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2008.12.02
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カテゴリ: 妄想癖?

<12月のキセキ>(ショート・ラブ・ストーリー)



街を歩けば

クリスマスのイルミネーションが

目映いばかりに輝きを放つ12月…

(今年も一人きりのクリスマスかぁ…

クリスマスに一人なんて寂しすぎるよ)

プレゼントを贈る相手もいなければ、

贈ってくれる相手もいない。

好きな人がいるにはいる…でも

彼は、私のことなど

単なる友達…若しくは職場の同僚…

そう思われているだけなんだよねー。



12月23日…夕方6時から

親睦会及び忘年会が

職場の仲間達と行われた。

多種多様のゲームとカラオケで

盛り上がり、その後、二次会へ…

カラオケに行くことになった。

私は

「疲れたから、今回は遠慮させて」と

云って断るが…容赦なく由美子に付き合わされた。

毎年、私はこの二次会の場で

自己嫌悪に陥るくらい

馬鹿なことをしてしまうのだ。

何故って…

好きな人の笑顔が見られるから…

好きな人と同じ場所で笑っていられるから…


場が盛り上がったところで

同僚の由美子が、

「なべあつゲームしょうよ」と言い出し

二組に分かれて競うことになった。

いーち、にー、さ~ん(アホで)と

数を数えていくあのゲーム…

最後の決勝戦まで残った

彼と私、

「容赦しないからなー」と彼

「望むところだわ、イザ勝負!」と私

このゲーム、予想以上に盛り上がります。

ヤンヤ、ヤンヤの喝采…

「もっとアホになって~」

「よっ!色男台無しだねー」などと

周りは勝手に騒ぎまくる。

結果…彼が負けた。


彼「やっぱ、宴会娘は手強いなー」

私「そうでしょ!毎年、伊達に宴会を

  盛り上げてる訳じゃないからねー」

由美子が、

「コレで今夜はお開きになりますが、

今回のゲームの優勝者には二名様ご招待の

クリスマスディナー食事券のプレゼントがありま~す」

と言いながら私にウィンクをする。

「???何??何なのさー」

由美子は私の言葉を遮るようにして

「はーい!皆さん、撤収しますよー。同じ方角者同士は

同じタクシーに同乗して帰ってくださいねー」



由美子と私に彼の三人は同じ方角…

由美子がタクシーを降りた後、

彼と二人っきりになり、

空気が重く感じてしまう私…

場を取り繕うようにして

「今日の二次会は盛り上がったわねー」と

話し始める…

彼「あぁ…君のお陰で楽しかった」

私「何云ってんの、森尾さんのお陰だわよ」

彼「はっはは…君のアホさには勝てなかったなー」

私「やだー、その言葉って少しキツくない?」

彼「いや、最高の褒め言葉だと思うけどね」

私「そうかしら~?なんか怪しいわねー。

  まっ、そう受け止めることにしときましょうか…」

彼「そうだ!運転手さん○○海岸にあるレストランまで

  行ってもらえないだろうか…」

運転手「ハイ、了解しました」

私「用があるんなら私はこの先で降りるわ。

  後は電車で帰るから」

彼「いや、君も一緒にきてくれないか?」

私「誰かと待ち合わせてるんじゃないの?

  私がいたら邪魔でしょう…」

彼「いいや、邪魔にはならないよ…

  それに他の人との約束は無いんだ」

私「どうゆう事なのかちょっと解らないんだけど…」

彼「君は他に何か用事でもあるのかい?」

私「いいえ、何も無いけど。帰って寝るだけよ」

彼「じゃ、僕に付き合ってくれないか?

  実は君に話したい事があるんだ…」

私「私に話?…仕事の話しかしら?」

彼「いいや、個人的な事でちょっとね」

私「個人的なこと?よく分からないけど…

 いいわ、付き合う」

彼「ありがとう…」


(きっと誰かとの仲を取り持つ話だな)

以前にも似たようなことを

他の人から経験した事がある…

彼の話しと云うのもそうかもしれない。

仕方ないな…相談くらいなら聞いてもいいっか…

このときの私の胸中は

実際には穏やかでなかった。

自分が恋している男性から

取り持つ相手の女性の名を聞くのが怖かった。

それを聞いたら私は即。。。失恋だ…

しかし…彼の頼みを断る勇気も私には無い。

(ふえっ~~~今の内に泣いておくか)

暗い海を車の窓越しに眺めながら

私は隣の彼に解らないように深い溜息をついた。



海岸沿いにあるレストランに着いた。

店の中はカップルで満員状態…


私「席が空いてないんじゃない?」

彼「大丈夫だよ、ホラ、こっち」


店の奥の方に行くとテーブルに

予約席のプレートが置いてある。


私「この席、予約席って~いいの~」

彼「いいんだ。僕が予約してたんだから」

私「えっ?」


ボーイが来てテーブルの照明を消し、

キャンドルに火を付けていった。

同じように他のテーブルにも

キャンドルの明かりが灯されていた。


彼「驚かせてごめん。今日のことは由美子女史に

 お膳立てして貰ったんだ…」

私「え~っ?由美子がお膳立てしたって?」

彼「そう…僕が君とこの店に来れるように頼んだんだ」

私「・・・なんで?」

彼「君の事をもっと知りたいとずーっと

  思っていたから…僕と付き合ってくれないか?」

私「うそーー!信じられない…」




なんて云うような恋に恋している

オバサンの臭いラブストーリーでした。

今夜の台詞は、

あの有名な「いい夢見ろよ!」がいいかなぁー









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Last updated  2008.12.03 09:29:11
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