OBOE-GAKI

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2004'



ヘルパーと介護福祉士の統合は、2006年に施行されるようですが、今、フィリピンの大統領が積極的に、日本に対して福祉分野での人材の導入について協力を求めていらっしゃるようです・・。(フィリピン出身の友人を持つ私にはあまり他人事でもないわけです)
90年代に、介護分野に外国人の人材を導入した台湾では・・(有資格者でなくても働けるといった違いはありますが)
外国人労働者は、夜間と住み込みの介護に特化され、賃金も地元出身の方の3分の1程度のようです・・。

私は、NHKの番組でこの事を知りましたが、賛成派と慎重派で意見が真っ二つに分かれていたのが印象に残っています・・。^^;

個人的には、人手不足で導入せざるをえなくなった場合、チームワークでのフォローがなされやすい、日中の施設介護あたりからなら、より軋轢が少なくてすむかな・・と思いました。

それと、外国人の方の、出身地での福祉・医療分野での資格の有無や、日本での資格の取得、そして、日本語の読み書きも含めた言語理解の能力等、ある程度の基準枠が必要かな・・とは思いました。

そして何よりも、一番大事な判断基準は「サービスを利用する利用者側の立場に立つ」事かと思います。(そういう私も、つい、サービス提供者側から考えてしまいますが・・^^;)

・・この事は、「もし自分がサービスを提供される側になったら、どうしてもらいたいか」といった観点で考えるとイメージしやすいかもしれませんね^^
2004-11-19



●福祉の現場を見させていただいての疑問

福祉の現場を見させていただいての疑問なのですが・・なぜ時が経つにつれて、利用者の方に対して敬語を使わなくなるのでしょうか?

 いくら利用者の方と打ち解けた間柄になったとしても、お力添えさせて頂くスタンスは、何ら変わらないと思うのです・・。
 そして、大抵の場合は、人生経験においても、利用者の方の方が経験を多く重ねられている事の方が多いと思います。 
 相手に敬意を払う事と、相手と分ち合う事は別物ではないか・・そう思います。
2004.10.20



●もし、自分が子供や被保護者だったら・・

・「皆の迷惑になるから・・」
 「皆が困っていますよね?」

・「列から外れてはダメ」
 「どうしてここに居たいのか、わかるように説明してくれますか?」

・「走ってはダメ、騒いではダメ」
 「危ないから歩いてくださいね、落ち着いて、静かにできますか?」 

・「言うことを聞けないなら、そこで見学してなさい」
 「落ち着くまで○分、あそこで見学してみましょうか?」

・「そこにいると、皆の邪魔です」
 「入り口が狭いから、そこにいると他の人とぶつかって痛い思いをするかもしれないので、場所を移動してみましょうか?」

・「いつまで時間をかけるの、もうカギをかけるから早く部屋から出なさい」
 「その部屋にあと何分居たいですか? もうカギをかけて皆○○に移動するから、○○の隣の静かな部屋に行きませんか?」

・・もし、自分がふと、不安な気持ちになった時や普段の日常生活で、周囲にかけてもらいたい言葉は、上の文と下の文のどちらでしたか?^^
2004-07-17



●「Handicap」の語源

昨日受けた講義で、驚きの話を聞きまして・・
「Handicap」の語源は・・障がいを持っている方が、手(hand)に帽子(cap)を持って、その中にお金を入れてもらう・・・状態から来た・・・というものでした。

・・もともと、「障がい」という言葉自体、抵抗があるんですよね。圧倒的大多数の身体的要素側の見解を単語化したというか。

例えば・・殆どの鳥類は空を飛べて、3次元の行動範囲?をもっていますよね。人間は2次元。「できる事・できない事」それだけのことなんじゃないのかなって。

きっと、心理的に受け入れ難いから線を引こうとしてしまうんだと思うんです。たとえばメガネ。あれはもうpersonality(個性)として認識されていると思うんです。だからメガネかけている人を「あの人は障がい者だ」とはわざわざ言いませんよね。

結論として・・私的には「personality」という言葉が抵抗ないんですけど・・
「personal factor」「an impediment」「a disabled person」
どれ使えばいいんだ(爆)
さぁて、これからはどうするかな・・・(^^; 探索・・・
2004.03.17 



●ユニバーサルデザイン

バリアフリーデザインと似ていますが、老若男女、障がいの有無関係なく使いやすい・・というコンセプトです。

シャンプーの横のギザギザ、カードの切れ込み、ビールなどのプルタブの横の点字、、、などなど。

ライター、曲がるストロー、太めでグリップの部分にすべり止めのゴムがついているボールペンなど、当たり前の存在になってしまった物もありますね。

住環境にもリンクしていて・・例えば・・車椅子の方が自由に移動できると言うことは、ベビーカーにも同じ恩恵をもたらす事にもなると言うことになります。^^
2004.3.17 



●・・・福祉関係の講義(心理)より・・・

・本人が、困難すぎる課題や見とおしが立たずに絶望的になっている場合、やみくもに激励するより、本人にとっての、適切な動機づけ、(メリットの提示)が、自主的な行動につながっていく事もある。

・「達成」という目標のためになら、過程の中での、あるていどの「依存心(甘え)」に対する「介助(協力)」は容認する。

・人間の心における本質的欲求
  「認められたい」「人を認めたい」「愛されたい」「人を愛したい」「自分を信じたい」「人の役に立ちたい」

ちなみに、その講師の方は「History」という単語を使わずに「Life story」という表現を使われているんですね。
その講師のその又講師の方(?)が、「History」は「His」と「Story」で構成されているから「her」に対する配慮がないから使わないとか・・
現実に、「 her・story」って俗語はあるみたいですけど・・・(な、なるほど・・(@o@; さすが福祉関係・・)

講師の先生が言っていた事。
「デイサービスの年輩の利用者さんにかけるエプロンはどうしてあんな赤ちゃん用みたいなデザインなんでしょうか」
「車椅子や杖、ショッピングカート・・どうして単一で地味な色なんでしょうか」

・・これには同感ですよ。私、結構、色彩にうるさいんで・・変な所に反応しちゃって恐縮なんですが・・。
ドイツやイギリス、USA、スウェーデンのカタログ見ていたら、ビビッドカラー使って、しかもおしゃれなデザインですもん。
そういや、亡き祖母が、病院で赤ちゃんのよだれ掛けみたいなエプロン下げていた時はショックだったもんなぁ~・・・

ちなみに「ビューティフルライフ」(キムタクと常盤貴子の連ドラですね)のおかげで、かなり軽量で機能的、しかもデザイン的におしゃれな車椅子が出まわるようになったとか・・。 ちなみに私、常盤さんが使っていたものと同じモデルの車椅子に乗らせてもらえたのですが・・うん、自由自在です。バスケも出来ちゃうかも(大袈裟?) 一度乗ってしまうと。標準規格の車椅子が不便に思えてしまいます・・~~;
2004.3.15


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