【国立西洋】



【国立西洋美術館】

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国立西洋美術館
 (THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART)
  東京都台東区上野公園7-7 
  電話 03-3828-5131(代)
  展覧会の問い合わせはハローダイヤル 03-3272-8600
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名前のとおり、国立の西洋美術の美術館です。^_^;
紹介というよりは、個人的感想。

上野駅を「公園口」の改札から出て、正面に見えているのが
東京文化会館。その右手に見えるのがここです。

大きな企画が次々と催されていますから、訪れた方は多いでしょう。

そういう「企画展」も、もちろんいいのですが、何もしていない、
いえ、何もしていないわけはないけど「常設」の展示がまた
お勧め。

ル・コルビュジエの設計による本館では18世紀以前のオールドマスターの
作品が展示。新館では、クールベ、マネ、ルノワール、モネ、ゴッホ…
 うう、書ききれませんね。ともかく蒼々たる作品と対面できる贅沢な場。

ここが、意外と空いているんです。(^^)v

さらに「入場」しなくてもいつでも対面できるのが、美術館の
前庭にあるロダンの作品たち。

何と言っても代表は『考える人』(拡大作)でしょう。
ミケランジェロに触発された近代彫刻の祖の作品。
ーー何を考えているのかとは、よく言われます。



考える人はもともとは同じ庭の『地獄の門』(1880-1917)
の中に登場します。(なんと37年もかけて制作した・・)

地獄の入り口に座って、その人間を地獄に落とすか否かを
考えている…という設定なのですが、でも、そういう
怖い存在には、私は思えません。


(上段の中央に「考える人」はいます。。)

むしろ、この考える人の苦悩が伝わってくるようです。
カミーユ・クローデル(彫刻家)との悲しい恋でしょうか。
内妻・ローズやその息子との関わりでしょうか。

いずれにしても、ふらっと立ち寄って、この『考える人』の周囲を
散歩するのが好きです。余談ながら、この美術館では、ショップも
喫茶室も自由に入場できます。


(8月29日記)

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