わたしのこだわりブログ(仮)

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2017年05月24日
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カテゴリ: 花、植物



息抜きに、久しぶりの植物ネタ。
、自宅にある「幸福の木」の花が見事に満開。幸せのお裾分けです  (@^_^@)

幸福の木の花 ドラセナ・フレグランス・マッサンゲアナ

ドラセナ・フレグランス・マッサンゲアナ(Dracaena fragrans CV Massangeana)
幸福の木の名の由来?
近年の植物分類学
被子植物系統群(Angiosperm Phylogeny Group)(APG)

一般に「幸福の木(fortune plants)」と呼ばれるのはドラセナの中でも、ドラセナ・フレグランス・マッサンゲアナ(Dracaena fragrans CV Massangeana) を指すそうです。

18年くらい前に300円で購入し、当初トイレに飾っていた観葉植物はろくに日も当ててもらえないのに立派に生長。1年もしないうちに倍のサイズになり、トイレからリビングの一番良い場所に移転。スマイル
そして5年ほどしてから想定外に見事な花を咲かせるようになりました。

今年は2ヶ月ほど遅いかもしれません。
pict-幸福の木 1.jpg
花はおよそ1年に1度開花するが、成長が早く天井にぶつかるので2年に1度、幹を1m程切り詰めています。
※ 切り詰めた翌年は咲かない時もある。また切り詰めて根付かせた木にも花が咲いてます。

花開いて行く度に芳香を放ち1週間以上続く。
家中香水を噴きかけ回ったような香りで満たされ、ぶっちゃけちょっと香りに酔ってます  ぽっ

その芳香故に、ドラセナ・フレグランス・マッサンゲアナ(Dracaena fragrans CV Massangeana)と種名が付いています。

「幸福の木」の名の由来?
はっきり解明できていませんが、フィリピンのミリオンバンブー(ドラセナ)が風水的に福をもたらす事から・・と言う説とハワイ由来の説がありますが、ハワイ由来の木はそもそもドラセナではありません。

勘違いから来ているのか? 最初から間違って認識されたのか解りませんが、 ハワイ由来の植物はフラのダンスで腰に巻く蓑(みの)となる植物で、俗に広い葉「ティー・リーフ(ti leaf)」と呼ばれる種 です。
邪悪な霊を払うと言うその植物は聖なる植物 としてハワイアンに大切にされています。(邪気払いから好んで敷地内に植える人が多いとか。)
同じ Asparagaceae ( アスパラガス科 )ではありますが、こちらはパプアニューギニア、ポリネシアなどの南洋諸島の原産で、見た目も違います。

一方、 ドラセナ・フレグランスマッサンゲアナ(Dracaena fragrans CV Massangeana)は熱帯アフリカの高地が原産 です。(日本では室内管理が基本ですが・・。)
pict-幸福の木 2.jpg
およその生息地を囲いました。最も今は全世界に出回って生息している事でしょう。

5月5日 最初に気がついた時にはすでに穂が・・。
pict-幸福の木 3.jpg
何より花が咲くには条件があるようです。
直前に増えて密集した葉を20枚くらいカットしています。葉に行く栄養が減ったせいもあるのかな?
いつも香りで気がつくので、もっと成長してからでしたが今回は花芽の段階で気付いたので撮影ができました。

5月5日
pict-幸福の木 4.jpg
cornstalk dracaena(トウモロコシの茎 ドラセナ)と言うだけあって、確かにトウモロコシっぽいです。
5月6日
pict-幸福の木 5.jpg
滴ってきているのは蜜(みつ)です。すでに甘い香りが漂ってきています。
経験上、鉢のまわりには紙のシートをはりめぐらしています。
蜜がポタポタ落ちてくるからです。しょんぼり

5月7日
pict-幸福の木 6.jpg
ちょっとブロッコリーの花蕾(からい)のようにも見えますが、花が咲くと全然違います。
5月16日
pict-幸福の木 7.jpg
咲く時は1度に咲かない。時間差で開花。
だから最初の花は5月16だけど本日25日まだ若干残こった花がまだ咲いています。
pict-幸福の木 8.jpg
ジャスミンの花にも似た白い小さな花弁。花1つだけでものすごい香りを放っています。
ものすごく甘い香りです。森にあったなら虫がたかってくる事でしょう。

pict-幸福の木 9.jpg

5月18日
pict-幸福の木 14.jpg
咲き始めたら早い。
pict-幸福の木 10.jpg

pict-幸福の木 11.jpg

近年の植物分類学



80年代以降コンピューターが導入され、しかも近年高速化が実現。
葉緑体DNAや核DNAのシーケンスを利用した系統解析が今の主流 。(理論的な裏付けができる。)
それに対して 今までの植物分類は形態的特徴によるもの。


目や科の入れ替わりや消滅は激しく、各分類群の再評価が始まっている のですが、逆にDNAによる遺伝分類よりも形態情報が追いついていないのだそうです。

たいていの植物図鑑もそうですが、ウィキペディアでも未だ古い分類のままで記されている所が多く、何が最新で正しい情報なのか解りにくい状況です。

正直、以前の形態分類では、納得のいかなかった分類が多々有りました。
それが DNAによる遺伝分類により、有無を言わさず確実な縁戚関係が証明 されるのですから、これにまさるものはありません。

そう言う意味では、 全てリセットして造り治した方が早い し解り安くなるのではないか? とも思います。
なぜなら、古い形態による分類をどうしても残したいが為に今現実にややこしい事態になっているからです。

新たな遺伝子分類による系統樹ができたなら、植物分類は、劇的に変わってくるかもしれませんね。


ドラセナ・フレグランス・マッサンゲアナ(Dracaena fragrans CV Massangeana) 植物分類

Angiosperm Phylogeny Group (APG)( 被子植物系統群)
1998年に公表された被子植物の新しい分類体系

APG III(APG体系、2009年第3版)
Angiosperms( 被子植物)
     Monocots( 単子葉植物)
          Asparagales( アスパラガス目 )
               Asparagaceae (アスパラガス科)
                      Nolinoideae(スズラン亜科 和名?)
                            Dracaenoid(ドラセナ)
                                 Dracaena fragrans
                                (ドラセナ・フレグランス)



※ Asparagales( アスパラガス目 )はラテン語の直訳で日本ではなぜかキジカクシ目と和名が使われています。それが余計にややこしいので省きました。
グローバルに研究する時代なのでもはや学術分類に和名はいらない気がします。

※ 園芸の本ではドラセナは未だリュウゼツラン科とされていますが、このあたりがAPG IIIの分類で大きく変更。
今までリュウゼツラン科に含められていたドラセナ、サンセベリア他、今までユリ科に含められていたスズラン、オモト、ナギイカダ等がNolinoideae(スズラン亜科)に移動されている。

これから続々植物のDNAが解析されてくれば、まだ変動はたくさん出てくる事でしょう。
今回調べて見て、植物学は発展途上? かなり遅れた分野だと感じました。

5月21日 昼
pict-幸福の木 12.jpg
そろそろ枯れかけてきた? と思うかもしれませんが・・。
写真は昼間のものです。 幸福の木の花は夜開花します
5月22日 夜
pict-幸福の木 13.jpg
復活。まだいけそうな感じですね。

5月25日深夜
pict-幸福の木 15.jpg
さすがに終わりですね。昼にカットしましょう。
pict-幸福の木 16.jpg
子房の部分は理論的には実になるはずですが、ボロボロ音を立てて落ちてきています。
木の方の栄養もかなり取られているので素早くカットして、肥料をあげて、来年また咲かせてもらえるようケアをしなければ・・。

花の穂が出てから20日目。
今回は花も10日近く楽しめました。例年1週間が目安。
その間家中がにフローラルの香水をまき散らかしたような芳香に包まれ感謝です。
これこそが、「幸福の木」の由来なのかもしれません。

よく、滅多に無い事が起きると枯れてしまうのではないか? などと言われますが、その後のケアをちゃんとすれば大丈夫です。
うちでは鉢植えの、月桂樹にも花が咲いた事があります。1度だけ。その後10年花は咲いていませんが・・。

ハッピーついでに宝クジでも当たらないかな 大笑い

次回、琵琶湖疏水、蹴上インクライン(けあげインクライン)予定






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Last updated  2017年05月28日 23時52分07秒
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