Lake Moraine ~Book Cafe~

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2009.08.29
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柴田よしき作  ”聖なる黒夜” の二人の主人公のうちの一人
麻生龍太郎の若かりし頃の物語

やっと文庫になったので 早速ゲット




麻生龍太郎は、二十五歳の新米刑事。下町を管轄する高橋署の
刑事課強行犯係に配属され、ささいな傷害や器物損壊事件にも、犯人の心に深い闇が潜み、
      傷つき泣く人がいることを知ってゆく。
そして次々に起きる事件は、恵まれた警官人生を歩みながら、
人には明かせぬ秘密を抱えて生きる麻生自身をも変えていった──。
のちに辣腕刑事となる男の
      「それ以前」を描いたミステリー連作短編集。



 あらすじにあるように 
実にささいなことが そのまま忘れ去られるか,
もしくは遺恨、誤解などが生じ
    犯罪を産み出していくか 
その曖昧な境目に ひたむきな目を向けて



 良質な刑事ドラマのような小説 華々しくはないけれど 
地道な捜査の積み重ねに現実味があり 真相があかされたとて
起きてしまったことの とりかえしのきかないせつなさが
胸にくる一方 それになんとか折り合いを付けて
生きて行こうとする人の強さも伝わってきます。



 正直 かかわるような自体に
巻き込まれたくはないけれど 

 万一 刑事事件のような聞き込みとか届け出の対応を
麻生のような人に受けてもらえるなら 
かなり 幸運なことはないだろうと思う反面


   なんで練の事件の時は(聖なる黒夜)~
 となってしまいますが、、、、、


 真面目で真摯に仕事に取り組み
 やさしく親身であるのに

  「自分は冷淡なのだ」と



 ひとつ疑問は 及川はでてくるけど、、、
二人が関係持ったのって 「聖なる~」では
たしか 及川が負傷後の大きな大会を目の前にしていて
ものすごく 神経をとがらせているときに
龍太郎からって 覚えてるんですが

引退時???  う~ん と そこが
大きく ? マークでした。

読んでいる最中は いたく満足してたんですが

読後 なんともいえない物足りなさを感じてしまって
なぜかな~と 思うと
 やっぱり錬が まだ 出てこないからだと 結論

 私立探偵・麻生龍太郎 の文庫化待ち決定!

 その前の RIKOシリーズの三作目 
   読んだ方が いいんだろうが(積読中)





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最終更新日  2009.08.29 21:01:15
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