昨日3月21日、荒島岳(1523.5m)に登ってきました。
福井県大野市の東南にどっしりと聳える山。深田百名山の一座です。

▲山頂から白山を望む
少し霞んでいたものの、快晴。
雪で覆われた山頂から、遮るもののない360度の大展望を満喫してきました。
旧カドハラスキー場登山口付近には全く雪がなかったのですが、標高1000メートル付近から雪道。
シャクナゲ平からのもちが壁と呼ばれる急登は、雪面がガチガチに凍りつき、ストックをピッケルに持ち替えアイゼンを効かせながらの登りでした。
(下山時はすっかり緩んでいましたが)

▲もちが壁の急登

▲いったん傾斜が緩み、更に雪の壁が続きます

▲山頂手前のなだらかな稜線

▲山頂にて白山をバックに
山頂からは眼前に白山連峰、経ヶ岳を初めとして、槍ヶ岳、乗鞍、御嶽、中ア、福井・岐阜の名だたる山々をぐるっと眺めることができました。
眼下には大野盆地が箱庭のように広がっていました。
山頂を去りがたく、1時間半近くものんびりしていたのですが、連休中の好天とあって登山者も多く、50人近くも登られていたかもしれません。
下山後、大野市内から見上げる荒島岳の姿にも見とれてしまいました。
堂々と気高く凛と聳える姿は、標高の低さにも関わらず深田久弥が100名山の一つに選んだのもなるほどとうなずけます。

▲大野市内より荒島岳
翌日は経ヶ岳(1625.2m 福井県の最高峰)に登りたいと、登山口の六呂師高原に偵察に行ったのですが、天気予報では大荒れとか・・・。
少し未練はありましたが、ここは潔く諦めて昨夜遅く帰ってきました。
荒島岳、いい山でした。