■ママ自身がイライラのもと
「ママ自身の不満足な感情」と「子育てのイライラ」がリンクすると爆発します。
子どもを生み育てるまでは、こんなに自分がイライラする人間だとは思わなかったというママはいませんか？
子どもは大人の理性をはぎとるくらいのエネルギーをもっています。そのため、子どもを育てるということは、ママのエネルギーをとっても使うものなのです。
それを３６５日、２４時間続けるのですから、「ひとりトライアスロン状態」なわけです。
これでは、ママ自身の心の中がよほど安定していないと、とても毎日笑顔のママにはなれません。
あなたは、本当は何にイライラしていますか？
それは、たまたまイライラしやすい子育て期に浮上しているけれど、実は自分の中で不都合を感じている「ものの見方」や「考え方」が原因ということがあります。それを子どもが気づかせてくれたのです。
たとえば、知らない人と話をするのが苦手なママだとしたら、子どもをもつまでは、「私は知らない人と会話することがイヤなの」とやり過ごすことができます。
でも、子どもをもつと、以前からの友達と頻繁に会えなかったり、生活の時間帯が会わなかったりして、気が付くと密室育児になってママも子どももイライラしていた。
近所の公園へ行ってみると知らないおせっかいママがあれこれうわさ話をしていてちょっと入りにくさを感じたとしたら、あなたはどうしますか？
子どもはママに問題解決能力を育ててくれます。苦手な人とのよい距離感の保ち方や「～しなければならない」といった考え方以外の別の選択肢も柔軟に受け入れられるようにしてくれます。
それはママの心の器を大きくしていくことになるので、子育てを通して相手のペースに合わせたり、よりよい関係をつくることが出来たりするようになるのです。
そして、子どもが成長した時には、円熟した女性になっています。
ここでは、子育て以外のことでママがイライラしがちな感情をみつめていきます。
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