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ですが、この日でこの職場、退職です。
異動拒否。
21時までの勤務は、自分と家族の健康を守るためには、今の私にはできません。
といったところで考慮してくれるわけもないので、退職です。
最後の日の、最後のお宅は、皮肉にも『新規』のご利用者様でした。
退院には、訪問看護受けること・デイケアに参加することが条件! と主治医に念押しされたそうです。
ずっと何年も、家族にすら口を開くことがなかったと聞いていましたが、ご自分から、
「訪問看護って、何をするんですか」
「デイケアの参加って、自由なんですよね?」
「眠れないから、夜中つい外へ出ちゃうんです」
…きちんとお話されていらっしゃいました。
訪問看護もデイケアも、先生は治療の一環としてお考えなのでは? こんなふうに世間話しながら、疑問や不安を少なくしていきませんか? そう申し上げると、穏やかな表情でうなずかれました。
この先を見守れなくてごめんなさい。
帰院して、菓子折りもって各部署にご挨拶回りして、ロッカーから山のような荷物(…資料やプリント、着替えがわんさか…)を持って訪看室に戻ると、
「お疲れ様あ!!!」
師長はじめ皆様から、明るいひまわりの花束を贈られました。
ことぶっきい、涙腺の危機…(/_;)
「本当に、お世話になりました」
と、最敬礼したら。
「…どこの山登りに行くんだ、ってカッコだね…」
1学期の終業式の子供状態(爆)。 2~3泊出来そうなリュックがパンパンなうえに、訪看で使っていたショルダーバッグまで掛けて。
笑いのうちに、懐かしい懐かしい部屋を後にしました。
その後、同期の子と2時間お茶し、名残を惜しんでから帰宅。
終わっちゃった、今日1日。
終わっちゃった、訪看の日々。
地域密着で、バタバタ、走り回る毎日。
1件1件で、テンション切り替えていかなきゃならない、難しい仕事だけれど。
これからは、こういう裾野が、良質のものが、どんどん広がっていく必要がある。 いつかまた…携われる日が来たら…。
それまで、ちょっと休憩。