このお花はある方の結婚記念日の花。
ある方は毎年結婚記念日に必ず奥様にお花の
プレゼントをされていました。
ある方はある中学校の先生。担任のお子さんたちが卒業するときも
必ずBETTY BOOF の花を!と一輪づつ卒業生に渡しておられました。
「結婚記念日の花をお願いします。」とご注文いただいて
「今年は奥様がこられた!・・・・・」と思っていたら突然に
「実は主人は今年7月に亡くなりまして・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・」
この後、唖然!・・・の私たち、しばらく、涙も出てきません・・・・
奥様とご主人に結婚式のブーケもお作りさせて頂いています。
「この次は生徒たちから、うちの花をプレゼントしてもらわ
なくっちゃーね!」と言っていたのに。
「たまたま、風邪を診てもらいにいって、・・お医者さんから
『すぐに心臓を検査してもらってください!』
ここから始まった手術は、うまくいったものもウイルスの感染で
再手術4回、「これで大丈夫!」というところまでいったのに
「一番本人が亡くなったと思っていないんじゃーないでしょうか。」
そんなにあっけない最期だったとお伺いしました。
そのまま帰ることが出来なかった私たちはお店で先生を
お偲びさせて頂きました。ところでこの日・・・・・・・・・・・・
こんな事があったお店でそろそろ・・・片付けはじめようと
していたところへ若い男性!いつもプロポーズ記念の花!
「あー!そういえば貴方は(お母さんは昔からのお客様)、あそこの
学校の出身だったよね!・・・・学校は?」
これには私ももちろん私の記憶力の悪さを知っているキッシーで
さえびっくりして 「え!本当ですか?」
私はまるでその子にするのが当たり前のように・・・・・・
先生の報告をしました。担任だった先生に「よく怒られました!」と
言った彼に、「お店ではそんなところはまったく感じられなかった!」
それに「今の時代『怒ってくれる先生』は本当にいい先生なんだ」
と思うけどなー」の言葉に「そうだと思います」といった彼は
先生の分の花を選んで「家に飾ります。」といってくれました。
この時、先生が、まるで今此処に、お店の中に居てくださる様でした。
なんて悲しい・・・・・でも・・温かい時だったでしょう!
先生!ありがとうございました。これからも
ずーっとBETTY BOOF を見守っていてください!
2012 / 10 /14 ( 日 )