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ふっと空いた、ほんの少しの時間などに
適当に開いたページから読み返すのが楽しいのは
太宰治だったり、
村上春樹だったり、
読み込んで、ぼろぼろになった本たちだったりします。
太宰治の「人間失格」は中学生の頃から愛読。
人間の心理描写の的確さにはまり、
大人の世界や人間関係ってこういうことか、人生ってこういうものなのか・・・
なんて変に分析していた当時のコトまで思い出します。
村上春樹はアメリカ・LAに7ヶ月ほど滞在してた時初めて対面。
ルームメイトの蔵書の中にあった日本語の本を
片っ端から読むという生活で出会いました。
「ノルウェイの森」、そして「ダンス・ダンス・ダンス」。
出てくる登場人物の
13歳の女の子「ユキ」の気持ちも
34歳の主人公「僕」の気持ちも
19歳の主人公「渡辺君」の気持ちも
20歳の「直子」の気持ちも
どういうわけか23歳の私の中に、同様の感情や似た様な体験として重なることがたくさんあって
「村上春樹さんは、なぜこんな事を知っているのか???そして、覚えているのか???(子供のころの記憶とか)」
とその不思議の原因を探すべく
複雑な思いで入り込んでいった自分自身の当時の記憶も
ノスタルジックに甦り。。。
どれも何十回読んだか分からないけど
読むとこれを読んでいたときの色々なシチュエーションまで
セットで思い出すのです。
だから、気が向いたら鞄に乱暴にさっと投げ入れておいて
ふとしたときに読み返したくなる、そんな本だったりします。
皆さんもそんな本がありますか?
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