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本当はレストランだけさっと紹介するはずだったのに2回になってしまいました。
今回はバトラーズ・ワーフ(Butlers Wharf)にあるテレンス・コンラン卿のカフェを紹介です。
ロンドン(London) 7 (シャッド・テムズのカフェレストラン)
サザークSouthwark) シャッド・テムズ(Shad Thames)
バトラーズ・ワーフ(Butlers Wharf) デザイン・ミュージアム(the Design Museum)
ブループリント・カフェ(Blueprint Cafe)
テレンス・コンラン卿 (Sir Terence Orby Conran)
バトラーズ・ワーフ(Butlers Wharf)の再開発はコンラン財団(Conran Foundation)が中心になり行われたそうです。
デザイン・ミュージアム(the Design Museum)
コンラン財団は1980年にコンラン卿の資金提供により設立された教育事前団体でデザインの商業的で文化的な社会貢献を目的とした財団
だそうです。
財団は1987年にバトラーズ・ワーフ(Butlers Wharf)にデザイン・ミュージアム(the Design Museum)を建てます。(1990年に一般公開)
目的は 工業デザイン(industrial design)を主体とした製品の展示。
industrial designとは産業目的の工業製品のデザインで、美しさやユーザビリティをまで追求した商品であり。またそのデザインが今や応用美術と言う分野として注目
されています。
コンラン財団はこうした工業デザインに対する関心を持ってもらう為にこのミュージアムを設立。
このミュージアムはバトラーズ・ワーフ(Butlers Wharf)開発のポイントにもなっているのです。
前回紹介した顔の彫刻の後ろの建物がデザイン・ミュージアム(the Design Museum)。その2階に今回紹介するカフェ・レストランがある
。
Eduardo Paolozzi(1924年~2005年
)
作品は1989年制作。
スコットランド出身の美術家で彫刻家、1960年代イギリスのポップアート運動の先駆、Independent Groupの設立者の1人だそうです。
解体された人間をモチーフにした作品が多いようです。
ところで残念ながら時間の問題でデザイン・ミュージアムには入れませんでした。
ブループリント・カフェ(Blueprint Cafe)
テレンス・コンラン卿はこのバトラーズ・ワーフにButlers Wharf Chop Houseと言うレストランと
Blueprint Cafeと言うカフェレストランをプロデュース。
どちらも美味しいと評判のお店です。
Butlers Wharf Chop Houseの方が少しグレードの高いレストランで英国伝統料理を出すお店と紹介

Butlers Wharf Chop Houseは桟橋の手前。遊歩道は無い。
白い建物がデザイン・・ミュージアムで2階のガラス張りの所がレストラン。
たくさんのおしゃれなレストランがこのウォーターフロント側に並んでいる。
ブループリント・カフェ(Blueprint Cafe)の方はさしずめ日本で言うフルーツパーラーのようなお店。
ミュージアムを見た後にお茶をしたり、食事もできるカジュアルなカフェレストラン
と言う事でした。
が、 実際はおしゃれな創作料理でセンスも味もなかなか良いお店
でした。
テムズ川を正面に見て、タワーブリッジもその店内から眺められるロケーションが良い。
内装はコンラン卿の・・と言う程の物では無い。日本にはこの程度の店はいくらでもあります。
ただ、ロンドンの暗いパブを想像すると、ここではモダンなお店なのかもしれません。
対岸に見えるのはSouth Quay Estate 地区
あちらも再開発のエリアで、おしゃれなマンションが川岸に建ち始めているけれど、その建物の後ろはSt Katharine Docksと言うかなり大きな船の引き込みドッグになっているのでこちらより開発が難しそうな場所です。
実はちょっと驚いたのが、店の真ん中を分断するように床が傾いていたのだ。
建築施工の技術が悪いのだろうか?
サラダ
今が旬の食材? フレッシュなグリーンピースがたっぷり使われて、自家製のスネ肉のハムとものすごく相性が良い。
スネ肉のハムは煮込んで柔らかくしてからスモークしているらしい。
エンドウ豆の葉やツルも食材として使っているところも面白いけど、本当に絶品なサラダでした。
そう言えばイギリスでグリーンだけのサラダはあまり見かけず、グリーンピースはどこでもたくさん出てきました。
日本ではフレッシュ・グリーンピースと言えば豆ご飯かポタージュスープしか思い浮かばないですが・・。
チキンとキノコのソテー
イギリスだと、ローストビーフなど、食材がそのまま出るパターンが多いけど、ここはカットして食べやすく、しかもかわいく盛りつけられてくる。
これは日本ではそんなに驚く程のものではないけれど、そもそもこう言う店がそれまでのロンドンには無かったのかもしれない。
サーモン・ソテーとグリーンのはやはり細いサヤ付きのビーンズです。
以前来た時の経験からイギリスは食事がまずいと思ってきたのに、今回はハズレが無かった。
パンナコッタ
ビスケットのようなものがかかっていたと思います。
下はアイスとチョコブラウニーのホットチョコソースがけ
一見コーヒーゼリーに見えるけど、甘すぎずほどよくとても美味しかったです。
実はカメラの電池切れでレストランの写真がいつものカメラで撮影できず、メニューも撮影してこなかったのです。
美味しかったたげにガッカリー・・です。
テレンス・コンラン卿 (Sir Terence Orby Conran)(1931年~ )
もとはインダストリアル・デザイナーから出発した事業家
です。
1956年にコンラン・デザイン・グループを設立しライフスタイルショップのチェーンに成長。
1990年代事業の幅は拡大し日本やアメリカに 「ザ・コンランショップ」やレストランを次々にオープン。
現在は世界四都市にレストランを30店以上展開しているとか・・。
ホテルのリノベーションなど建築、そしてインテリアデザインを含めた文化事業の分野まで
事業は広がり、その功績と社会貢献に対して評価されエリザベス女王より騎士 (Knight) に叙勲(1983年)。
イギリスでは文化など功績を残した人が割とよく叙勲されます。
たいていは一代限りの貴族の称号ですが・・。
レストランは日本にも何件かあり、調べていたら六本木ミッドタウンにあるBotanicaボタニカがそうでした。
そこはミッドタウン・オープン後に一度入りローストビーフを食べましたが、ぶっちゃけガッカリなレストランでした。(そこは値段も高いです。)
結局レストランはそこのシェフの腕です。テレンス・コンラン卿 がプロデュースしても、美味しくない店もある。
今回は当たりでしたが・・。
店の前から
タワーブリッジを川下側から見た景色です。バツクに見えるビル群はシティです。
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リンク ロンドン(London) 1 (テムズ川)
リンク ロンドン(London) 2 (テムズ川に架かる橋 1)
リンク ロンドン(London) 3 (テムズ川に架かる橋 2)
リンク ロンドン(London) 4 (タワー・ブリッジ 1)
リンク ロンドン(London) 5 (タワー・ブリッジ 2)
リンク ロンドン(London) 6 (バトラーズ・ワーフ)
ロンドン(London) 7 (シャッド・テムズのカフェレストラン)
リンク ロンドン(London) 8 (シティの紋章)
リンク ロンドン(London) 9 (テンプル教会 1)
リンク ロンドン(London) 10 (テンプル教会 2 Banker)
リンク ロンドン(London) 11 (テンプル教会 3 中世の騎士)
リンク シティのパブ The Edgar Wallace
リンク ケルト(Celt) のドラゴン
リンク ロンドン(London) の地下鉄(Underground)
リンク ビクトリア& アルバート博物館 のカフェテリア
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