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時間を見つけては、FF11ちょっといい話のスレを最新のものから過去に遡って読んでます。
11のスレに書き込まれた「泣きむしタル・砂丘編」162-166
12のスレに書き込まれた「再会」608-609とその後のエピソード657-659と「泣きむしタル・ジュノ編」330-334
これらはFlash作品にもなったぐらいのいい話(泣ける話)で
好きな話です。(砂丘編と再会エピソードはFlashになってないと思うので
一読の価値あり)
つい先日読んだ9のスレに、とても微笑ましい話で、読み手を惹きつける
文章がありました。
だいぶ昔の書き込みですが、一目で気に入ったので、ここで紹介したいと
思います。
(Flashになってないかな?ご存知の方は一報を)
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430 名前:傭兵家業 01 投稿日:2002/11/26(火) 16:25 ID:Cc4yk/TU
いい話かどうか分からないが他に書く場所が見当たらないのでお邪魔する。
長くなるので続編希望ならばその旨よろしく。
目的も定めぬまま戦士としてレベル上げに勤しむ日々。
EXジョブも獲得し、いつしか熟練の戦士とも呼ばれる
レベルに達し、いくばくかの月日が流れた。
毎日の日課の如く行われるLS仲間とのレベル上げに
疲れを感じていたとある日の事。
その日俺はLPを外し、セルビナで釣り糸を垂れていた。
バザー欄には釣果のキュスとイエローグローブ。
コメント欄には先人の真似をして『傭兵家業引き受け中』。
ほんの気紛れでそれだけ書いてひたすら釣りに没頭していた。
気付かない内に随分時間が流れていた。
何度目かの船が港を出港していった時、階段から駆け下りる
小さな影が見えた。タルタルの少年だった。
少年は「あ~・・・」と言いながらがっくりと肩を落とし
船が去っていく彼方の海を見詰めている。
どうやら船に乗り遅れたらしい。よくある話だ。
何となく/sea all <t>してみたところ、サポ無しレベル14の赤。
誰もが冒険したくなる年頃だ。
マウラ観光でも行くつもりだったのだろうか。
それ以上特に気に留めることなく釣りを再開しようとしたが
餌が切れている事に気付き、ギルドに向かって歩き出した。
その時バザーが開かれた。といってもあるのは魚のみだ。
売れる筈も無い。バザーを見ているのはあの、少年。
気が付くとすぐ横でじっとこちらを見上げている。
(きっと装備が珍しいのだろう)
さして気にも留めず再び歩き出そうとしたその時、
小さな声でTellが入った。
「いくらで雇われてくれるんですか?」
432 名前:傭兵稼業 02 投稿日:2002/11/26(火) 16:34 ID:Cc4yk/TU
一瞬、何の事だか分からなかった。
何の事ですか?と返そうとした瞬間、自分のバザーコメントを
思い出した。そうだ、確かに『傭兵』と書いてある。
たまにはそんなRPもいいか、等と考えながら答えた。
「依頼内容によるな、小さなお客さん」
暫しの沈黙の後、再びTellが入る。
「ウィンダスに、いってみたいんです」
「以前組んだ友達が綺麗なところだよって」
「ひとめ、見たくて」
要するにウィンダスまでの護衛を頼みたい、というわけだ。いいだろう、今の俺は熟練の『傭兵』だ。簡単な仕事だ。
「承知した。ウィンダスまでの護衛を引き受けよう。
船賃などの経費はそちら持ち、無事ウィンに到着したら
成功報酬で500ギル頂こう。それで構わんか?」
暫し懐をごそごそやりながら考え込む少年。
少々高かっただろうか?と自分で言いながら不安になる俺。
やがて意を決したように頷き、少年は頭を下げた。
「おねがいします」
434 名前:傭兵稼業 03 投稿日:2002/11/26(火) 16:48 ID:Cc4yk/TU
取り決め通り100ギルをトレードして貰い、船着場へ入る。
あたりを珍しそうに見渡しながら少年は呟く。
「船乗るのも、初めてなんです」
「なんだか緊張しますね」
「はやく来ないかなぁ」
俺は寡黙な傭兵を(プ)装っていた。時折「あぁ」とか
「そうだな」とか返しながら少年と共に海を眺める。余分に持っていたさびき針を貸してやり、二人で釣り糸を
垂れながら船を待つ。聞きもしないのに少年はよく喋った。
「ウィンダスの友達はもうサポ持ってるんです」
「僕の方が遅く始めたんで差がついちゃって・・・」
「もう14だし渡ってみてもいいかなって」
「マウラとセルビナ、どっちが楽でしょうね?」
「髭さん(俺の事だ。エル♂黒髭)はいつからFFを
やってるんですか?僕も早く強くなりたいなあ」
こちらの沈黙など物ともしないマシンガントークだ。
聞けばPTプレイもまだあまり経験していないらしい。
セルビナに着くまでに2回死んだ、と言っている。
「でも冒険、って感じでしょう?えへへ」
1人で照れている。ちょっとおめでたい奴なのか?等と話半分に相槌を打っていると船が来た。
「うわあー、船ですよ!大きいなあ」
はしゃぐ少年を引きずるように船に乗り込んだ。
436 名前:傭兵稼業 04 投稿日:2002/11/26(火) 17:02 ID:Cc4yk/TU
海賊が現れる事も無く、順調に進んでいく船旅。
流れていく景色にいちいち感動しながら走り回る少年。
俺はというとタルタル竿をぽっきんと折られたりしながら
黙々と釣りをしていた。やがて大陸が見えてくる。
マウラ上陸の合図だ。
セルビナの喧騒とは打って変わってのんびりしたマウラの
BGMにまた感動しながら町を駆け回る少年。地図を買わせ、
10分後に出発する、と告げると「わーい」と駆けて行く。
ジュースを絞るためにパインを購入し
(自分の為ではない。俺はその時戦士/モンクだった)、
何本か絞りながら入り口で待つ。念の為HPを設定させ、
ブブリムへ出発する。
「すごい嵐ですねえ」
「うわー、キリンだ!でっかいなあ」「大羊とどっちが大きいですかね?」
「ひゃー、やっぱりゴブはとてとてです・・・」
メタルギアしながら時折襲ってくるゴブを殴り倒し、
ついでにキリンを倒して唾液をとってやる。初めて取るSJアイテムにまた感動、大事そうにカバンに
しまい込む。
「えへへ、得しちゃいました」
後のアイテムは自分でPT組んで取れ、などとと言いつつ
ブブリムの半ばまで来た時だった。ヘルプのシャウトが
響き渡る。座標からしてすぐ近くのようだ。
「助けなきゃ、いきましょう髭さん」
おい待て、という暇も無く走っていく少年。舌打ちしながら後を追いかける事にした。
442 名前:傭兵稼業 05 投稿日:2002/11/26(火) 17:16 ID:Cc4yk/TU
「いましたよ、髭さん!」
少年の視線の先には2匹のゴブに絡まれたと思しきPTが一組。
傍らには死体が一つ転がっている。戦士が必死に攻撃を
受けているが敗色は濃厚だ。彼等の手に負える相手ではない。
「髭さん、見殺しにするんですか!?」
手出しをしようとしない俺になじるように声をかけてくる少年。俺は答える。
「俺の雇い主はあんただ。最優先事項はあんたの安全だ。 だが、あんたが命令すれば俺は動く。どうしたい?」
迷うことなく少年が言う。
「彼らを、助けてください」
「おk」
パタを引き抜き弓ゴブに挑発しつつPTを襲っているゴブに
殴りかかる。乱撃一発でゴブを沈め、弓ゴブの方へ向くと
少年が1人で立ち向かっている。みるみる赤くなるHP。
「無茶をするな馬鹿!」
「ご、ごめんなさい」
「下がって向こうのPTの手当てでもしてやれ」
「は、はい」
間一髪で爆弾の範囲から逃げ出し自分と他PTの手当てを
始める少年。生き残った人間が全快する頃、ゴブの姿は
跡形も無く消えていた。
443 名前:傭兵稼業 06 投稿日:2002/11/26(火) 17:27 ID:Cc4yk/TU
「ごめんなさい、言いつけやぶっちゃいました・・・」
ヒーリングしながらうなだれる少年。マウラを出るときに敵には絶対手を出すな、と言っておいたのだ。
「あんたが無事ならまぁ、良いさ。だが次破ったら依頼は破棄だ。 わかったな?」
「は、はい!」
「ジュースをやるから飲め。少しは早く回復するだろう」
初めてアイテムを使うのだろう。戸惑いながらジュースを飲む少年。
アウトポストはすぐそこだ。襲われていたPTの白にもジュースを
くれてやり、早く離れるように、と告げて歩き出す。
「やっぱり強いですね髭さん。僕じゃ全然でした」
「あんなのに負けてるようじゃ傭兵なんか出来んさ」
「そうですねえ、あはは」
アウトポストで再びHPを設定させ、タロンギへ向かう。
「向こうの白さんからお礼のTellがきましたよ」
「凄く感謝されちゃいました。えへへ」
「いいこと、しましたねえ」
「無駄口叩いてはぐれるなよ」
すっかり傭兵気分だが感謝されて悪い気はしない。やがてエリアは切り替わってタロンギへ。
445 名前:傭兵稼業 07 投稿日:2002/11/26(火) 17:37 ID:Cc4yk/TU
タロンギに来たついでにゲートクリスタルへ案内してやった。
サンドリアから来たという少年は「ラテーヌのと同じですね」
と言ってクリスタルを取った。
途中キリンを薙ぎ倒しクエに必要なパパカ草を取ってやった。
(少々おせっかいすぎるか)と思いつつ、荒らさない程度に
キリンを狩る。タロンギなら、ということで少年も戦闘に参加。
「攻撃する暇が無いですー」
とか言いつつも少年は楽しそうだ。アクティブな獣人をやりすごしながらタロンギを駆けて行く。
「うわ、かわいい!なんですか、これ」
どうやらブブリムでは見逃していたらしい。
少年はマンドラゴラを見てはしゃいでいる。
無理も無い、サンドリアはキノコと虫、それに羊しかいない国だ。
「倒すのかわいそうになっちゃいますねえ」
何故かマンドラに手を振りながら名残惜しそうに走る少年。
「ウィンにいればいくらでも見れるさ。あれのNMもいる」
「NMってなんですか?」
「・・・それはな」
いつの間にか少年につられて結構饒舌になっている俺。
久しく野良を経験していなかったせいか新鮮だったのかも知れない。もしくは少年のあけっぴろげな明るさにあてられたか。
喋っている間にサルタバルタとの境界を迎えた。
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