雪の日も嵐の日もどんな時でも幸せが 靴の紐 マヒマヒも好きだった 好きだったそして今も幸せが 同左大好きですそして今も幸せが大好きです子供の頃から僕は 雨の日も風の日も幸せが好きだった 雪の日も嵐の日もどんな時でも幸せが いつの日も コーヒーも好きだった 好きだったそして今も幸せが 同左大好きですそして今も幸せが大好きです子供の頃から僕は 雨の日も風の日も幸せが好きだった 雪の日も嵐の日もどんな時でも幸せが いつの日も マントヒヒも好きだった 好きだったそして今も幸せが 同左大好きですそして今も幸せが大好きですララララ・・・-------------------------------------------------シングルでは「さようなら僕の道化者 死ぬほど好きだと言えばよかった・・・・」のリフレインでフェードアウトしますが、LP版では「子供の頃から・・・」というちょっと調子の変わったフレーズが続きます。財津さんが歌う詞とメンバーがコーラスで歌う詞が上記のように違っていてメンバーの方の詞の「日も」が韻を踏んだ歌詞に変わっているんです。明るくポップなメロディに遊び心のある歌詞なんですが、それが本編の主人公のやるせない心をより強く照射していてすごい技巧だなと思います。これじゃない?Chizuさん。
2015年08月29日
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私のブログに探し物をしてくださっているChizuさんのリクエストで、メロディに乗らないせりふが入っている曲を、ということなので、真っ先に思いついたこれにします。今のアルバムから飛びますが、最後期の「そんなとき女を好きになる」というアルバムの中の一曲です。ペパーミントの予感 高橋裕幸作詞・作曲、メインボーカル三度目のデートの帰りに君と混み合う最終快速押されて触れ合った熱い吐息ダイレクト胸のあたり伝わるよ Wow Wow 予感(1982) 1982 「赤い唇」←高橋裕幸本人のセリフ人気のないこのホーム星降るステージ不慣れな大役させりふも出てこない君は瞳閉じている思わずガム飲み込んだ Wow Wow 予感(1982)1982ペパーミントの夢の4秒君からもらえてよかったWow wow ファーストキス Wow wow (1982) 震えてたのは君だけじゃない---------------------------------これでしょうか?チューリップの新しいメンバーである高橋裕幸君が若さあふれる声ではつらつと歌ってます。財津さんでは歌えない曲。バックアップボーカルの(1982)だけ財津さん。歌詞は鑑賞の余地はないですね。ファーストキスの歌かなと思ったら、ちゃんと種明かししちゃうんだもん。でも震えてた割に4秒はがんばってます。セリフのある曲ですが、「2222年ピクニック」という曲に、財津さんがロボットみたいに声をちょっと変調させて、「2222年ピクニック」というセリフが入っています。この曲は前にブログで紹介しました。歌詞はこんな風です。---------------------------------2222年空がまだ青いなら君と二人ピクニックサンドイッチとコーヒーWe can fly We can flyTo the sky to the sky 「2222年ピクニック」←セリフ---------------------------------もうひとつ思い出しました。財津さんが女性のような声で歌う「ともだちのあなただから」---------------------------------かけっこはいつもびりでおお~ 泣き虫の 弱虫の内気な私だったけどあなたなら あなたならおお~ なにもかも捨てていい私のこの命さえ I do I do (I`l really do it honey)←セリフ I do I do (I`l really do it)←セリフ こんな私の気持ちも知らず ただ ふざけて 笑う あなた知ってるわ わかってるおお~ あなたには 友達にすぎない私なのだから 〔ライブでは財津さんが裏声で「間奏~」というセリフを言います〕-----------------------------------きょうのところはこの辺で。また思い出したらセリフ入りの曲をご紹介します。
2015年08月25日
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一秒が愛 丹野義昭・宮城伸一郎作詞、丹野義昭作曲、メインボーカル丹野義昭今日は君のバースデイ磨きたての車で胸のポケット 君からインビテーション20回目のバースデイ磨きたての愛でサイドシートに のせてく薔薇の花束 一秒早く 視線止めて 君のハート奪うことさ Believe me I want to say こんなに 心が叫んでいる I want to say せつないくらいに 君が好きさ (I want to say) ときめく愛 (I want to say) 受け止めてほしい(後略)------------------------------------------------------------------------ゴキゲンでシンプルなロックンロール。チューリップ第三期に新規加入した丹野義昭の曲。ボーカルにも全然技巧がなくて、若さがストレートに出ていて、躍動するチューリップを牽引する意気込みが出ている(ファンや世間一般がそれを受け入れるかどうかは別の話ですが)歌詞については、鑑賞のしようもなくて、そのまんまだけど、「一秒」に賭ける性急さが、疾走感と、生き馬の目を抜くバブリーな時代を表現しているような感じがする。
2015年08月23日
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愛の風 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルきっと今なら あなたに逢えるだろう愛のときめきに 素直になりたいから 花瓶に挿した花のように 二度と咲かない愛があった 笑顔をつくればつくるほど 涙の粒があふれてきた せつない想い出 簡単に 古い写真にならなかった あなたは花が開くような やさしさにあふれていた(中略) 幸せはわがままなもの 若い愛を壊すことがある それでもあの日の輝きは 心の中でいつまでも(後略)--------------------------------------------------------------------------------いきなりサビから始まるキャッチ―な曲。シングルカット向きではあるけれど、現代の、複雑化した曲が好まれる風潮ではやっぱりヒットしないよなあ、この曲。この曲の主人公は、彼女と別れた後、いろいろな経験をして、だから今なら きっとあなたに逢えるだろう、と言うんだろう。財津さんはいくつこんな切ない別れを経験したのか。僕にはないなあ。ないのが幸せなのか、あるのが幸せなのか。いずれも、それを幸せと思えれば幸せなのだろう。
2015年03月15日
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The Promise Land 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルNot the only one I knowFeel going to a land of all`Cause everybody has some dreams to makeImagine we make those dreams come true Sing a song together, honey I`m not the sun we need no money we all hope to chance to live as free we will be.The Promise LandThat is the place we`re going toa Land of FreedomThe Promise Landthat is the place I`m going toto find a light (後略)-------------------------------------------アルバム「Jack is a boy」の1曲目。このアルバムのカバーは、財津さんが背広着て教師に扮していて、大きいチョーク(白墨)が写っている。確か会社に入って2年目で、日吉の独身寮の二人部屋で買ったばかりのミニコンポ、パイオニアのプライベートでよく聴いた。一緒に住んでいたMさんも、このアルバム写真の財津さんを見て、「俺、こういう顔好きだな」と言っていたのを思い出す。手元に歌詞カードがないので、iPodを聴きながら歌詞を拾うんだけど結構ポップで言葉が次々出てくるので、拾うのに苦労した。上の歌詞には、きっと間違いがたくさんあると思います。お許しを。いつか約束の地に必ず行けるのなら、少々辛いことがあっても我慢できる。この歌詞を鑑賞する限り、現実の辛さはあまり感じられないので、約束の地にいつか行けることを信じて頑張って行こうよ、くらいのニュアンスだろうか。
2015年03月10日
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まるで愛のように 財津和夫作詞・作曲、メインボーカルおやすみ おやすみ地球が悲しく回ってもおやすみ おやすみおやすみ おやすみ心が悲しく震えてもおやすみ おやすみ 君がおいていった 一切れのやさしさ 胸を刺して まるで 愛のように 愛のようにメリーゴーラウンド メリーゴーラウンド同じ過ち繰り返しメリーゴーラウンド メリーゴーラウンド(後略)--------------------------------------------------------------------宇宙的な広がりをもちつつ、子守唄のような趣もある静かな美しい曲。「愛」という原動力がなくても悲しく回る地球。メリーゴーラウンドのようにくるくると同じ過ちを繰り返す人類。でも、一日の終わりに安らかな眠りにつく。そのときに僕らを抱いてくれるのは昔のやさしい想い出で、それはまるで愛のように僕らを包んでくれる。そういう感じか。今でもよく思い出すのは、幼いころ一緒に住んでいた祖母が夜よく言っていた言葉;「寝るより楽はなかりけり。いずこの馬鹿が起きて働く」この言葉を聞くと、その一日があまり実りはなくても、とにかく一日を生きて、一日を過ごしての締めくくり。すべて忘れてゆっくり寝ればいい、という包み込むようなやさしさ。他人を出し抜こうと思えば、人が寝ている間にも刻苦勉励すべきなのだろうけど、祖母のこの言葉に大いなる安らぎを感じた昔の僕。根本は今も変わっていない。きょうをとにかく生き延びただけでも偉業だと自分をほめたい。
2015年03月08日
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Lost in the night 宮城伸一郎作詞・作曲、メインボーカル突然の嵐は 二人の胸稲妻で貫いた謎めいたくちづけ君はきっと 下界へ 舞い降りた天使 すぶ濡れの花が 真夏の夜に フラッシュバック 瞬き一つで 愛を焼き付けていくよ素敵に 素敵に 見つめて素敵に 素敵に 愛させてLost in the night(後略)---------------------------------------------------------------------言葉で再現できないのが残念だけど、ゴキゲンなサウンド。安部さんのリードギターは入ってないみたいだし、他のメンバーのコーラスもないみたいだけど、軽快な16ビートのベースとシンセが絡み合ってかっこいい。歌詞は、宮城さんらしく、財津さんや安部さん的な文学的な匂いがない。刹那刹那のイメージを散らばせてあって、僕には解釈不能。
2015年03月02日
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