三連休の最終日、天気も良くないので夫と映画館にいった。夫も楽しめるように話題の大作「レッドクリフ」を観た。
観始めて10分でひどく苦痛に感じた。戦闘場面が延々と続くのである。中国の三国志に出てくる曹操・劉備・諸葛孔明などが登場し、赤壁(レッドクリフ)の戦いに続く壮大な物語なのだが、とにかく殺人場面ばかりですっかり嫌になってしまった。
しかしすぐ出るのも癪にさわるので、諸葛孔明役の金城 武の整った容姿を見て楽しんでいた。
疾走する白馬と武将 諸葛孔明役の金城 武


しかし後半になるとがぜん面白くなった。双方が策略を巡らせ大スペクタクルの戦術が画面いっぱいに勇壮に描かれる。中国式の戦術と知恵が映像になって展開し、見応え十分だった。
さらに孔明と孫権軍の司令官である武将・周瑜が琴を弾く場面があり、これはすばらしかった。神さびた古代の音色にそれぞれの気持ちを託して演奏する。特にトニー・レオン演ずる周瑜の激しく高まる音色と演奏する指がとても魅力的だった。孔明は優雅だった。
ジョン・ウー監督が100億円を投じて製作したというだけあってスケールが大きく登場人物だけでも何万人だろう。それがみんな鎧甲冑に身を包み、槍を持ち、馬に乗って原始的スタイルで戦うのである。コスチュームは全体に渋い色彩で、ワダエミが担当する中国映画の単純明快な色彩とは大違いだった。


周瑜役のトニーレオンも体がしなやかで金城 武に負けず劣らず魅力的だった。
戦闘場面ばかりで疲れたが、所々に穏やかな場面やラブシーンも挿入されてはいた。何となく女性が一人も登場せず馬が疾走する「アラビアのロレンス」を思い出した。来春公開されるパート2も観てしまうような気がする。いよいよ赤壁の戦いである。
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