ダウンライトについて（１）

100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

007278

ホーム | 日記 | プロフィール

フリーページ

全て | カテゴリ未分類 | 自転車＝マイブーム | 照明の話 | カメラ

2004年02月22日

カテゴリ：カテゴリ未分類

今日の話題は「ダウンライト」です。

ダウンライトと言えば、天井に穴をあけて取り付ける丸型の照明器具で、いたるところに設置されていますが、こんなに普及したのは驚くべき事です。

そもそもダウンライト＝Down Lightという名前からして妙～な名前です。ダウンの反対はアップ、ダウンライトの対となる照明器具の分類用語はアッパーライトです。
つまり、ダウンライトと言えば本来の意味は下向き照明の事です。
では、なぜあのダウンライトがダウンライトと呼ばれる事になったかと言うと、元々の名前はシーリングマウンテッドダウンライト（＝Ceiling Mounted Down Light）だったのがダウンライトだけになってしまったのです・・・略しすぎですよね。

現在は、様々な空間の主照明として使われていますが、当初はかなり暗い場所で演出的なムード照明として利用するために開発されました。天井や壁は暗いままで床やテーブルの上だけをほんのり明るくする照明です。
BARのカウンターだけを明るくするような用途で使い始められました。

このシンプルな（というよりほとんど見えない）照明器具の姿が、モダン嗜好の建築家に気に入られてオフィスや公共施設に取り入れられていくのですが・・・爆発的な普及にはもう一つ、空調設備の浸透が関係しています。

元々ヨーロッパ、アメリカには天井裏ってものがあまりなかったので、照明を埋め込む場所なんてありません。

ところが、ビルが巨大化するのと相まって集中冷暖房が普及、冷気の通り道として大口径の空調ダクトが天井をうねうねと這いまわるようになりあまりににみっともないので、天井パネルで目隠し・・・二重天井が採用されるようになります。

その代わり天井が低くなってしまったので照明器具を吊り下げるなんて邪魔・・・天井埋め込み照明の時代がやってきました。
ダウンライトは、こうして最もベーシックな照明の地位を確立したのですが・・・

私は、ダウンライトが気になりにくい姿をしているために、あまりのも安易にたくさん設置されているように感じています。
・・・どう安易なのか？続きは次回・・・

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう