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ただいま兵庫県全域にかけて、まんべんなく「水木しげる・妖怪図鑑」展のポスターが貼られている状況でありまして、いうなれば、私のような平民であっても目にすることが出来る娯楽なのであります。展示期間は10/3まで。最近水木しげる関連の話題で敏感に反応する身としては、心のずぅっと奥の方で叫び声が聞こえてくるようでした。『これは行かねば!』と。場所は兵庫県立美術館です。灘駅から歩いて十分ぐらい。海の近くにあって、周りには近代的な建物が立ち並び、近くには港、その向こうには橋......描写がくどくなりそうなので、写真を見てください。◇兵庫県立美術館の海側からみた外観屋根がツッパリみたいで重力的にちょっと怖い気もしますが、これも芸術なのでしょう。それはさておき、「水木しげる・妖怪図鑑」展は3F、チケットを購入後、鼻息を荒くして階段を上がった先には……人、人、人。ディズニーランドの乗り物でもあんなに並ぶのかと思ったり、こんなに人がいたら妖怪の方が驚いてしまわないか? なんてわけのわからないことを考えながら、いざなかへ。◇パンフレット※:このパンフレットは入場しないと入手はできません。たぶん。妖怪が描かれた絵に注釈が付いていて、等間隔で展示されています。『ゲゲゲの鬼太朗』に出てくる妖怪や、京極夏彦氏の『百鬼夜行シリーズ』に出てくる妖怪はもちろん網羅されていて、平安時代や江戸時代に騒がれた『化け物』も含まれていました。どうしても目に入るのはラスボスとも名高い、ぬらりひょんやバックべアードでしたけどね。ここで、子供の頃のお話。たぶん小学生になりたてぐらいかな、近くの児童館で妖怪の本をマジで読んでしまい、怖くて夜眠れなくなった&少しの間トラウマになった記憶があります。その妖怪は『モス』死人の口から蛾が飛んで行くもので、(「もす」は日本語で蛾のこと)今ググってみたけど、けっこう怖い……しかも、わりと近くにガチで、「もす」見たことがある人がいて……で、こうして大人になり、大集合した妖怪たちを観た感想は、風景絵にやたら拘りがあって味わい深い! 勝手な想像なのだけれど、妖怪で架空のキャラクターを遊びも加えた作画をしている分、風景画でリアリティーを出す意図があったのではないか。と考えられます。その時代を追体験できるぐらい、草木、建物の絵は昭和の風土を感じさせるのです。それでいて、木一本に関しても妖怪が宿っている気がしてくる怪しさがあります。◇水木しげる年表これは出口のところにあります。しかし、大正生まれでまだ仕事をしているなんて、どんだけ元気なのか。展示室を終え、資料室へ。ここには水木しげる著書が閲覧できるようになっています。いくつかパラパラとめくっていて、面白かったのは『妖怪の名言集』でした。やたら多くねずみ男のセリフが登場していて笑いそうになりました。元祖ニート妖怪ですね。次は水木しげるロードかな
2010年09月26日
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大御所やベストセラー作家のインタビュー集の本。小説好きなら目次を見ただけでも興奮し、立ちくらみ注意な内容になっている。なんせ、以下のめんめんが一冊に納まっているのである!山村美紗。阿刀田高。赤川次郎。大沢在昌。井上ひさし。内田康夫。五木寛之。勝目梓。菊地秀行。黒岩重吾。白石一郎。高橋治。田辺聖子。瀬戸内寂聴。椎名誠。津本 陽。栗本薫。高杉良。三浦哲郎。村上龍。松本清張。山田詠美。森村誠一。吉行淳之介。吉村昭。宮本輝。渡辺淳一。西村京太郎他。……全部は書けませんでした。しかも小説家ばかり。ノンフィクション作家とかも出られているので、興味があったら本書を手に取ってみてください。 【中古】文庫 あんな作家こんな作家どんな作家【10P24sep10】インタビューアー兼著者の阿川佐和子さんは、作家と会話しているだけで小説を読まずとも現実離れした経験をしたに違いない。他方で基本的に会話文以外は著者の文書になっていて、かなり描写が旨い。この人キャスターじゃなかったんかい! 思わず突っ込み楽なる。よく小説家の日常は地味だって謙遜する方は多いけど、へいへいぼんぼんなおいらにとっては『どこがだ!!』と言いたくなるエピソードに満ちている。大物の謙遜は一般人を凹ませる効力があるらしい。。。気を取り直して、中でも印象的だったのは赤川次郎氏の発言だった。作品を書いていてストレスがたまったら、他の作品でストレスを発散させるという、天性の小説家たる名言であると、僕は認定!てことで、大御所作家の日常をさらっと読みたい方にはおススメ本!
2010年09月24日
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たったそれだけです。■タイトル「ビブリオフィリア」訳は書物愛これは某新人賞に応募して、あえなく落選した作品です。しかし、そういう色眼鏡を持たれずに読まれることを望んでおります。・あらすじ本が人を殺すことは可能なのだろうか?ある小説通りに行われている連続殺人事件に挑んだ、書物を愛した物達が繰り広げるミステリー。http://ncode.syosetu.com/n0140n/■タイトル「異界へのオーバードーズ」の112話こちらは半年ほど中断していた、ファンタジックネット小説です。http://ncode.syosetu.com/n6361g/■タイトル「ミステリアスボード」ニコニコ動画Ver 第二回言わずと、誰も知らない動画で読む小説です。にほんブログ村
2010年09月19日
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妖怪漫画の巨匠、いや、妖怪という定義を世に広めたのはこの人しかいないのではないか。もちろん、他の分野で偉業を成し遂げた方ではあるが、どうしても妖怪漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を思い浮かべてしまう。 このアニメは何と5度TVアニメ化されているらしい! たぶん、僕は学生の頃に再放送バージョンを見ていたのと、泉谷しげるが主題歌を歌っていた最近のバージョンを見ていたので、真の『ゲゲゲの鬼太郎』ファンとしては失格なのだろう。 しかし、故郷の鳥取県境港市に「水木しげるロード」があり、実は今住んでいる場所からそれ程遠くないので、近々行ってみようと思う。水木しげるの娘に語るお父さんの戦記 本書の内容は私小説のような自伝になっている。 ありのままの『戦争』の記録とあって、重苦しい空気をバックに、延々と精神論を語られるのではないか?を想像していたが、(Disっているわけではなく、多くの犠牲が出たので軽々しく扱える題材ではないで)そこは人を楽しませる方である。■読みやすい。文章は簡素で、短くまとまっている。 これだけ苦労したのだから、もっともっと長々書きたいのが、人の心情なのにだ。■困難を困難として受け止めない。 地元を離れ、戦争に連れて行かれるだけでも僕は気が狂いそうになるだろう。エグイ場面があっても、さらりと読ませ、その数分後には大丈夫。危険が伴っても、何とかなるから。と優しく諭されている気がしてきた。 印象的だったのは、外地でのエピソードだった。戦いのため、南洋に向かう。パラオ等に漂流し、サバイバル生活を送る。そこで原住民とであっていく。人生に『もしも』という言葉はあまり意味はなさないのだけれども、もしも、水木しげる先生が紙芝居作家から漫画家にならなければ、確実に外地で出会った原住民と共に暮らしていたのではなかろうか。 成長していき、忙しなくなっていく日本に対し、原住民の貧しくても心やさしい人達の温かい温もりを比較させて、それでも良いのかと問う。 水木しげる先生直々に描いた挿絵の『外地』の比重が圧倒的に多かったのも、戦争で得た教訓よりも、それらをメインテーマで伝えたかったのではないか、と思う。 本書の他に、『昭和史』など、戦争を主題とする作品がいくつかあるらしい。是非、読んでみたいもんだ。
2010年09月18日
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前回の記事でツィッターを埋め込めないのだから、Youtubeも直リンクできないんじゃね?とDisっていましたが、ブログ友からコメントで出来るというご指摘を頂きまして、試してみました。窓際活字中毒者が管理しているブログなので、作家の動画を載せてみます。自分の好きな作家である京極夏彦先生。道尾秀介先生の山本周五郎賞のスピーチ動画できそうですね(^^;楽天ブロクのテクノロジーを甘く見ていました……ちなみに、やり方はスタッフブロクに載っておりました。めっちゃ簡単です。http://plaza.rakuten.co.jp/hirobastaff/diary/201008200001/
2010年09月10日
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他社のブログでツィッターのリアルタイム呟きをブログの片隅に掲載させているものを良く見かけるので、楽天ブログでもできるかやってみたが……できない!そもそも、HTMLタグでJavaScriptに対応していないこれだと、YOUTUBEとかの動画もそのまま貼り付けできないのでは……なぜにこのような仕様になっているんだ楽天ブログ。
2010年09月04日
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