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我が家の長男君は大学生で、

仙台で一人暮らしをしています。

遠いところに住んでいるし、

理系で学業が忙しく、

なかなか会う機会がありません。

そんな彼も今、大学3年生~

本人は大学院に進んで研究を続けるみたい・・

お金かかるな~(笑)

まあ、世の大学3年生ともなると、

そろそろ「就活」を考え出す時期なのでしょう~



特定の学校を偏重する

「学歴フィルター」などへの批判もあります~

しかし、そもそも日本は学歴社会ではありません。

大卒よりも修士が、修士よりも博士が

採用において重視されるのは少ない・・



という状況すらあるようですね・・

日本では学校歴は重視されがちですが、

少なくとも修学歴(教育段階別の経歴)

はあまり評価されていないことも・・

さらに、修学歴で見ると、

日本は低学歴化に進んでいます。

文部科学省の調査では

大学院へ進学する人は学部卒の1割強しかなく、

しかも近年徐々に低下しているそうです。

経済協力開発機構(OECD)の調査などで

国際比較を見ると、

先進国などで大学院進学率が2割を超す国も。

研究者だけでなく経営者なども修士や博士が

珍しくない欧米と比べると、

もはや日本は低学歴国と言えるのかもしれません。

原因は様々でしょうが、

少子化による人手不足で

企業が大卒者の採用を

強力に推し進めていることも一つの要因かな?

研究者として将来有望な優秀な学生を、

企業がどんどん連れ去っていくとか?

もしかすると、

彼らは日本の学術研究のリーダーとなり、

技術立国日本(の復活?)を支えたかも~

をまさに青田買いで、

実がなる前に買い取ってしまう・・・

でも、職業選択の自由は憲法で保障されており、

学生たちも無理やり企業に拘束されてるわけでは・・

進学と就職をてんびんにかけ、

じっくり検討した上で企業への

就職を選んでいる結果が現状ですね。

就職よりも進学が魅力的なのであれば、

当然そちらを選んだはず~

大卒者の獲得競争をしているという点では、

大学院進学と企業の採用は競合してますね。

大学院と企業の学生獲得への熱量は

明らかに後者が圧倒的!

大学院への進学率が下がっているのです。

ただ、大学や研究機関のせいにもできません。

国立大学が法人化されて

財源確保に苦労している影響もあってか、

日本全体の研究開発費の伸び率は低です。

若手研究者のポストが減り待遇が悪化すれば、

大学院が進路として厳しいのも理解できます。

結局、企業も大学も国のつくり上げた環境の中で

必死にもがいて頑張っているだけで、

低学歴化やそれによる技術力の低下の責任を

彼らのせいにするのは違うかもしれません。

本来は国がもっと研究開発に投資を行い、

大学院に進学して研究者となる魅力を

醸成すべきなのでしょうね・・

何が当たるかわからないフロンティアを

担当するのが研究だとすれば、

投資対効果を求められる企業や

法人となった学校では対処できません。

それができるのは国だけではないでしょうか・・

長男君!がんばれ~

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Last updated  Jul 30, 2024 06:24:20 AM
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