紫外線から肌を守ろう




紫外線から肌を守ろう



紫外線の種類

太陽光線の中の紫外線は、波長によってA紫外線、B紫外線、C紫外線に分けられますが、このうちのC紫外線はオゾン層に吸収されて私たちの肌にはとどきません。
私たちの肌に悪影響をもたらすのはA紫外線とB紫外線の2つです。

A波は肌の奥深く真皮層まで到達し、老化やシワの原因となります。
一方、B波は真皮層までは届きませんが、お肌の表面にあるメラノサイトという細胞に吸収されるとメラニン色素が作り出され、これがやがてシミやそばかすとなります。


A紫外線

波長の長いA紫外線は、急激な作用を起こさせないかわりに肌の奥まで入り込み、じわじわと肌にダメージを与え、しわ・たるみの原因となります。窓ガラスや雲なども通すので、家の中でも曇りの日でも私たちの肌にとどいています。「生活紫外線」とも呼ばれています。


B紫外線

波長の短いB紫外線は、肌表面に強く作用し赤く炎症を起こすほか、シミ・ソバカスや皮膚ガンの原因となります。
海水浴やゴルフなど、屋外でのスポーツやレジャーでの日焼けの主な原因となります。
「レジャー紫外線」とも呼ばれています。

紫外線対策と聞くと、まず思いつくのが日焼け止めですが、「SPF値」とか「PA分類」の意味を正しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。

「SPF値」は、B紫外線防止のバロメーター

SPFとは、Sun Protection Factor(サンケア指数)の略で、B紫外線を防ぐ効果を時間の長さで表す数値です。
例えば、SPF10の日焼け止めは、何も塗らない時の10倍の紫外線量を受けてはじめて赤くなることを示しています。
もし紫外線の強さが時間により変化しないと仮定した時、ふつう何も塗らないと25分で日焼けする人がSPF10のものを使用すると、250分かかって、やっと赤くなるということになります。


「PA分類」は、A紫外線防止のバロメーター

PAとは、Protection grade of UVA の略で、A紫外線を防ぐ効果を表す記号です。
3段階に区別され、「+」記号で表されます。


PA+   効果がある
PA++  かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある


ところで、SPFの数値は高いほどいいのでしょうか?

数値が高いほど日焼け止め効果が高く、一般にSPF6以下が日焼け用、7以上が日焼け止め用と分類されています。
日焼けをしたい人もサンバーン(皮膚に赤みや水ぶくれが起きる)を防ぐために、SPF1~6くらいは必要です。
紫外線の特に強い地域でも、SPFは42ぐらいで十分、特に肌が赤くなりやすい人でも53ぐらいで十分です。
逆に高すぎると、肌に負担がかかったり、白さが残る、べたつくなど使用性の悪化につながります。
自分の肌や状況に合ったSPF値を選ぶといいですね。上手に利用しましょう。


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