つやつや髪になろう!




つやつや髪になろう!髪の毛に関するABC


ハワイへ行くと、海で泳いだり、強い紫外線による髪へのダメージが、傷みの原因になります。
毛髪は傷ついた部分が再生されることはありません。しかし、
何のケアもしないでいると、よりダメージはひどくなります。
リンスやトリートメントは、ドライヤーやブラッシングなどから毛髪を守るための予防措置にすぎません。健康な毛髪を維持するためには、栄養を毛根にいき渡らせることが大切です。
乱れた食生活やホルモンのバランスを崩すようなストレスは、脱毛や多毛、白髪などの原因になるので、十分に気をつけたいものです。



髪の毛のこと、おさらいしましょう


私たちが普段触ったり、シャンプーをしている「毛髪」は、正確には「毛幹」といい、皮膚に埋まっている部分を総称して「毛根」といいます。
毛髪は3層に分かれており、中心が「毛髄質」、その外側に毛髪の大部分を占める「毛皮質」、そして一番外側に、外敵から髪を守るための「毛表皮(キューティクル)」があります。
毛髪には神経が通っていませんので、切っても痛くありません。
皮膚に埋まっている部分の下端に「毛球」という白いふくらみがあり、その下に毛髪に栄養を送るための神経があります。
これらをすべて含んだ部分が、「毛根」です。
ここで新しい細胞が作り出され、積み重ねられた細胞が角質化して皮膚の表面に出たのが毛髪なのです。


「ヘアサイクル」って、知ってる?

人間の髪の毛は毎日0.35~0.4mmずつ伸びているといわれています。
といっても年齢、性別、栄養状態、季節などによって違うので、個人差はかなりあります。
毛髪は絶えず成長し続けるものではなく、1本1本の毛髪にはそれぞれ寿命があり、一定期間成長を続けると、成長を停止して脱毛します。

毛の寿命は大体、男性で2年~5年、女性は4年~6年といわれています。
その間を大きく3段階に分けて「成長期」「移行期」「休止期」とよんでいます。
毛髪の寿命のほとんどの時間が成長期です。
毛根の中にある毛乳頭が活発な活動をし、細胞分裂を繰り返し、新しい毛を生み出します。
それが終わると、細胞分裂が減少し始める2週間前後の移行期となります。
そして細胞分裂が完全に停止する休止期に入ります。
休止期になると新しい細胞は作られず、毛根は少しずつ皮膚の表面に出ていき、3ヶ月くらいで抜け落ちます。
この毛髪のサイクルを「毛周期」と呼び、抜け落ちた毛穴には再び新しい毛根が作られ、新たな毛髪の一生が始まります。


健康な髪を維持するには?

毛髪は新陳代謝をせず切っても痛くないのですが、毛髪が受けたダメージを回復することは出来るのでしょうか。答えは「NO」です。

新陳代謝をしていない毛髪のダメージを回復することは不可能ですが、何もケアしないでいるとよりダメージがひどくなります。

リンスやトリートメントなどは、ドライヤーやブラッシングなどから、毛髪を守るための予防措置と考えた方が良いといえます。

健康な毛髪を維持するためには、十分な栄養が毛根にいき渡り、正しいサイクルを繰り返すということが最も重要です。乱れた食生活や、ホルモンのバランスを崩すようなストレスは、脱毛や多毛、白髪などの原因になるので十分に気をつけましょう。


円形脱毛症のメカニズム

円形脱毛症は、まず1円玉くらいのはげができ、それが2つになり、3つになって、くっついて面積が広がり、こぶし大になることがあります。
さらに重症だと、頭髪全部や体毛まで抜けたりという場合もあります。
円形脱毛症の原因はストレスが交感神経を緊張させるために、毛根の血管が収縮して抜けやすくなることにあります。
刺激物を与えることは炎症を起こすために、かえって血行が非常に悪くなります。

頭皮の毛細血管がストレスで萎縮し、それによって毛根に栄養が送られなくなって髪が抜けてしまうのです。
このメカニズムを知れば、逆に抜けた後の毛細血管の循環をよくすれば、毛がまた生えてくるというのは明らかです。
円形脱毛症を治すには、まずストレス源をとり除くこと、そしてできた円形脱毛症を気にして二次ストレスを起こさないようにすることが大切です。
また、食べ物、食べ方でもかなり予防ができますので、ご紹介しましょう。


頭皮の血行促進に効く食べ物

まず、毛細血管の血行をよくするビタミンAやP、E、それにエイコサペンタエン酸(EPA)などを含む食品を積極的にとることです。
ビタミンAを含む食品としては、カボチャ、小松菜、春菊、ホウレン草などの青みの野菜、それにシシトウガラシなどがあります。
ところが、円形脱毛症の起こるほどストレスがたまっている人というのは、食事の質などに目を向けているヒマもなく、毎日、ざるそばやカレーライス、ときには食事を抜かしたり、タバコを普段の何倍もすってしまっている時期と重なっています。

つまり、こうした不摂生な食生活、睡眠状態が全身の栄養状態を悪くし、毛が抜けやすい条件を作っているのです。
先輩に気をつかい、食事の時間も5分か6分、出社は一番早く退社は一番遅いのがあたりまえ。
しかも、食事といっても、野菜の少ない外食がほとんど──これでは円形脱毛症を起こさないほうが不思議といえる粗末な食事です。

また、ビタミンPというとなじみが薄いようですが、これは、柑橘類、ミカンやキンカンの皮の油成部分に含まれているもので、末梢血管の血行をよくする効果があります。

昔は、冷たい水で顔を洗ったり台所で仕事をした主婦たちが、ミカンの皮をしぼって手につけ、ヒビや赤ぎれの手当てをしたものです。
これはビタミンPが含まれているためです。
ビタミンPの柑橘類の皮のしぼり汁を、直接脱毛した部分にすりこめば、血行をよくすることもできます。
またキンカンの皮を食べることも、全身的に血行改善の効果があります。

ビタミンPの多い食品には以下のようなものがあります。

レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ミカン、ポンカン、などの柑橘類。アンズ、そば粉、イチゴ、さくらんぼ、バラの実など。


発毛を促進する食べ物

アジ、イワシ、サバなど「背の青い魚」は発毛を促進します。
エイコサペンタエン酸(EPA)がたっぷり含まれている背の青い魚を食べましょう。
キビナゴ、アジ、イワシ、サバ、サンマと身近な魚ばかりですから、新鮮なものを食べましょう。
焼き魚や刺身が特にオススメです。

油で揚げるフライや天ぷらは、油の摂りすぎで、ときに毛細血管での目詰まりを起こしやすく、せっかくの青魚効果が逆効果になってしまいます。
果物の摂りすぎも毛細血管の目詰まりを起こしやすいので注意です。

EPAを含む食品には以下のようなものがあります。

イワシ、サバ、マグロ(とくにトロ)、アジ、カツオ、ブリ、キンメダイ、カレイなど。

つやつや髪になろう!つづく

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