山への情熱 音楽への愛

山への情熱 音楽への愛

2026年08月09日
XML
カテゴリ: 登山
龍王岳山頂で360度の眺望を楽しんだ後は次の南壁C稜に向かうため、一旦山頂からガラガラのリスキーな道を下って一般道まで下った。6時を過ぎて次第に太陽が力を増してきた。空は真っ青に澄み渡り、この上ない夏空になった。
急な坂道を最近弱くなりつつある足首をねじらないよう気をつけて、慎重に下った。下りきった所でトラバースになり、またまたガラガラの道なき道を我慢強く進んだ。
そもそもこの龍王岳南壁というのはそんなに知られている壁でもなく、登攀記録も少ない。当然道らしきものも道しるべのピンクリボンもない。熟練ガイドの経験で進んでいくのだ。忍耐を重ねてやっと取り付きに到着。日本離れした鋭い鋭鋒が青空をついて屹立していた。ここからはアルパインスタイルではなくクライミング態勢になり、クライミングシューズを履き、ビレーもした。Yガイドはナッツやカムを使用し、私はそれらを回収しながら昇った。

     日本ばなれした岩稜            南壁C稜第一ピッチ
この岩稜は大きくホールドもかなりあったが、なにせ脆い。けっこうな大きな岩がぐらぐら揺れて安定しない。うかつに持って力をかけると危険な状況なので、とにかく持つ岩にすぐ力をかけないで一度安定性を確認して進んだ。岩のどこをみてもハーケンやリングなどクライミングでよく登場する登攀ギアがどこにもない。そもそも人が入った形跡も希薄でどこか秘境めいている。勿論私たち以外は無人、広大な北アルプスが広がっているだけで静寂そのもの、大自然の真っ只中である。
登攀は順調で次々とピッチを進めてクライミングしていった。


帰りのアルペンルートの時間を考えるとそうそうのんびりもできないため、行動食と水分補給したらすぐ下山開始したが、9時過ぎているのでかなり暑くなって辛くなり、暑さとの闘いになってきた。容赦なく真夏の太陽が照り付ける中でガラガラの不安定な道を一歩一歩我慢強く下っていった。
富山大の研究施設の前を通ってイワギキョウの咲く道を下りきると一の越山荘に到着した。ガイドがデポしておいた荷物を回収してくれ、ザックをまとめて室堂に下山した。
丁度10時過ぎくらいで室堂から登山者が行列になって大量に登ってきていた。立山方面に登山するのだろうか、家族連れも多かった。
ここまで来ればもう気楽でのんびり室堂まで下って美味しい天然水を汲み、アルペンルートに乗って扇沢まで出、後はガイド車で松本に戻った。どこも大混雑だった。
眠れなくて不本意ではあったが無事東尾根と南壁C稜二つを登攀できて目的は達した。Yガイド、こんなグランドシニアを連れての登攀、ホントに有難う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026年08月09日 20時17分35秒
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:日本離れした景観の龍王岳南壁C稜を登攀(08/09)  
放浪の達人  さん
そんなルートを登ったなんて素晴らしい体験ですね。
日本の山って本当に良いと思います。
(2026年08月10日 00時07分42秒)

Re[1]:日本離れした景観の龍王岳南壁C稜を登攀(08/09)  
放浪の達人さんへ

達人さん、有難う。
高齢で長く速く歩くのは困難なので
歩く距離が比較的短くて岩を昇れるルートを探したら
ここがありました。
しんどかったけどとても素晴らしく、満足できました。
(2026年08月10日 14時53分50秒)

Re:日本離れした景観の龍王岳南壁C稜を登攀(08/09)  
おめでとうございます
こんな難しい山制覇最高です
(^。^) (2026年08月10日 18時00分51秒)

Re[1]:日本離れした景観の龍王岳南壁C稜を登攀(08/09)  
女将 けい子さんへ

女将さん、
有難うございます。
人があまり入らない岩山で貴重な体験ができました。
しんどかったけど満喫しました。
(2026年08月11日 17時11分57秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: