Category
Keyword Search
Calendar
可茂地域の可児市及び美濃加茂市近郊には、標高300m前後の里山がたくさんあ
ります。その中から登山道が整備されて、比較的登りやすい山をいくつか紹介します。
愛好家の方は、すでにご存じの山かも知れませんが、いずれも冬期間の積雪が少なく、
1年を通じていつでも気軽に登れる山です。
まず、始めに紹介しなくてはならない山が、「鳩吹山(はとぶきやま、はとふきやま)」
標高313mです。可児市の西に位置し、土田(どた)地区にあって、地元の人には
「土田山(どたやま)」や「西山(にしやま)」として親しまれています。
そして、「大天神(だいてんじん)」「小天神(しょうてんじん)」の2カ所に展望台があり、
大変眺望の良い山として知られています。
この山の手前で木曽川が大きく蛇行し、「日本ライン」の景観を形作っています。
登山道は可児市側に3本ありますが、尾根を歩いて愛知県犬山市まで行くことができ
ます。近くを東海自然歩道が通っており、バイバスとしてこの登山道を使われる方が
多いようです。また、この山の北側には「氷場(こおりば)」の跡があり、大正時代まで
天然氷が作られ、舟で名古屋等へ運ばれていたそうです。
なお、登山口近くには日帰り温泉施設もあり、山に登った後は温泉で汗を流すことも
できます。
美濃加茂市側からの鳩吹山の全景です。木曽川を間に挟んで望む風景には
心休まるものがあります。
可児市側から見た鳩吹山です。里山らしい風景の中に溶け込んでいます。
可児市が整備した駐車場が「カタクリ口(ぐち)」という登山口にあります。
「カタクリ口」からの登山道の入り口です。小川を渡ってから、いよいよ山登りです。
鳩吹山から東側を望むと、可児市や美濃加茂市の市街地が、眼下に広がります。
目を転じると「木曽川(日本ライン)」の流れも目に飛び込んできます。
山頂からは、「木曽川(日本ライン)」の流れが間近に見下ろせます。
山頂からは「木曽川」と市街地、そして美濃の山並みと、素晴らしい景観が開けます。
天気が良ければ、御嶽山や加賀白山、中央アルプスまで見ることができます。
近くを東海自然歩道が通っており、美しい景色を求めて多くの登山客が
訪れる山となっています。
「木曽川(日本ライン)」から見上げた、鳩吹山です。
ここは「ロマンチック街道」と名付けられています。
春になると、麓の林の中に、「カタクリ」の花が咲きます。落葉樹の林の中、一面に
咲き乱れ、まるで花の絨毯を敷き詰めたようです。登山道入り口の「カタクリ口(ぐち)」
の由来ともなった花です。土田小学校の子供たちも保護活動に力を入れています。
次に紹介しますのは、「城山(しろやま)」標高265mです。戦国時代に「猿啄城(さる
ばみじょう)」が築かれたことから、この名前があります。また、坂祝町(さかほぎちょう)
勝山地区にあることから「勝山(かつやま)」とも呼ばれています。この山の南側を「木
曽川(日本ライン)」が流れ、山頂には展望台が設置してあり、素晴らしい景観を見る
ことができます。登山道は坂祝町側から1本ありますが、尾根を歩いて各務原市鵜沼
まで行くことができます。また、この山を貫いて、国道21号坂祝バイパスの「鵜沼・坂
祝トンネル」が通っています。
国道21号線から望む「城山」の全景です。左の写真は堤防道路上からで、この道は
「ロマンチック街道」とも呼ばれ、美濃加茂市まで続いています。
山頂の近くには展望台が設置されています。登山口の案内標識もありますので、
すぐにわかります。
「猿啄城(さるばみじょう)」跡入り口の石碑です。
登山口駐車場には、このような由来の書かれた看板が置かれています。
山頂展望台から東を望むと、木曽川(日本ライン)と国道21号・JR高山線・坂祝の
市街が見渡せます。右手の山は、鳩吹山です。
山頂から西を望むと、同じく木曽川(日本ライン)が見渡せます。
この道は鵜沼や犬山につながっています。
登山口駐車場から見た「国道21号坂祝バイパス」です。
「城山」を貫く「鵜沼・坂祝トンネル」です。
続きは、「可茂地域の里山を紹介します NO.2」をご覧ください。
2018ふどうの森トレイルラン March 26, 2018
坂祝で休日サイクリングからの、ハイキン… March 14, 2018
フォトジェニックな花フェスタ記念公園 October 20, 2017