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2012.06.16
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川上未映子の本は一冊も読んだこと無いのに、対談集が面白いと勧められて
いきなりこちらから読んでみました。

読んだこと無かったから知らなかったけど、結構独特の文体(一文が長く、句読点が極端に
少ない)で小説を書く人なんですね。それに思考も独特な感じ。
そのユニークさが十分に発揮された(?)対談集です。

6つの対談の内、最も面白くて興味深かったのが、生物学者である福岡伸一とのもの。
分子レベルで私たちの体は常時猛烈なスピードで入替っていて、実は「固定した「輪郭」
というものもない」のが生物であると。

だという福岡伸一の答えに対して、じゃあ私たちの体は"蚊柱"みたいなものだと言う
例えが面白い。

蚊柱(笑)

濃密な蚊柱って感じでしょうか。身体の中の各臓器も、大きな蚊柱の中にある
さらに小さな蚊柱。そう例えられると、私はなんだか気が楽になるように思える。
そこの気持ちは川上さんに同意します。

しかし、分子レベルでは刻々と入替っているのに、個人としては生まれて以来連綿と
記憶が続いているように感じられる(私は私である)という感覚が持続するのは
なぜなんだろう?
入替る分子たちが、何かそういった"私という個人"というものを崩壊させないための
秘密のキーワードみたいなものを受け渡ししているのかしら。

『生物と無生物のあいだ』 も読んでみたい。





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Last updated  2012.06.27 10:52:30


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