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形状による区分 シングルテールとダブルテール 尾ビレの形状でベタを分けると、大きくシングルテール(ST)とダブルテール(DT)に区分する事が出来ます。シングルテールの方は、所謂ノーマルな形状で、尾ビレが1枚の団扇状に広がるタイプです。これに対してダブルテールと言うのは、尾ビレが上下2枚に分かれ、ハート型になっている個体の事です。 このダブルテールと言うのは、本来尻ビレであったものが背ビレ部分もくっ付いてしまっている構造をしている突然変異個体を固定したものである事が、研究者によって確認されています。同様の現象は、日本のメダカのヒカリメダカにも見られます。人間に例えてみれば、両腕の部分から足が生えてしまっているような感じとでも言えばよいでしょうか?・・・って違うか。 本来尻ビレであるものが背ビレ部分から生えてきちゃっているものですから、ノーマルな個体の背ビレに比べて一段と幅の広い背ビレになっているのがダブルテールのもう一つの大きな特徴です。結果、全体的なフォルムがショーベタの理想型と言われている円型により近くなっています。 以前はダブルテールの尾ビレは2枚の葉が貧弱であったり、上下葉の分岐が十分ではなくハート型になった個体が多く、尾ビレの観賞価値という点ではシングルテールに劣るものでしたが、最近のダブルテールは尾ビレ上下葉が共によく発達し、ほぼシングルテールに見える個体が作出されています。 ・・・って、ここまで読んでくると「おおっ、ダブルテールってシングルテールより素晴らしいんだね!」ってなってしまいそうですが、長所ばかりではありません。ダブルテールは、その特異な体構造のせいで脊椎骨に異常が認められます・・・って言うか、基本的に100%異常です。市場に出回る個体は一見すると何の異常も認められませんが、その兄弟達の脊椎骨はグニャグニャに折れ曲がっているんです。鑑賞に堪えうる個体の出現率が低いと言う事から、ブリーダーとしては生産効率の悪い品種と言う事が出来ると思います。 遺伝的にダブルテールはシングルテールに対して劣性遺伝です。シングルテールの遺伝子をS、ダブルテールの遺伝子をsとすると、SSもしくはSsと言う遺伝子型の個体はシングルテール、ssの個体のみがダブルテールになる訳です。したがって、外見はシングルテールであってもSs型のヘテロタイプの両親であれば、子供に理論上は25%の割合でダブルテールが出現すると言う事になります。またダブルテール同士の交配では劣性ホモ同士の交配ですから100%ダブルテールの子供が生まれてきます。 ただ、ダブルテール同士の交配では、脊椎骨がそれこそクルクルに捻じ曲がった個体が多数出現してしまう事から、ブリーダー達はダブルテール同士の交配を好みません。また、脊椎骨異常の為ボディが通常よりも短めな個体が多く、特にオスは繁殖の際にうまくメスに体を巻きつける事が出来ない個体もいますので、繁殖の際はメスにダブルテールを用いた方が無難です。 その場合、繁殖に用いるオスがホモタイプ(SS)ならばF1世代はすべてへテロタイプ(Ss)のシングルテール。そしてF1同士の交配で得られるF2世代で25%のダブルテールが出現すると言う事になります。また、オスがヘテロタイプ(Ss)のシングルテールであった場合は、F1世代から50%の割合でダブルテールが出現する事になります。 えっ?どうやって繁殖に用いるシングルテールのオスがホモかヘテロか見分けるかですって??・・・外見からは判りません(笑)。自家産のダブルテール作出したいのなら、初めからF2世代まで行く覚悟でどうぞ。ただ、ヘテロタイプ(Ss)のシングルテールのオスは、ホモタイプのオスに比べて背ビレの幅が広めである事が多いので、繁殖に用いる事が出来るオス個体を多数保有しているのならば、出来るだけ背ビレの幅が太いオスをチョイスすれば、それだけヘテロタイプ(Ss)に当たる確率は高まります。
2012/01/28
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我が腰の激痛と仕事の超多忙から、「私的熱帯魚図鑑」の更新も随分とされてません(涙)。まぁ、仕事を終えて帰宅するとクタクタで何もする気が起きないのも確かですが、一番の原因はデジカメを構えて水槽内の魚を撮影すると言う作業が腰に悪くて(苦笑)。そんな訳で、レインボーフィッシュの新しい画像を撮影する事が出来ていません。でも、このまま更新しないって言うのも何だかなぁ~・・・ってな事で、以前撮影してあった画像ストックを使ってブログを更新しましょう! レインボーフィッシュの各論でも度々触れていますが、基本的にレインボーの仲間は飼育・繁殖共に物凄く容易な種ばかりです。せっかくですから、レインボーの繁殖について簡単に説明しておきたいと思います。繁殖難易度は一部の種を除きほぼ同一レベルと言ってよく「すごく簡単!」レベルです(笑)。メダカの繁殖をした事のある人ならほぼ確実に上手く出来るくらいのもんです。 レインボーフィッシュの仲間の多くは特に繁殖用水槽を用意する必要が無く、飼育の延長で繁殖が楽しめる点も嬉しいところです。通常は水草の茂みなどに、メダカの卵と同じように粘着性の透明な卵を産み付けます。卵はかなり大きめなので、注意深く水草の葉などを調べれば用意に発見できるはず。・・・って前なら簡単に言い切ってたんですけど、最近老眼が進みレインボーの卵でさえ霞んで発見に苦労している自分がいたりします(涙)。不思議なもので、卵の大きさは体長10cm前後に達するハーフオレンジ・レインボーよりも体長4cmにも満たないポポンデッタ・レインボーの方がはるかに大きかったりします。 まぁ、どの種類で繁殖にチャレンジしても構いませんがサイズから考えるとネオンドワーフかポポンデッタ辺りがオススメです。今回はネオンドワーフを例にとって話を進めていきます。ややサイズが大きめで色彩も鮮やかなオスと小さくて地味目のメスが揃っていれば1ペアいればほぼ確実に産卵してくれます。もちろん、群れで飼育していてもOKです。水槽内には産卵床となる水草の茂みを作ってやりましょう。出来れば葉の細かい水草がよいと思います。お勧めはウィローモスですね~。 すこし本格的に繁殖させてみたい人や、私のように老眼で卵を見つけるのが辛い人は、冒頭の画像のように毛糸の塊を水槽内に沈めておき、一定期間ごとに取り出すと言う方法が良いと思います。レインボーの仲間はカラシンやコイ科の魚のように一気にすべての卵を産んでしまうという訳ではなく、毎日少しずつダラダラと?産卵する傾向があります。親魚達はそれ程熱心に自分たちの卵を食べる事はありませんから、他の熱帯魚と一緒に飼育していない場合は水槽内の卵を見つけ次第隔離する必要はありません。 水草に産み付けられた卵は水温にも左右されますが10日から2週間くらいで孵化します。1週間ほど続く産卵期間中に1ペアが50個ほどの卵を産みます。前述のように、単独で飼育している場合は卵を取り出さずにそのまま放置しておいても大丈夫です。他の熱帯魚と混泳させている場合には、卵は見つけ次第取り出して水槽の水を入れた別容器に隔離しておきます。 次回は孵化した稚魚の育成について紹介したいと思います。・・・無事退院してくればの話ですけどね(笑)
2008/03/11
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さて、ベタが産卵してから今日で2日目です。通常は、オスベタが泡巣の下で頑張って卵を守ったり、泡巣の補強をしたりしているはずなんですが、場合によっては卵がまったく見当たらなくなっている場合もあります。こんな時考えられる原因は以下のようなものです。1:オスに食卵の傾向がある場合2:周りの環境が騒がしいなど劣悪だったため3:卵が未受精卵だった場合 このうち1のオスに食卵の傾向があると言うのはアピストなどでは良く見られるケースですが、ことベタに関してはさかなおやじの温室ではほとんど見たことがありません。むしろ2や3のケースである事がほとんどだと思うのですが、知人の中にはそう言った悪癖をもったオスがいるという人間もいるので頭から否定は出来ません。また、音や振動などオスが落ち着いて卵を守れないような環境に産卵水槽をセットしておくと、オスが食卵してしまう事はたまに見受けることが出来ます。 ただ、オスが食卵してしまう一番の原因はやはり卵が未受精卵であった場合でしょう。オスは泡巣の下で卵を守りながら、未受精卵や水カビに侵された卵を取り除いていきます。その時、あまりにも不健全な卵が多いと残りの健全な卵も含めてすべてを食べてしまう事があるのです。卵が未受精卵である原因にも色々あると考えられ、オスかメスどちらかの生殖機能不全に問題がある場合が多いようですが、中にはメスが体内に卵が形成されてからあまりにも長期間繁殖しなかった場合に、体内の卵が過熟してしまい、正常に受精・発生できなくなってしまったというケースも良く見かけます。やたらと腹部が大きく膨張していたメスなどを使って産卵させた時、オスに食卵が見られた場合は1週間後くらいに同じペアでもう一度産卵させてみると今度はうまく行くと言う事があります。 さて、オスが食卵する事もなく卵を守っている場合ならば産卵後2日目に飼育者がしなくてはならない作業はほとんどありません。ただ、初産などで卵の数が50個未満と少ない場合は、下の写真のように小さなプラ容器などで静かに卵を泡巣ごとすくいとり、他の水槽の泡巣と混ぜてしまう方がよいでしょう。この場合、飼育者の都合で一方的に他のペアの卵を託卵されたオスは、哀れな事に自分の卵と他人のものを区別できないため、自分の泡巣の中にせっせと他人の卵を取り入れ一生懸命世話をしてくれます。 わざわざ、このような作業をする意味は、孵化した稚魚の管理のし易さにあります。常識的に考えれば、水槽内の稚魚の数が少なければ少ないほど管理育成が楽と思われがちですが、実際は逆なのです。30cm水槽にベタの稚魚十数匹などというのは、すべての稚魚に均等にエサを与えるのが難しくかえって管理が難しくなります。また、稚魚達の成長にも大きなばらつきが見られます。その点、30cm水槽に200匹くらいの稚魚を収容しておいた方が、エサを均等に与えやすい他稚魚達に競争意識が芽生え、争うようにしてより多くのエサを食べるようになります。これは養殖業では当たり前の常識で、テレビなどの番組で見かける養殖の魚がびっくりするほど過密状態で飼育されているのには、もちろん少しでも小さなスペースで大量の魚を養殖したいという事が一番ですが、エサ食いがよくなるという点も重要なポイントなのです。 さかなおやじの温室でも、18本の(2本新たに産卵しました)水槽の卵を9本の水槽に圧縮収容しました。一番上の写真のブループラガットも懸命に他の魚の卵を泡巣に収容しているところです。また、2つ以上の泡巣を一つにまとめる時には、出来るだけ系統の違う魚の組み合わせにする事をお勧めします。例えば、ブラックとブルー&ホワイトバタフライとか極端にカラーリングの異なる系統の卵を混ぜておけば、稚魚が成長した時にどちらの両親の子供なのか一目でわかるからです。特に、コンテストなどを目指し自分のオリジナルの系統を作ろうと考えているような人は、どのような親からどんなカラーの子供が生まれてくるのか良く理解しておく必要があります。
2005/06/27
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今日のアップはスカーレットジェムです。この魚、わが国に輸入されるようになってからまだそれ程年月を経ていないにもかかわらず、その美しさで一躍人気者になりましたね。以前はバジス・バジスと同じバジス属(Badis)に分類されてましたけど、最近ではダリオ属(Dario)に分類されているようです。このバジス=ダリオグループは最近新種の発見ラッシュで次々と新種が発見されています。我が家には、東南アジアをさまよっているオタッキーな奴らが、お土産として持ってくる変な魚がたくさんいるのですが、その中にこのスカーレットジェムの仲間の新種も何種類か含まれています。例えばバジス・クワエ(Badis kuwae)って言う奴なんぞ、映画で有名なクワイ川で発見されたと言うだけが取り得の様な魚です。色彩的に美しいのはごく稀で、ほとんどが泥の付いたジャガイモかゴボウのような色彩です(どんな色彩だ?)そのうち、紹介する魚に困った際にでも皆さんにもクワエご披露いたしますので、あまり期待しないで待っていてください(魚は確実にババッチイが、間違いなく本邦初公開の貴重な映像ですぞっ)。むっ虚しい・・・(苦笑)。 という事で、この仲間としては破格の美麗種とも言えるスカーレットジェムは、体長が2cm前後と小型で性格も温和と来ては、人気の出ない訳がありません。エサの好みが若干あり人工餌は余り好きではないと言う欠点がありますが、水質にもうるさくなく本当にお勧めです。 また、スカーレットジェムは繁殖も比較的簡単に楽しめる魚で、体色が赤く美しいオスと、褐色で地味なメスを一緒に飼育していればかなりの確率で繁殖に成功するはずです。以前はメスが極端に少ないと言われていましたが、最近の入荷魚を見る限りでは結構メスも入っているようです。繁殖を狙わないのであれば色彩的に鮮やかなオスだけをチョイスすればよく、繁殖まで狙いたいと言うのであれば、褐色の個体を購入すればそれがメスです。ちなみに、ショップの水槽で色彩的に地味であっても体にうっすらと赤い縞模様がある個体は根性のないオスである可能性があるため避けた方が無難です。 今日の本題は、スカーレットジェムの「根性のないオス達」についてなのです。水槽で複数飼育した場合、水草の陰や岩の周辺など繁殖に適したと思われる場所から強いオスが占領していくため「根性のないオス達」は必然的に水槽前面の開けた場所にたむろする事になります。ところが、こいつらメスに相手にされないからでしょうか、オス同士の癖に繁殖行動の真似事するんです。下の写真がそれですが、一方のオスが他方のオスの体に巻きつくようにしているのが判るでしょうか。実はこれ、ペアが繁殖する際の行動とまったく同じなのです。 って事は、こいつら「おホモダチ」なんでしょうか?水槽の中ではあちらでもこちらでも、「おホモダチ」の輪が広がっているようで、まるでここはおホモダチに開放されているプライベートビーチのような状態で、イッツ ア パラダイス!!ってウァ~。個人的な趣味についてとやかく言う気はありませんが、我が家の水槽で「おホモダチ」は辞めて欲しいと切に願うさかなおやじでした。
2005/06/02
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《ずいぶん間が開きましたが前回より続く》 そんな当時「虫好き少年」だった私が、「魚」に興味を抱くようになったのはいつの頃だったのでしょうか?自分の記憶を辿ってみると、おそらくは当時父親が熱中していた錦鯉飼育辺りがおそらく最初だったと思います。 私の父親は私に似て・・・って言うか私が父親に似てですが(笑)、妙に凝り性でした。当時、我が家は都心にしては珍しく妙にだだっ広い家で庭も広かったので、父親の趣味もやりたい放題の状態でしたね~。あっ、別に都心に広大な土地持っているからと言って金持ちなんかじゃありません。祖父の代に工務店やっていて、住宅兼、資材置き場兼、職人の住居だったからです。 まぁ、当時の家屋は工務店の爺さんが自分で作った家なので、いい材木吟味して作った見事な家だったんでしょうが、私が生まれた昭和30年代後半にはすでによく言えば重みのある、ぶっちゃけて言えばかなり老朽化した木造建築でした。父親は入り婿で、本人曰く「家業を継がない」と言う約束でこの家の人間となったと言う事で、工務店は祖父一代で廃業したらしいです。 後に残された、無駄にだだっ広い家屋敷は子供の頃は本当に怖かったですね~。例えば、当時トイレは1回の端っこにあったのですが、そこに行くまでにビローンと長い廊下が続いてまして、その両側には以前職人さんが寝起きしていた小部屋がいくつも並んでました。冗談抜きで、ボーリングのレーン位は楽に長さのある廊下だった事を覚えています。何分昔の家屋ですから、照明は薄暗い裸電球だけ、しかも今は誰も使っていない職人さんたちの部屋にはなぜか姿鏡とか置いてあったりして、昼間だって結構怖いのに、これが夜になるとホラー映画そのものの世界でした。 当然、当時根性無しの私としては夜間に一人でトイレに行くなんて事は出来っこありません。情けない話ですが、ほぼ毎日「寝小便」してました。・・・って、家族は思ってますけど、実際の所は「寝小便」ではなく、夜に布団に入ってからトイレに行きたくなっても、あの長くて恐ろしい廊下の存在を考えると行くに行けず、ひたすら耐えているうちにとうとう布団の中で・・・(笑)。つまり寝ているうちに知らず知らずって訳じゃなく、目を覚ましていてひたすら我慢に我慢を重ね・・・って言うパターンです。当時、毎日のようにあんな事繰り返して、よく膀胱炎にならなかったもんです。
2011/04/03
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今日もまたまた懲りずにレインボーネタです(苦笑)。今日紹介するのは、ハーフオレンジレインボー(Melanotaenia boesemani)です。パプアニューギニアに棲息するこのレインボーはメラノタエニア属のレインボーとしてはネオンドワーフレインボーと並び、人気魚種と言えるでしょう。逆にこれでダメなら、レインボーが我が国で普及する可能性は皆無かもしれないほどの「最後の切り札」的存在です(笑) 市販されている時はまだまだ若魚であるため、あまりパッとしませんが成熟すると冒頭の写真のようにかなりインパクトの強い魚になります。体の後半部分が名前の通りオレンジ色に染まるのはともかくとして、体の前半部分が青とも紫とも形容できない実に凄みのあるカラーに染まります。まぁ、これだけドハデだと好き嫌いがはっきり分かれるとは思いますが、個人的には決して嫌いなカラーリングではありません。 えっ、ハーフオレンジレインボーのサイズですか?あのあのっ、大体6~8cm位です・・・。と、問題はここにありました(笑)。やはり、このレインボーもサイズが中途半端なんですよね~。泳ぎ回るタイプの魚なので、小型水槽には不向きです。60cm水槽ならば飼育は可能ですが、なんだか存在感がありすぎて・・・。ノーマルの60cm水槽で10~15尾くらいは楽に収容できますが、これだとかなり雑然とした眺めになってしまいます。 「レインボー不人気の謎」の2つ目は、サイズが日本向けではない(苦笑)と言うところにあるのだろうと思います。以前、ドイツのとある水族館で見たレインボーフィッシュ水槽は3mを軽くオーバーするほどの巨大水槽で、その中を群れで泳ぎまわるレインボー達はそれはすばらしい眺めだったのを覚えています。つまり「ウサギ小屋」に生活する我々日本人には、大型水槽向けのレインボーフィッシュは高嶺の花?ッて事なんでしょうか?? そう考えると、なんだかだんだんムカついてきます(笑)。以前、外資系の会社に勤務していた時、本社(ヨーロッパでした)のスタッフに我が家の家賃(当時は賃貸マンションでした)を尋ねられて金額を答えると、「オマエは大金持ちなのか?」と反対に尋ねられてしまった事があります。100平米前後の賃貸マンションに毎月20万円弱払っていると知ると、彼らは一様に「フンッ!」と小ばかにしたような反応を示すのが常でした。ちくしょうっ!そりゃヨーロッパの片田舎ならば豪邸に住めるほどの家賃なんでしょう。どーせ、日本人はウサギ小屋に馬鹿高い家賃払ってますよっ!! なんだか卑屈になってきましたが(笑)、レインボーフィッシュに話を戻すと「体型が悪くて、サイズが中途半端」と来てはやっぱり我が国での人気獲得は夢のまた夢なのでしょう。今回3回にわたってレインボーフィッシュを扱ってきましたが、誰一人として「レインボー大好きっ!」と言う人が出現しなかった事は少々驚きました。・・・が、まぁこんなもんでしょう。
2005/12/08
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《前回より続く》 多趣味で凝り性、しかも公立中学の教師なんで夏休みをはじめとして自由な時間にはまったく事欠かなかった父親が、今は使われていない「資材置き場」を放って置く訳もありません。まずは、「母さんが大好きな花だから」と上手い事言ってバラ園を作りました。そして、次にぶち上げたのが「子供の為に!」と言う大義名分で、庭にプールを作ると言う大事業の構想でした。しかも、個人レベルではありえないだろうと思われる「縦横5m四方、深さ1mのコンクリート製プール」を作ると言う計画です。 なんだか物凄く子供思いの父親に聞こえてきますが、彼の真意は追々明らかになっていきます(笑)。構想自体は雄大ですが、しがない公立中学の教師ですから資金面ではあまり潤沢とは言えなかった様で、「プールは自分達で作ろうっ!その方が子供たちもいい思い出が出来るし」とか、これまた人聞きのいい御託を並べて、「自家製プール作り」と言う一大プロジェクトがスタートしたと言う訳です。 確か私の記憶では小学校3年生の夏休みは、毎日このプール作りの土木作業員として働かされたような気がします。大体、父親と小6、小3の息子の3人だけで「5×5×1m」のプール作るかぁ~?地面掘るだけでも物凄い大変でした。もちろん、ブルトーザーとかあるわけも無く、全部手掘り(苦笑)。喘息で体弱い息子になんて事させるんでしょう、この極道親父は。でも、当時は純真で話の裏を読み取るなんて芸当は出来なかった我々兄弟は、夏休みをほぼこの重労働に費やしました。
2011/04/04
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今日はクリスマスイブですから、それっぽい画像をと思いロングフィンアカヒレをセレクトしました。冒頭の写真って、クリスマスっぽい衣装を身にまとった2頭のトナカイがそりを曳いて、真っ暗な天空をこっちに向かってくるようなイメージありません?真ん中にサンタを乗せたソリがないのが本当に残念です。(笑)そんなこんなでメリークリスマス! それにしても、ロングフィンアカヒレは一体どこまでゴージャスになるんでしょう?原種ももちろん綺麗な魚ですが、フルサイズにまで育ったロングフィンは、数ある観賞魚の中でも確実に上位にランクインする華やかさだと思います。これで、丈夫・温和・低温OKとくればこれはもうお菓子のホームラン王です!(亀屋万年堂のナボナ知ってます?)じゃなくて観賞魚の三冠王ですよね。 アカヒレは保温なしでもOKですから、今日もクリスマスプレゼントとして小さな容器に入れられて「コッピー」として多数買われて行くのでしょう。でも、ちゃんとそれなりの容器で飼育してあげればここまで綺麗に育つんですから、「コップでも飼育できるコッピーちゃん!」じゃなくて、「小型水槽で飼育も繁殖も楽しめるアカヒレ」として飼育してあげたいものです。以上、日本アカヒレ普及協会からのお知らせでしたぁ~♪(笑) ところで、冒頭の2尾のロングフィンアカヒレ見て「アレッ?どこかおかしい??」と思った方はいらっしゃいますでしょうか。その方はかなり鋭い観察力持ってますね(笑)。そうなんです、この2尾の各ヒレのカラーリングが全然異なるんです。下のピンボケ画像ではこの2タイプを並べて撮影してみました。一方はノーマルのアカヒレ同様、ヒレの先端部分がライトイエローに縁取られるのですが、もう一方はオレンジ色に染まるのです。この違いって一体何?? 実は、以前紹介したようにわが国に始めてロングフィンアカヒレが輸入されてきた頃はすべての個体が、ヒレがオレンジに染まるタイプだったのです。噂では、旧東欧諸国が外貨獲得のため国家プロジェクトとして作出した改良種と言う事でした(笑)。事の真偽はともかくとして、当時我々はノーマルタイプしか知らなかったために、ロングフィンになっているだけではなくヒレのカラーリングが違い過ぎることから、元の種親自体別種なのではないかと考える人間もいたほどです(・・・って私だけかも)。 しかも、今回紹介したようにノーマルのカラーリングでロングフィンという個体も確実に存在するのですから不思議です。このオレンジフィンタイプは一体どういう過程を経て作出されてきたのでしょうか?すごくポピュラーで、誰でも入手可能なアカヒレにも、色々と謎はあるんですね~。どなたかしっかりとその辺追及してみません? それと、そうそう!「セルバスオンラインショップ」(http://selvas.jp)もよろしくね!!・・・と一応、応援しとかないとね(笑)
2005/12/24
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《前回より続く》 極度の「ムシ恐怖症」になってしまった今でも、これらの昆虫は好きです。ちなみに、数年前仕事でドイツに滞在中の事、商談の合間にオープンカフェでコーヒーを飲んで休憩した際に、私のテーブルにふと止まったゾウムシらしき昆虫が飛び立つのを思わず追いかけ、ビジネススーツに身を固めた大の大人が側溝に落ちたのは何を隠そうこの私めにございます(苦笑)。いやぁ~、恥ずかしかったの何のって。同席していた仕事先の連中の驚愕した顔は今でも鮮明に憶えてます。そりゃそうでしょう、今の今まで和やかに談笑していた相手が、いきなり椅子から立ち上がり走り出したかと思うと側溝行きですから(笑)。おそらく彼らはゾウムシの存在になんて気が付いていなかった筈ですから。「オ~ッ!東洋人はミステリアスだっ!!」とか後で話していたに違いありません。 もちろん、子供の頃の夢は「生物学者になる事」一本でした。回りはどう考えていたのか定かではありませんが、本人はかなり本気でそう思いこんでました。ちなみに、その夢は20歳代半ばまで維持されてましたから、我ながら見事なもんです。 当時の私の遊びと言えば、内向的なものがほとんどでしたね~。その頃は読売ジャイアンツV9時代でしたから、男の子達の遊びももちろん野球中心でした。今と違って、東京都心部でもそこら中に原っぱありましたから、野球するスペースには困りませんでしたし。・・・でも、私は出来なかったんですね~、これが。下手とか言う以前に、運動をすると喘息の発作が出て息が出来なくなっちゃう恐れがある為、野球に参加できなかったんです。だって、内野ゴロ売打って、一塁まで全力疾走すると呼吸困難になる奴なんて使えないし(涙)。 ここでも3歳年上の兄貴は花形で、何しろリトルリーグのエースでしたし草野球レベルではもう花形的存在!それに引き換え、この弟ときたら・・・。まぁ、この辺りの不幸な境遇が、妙にひねくれてて反骨精神旺盛、しかもすぐに人と違う道を行きたがるさかなおやじの内面性を作り出すルーツになっている事は間違いないところですね。
2011/03/10
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今日のアップはインディアン・グラスフィッシュ(Chanda ranga)です。インド周辺に生息するこの魚は、なぜかショップではグラスエンゼルとして売られている事が多い。しかし、グラスエンゼルは別の魚(Chanda filamentosa)に付けられた名前なので明らかに誤りです。どうでも良い事の様だが、さかなおやじとしてはそのあたりはきちんとしておいて欲しい。 と言うのも、本物のグラスエンゼル(Chanda filamentosa)は背ビレと尾ビレの先端部分が糸状に伸びて、そのシルエットはまさにエンゼルフィッシュそのものの小型美魚なのですが、なぜか飼育が難しい。今まで幾度となくチャレンジしているにもかかわらずなぜか長期飼育が出来ない、さかなおやじにとっての飼育難魚なのです。したがって、ショップなどにグラスエンゼル入荷したら教えてと頼んであるのですが、いざ店に行って見るとインディアンの方である事がほとんど。 とは言え、インディアン・グラスフィッシュの方だって結構美魚なのです。透明感のある体と、ピンと張った背ビレと尻ビレのシルエットは素晴しい。幸いな事にこちらの方は飼育は容易で、塩素中和した水でなんら問題なく飼育できます。なんとなくグラスフィッシュの仲間って汽水魚のイメージありますが、飼育に塩分は必要ありません。エサも、生き餌を好むものの馴らせば人工餌にも餌付きます。さかなおやじには繁殖の経験はありませんが、婚姻色で黄褐色に染まったオスと透明なままのメスが水草の茂みの中などに産卵するそうです。ただ、孵化した稚魚は非常に小さくはじめからブラインシュリンプを捕食できないそうなので稚魚の育成はててこずるかもしれません。 先日、淡水ギンポを思わず購入してしまった時も、実はショップからグラスエンゼルが入荷したと連絡があったからなのです。「ほんとにグラスエンゼルかい?まさかインディアンじゃないよな」と電話口で尋ねるさかなおやじに対して「嫌だな~、私だって伊達にこの業界でメシ食ってるんじゃないすよ」と自信満々で答えていた某ショップの店員A君。なぜか、さかなおやじが店を訪れた際は不在だったようだけど、今度会った時はわかってるね。
2005/06/15
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《前回より続く》 その頃の私の一番の愛読書はって言うとこれが「図鑑」(笑)。初めのうちは、学研とか小学館の小学生向けの図鑑シリーズで満足していた物が、小学校高学年の時点ではそれではもう飽き足らず「保育社の原色図鑑」シリーズとか読んでました。何だか可愛くないガキだったんだろうなぁ~。だって、他の子供が「あっ、お花にハチさんが飛んできたっ!」とか言ってる側で、「いや、あれはトラマルハナバチだよ」とかほざいてたんでしょうから。・・・あ~っ、恥ずかしい(笑)。 その当時一番好きだった生き物は「さかな」じゃなくて「ムシ」でした。昆虫ならば全般好きだったのですが、通常他の子供たちがカブトムシやクワガタ、チョウ辺りに興味を持つのに較べて、当時から既に「人生の王道を歩けない」性格だったらしい私の好みはテントウムシ&ハンミョウ!それからゾウムシとかオトシブミなんかも好きでしたね~(笑)。まぁ、第三者的に冷静に自己分析してみると「人と違う道を行きたい」「コレクション癖がある」「サイズの小さな物が好き」と言う3点は、この当時既に私の内部に芽生えてたんですね~。 例えばテントウムシとしてはおそらく一番ポピュラーな「ナミテントウ」。よく庭先などで見かける黒地に2つの鮮やかな真紅の斑紋がある奴ですが、実はコイツはカラーバリエーションが豊富で、全身オレンジ・オレンジにブラックスポット、逆に黒地にオレンジスポットなどなかなか奥深い存在なんです。一時はこの「ナミテントウ」のカラーバリエーション集めにハマッてまして、物凄い数の「ナミテントウ」を採取して虫かごに入れて持ち歩いてましたっけ。近所のおじさんやおばさん達も「あらッ、凄いわね~」とか言ってくれてましたけど、きっと顔面引きつってたんじゃないかと思います。まぁ、当時は大人の顔色窺うような高等戦術使えませんでしたから、本人は単純に得意満面でしたけど(笑)。 テントウムシって言えば、「ナミテントウ」とか「ナナホシテントウ」辺りは益虫って言われているのに、同じテントウムシでも「ニジュウヤホシテントウ」とかは害虫って扱いになってるのご存知でしょうか?前者は、アリマキとか種類によってはカイガラムシとかウドンコ病菌とか、とにかく野菜なんかに悪さする昆虫を捕食するから益虫って事です。後者は、ジャガイモの葉っぱとか食べちゃうんで害虫。本来は後者の方が菜食主義者な訳で、平和的なんだけどな~。 ちなみに「ベダリヤテントウ」って言う赤の地色に黒の斑紋が4つって言うテントウムシなんかは、本来は日本原産のテントウムシではありません。ミカン類の害虫とされているカイガラムシの一種を食べると言う事で、はるばるオーストラリアから連れて来られてその辺りに放たれたと言う虫です。これなんかだって農業的には益虫でしょうが、しばらく前にブラックバスやウシガエルなんかで一部マスコミが狂ったように騒いでた外来生物問題から考えるといかがなもんなんでしょうか?ウシガエルやアメリカザリガニだって本来は人間が勝手に食用と考え輸入した物なんですけど、利用価値がなくなりゃ「特殊外来生物」扱いですから。 まぁ、いつの世も人間なんて勝手なもんです。「ベダリヤテントウ」だって、彼の存在が日本原産のほかのテントウムシの駆逐に関与していると言う研究結果が発表でもされようもんなら、一夜にして「益虫から害虫」に、それこそ天国から地獄に真ッ逆さまに転落間違いなしです。
2011/03/02
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《前回より続く》 また、「道教え」について行き、完全に道に迷って交番のおまわりさんのお世話になった事もありましたっけ。皆さんは「ハンミョウ」って言う昆虫ご存知でしょうか?体長2cm程度の小さな虫なんですが、極彩色の物凄い綺麗な体をしています。こんな外見なのに、食べ物は他の昆虫と言う獰猛なハンターなんですけどね。ちなみに「ハンミョウ=斑猫」と言う事で、体に斑紋があり猫のように小型ながら敏捷なハンターって言うことからこの命名だそうです。要するに「ブチネコ」って言う意味ですね(笑)。 それでもって、コイツの別名が「ミチオシエ」って言うんです。名前の由来は、コイツは飛翔能力が弱いのか数メートル飛んでは地面に降りてしまいます。人が近寄ると、逃げようとして飛び立つんですけど、数メートル先でポトッ。またそこに人が近寄るとチョット飛んでポトッ。根性がないのか、はたまた人間様をなめきっているのかは定かじゃありませんが、とにかくその様子が、あたかも人を道案内しているかの様に見える事から「ミチオシエ」って言われるようになったと言う事です。 幼い頃の私は、この「ミチオシエ」が大好きで見つけると飽く事無くその後を追い掛け回していました。まぁ、ムシにとっては迷惑千万な話だったでしょうが(笑)。ある日、いつもと同じ様に「ミチオシエ」を見つけその後をストーカーのように付け回している最中、ふと「もしかして、コイツは本当に俺の事どこかに案内しようとしているんじゃないかな?」って言う、今から思えばいかにも子供らしい考えが頭の中に浮かんできちゃいました。その後、数時間にわたりストーカー行為を続けた結果、ふと我に返ると当たりはまったく私の知らない場所になってたと言う訳です。その場に立ち尽くし大泣きしている私の側をたまたま自転車で通りかかったおまわりさんが家まで連れて帰ってくれました。 ああそうそう、ハンミョウって言えばもう一つエピソードが。当時我が家には都心部としてはビックリするほど広大な庭があったのですが、そこに小さな穴がポツポツ空いているのに気が付きました。早速、側で庭いじりしている父親にこの事を報告すると「ああ、それはハンミョウの幼虫の棲家だよ。俺が子供の頃は、その穴に細い葉っぱや小枝を差し込んで釣りをしたもんだ」と妙な所で博識振りを披露してくれました。なんでも、ハンミョウの幼虫(成虫とは異なりイモムシ型)はその穴の中に潜み、穴の上を小さな虫が通りかかるのを待ち受けて、近づいたと見るやいきなりガブッと来るそうです。 いやぁ~、ガキの癖にやるね~、獰猛だねぇ~!って事で、早速実験開始!穴という穴に細い草の葉や小枝を差し込んで引き上げてみたんですが、一向にイモムシったらガブってしてくれません。それを見ていた父親が「そんなやり方じゃダメだよ。もっと静かに近寄って、ハンミョウ驚かさないようにやらなくっちゃ」と言いながら近寄って来ました。うーん、さすがはわが父上です。惚れ惚れするような見事な父親ぶりっ! ・・・って、10分後には「アレッ?おかしいなぁ??子供の頃はこうやって上手く釣れたのになぁ~」とか言う父親を思い切り疑いの眼差しで見つめる私の姿がありました。それから数日間は毎日のように「ハンミョウ釣り」に精を出しましたが、釣果はゼロ!いわゆる「坊主」って奴です。ほんとにハンミョウの幼虫釣れんのかぁ~??「ハンミョウ釣り」成功した経験のある方いらっしゃいます??個人的には、釣りに用いた草が「ノビル」って言う、野生のアサツキみたいな奴だったのが敗因かと思ってます。だって、この草は「ネギ+にんにく+ニラ」みたいなものすごい臭いですから、こんな物いきなり巣穴に突っ込まれたら、「ウッ」とかなって、ハンミョウの幼虫だってガブってする気力なくなっちゃうはずですから。
2011/03/03
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今日のアップはキャリスタス(Hyphessobrycon callistus)です。アマゾン河流域に生息する体長4cm前後のカラシンで、全身が鮮やかなピュアレッドに染まります。また成熟した個体では、各ヒレの先端が白く縁取られより一層艶やかな姿になります。 しかもキャリスタスはすごく丈夫です。普通に飼育してれば、どうやったら死んじゃうの??って言うぐらい(笑)。さらに、東南アジアで盛んに養殖されているために、価格面でも非常にお買い得!それなのに、キャリスタスはあまり人気がありません(苦笑)。理由は??もうお判りだと思いますが、このてのカラシンにありがちなパターンですが、とにかく性格がキツイ!複数匹を同時に飼育していると、ヒレ先が千切れていない個体を見つける方が大変なくらいです。しかも、この性格は同種にだけ向けられるのではなく他種や水草だって攻撃の対象となってしまいます(涙)。 色彩的にはレッドファントムやクリスタルレッドテトラなんてアウト・オブ・眼中!!なのに、残念な事です。でも、60cm水槽辺りにアマゾンソードでも植えて、その中に本種を群泳させるとすごくゴージャスな眺めなんですけどね~。一度、キャリスタスを飼育して懲りてしまったアクアリストはもう二度と見向きもしないでしょうね~(苦笑)。 それでも、需要はあるようで前述のように東南アジアから大量に輸入されてきます。しかも、ロングフィンタイプや全身が金赤に輝くゴールデンタイプなどの改良品種も作出されています。さかなおやじの周りには、キャリスタス飼育してる奇特なアクアリストなんて皆無なのに、大量に輸入されたキャリスタスは一体どこで消費されているんでしょう?うーん、不思議です!そして、裏読みするとすごく恐ろしいです・・・ 私も決して大好きな魚ではありませんが、以前ワイルド個体が輸入されて来た事がありました。この時のワイルド個体の色彩と来たら・・・。今までのキャリスタス感が払拭されてしまうほどの、壮絶な色彩を持った魚でしたよ。あそこまで綺麗なら、少々性格悪くても我慢できます。ほら、人間だって同じじゃないですか!すごく美人なら性格悪くても周囲は許してくれるみたいな・・・(笑)。残念ながら、養殖のキャリスタスにはそこまでの魅力は無いですけどね~。
2005/12/30
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今日のアップはブルーグリッターダニオ(Danio sp.)です。先日のオレンジグリッターに続くダニオ第2弾と言うわけですが、オレンジグリッターダニオがあれだけの美麗魚なら、ブルーにも期待が集まるってもんです。実は、この魚は半年ほど前にすでに入手してました。 半年ほど前の某日、さかなおやじの携帯に懇意にしてる生体の輸入元から「さかなおやじさん、ミャンマー便でブルーグリッターダニオってのが入荷しましたよ!」と言う情報が入りました。「えっ、綺麗なの??」「うーん、ノーコメントです」「なんだよ、もったいぶらないで教えてくれよぉ~」「いや、まだ今日入荷したばっかりだから判らないんですよ。今見た限りではただのグレーの魚にしか見えません」「コイ科は飼い込んでこそ真価が発揮されるからな!よし、買いだ!!」という事でゲットしました。もっとも、さかなおやじの自分の中での取り決めで、アクアリスト(趣味人)である以上、趣味のものを問屋さんから直接購入しては如何なものか?と言うものがありまして(笑)、その輸入元と取引のある知り合いのショップに仕入れてもらって(当然売約で)入手したと言うわけです。傍から見ると「そんな事こだわって変だぞ」と言われますが、性格なんでしかたありません。こう見えても結構律儀なんですっ!!(笑) さて、我が家に来たブルーグリッターですが、確かにグレー一色で地味な魚です。と言うか、はっきり言って薄汚い気さえします(苦笑)。でも、コイ科の他の魚に見られるように、ある日信じられないほど鮮やかな婚姻色出したオスになる事を信じて半年間大事に飼育してきました。 ・・・でも、今日紹介した画像は、先日撮影したものですがカラーリングは我が家に来た日とほとんど変化ありません(涙)。クソ~、どこがブルーグリッターなんだよぉう。これじゃまるでサギじゃん。だからミャンマーなんて大嫌いなんだよっ!大体、ミャンマーの軍事政権はスーチー女史軟禁しながら、こんなもので外貨稼ぎやがって・・・。しかも、オレってその手助けしてるのと同じじゃないかぁ~~。なんだか、話が壮大な国家批判に発展してしまいましたが、ブルーグリッターダニオは、まぁそんな魚です(苦笑)。 飼育自体は、ダニオ属全般同様めちゃくちゃ簡単です。「ゾウが踏んでも壊れないアーム筆入れ」くらい丈夫ですから・・・って今の若い人は知らないか(笑)。でも、でも、どんなに手を掛けてやってもこの魚はこれ以上の色にはなりそうもありません。観賞魚飼育歴30年をはるかに超えたさかなおやじのアクアリスト人生の中でも、ここまで不義理な奴は初めてです(笑)。どんな魚でも、飼育者が手を掛けてやればその分輝いてくれるもんなのですが・・・。いままで紹介した魚でも確かに地味な魚沢山いましたけど、一度たりとも「こんな魚ゲットする価値ない!」と書いた事はありませんでしたが、今度ばかりは堪忍袋の導火線に火が付いちゃいました(笑)。 ブルーグリッターダニオをこの先ショップで見かけても絶対ゲットしないでしょう!と言うより、オマケでくれるって言っても断固断ります。でも、ダニオ属の飼育繁殖完全制覇目指すなら避けては通れないんだよなぁ~。仕方ないから、こいつらも一回だけブリーディングしてみるかぁ~??
2006/01/08
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シーモンキーの飼い方?ブラインシュリンプその3 さてさて、皆さんの中にわざわざブラインシュリンプ育ててシーモンキー飼育を楽しみたいと言う方がいるかどうかは別として、今回は普段は孵化した途端に餌と化してしまう哀れなブラインシュリンプの飼い方講座ぁ~♪ ブラインシュリンプ、つまりアルテミア・サリーナ(Artemia salina)を孵化させる方法は前回紹介したのでその通りにすればよいとして、ここでいくつかのポイントがあります。まず、塩分濃度ですが餌として用いる時は2~3%程度の食塩OKと書きましたが、不思議な事に塩分濃度は薄めの方が稚エビ(正確にはノープリウス幼生)は早く孵化するようです。ところが、そのまま育成をしたいのであれば塩分濃度は濃い目にしておいた方が良い結果が出ます。なぜそうなるのかはよく判りませんが、とにかくシーモンキー飼育を楽しみたいのであれば、はじめから水1リットルあたり35g程度の粗塩を溶かしておく事をお薦めします。 それと、飼育するのであれば、大量の稚エビを孵化させる必要はありません。逆に、あまり大量の稚エビが一度に孵化すると、酸欠や水質の悪化で1~2日程度で全滅しちゃいます。1リットルのボトルで飼育するのなら50匹も孵化してくれれば十分です。また、極少量を孵化させるので、エアレーションなども必要ありません。さらに、一刻も早く大きくしたいっ!と言うのでなければ水温も20℃以下でも大丈夫! 孵化させる事自体は餌用に用いている時と同じなので問題ないとして、最大のポイントはブラインシュリンプの餌でしょう。自然界ではこいつらは水中に漂う植物プランクトンを摂取しています。したがって、飼育水の中にこのような植物プランクトンが発生していれば申し分ないのですが、特にセットしたばかりの水槽ではその期待も出来ません。そのような時には、人間様用のクロレラの錠剤を細かくすりつぶして、極少量を与えてください。また、本格的にやらない時がすまないっ!って言う方には、養殖用餌料を扱っている業者から生クロレラを購入する事も出来ます。こちらは、はじめからブラインシュリンプやワムシ、ミジンコの育成用とうたっており、1ヶ月程度であれば冷蔵保存も可能です。・・・ただ、問題なのはあくまでも業務用なので、容器が馬鹿でかい事です。うっかり、冷蔵庫にでも保管しておくと青汁と間違えて、飲んじゃう家族もいるかもしれません(笑)。まぁ、飲んだって体に毒って事はないですけどね。 我が国では、ブラインシュリンプを大きくしようって言う殊勝な奴はあまりいないのか(笑)販売されていませんが、さすが観賞魚先進国のヨーロッパではちゃんとブラインシュリンプのための餌が販売されています。2番目の画像の商品はその一つで、おそらくはクロレラかスピルリナの粉末が主成分なのでしょう。エライッって感心すべきなのか、暇だね~ってあきれるべきなんでしょうか??うーん・・・(笑) ところで、最近海水魚の繁殖を楽しむハイレベルのマリンアクアリストの中には、ブラインシュリンプに高度不飽和脂肪酸を含有した粉末を食べさせて、それを海水魚の餌にする人がいます。これは、ブラインシュリンプや人工餌では不足しがちな海水魚の必須脂肪酸を強制添加するために、ブラインシュリンプを動くカプセルとして使っている訳です。ただ、このパウダーはあくまでも海水魚に必要な栄養を補給するための添加剤なので、ブラインを飼育するんだい!って言う方は、わざわざここまでのものをそろえる必要はありません。クロレラの粉末で十分用が足ります。 水温や栄養状態によりますが、孵化後3~4週間もすれば、ブラインシュリンプは冒頭の写真の如く、なつかしのシーモンキ~に大変身してくれます。でも、改めてよく観察してみると別に可愛くもなんともない気がします。こうして、子供の頃の夢がまた一つ儚く消えていくんですね~(涙) それと、ついでですがブラインシュリンプの雌雄は、成体の頭部を見れば一目瞭然です。鼻?がゾウみたいに肥大化してる見るからに化け物っぽい奴がオス、比較的控えめな頭の形状なので少しはまともな生き物に見えるのがメスです。
2006/10/10
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今日のアップはダイヤモンドテトラ(Moenkhausia pittieri)です。南米のベネズエラに棲息する体長4cmほどのカラシンで、その名の通り全身にキラキラとダイヤモンドのように輝く鱗が散在するのが特徴です。この輝く鱗は、ゴールデンテトラのようなバクテリアの寄生によるものではなく、あくまでも自前(笑)です。また、ダイヤモンドの輝きは斜め下方から光が当たった時に一番光り輝くようですが、なかなか通常その角度で光を照射する事はないでしょうね~。 飼育は難しくありませんが、水質が悪化するとエロモナス症に罹り易いようで、ショップなどでも全身の鱗が逆立っている個体を見かける事があります。エロモナス症は一度発病してしまうと治療は困難なのでこのような個体の入った水槽からは魚を購入しない方が無難です。初期段階ではエロモナス症は見つけにくいのですが、全身がなんとなく白濁していて、常に口を開きエラ蓋を頻繁に開閉させて呼吸していたら黄色信号です。また、初期の段階でポップアイ(要するに出目金状態)になることも多いようです。 水質の汚染さえ注意すれば餌もよく食べ飼育は簡単ですが、葉の柔らかい水草は食害を受ける事があります。これはダイヤモンドテトラだけでなく、モンクホーシャ属の魚にはある程度共通して言える事です。 最近ではほとんどの個体が東南アジアで養殖されたものです。写真の個体もそうなのですが、たまに入荷してくるワイルド個体の輝きは養殖個体からは想像できないほど素晴しいものです。養殖個体は、光の当たり具合でキラッと光る感じですが、ワイルド個体では常時ギラギラしてます(笑)。また、体高もワイルド個体の方が高く鰭も大きく伸びるため馴れれば簡単に判別可能でしょう。 ところで、ワイルド個体のダイヤモンドテトラの全身が黄金色に輝いていることがあります。その美しさはまさに絶品なのですが、さかなおやじ個人としてはチョット腰が引けちゃうところがあります。と言うのは、以前経験した以下のような事柄に原因があるんです・・・20年以上前のある日、当時すでに雑誌などで連載を持っているような著名な先輩アクアリストの温室に遊びに行った時のことです。ある水槽に、今まで見たことのないような金色に輝くダイヤモンドテトラが泳いでました。「うぁっ!なんですかこのダイヤモンドテトラ」「フフフ・・・すごいだろ?」「どこでゲットしたんですか?オレも欲しいっ!」「普通のワイルド個体だよ」「ワイルド個体だって、こんなに金色じゃないじゃないですか」「だから、餌に工夫して自分で色揚げしたんだ!」「げっ、そんなすごい色揚げ効果のある餌って何ですか??」「知りたい?じゃあ教えてよう」先輩アクアリスはそう言うと、どこからかプラケースを取り出してきました。中には、なっなんと「チャバネゴキブリ」がゴソゴソといっぱい入ってます。あまりの恐ろしさに、声が出ないで硬直するさかなおやじを尻目に、その先輩アクアリストはプラケースの中に手を突っ込んで・・・その先はおぞましすぎて描写したくありません(苦笑) 要するに、温室内に沢山棲息していたチャバネゴキブリを餌に与えているとダイヤモンドテトラが黄色く仕上がるらしいのです。確かに、アロワナの色揚げに極彩色のムカデ与えたりしますけど・・・ その事があって以来、ショップなどで黄色味の強いワイルドダイヤモンドテトラを見かけるたびに「もしかして、こいつら現地でゴキブリ食ってたんじゃないだろうな?」と考えてしまい、どうしても購入する気が起きません(笑)。それ以来、我が家のダイヤモンドテトラは安全なグレー一色の(笑)養殖個体と決まっています。皆さんも、いやに黄金色に輝くダイヤモンドテトラ見かけたら御用心~♪
2006/01/14
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今日のアップは、取り立ててどうという事のないイエローツインバー・プラティのメスの画像です。でも、このメスがついにやってくれました!!このブログを始めた当初に「アルビノ紅白ソード」を紹介した折に、以下に紹介するような文を書いています。~5月10日からの抜粋~ 家のメンテ水槽に入れて改めて観察すると「うーん、中々よろしいんじゃありませんか」である。ちなみに、さかなおやじの構想では、プラティにこのルビーアイ紅白を移行させると言う事になっております。しかしながら、なぜかプラティにはアルビノが出現しない(ヒジョーにしにくい?)と言われており、久々にさかなおやじのマニア魂がバクバクと鼓動しております。 その日から、アルビノ紅白ソードのオス(と言っても、全部オスになっちゃうんですけどね)とこのイエローツインバー・プラティのメスを同居させて交雑を狙っていた訳なんです!もちろん、メスのツインバープラティの方は自家繁殖もので、幼少の頃よりメスだけを隔離して育成してきました。したがって、一度もプラティのオスとデートした事はないはずです。 そんなうぶなメスプラティをアルビノ紅白ソードのオスと同居させて早半年が経過しました。はじめの内はアルビノプラティを作出する情熱に燃え滾っていた、さかなおやじの熱き心(笑)も、時間が経過するにつれてどんどんと冷え込んで行ってしまいました。天気予報風に言えば「さかなおやじのアルビのプラティに賭ける情熱は、日々寒さを増しております。明日の早朝のさかなおやじの心情は、2月並の冷え込みが予想されますので、プラティさん達はカネゴンの餌食にならないよう、お出かけの際には御注意ください!」てな具合でしょうか(笑) 当初は、アングル台の中でも一番目に付きやすい3段目に位置していたものが、今では最下段までその扱いが転落しておりました。本当に、あと少しの所でこのメスプラティは「役立たず!」と判断されてしまう瀬戸際だったといえるでしょう。ところが、先日水換えの際になにげなくメスプラティの様子を観察すると、なんとしっかり腹部に「妊娠マーク」が表れているではありませんか!早速、彼女は最下層の暮らしから再びVIP待遇へとランクアップしたのでした。 そして、先ほど産仔が始まりました。生まれてきた仔魚は一見するとイエローツインバー・プラティの稚魚そのものですが、オス親は間違いなくアルビノ紅白ソードで間違いありません。常識的に考えれば、今回生まれた稚魚は外見は黒目だと思われますが、しっかりとアルビノの因子を保有しているはず!すべてがメンデルの法則どおりに行くわけではありませんが、次の世代には1/3の確率でアルビノが出現してくれる可能性も十分あるはずです。 もちろん、プラティというよりは尾鰭のソードの短いずんぐりとしたソードテールっぽい魚に育つと思われますが、何はともあれ目標の「アルビノプラティ作出」の記念すべき第一歩を踏み出したことには間違いありません。これでまた、プラティ飼育にも熱が入りそうな予感がする今日この頃です(笑)。 とは言え、ここまでの道のりは多くの人が到達しているものであり、本当の苦労はこの先にまっているはずです。でも、なんか目標を立てて飼育すると「初心者向け」とか言って馬鹿にされがちな魚の飼育も断然輝いて見えるから不思議なものです。
2005/11/25
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《前回より続く》 まぁ、物語的には当然私の幼少のみぎり・・・つまり見目麗しき幼少時代からお話はスタートしなくてはなりますまい。何の因果か応報か、私「小児喘息」患者、しかもかなり重度の患者でした(涙)。子供の頃に、何回も呼吸困難になり救急車で病院行きの経験があります。両親も医者から「この子は、大人になるまで生きれないかも」って言われていたそうです・・・うーん、哀れだねぇ、涙を誘うねぇ。 そんな不幸な星の下に生まれてきた私を哀れに思ったのか、両親は基本的にベッドの上の生活を余儀なくされているわが息子(当然私の事です)に、むやみやたらと本を買い与えてくれました。まぁ、おそらく「こいつぁ、運動方面じゃ物になりそうもないからここは一つ学問の道に進ませるか」とか二人で相談したんでしょう。ちなみに3歳年上の兄貴は、これまたどうした事か、超が付くほどの健康優良児!小学生の内に身長160cm近くあったし、スポーツ万能成績優秀と見事なほどに文句のつけようがないお子様でした。「それに較べて、下の子はねぇ~」って言う思いがあったんでしょうけど、とにかく私には超甘甘の両親でしたね~。 所で、何で本ばかり与えていたかって言うと、基本的に「お外はNG!」でしたから。環境が変わったり興奮したりすると、すぐに発作がおきてゼーゼーしちゃうんですから困った物です。家族旅行に行った当日、喘息の発作が起きて家族全員で家に逆戻りなんて事もしばしば。3歳年上の兄貴にはずいぶん迷惑かけました。だって、兄貴が「イヤッホッ~!今日から1週間、海水浴三昧だぜぇ!!」っとか張り切っているのに、現地に付いた瞬間父親から「すまん、弟が例の発作だ。帰るぞ・・・」とか言われちゃうんですから。そんな私に与えられる無難なプレゼントが書籍だったんでしょうね~。さすがに「オイッ、今日はまた新しい本買ってきたぞっ!」「わーい、わーい・・・ゼーゼー」なんて事にはなりませんからね~。 当時からむやみやたらに本ばかり読んでいたせいか、国語の成績だけはむちゃくちゃ高かったなぁ。駿台と代ゼミの模試で、国語の偏差値70切った覚えがありません。・・・でも、理系なんですけど(涙)。ちなみに、現役時代の大学入試直前の代ゼミ模試での偏差値が国語73、数学69、生物72、化学58、英語38って言うのを今でも覚えてます。何が凄いって、英語の偏差値38っていったい何??ちなみに私の父親、公立中学の英語教師だったんですけど(笑)。この成績見せた時の父親の絶望と諦めに満ちた顔は今でも鮮明に憶えてます。 当然の事ながら、この成績を引っさげて東京大学理2受けたってんですから、無謀極まりない暴挙です。二次試験の英語、最初の設問の最初に出てきた動詞知りませんでした(涙)。って言うか、英語の長文なんて判る部分が全体の20%位しか無いってんですから、お話になりません。当然、浪人コースまっしぐらでしたけどね(笑)。
2011/03/02
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今日のアップはゴールドリング・ダニオ(Danio sp.)です。2004年にミャンマーで発見されたバリバリの新種で、未だ学名は付けられていません。ちなみに、同時期に同じミャンマーで発見されたのが例のブルーグリッターダニオです(苦笑)。前にも書きましたが、国際社会から経済制裁を受けた状態のミャンマーの軍事政権の外貨獲得政策の一環かどうかは判りませんが、ここ数年ミャンマーには様々な分野の生物学者が研究に訪れているようです。我々アクアリストは、その恩恵をこうむっていると言えなくもありませんが、とにかくここに来てやたらにミャンマーの魚が我が国に輸入されてきます。うーん、スーチー女史には大変申し訳ないと思うのですが、アクアリストとしての血がこれらの魚の入手を止めさせません。 ゴールドリング・ダニオはゼブラダニオの仲間だけあって、すごく丈夫で飼育に関してはまったく心配ありません。と言うか、この魚が上手く飼えないと言うのはよほど劣悪な飼育環境としか思えません(笑)。そんな、ゴールドリング・ダニオですが、見た目もなかなか素敵です。特にオスは地色がその名の通りゴールドに輝き大変綺麗です。ちなみに、メスはトップの画像のように地色がシルバーを基調としています。 ところで、皆さんはレオパードダニオってご存知ですよね?ちょうど、この魚のスポットをもっと微細にしたようなダニオで、丈夫で飼い易いので人気がある魚です。実はこのレオパードはゼブラダニオの改良品種と言われています。なんでも、東欧諸国が共産主義時代に外貨獲得のため国家プロジェクトとして改良したとの噂が流れていました。確か、同様の話はオデッサバルブを紹介した際にも紹介したと思います。ただ、皆さんはこの話を信じます?ちなみに、私はまったく信用していません。 と言うのも、金魚やグッピーをはじめとする観賞魚の改良の歴史の中でゼブラダニオからレオパード・ダニオ程顕著な変貌を遂げた例は知りません。例えば、錦鯉の黄金も原種からは想像できないものですが全身がピカピカなので「ああ、これは体の虹色色素細胞が異常増殖した結果だな」とか理解できるのです。でも、レオパードダニオの場合ゼブラダニオの全身に虹色色素細胞が増殖したとしても、全身に散らばる微細なスポット模様の理由付けにはならないと思います。 ただ、ここで一つ問題なのが生物化学の分野の研究者達によって両者の遺伝子が同種なみに類似していると言う結果が出てしまっている事です。そこで、自説を曲げるのがとことん嫌いなさかなおやじとしては「両者は亜種の関係である!」と言う安心理論(笑)を打ち立てています。これならば、DNAだって怖くない!(笑) 亜種だとすれば、ゼブラダニオの亜種である?レオパードダニオの生息地はゼブラダニオのそれと隣接していなくてはなりません。ちなみに、ゼブラダニオは、パキスタン・バングラディッシュ・インド・ネパール・ミャンマーに分布してるので、その周辺もしくは同じ地域がレオパードの生息地と言う事に・・・ さらに、ここでゼブラダニオのブルーラインからレオパードの微細なドット模様までの変化を考えると、近縁種のスポッテッドダニオって奴がミャンマー北部にいるではありませんか!(笑)こいつは、ゼブラダニオのブルーラインが所々途切れたような模様なんです。という事はレオパードはミャンマーより東側もしくは北側かな?と前々から勝手に推測してました(爆笑) そこに来て、このゴールドリングの登場です!これはまさに「さかなおやじの安心理論」(笑)が正しい事の裏づけではないでしょうか?これぞミッシングリンクそのものです!!・・・ってかなり大げさな事言ってますが、要するに「レオパードダニオは種として存在する。そして、その生息地はズバリっ!ラオス北部とみた!!」って事が言いたいわけです。ラオスならば、第二次大戦後共産主義国家だったので、西側ではなく東欧諸国に魚が渡ったと考えても不思議じゃないですしね。 でも、ラオス北部って・・・安心理論が正しい事を証明するために自分で現地に飛ぶにはあまりにもハードな気がします。少なくとも妻子持ちの中年おやじが会社休んでまで出かけるところじゃないなぁ~。
2006/01/25
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今日のアップはミドリフグ(Tetraodon nigroviridis)です。本当は本種に良く似たフグが何種類かいるのですが、分布域が限られているため我が国で見かける物はほとんどコイツだと思っていいと思います。東南アジアからインド、スリランカに至るまで非常に広く分布している淡水フグですが、実際のところ純淡水では長期にわたって上手く飼育する事は難しいような気がします。理想的には、海水の半分くらいの濃度の汽水で飼育するのが好ましいと思われますが、そこまで行くと管理が大変なので我が家では1/4濃度の汽水で飼育しています。 小さいうちは美しいライトグリーンに小さな黒い水玉模様と非常に愛らしい姿ですが、大きくなってくるとだんだん体が黒ずんできてお世辞にも可愛いと言えない姿になったりします(苦笑)。飼育水さえ用意できれば飼育は難しくないのですが、いくつか問題を抱える魚でもあります。 その第一が餌!基本的にフグの仲間は人工餌を好みません。アベニーパファーでもそうですが、個体によっては巻貝しか食べないとか偏食でワガママ(笑)なものもいます。ミドリフグの場合は、冷凍アカムシか乾燥クリルを食べてくれる事が多いのでこの辺りを主食にしましょう。 次に、これが一番の問題なのですが性格がきつすぎです。こんな愛らしい姿なのに、とにかくキツイのなんのって・・・。同居の魚のヒレはまずカジカジされちゃいます。フグ自体の動きがさほど敏捷ではないので普通は殺されるまでは行きませんが、エビやコリドラス辺りは要注意です。基本的には、この種だけで飼育するのが正しい道ってもんだと思います(笑) それにしても、さかなおやじのイメージにあまりそぐわない魚種でしょう?(笑)実はこれ、我が家に大量に棲息するなんちゃらカワニナ撲滅キャンペーンの一環として連れてこられました。何しろ無類の貝好きですから、水槽に入れたとたん眼の色変えて巻貝を貪り食います。巻貝があわてて殻の中に引っ込んでもお構いなし!その丈夫な歯でバリバリと殻を砕いて食べちゃいます。水槽に導入して2、3日もすれば、水槽内の巻貝は見事に一掃されちゃいます。 これはもう、巻貝駆除の最終兵器と言っても過言ではありません(笑)。ただ、いくつか問題点も抱えてます。一つは、あまりに急激に巻貝を食い散らかすので水質が一気に悪化する事。二つ目は、元々その水槽で飼育したいる魚をカジカジする事。三つ目は純淡水での長期飼育が無理なので、一つの水槽の巻貝駆除が済んだらしばらくは汽水水槽で休養を取らせてやらねばならぬ事。まぁ、なにしろ最終兵器ですからそれくらいの副作用?が出てもやむを得ないかと・・・。良薬口に苦しって言いますからね。
2006/01/30
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《前回より続く》 そうそう、ハンミョウって言えば似た名前の昆虫に「ツチハンミョウ」って奴がいます。まぁ、似てるのは名前だけで見た目は妙に腹の膨れた(メスの場合)実に気色悪い虫なんですが、この虫に興味津々の時期もありました。この気色悪い虫の一生は、本当に「運次第っ!」って奴です。メス親が土の中に産みつけた卵から春先に幼虫が孵化すると自力で手近な花の上によじ登って「ハナバチ」を待ちます。そして、「ハナバチ」が運良く自分の待ち構える花の蜜を集めに来たら、すかさずエイッ!って「ハナバチ」に飛び乗ります。ちなみに、ここでミツバチだとかクマバチだとかアシナガバチだとか他のハチに飛び乗っちゃったらその時点でアウト!もちろん、待っている花に「ハナバチ」が訪れなければこれまた人生終了です。 運良く「ハナバチ」に飛び乗る事が出来たとしても安心しちゃあいけません。この時期花の蜜集めに来る「ハナバチ」は基本的にオスです。「ハナバチ」のオスは、飛行中にメスを探して交尾します。その瞬間を狙って、オスの「ハナバチ」からメスの「ハナバチ」の体にエイッって飛び移ります。当然、たまたま自分が最初に飛び乗った「ハナバチ」のオスが醜男だったり気の利かない奴だったりすればメスに相手にされませんから、そのオスは一生メスの「ハナバチ」と接する事がないので、ジョッキー・・・もとい「ツチハンミョウ」の幼虫もその時点で人生終了!ってことになります。 またまた運良くメスの「ハナバチ」の体に飛び乗る事が出来た「ツチハンミョウ」は、そのまま「ハナバチ」の巣までついていきます。土の中に作られたハナバチの巣の中には、親バチが集めた蜜が一杯!その上に「ハナバチ」のメスは自分の卵を産み付けて去っていきます。「ツチハンミョウ」としては、メスの「ハナバチ」が卵を産み落とす瞬間に素早く卵の上に飛び乗らなくっちゃいけません。なぜって、この気色悪いムシったら「かなづち」、つまり泳げないんです。巣の中にたっぷりと蓄えられた蜜の上に飛び降りちゃったらそのまま「ドザエモン」でゲームオーバー!ここは何としても蜜の上に筏の様に浮かぶ「ハナバチ」の卵にしがみつかなくっちゃ。なんだかダイハードの主人公みたいな奴です。 ここで、「ツチハンミョウ」は蜜を食べりゃあいいのに、何と自分がしがみついている筏代わりの「ハナバチ」の卵から食べ始めます。自分の生命線たる筏食ってどうすんの!あんた「かなづち」だろうがぁ~!馬鹿なのかよほど楽天的なのかはともかく、とにかく「ハナバチ」の卵食べてすくすくと育った幼虫に次なる試練が(笑)。要するに、浮き輪がなくなっちゃう訳ですよね~、「かなづち」なのに。ここでも、この運次第野郎の本領は発揮されます。丁度この時期、「ツチハンミョウ」の幼虫は脱皮して2令幼虫になるんですが、この2令幼虫はなんと泳げるんですね~。・・・って言うか浮かべます(笑)。筏がなくなるのが早いか、脱皮するのが先か・・・これまたスリル満点の人生です。 まぁ、ここまでくればまずは一安心!後は蜜の中にプカプカ浮かびながら、その蜜を食ってブクブクと太り成虫に、そしてメスは土中に卵を・・・。うーん、なんて運任せの素敵な人生なんでしょう。姿かたちはかなり醜いので似たくないですが、こんな運任せの人生も悪くないなぁ~なんて真剣に思ってたら、いつの間にかすっかり自分が「ツチハンミョウ」になってました。えっ?もちろん姿かたちじゃなくって人生ですけどね(笑)。
2011/03/04
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以前、アルビノ紅白ソードとイエローツインバープラティの交雑に成功し、稚魚が生まれたと紹介しましたが、その後の経過報告です。稚魚は、飼い主の怠慢による餌不足のためやや成長が遅いですが(苦笑)順調に成長しています。アルビノ紅白ソードのオスとイエローツインバープラティのメスの組合せによる交雑実験ですが、初回の産仔は15尾前後と少なかったものの、その後も順調に産仔し続けています。 生まれてくる稚魚は、皆一様に今回の画像のような表現形です。パッと見た目はレッドツインバープラティの様に見えますが、メス親は稚魚の内から隔離飼育した個体なのでオスプラティの影響はまったくありません。一応100%確実にソードテールとプラティの種間交雑と言う事です。 上の画像は、オス親にしたアルビノ紅白ソードです。そして、下がメス親に使ったイエローツインバープラティ。 それにしても、予想していたとは言え種間交雑により生まれてきた子供はアルビノではありません。理論上は次の世代でアルビノが出て来るはずなんですが、そうそう上手く行くとも思えません(笑)。一応、現在100尾程になった稚魚達を使って孫世代をとって見なくてはなりません。改良品種を新たに作出するためにはとにかく大量の子供を採る必要がありますから、孫世代では一体何匹くらいのプラティモドキ(笑)を飼育する事になるんでしょうか? それとプラティとソードテールを交雑すると子供たちは、尾のソードの短いずんぐりとしたソードテールといった冴えない体型になるのが普通です。あくまでも目標はアルビノプラティの作出なんですから、子供たちにプラティを掛け合わせる組合せも行い、体型をプラティらしく持って行かなくてはなりません。そう考えると、もし万が一(笑)アルビノプラティの作出に成功したとしても数年は掛かりそうな気がしてます。まぁ、趣味なんですからそれくらいのスパンで楽しんでいかないとね! そう言いながら、先日ブラックモーリーとセイルフィンモーリーの交雑により作出されたセイルフィンブラックモーリーを見かけてしまい、チョットと言うかかなり惹かれてしまってます(笑)。売られていた個体は、どーしょもない体型をしてましたが、ずいぶん前にそれは見事なセイルフィンブラックを見かけたのを思い出して、自分の手で作り出したくなってます。うーん、はっきり言って我ながら病気だと思います(苦笑)。
2006/02/12
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今日のアップは久々に日本産淡水魚のムギツク(Pungtungia herzi)です。ムギツクは体長12cm位になる、非常にスレンダーで落ち着いた美しさのあるコイ科の魚です。元々は西日本に分布していたのですが、近年その分布域を広げています。ただ、その一方で生息数は減少していると言う報告もありちょっと心配です。 画像を見ていただければお判りのように、我が国の淡水魚の中では観賞価値が高い魚であるといえるのではないでしょうか?写真は体長10cmに満たない若魚ですが、観賞と言う観点から言うとこの時期が一番美しいかも。完全に成熟するとボディのブラックラインがボケてくるので美しさは落ちてきます。 雑食性で、人工餌も良く食べるため飼育は簡単です。観賞価値の高さから、日本産淡水魚を扱うショップではタナゴの仲間と並んで人気があるほうでしょう。私も、ペンシルの仲間やアノストマスを連想させるスレンダーな体型が好みですが、この魚外見からは想像できない事に、結構クセモノです(笑)。 毎年、初夏の頃に岩の裏側や水草の根元などに産卵するのですが、これは表の顔!(笑)。彼らは身近なところにドンコ(ハゼの仲間)など産卵後卵を保護する習性のある魚がいるのを見つけると、裏の顔と言うか本性がむき出しになってきます。目的とするドンコが産卵して卵を守り始めたら作戦開始!なんとムギツクは集団でドンコの巣?を襲撃しその卵を貪り食っちゃいます。 ここまでなら、まぁ自然界では良く見られる弱肉強食ってやつですかぁ~!で済ませちゃうんですが、彼らはそんなに甘くありません。ムギツクは、せっかく守っていた卵が襲撃され茫然自失の?ドンコを尻目にさっさとドンコの卵があった場所に自分達の卵を産み付け始めます。そして、産卵が終わるとピュ~!と脱兎の如くその場から逃走するのです。ドンコの親達が理不尽なムギツクの襲撃による茫然自失状態から我に帰ると、なんだか以前より一回り大きくなったような気がする卵があるではありませんか! 悲しいかな、さかなの頭ではそれが自分達の卵じゃないことは判らないみたいです。ドンコの親たちは一生懸命、ムギツクの卵を孵化するまで守ってあげる事になると言うわけです。この他人に卵を任せちゃう託卵と言う行為は、鳥の世界ではカッコウあたりで有名ですが、魚ではかなり珍しい事例なんですよ。 こんな話聞いちゃうと、かなりの数の方がムギツク嫌いになるかも?でも、まぁ彼らも生きるために必死なんですし、彼らに託卵されるドンコだって魚食ですから、餌の中にはムギツクの幼魚だって当然リスト入りしてるはずですから、傷み分けって事でよろしいんじゃないでしょうか? ところで、ムギツクの近縁種にヤガタムギツク(Coreoleuciscus splendens)と言う魚がいます。こちらは我が国ではなくお隣の韓国固有の淡水魚なんです!そしてその韓国名は「シュリ」です。映画好きの方ならピン!と来たかもしれませんね~。数年前にヒットした韓国映画「シュリ」のタイトルはこの魚から来ています。でも、日本で公開されたときにタイトルが「シュリ」だから良かったものの、翻訳担当者が魚に詳しい人だったらあの映画のタイトルは「ヤガタムギツク」だったかも(笑)。うーん、個人的には「ヤガタムギツク」って言うタイトルの映画は見に行きたくないかも
2006/04/05
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今日のアップはグラスゴビー(Gobiopterus chuno)です。名前の通り、全身がほぼ透明で体長2cm前後の超小型ハゼで、ショップで見かける事はほとんどないと思います。色彩的にはすごく地味な魚ですが、水草水槽などで飼育するとびっくりするほど水草のグリーンにトランスルーセントな体色が映えます。マレー半島を中心に分布する純淡水産のハゼで、飼育に当たっては特別な水質は必要としません。 書籍や雑誌などでは、温和で仲間で群れを為して生活すると書いてある事が多いのですが、さかなおやじの経験では結構仲間内で縄張り争いやってます。それでも、お互いに致命的なダメージを与えるほどの激しいバトルはしないようなので、小型水槽でも結構たくさんの数を飼育する事が出来るでしょう。 エサは、人工エサは余り好まないので我が家では孵化したてのブラインシュリンプをメインに与えています。サイズがサイズなので、冷凍アカムシはちょっときついかも・・・。 さかなおやじは繁殖の経験はないのですが、時折腹に小さな卵を一杯に詰めた(透明だから良く見える)個体を見かける事があります。オスメスの区別は比較的簡単で、頭がでかく目の下にブラックラインがあるのがオスです。オスは成魚になると体が黄褐色に染まるのに対して、メスはほとんど透明のままなのでこの点でも区別する事は可能でしょう。今年は良い機会なので、真面目にグラスゴビーの繁殖狙ってます。 地味ながら個人的にはかなり好きな魚なのですが、今回デジカメで写真とって見てすごく困りました。なにせ、全身が透明なため中々うまく写らないのです。それに、クリスタルガラスのような透明感のある体が魅力なのに、写真でその透明感が表現できないのです。下の写真が、普段の状態のグラスゴビーを撮影したものなのですが、実物はこれよりはるかにいい感じです。 それでは、冒頭の腹部が鮮やかなオレンジに染まった個体は?実は、あまりにも写真に取ると目立たないので孵化したてのブラインシュリンプをたらふく食わせてから写真に収めたものです。しかし、写真に収めたグラスゴビー最大の見せ場が、たらふく食ったブラインシュリンプのオレンジ色とは・・・(涙)
2005/06/12
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今日のアップはチェッカーバルブ(Puntius oliglepis)です。本当はスリーラインペンシルの寝巻き姿?のはずだったのですが昨晩撮影し忘れました(笑)チェッカーバルブは、体長3cm前後と小型のコイ科魚類で原産地はスマトラ島です。サイズ・体形共に似ているチェリーバルブと共に、ポピュラーな小型バルブとして親しまれてきました。名称は、うろこの縁取りが黒くくっきりとしているため遠めに市松模様に見えるからというのですが、チェック柄かぁ~?これって?? 先日の事。友人の一人と話しをしている時、彼が「最近、チェッカーバルブって姿を見なくなってきたなぁ」とポツリと言いました。それまで、あまり気にしたことはなかったのですが、彼に言われてからちょっと注意してショップの水槽を探してみると・・・。確かに、ショップの店先からチェッカーバルブの姿は消えつつあるような気がするではありませんか!相棒?のチェリーバルブの方は相変わらずの人気ぶりで、中にはアルビノまで扱っているショップもあるのに、チェッカーの方ときたら・・・ 結構好きな魚の一つなので結構ショックでしたが、確かに見た目地味だから人気の凋落も仕方ないのでしょうかね~?照明を押さえ気味にした、クリプトの繁茂する水槽の中を泳がせると結構味わい出るんだけどなぁ。販売されている個体のほぼ100%が養殖個体のはずなので、やはりブリーダーも販売しやすい、見た目が派手な魚の生産をしたがると言う事なんでしょう。 チェッカーバルブは温和で丈夫、しかも小型と飼育に際しての問題点はほとんどありません。餌も人工餌を好んで食べてくれますし・・・。後は、色彩豊かだったらね~。 それと、チェッカーバルブは繁殖もすごく簡単なので熱帯魚の繁殖入門魚としても最適です。上の写真がオスで、体色が濃く各ヒレがオレンジ色に染まるのが特徴です。対して、メスのほうは体色が淡く各ヒレは透明なのでオスメスの区別は容易です。ちなみに、下がメスの個体です。繁殖方法は、以前アカヒレで紹介した方法とまったく同様です。サイズから考えても、30cm水槽やプラケースを利用しても十分繁殖にチャレンジできるので、保温がいらない今の時期チェッカーバルブの繁殖を手がけて見てはいかが? 最近でこそ少し姿を見かけなくなったものの、養殖も盛んで流通量も多いチェッカーバルブなのですが、現地で野生のチェッカーバルブを見たという知人は今のところいません。私も、何回もスマトラ島のジャングルに遊びに行ってますが(行くなって・・・)この魚を見かけたことはありません。仲間内では「ワイルド個体は、各ヒレとか濃いオレンジに染まっちゃって結構凄いんじゃないか」と期待されているのですがね。同じような事は、あのポピュラー種スマトラにも言えます。 わざわざ輸入してもあまり売れないから入れないだけなんでしょうが、もしワイルドチェッカーバルブ入荷したら即ゲットに走っちゃいますね(笑)どこか、暇と余剰金の有り余っている好奇心旺盛な問屋さんっ!間違えてでもいいから輸入してくださいっ!!
2005/09/04
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さて、無事帰国した事ですし「カラー別プラカット図鑑」も次のカラーリングに移りましょうかね。今回はブルー&イエローについてです。まぁ、ブルー&イエローと言えばこれはもうマスタードガス(ブルーを基調にヒレにイエローが入る)と言う事になりますが、実はマスタードガスについて解説するのはこれで3度目になります。 今回はどうしようかな?って考えたのですが、各カラーリングについて解説をしているので、この品種だけ飛ばすのもいかがなものかと思い、あえて3度目の解説に踏み切りました。文章は当然以前の物とは異なりますが、何分同じ人間が書いている訳ですから、重複する所も多々出てくると思います。前回の解説もご覧いただいた方は、このカテゴリーに関してはスルーしていただくのも有りかと思います(笑)。 一口にマスタードガスと言っても、その色調は千差万別でベースのブルーを考えてもロイヤル・ターコイズ・スチールそしてマットブルーと単純に見ても4通り、イエローの発色に関してもレモンイエローからオレンジイエローまで有りますから、その組み合わせは結構な数となる筈です。 今日紹介する個体は「マスタードガスの中のマスタードガス」とでも言えそうな、この品種の理想形と言うかお手本のような物です。ベースのブルーはターコイズでヒレのイエローは山吹色に近いピュアで明瞭な発色です。当然、「マスタードガスを選ぶならこんな個体を選びましょうっ!」と言いたい所ですが、ここまでの個体は入手は非常に困難です。特に最近のマスタードガスはブルーのベース部分はともかく、イエローの発色がぼんやりと不明瞭な個体がほとんどです。我が国だけでなくバンコクでも人気の高い品種なのに、ブリーダーたちは一体何をしてるんでしょうっ!と文句の一つも言いたくなるような寂しい現実です。
2009/11/10
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今日のアップはクラウンキリー(Pseudoepiplatys annulatus)です。クラウンキリーは西アフリカのシエラレオーネ周辺に分布する体長3cm前後の小型の卵生メダカですが、写真を見ていただければお判りのように、非常に美しくこれぞ「小型美魚の王道」とでも言えそうな魚です。ちなみに、クラウンとは王冠(Crown)の方ではなく道化師(Clown)の意味で、おそらくは体の黒白の縞模様や、ヒレの鮮やかな模様を道化師に見立てたのでしょう。 以前は結構レアな魚でしたが、最近では養殖も盛んで比較的手に入れやすい価格に落ち着いてきているのは喜ばしい事です。水質の悪化には敏感ですが、それ以外は意外と飼育しやすい魚で、餌も口に入るサイズならば人工餌も食べてくれます。また、イトミミズを長期間にわたって与え続けると、体色もぼやけ肥満した個体になってしまうので、イトミミズは与えない方が無難でしょう。性格は温和でサイズも小さいため、同居させる魚の選択には十分配慮してください。 この魚の魅力を最大限に引き出したいのであれば、水草を繁茂させた小型水槽にクラウンキリーだけ、もしくは底モノとしてオトシンやビーシュリンプと同居させて飼育するのが良いと思います。また、単独で飼育しても十分その美しさを堪能できる魚だと思います。 上の写真はクラウンキリーのオスです。オスは尾鰭がスペード状になっていて(写真では、ちょうど折れ曲がっていてスペードの先端部分が見えない)、しかも各ヒレには鮮やかな色彩があります。下の写真はメスの個体ですが、写真を見ていただければお判りのように、尾ビレや他のヒレが透明なのでオスメスは容易に判別できるはずです。ただ、若魚の内はオスも各ヒレが無色なので、ペアが欲しい時は十分に観察してください。なぜか、ショップで販売されている時はオスの比率が多いような気がします。別に、生産者が他でブリーディングされるのを防ぐためメスの放出をガードしているとは思えないので、単なる性比の偏りだと思われます。 1ペア以上のクラウンキリーを水草の繁茂した水槽で単独飼育していれば、繁殖も十分可能です。産卵はメダカに近いものがあって、水草の茂みなどにペアで卵を産み付けて行きます。産卵された卵は、水温にもよりますが10日から1週間くらいで孵化します。この魚、産卵までは簡単なのですがなにぶんサイズがサイズなため、稚魚の育成には苦労します。稚魚に与える最初の餌として孵化したてのブラインなんてとんでもないと言った大きさなのです。イメージとしては、人間の赤ん坊の目の前に仔ブタの丸焼きを丸々1頭ドーンと放り投げたようなものでしょうか(笑) しかし、この時期ならではの簡単な繁殖方法があるのです。それは、家の屋外で直射日光の当たらない(水温の上昇しない)場所に小型水槽やチョット大き目のバケツを設置し、その中でクラウンキリーのペアを飼育するのです。水面には稚魚の隠れ家として、ホテイアオイやボタンウキクサを浮かべておきます。1ペアか2ペアであれば、水もほとんど汚さないのでフィルターやエアレーションもなくても大丈夫です。水換えもシーズン中必要ないはずです。餌も成魚、稚魚ともに水槽内に自然発生したプランクトンやボウフラを「食べるので、いちいちあげなくても大丈夫!こんな状況で、秋風が吹き始めた頃設置した水槽の中をよ~く調べると・・・。結構稚魚がいるもんです。それでも、うまく行けば10~20尾くらいの稚魚は得る事が出来ます。 さかなおやじの所では、毎年この方式で夏から秋までに稚魚を得て、その稚魚を来年の夏の種親として・・・。と言うやり方で、ここ3年ほどクラウンキリーを維持しています。ほ~ら、この記事を読んでいるそこのあなたっ!今から屋外に水槽かバケツセットすれば、今年の冬頃には室内にセットされた美しい水草レイアウト水槽の中で道化師達の華麗なショーを存分に楽しむ事が出来ますゾ!
2005/07/19
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「炭水化物不耐症」とか言う訳の判らない病気に突然見舞われて、毎日チーズを主食に生きているさかなおやじです。やっぱり、体にどこか異常があると言うのは気が滅入るもんみたいで、なかなかブログの更新が出来ません。もちろん、更新する時間が無い訳じゃないんです・・・って言うか、体調を考え今年に入ってから仕事の量を減らしてますから、逆に暇な時間はたっぷりあるんですけどね~。やっぱり、こう言う物は精神的に少々躁状態の時の方が筆が進むようです。 それでも、ありがたいもので沢山の方から「頑張れっ!」と言う励ましのお言葉を頂戴しております。結構多いのが「お体大変でしょうが、ブログの更新を楽しみにしております」と言う激励のお言葉。純粋に「頑張ってね」と言う言葉なんですが、ブログ更新をサボっている身にとっては結構プレッシャーが(笑)。でも、現状我が家の温室からはベタを始めとする熱帯魚は激減傾向にありまして・・・。衰弱した?体には水換え辛いですからね~。 そんな訳で、当座のつなぎとして考えたのが「如何にして私がさかなおやじなんかになっちゃったのかっ!」って言う辺りを、私小説的に綴って見たらいかがなもんでしょうか?って事でした。これなら、お気楽モードでジャンジャン書いていけそうだし、気分転換にもなるんでね~の?? ・・・と言う訳で、いきなりスタートする歴史超大作「さかなおやじの作り方」ですが、基本的に魚や生き物に関係した事項をメインに扱っていきます。それと、登場人物は伏字って事で御了承ください。まぁ、見る人が見れば該当する人物すぐに特定出来ちゃいそうですが(笑)、一応主人公(当然私)以外の登場人物は、表向きは架空の人物って事で、そこはそれ、阿吽の呼吸でご理解の程お願いいたしまする。もし、この駄文読んで「それって俺の事かいっ!」って思っても、一々いきり立たないようにね。あくまでもフィクションですから(笑)、表向きは・・・。
2011/03/01
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前回に引き続き、今日紹介する「スーパーレッド」も、厳密にはカラーリングの話ではありません。前回紹介した「カンボジアンレッド」の「ボディにイリデセンスのない明るいレッドの発色」と言う長所はそのままに、「往々にして頭部が白く色抜けする」と言う欠点を解消し、文字通り全身「ベタ赤」になった個体を、バンコクのブリーダー達は「スーパーレッド」と呼んでいます。 もっとも、「体中どこを見てもまったく赤以外の発色が見当たらない」なんて個体はおそらくこの世に存在しないでしょうから、旧ソリッド・レッドやカンボジアンレッドとの間に明確な境界線がある訳ではありません。まぁ、工業製品じゃなく生き物なんですから当たり前と言えば当たり前すぎますが。 そうなれば、当然バンコクのブリーダー達は、すべてのソリッド・レッドの個体を「スーパーレッド」と呼称したくなるのはこれまた自明の理。だってそれだけで商品価値が上がるって言うか、高く売りさばく事は出来ますからねぇ・・・って訳で、最近のバンコクでは「体にイリデセンス入りまくりのスーパーレッド」や「頭部が思い切り白く色抜けしたスーパーレッド」なんて個体がゴロゴロしてます(苦笑)。 少なくとも改良ベタの場合、「そりゃねぇだろっ!」って言うネーミングや販売者のオリジナルネーミングなんかがゴロゴロ氾濫してますから、入手の際には「品種名」で判断するのではなく、実物もしくは画像を見て自己判断するのが吉かと思います。
2013/11/24
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アカヒレ その3 アカヒレの改良品種 観賞魚としての歴史が長いだけに、アカヒレには改良品種が存在します。このシリーズの第1回目に登場したのがノーマル個体、前回2回目に登場したのがゴールデン、そして今日の画像の個体がロングフィンです。 ゴールデンタイプは、ノーマル個体の中で特に黄色みの強い個体を選別し累代繁殖させて作り出した改良品種で、アルビノではありません。アルビノは色素欠乏症個体なので、黒色色素(メラニン)を体内で作り出す事が出来ません。その為、眼球を含め全身から黒い色が抜け落ちて見えるのです。ゴールデンの場合は、メラニン生成が出来ない訳ではありません。したがって、アルビノ個体をノーマル個体と交配すると、次世代以降はアルビノかノーマルどちらかの形質を持ったアカヒレが出てきますが、ゴールデンとノーマルの交配では、両者の中間的な表現の個体が出現します。前回の画像のゴールデンも、体側部に黒褐色の斑紋を見ることが出来ます。まぁ、個人的にはノーマル個体の方が美しい気がしますが、ゴールデンもきちんと飼育していれば成魚になると、山吹色になり結構キレイです。 そして、もう一方の改良品種であるロングフィンですが、こちらは間違いなく「改良」と言えるレベルの代物です。同じロングフィンでもゼブラダニオの様に、成熟するとヒレが伸張しすぎてなんだかバサバサに見えてしまう事もなく、生涯美しい姿のままでいてくれます。実際のところは定かではありませんが、元々は旧東欧諸国がドル確保の為の国策として改良したなんて話もあります。ただ、初めはヨーロッパで出回るようになったのは確かです。その為か、今でもロングフィンの本家はヨーロッパブリードで、ヒレが十分に伸張しノーマル個体の時には各ヒレの先端部分が金色に縁取られていたものがなぜか赤く染まるのが特徴です。今日の画像の個体は一方がヒレ先の赤いドイツブリードの個体、そしてもう一方が東南アジアブリードの個体です。この画像では東南アジアブリードの個体も十分美しいのですが、ヒレ先はゴールドのままでヒレの伸長も今一歩の個体がほとんどです。また、このレベルの個体を東南アジアブリードから探すのは結構大変です。ちなみに、撮影は数年前で今はこの個体たちはお亡くなりになっておりますが、どちらも毎月の様に海外出張があると言う仕事上の特権を生かし、ドイツ&香港で自分でチョイスして入手したものです。・・・って、本業は熱帯魚の輸入業でもなんでもないんですけどね。まぁ、仕事が終わった後のプライベートタイムに各国のショップやファームなどを訪問しているとご理解ください(笑)。 ノーマル種を含めた3タイプのアカヒレは、元が同じ種類だけに各々を交配しても生物学的には何の支障もありませんが、それぞれの特徴がぼやけた個体が生まれて来るため、あまりお勧めできません。やはり、それぞれのタイプ毎に繁殖させるのが正しい道ってもんだと思います。あっ、繁殖については後日って事で。
2012/01/09
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今日のアップ第一弾はベタのメスについてです。皆さんはどうやってベタの雌雄を区別しているのでしょうか?よく書籍などではヒレの長いのがオスでヒレの短いのがメスとあっさり終わらせてますが、実際にはそれほど簡単ではありません。この判別法ではプラガットと呼ばれるヒレの伸びないタイプのベタのオスをはじく事が出来ません。また、体色もベタは比較的雌雄差が少ない魚なので判別方法としては使えません。 さかなおやじはいつも以下の3点に着目してベタの雌雄を判別します。◆尾ビレ、尻ビレが大きくそして長く伸長しない事。 これで、プラガット以外の雌雄をほぼ判別する事が出来ます。◆背ビレの幅が狭く、長く伸長しない事。 特に背ビレが人間の親指を折り曲げたような形状の場合、確実にメスです。◆鏡を見せた時、たとえフレアリングしてもエラ蓋を広げない事。 エラ蓋を広げて相手を威嚇するのはほぼ100%オスと思って間違いないでしょう。 ちなみに、一番上の写真のダークイエローの個体は上記の3点すべてにメスの特徴を示しています。上記3点に着目するだけで、かなりの確率でベタの雌雄を判別する事が可能だと思います。 さらに、繁殖期が近づくとメスは輸卵管が白く突出したり、下の写真のレモンイエローの個体のように卵が白く透けて見える事などからより容易に雌雄の判別が可能となります。 一番困るのが下の写真のような個体です。このマルチカラーの魚は一度繁殖に使った事があり確実にメスなのですが、最近とみにオス化が進んでいます。鏡を見せるとフレアリングまでするようになったので、おそらくもう繁殖には使えないでしょう。それでも、エラ蓋を広げて相手(鏡に映った自分自身)を威嚇する行為はしないため、上記3点の判別方法はここでも有効です。 さらに事態を混乱させるのがメス化したオス、いわゆる「根性なしのオス」の存在です。こいつらは、他のオスの攻撃を避ける為なのか、各ヒレもあまり伸長せずメスとの区別が結構困難です。ところで、「オス化したメス」と「根性なしのオス」を同一水槽に入れるとどちらが勝つのでしょうね?まぁ、和田アキ子vsカバちゃんみたいなものなので、結果は考えるまでもないと思われますが・・・(苦笑)
2005/06/22
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えーと、今日は火曜日だから「私的熱帯魚図鑑」の更新の日だ・・・って、一時にあまり沢山のコンテンツ立ち上げたから、曜日とコンテンツを把握し切れていません(苦笑)。とにかく、独断と偏見に満ちた「私的熱帯魚図鑑 レインボーフィッシュ編」行って見ましょう! 今日登場するのは、ネオンドワーフとならび、メラノタエニア属のレインボーの中では例外とも言えるメジャーな存在(苦笑)のハーフオレンジ・レインボー(M.boesemani)です。新種記載は1980年の事で、レインボーフィッシュ研究の第一人者Dr.Allenによって記載されてます。生息地はニューギニアの最南部にあるAjamaru湖とその周辺地域と言う事です。ちなみに種小名のboesemaniは語尾が「i」で終わってますから「Boeseman氏の」って言う意味です。 学名なんてどうでもいいですが、とにかくキレイなレインボーです。名前の通り体の後半部分がオレンジ色に染まります。また、成熟したオス個体は体の前半部分が紺色と言うか深みのある黒紫と言うか、とにかくほかに例のないような美しい色彩に染まります。もっともショップで見かける時は、まだ若魚なのでウスボケた色彩の事が多く見落としがちです。それとレインボーフィッシュの特徴として、キレイなのはオスだけでメスはいつまでたってもウスボケた色彩のままですので御注意ください。繁殖狙わないのなら、断然オスがオススメです! 飼育に関しては他のメラノタエニア属レインボー同様で、とにかく丈夫で飼育しやすいです。飼育水や餌にも特別の配慮は必要ありません。性質も温和な方なので他の魚に危害を与える事はまずありませんし、水草を食べちゃう心配もありません。・・・これでサイズがねぇ~(笑)。体長は5-8cm位には達しますから、小型水槽だと元々キビキビ泳ぐ魚だけにちょっと狭苦しいかも。もし、この魚がネオンテトラ並みのサイズだったら物凄い人気だと思います。 現在我が国に輸入されてくるのはほとんどが養殖個体だと思われます。いずれレインボーの繁殖と言う回に説明しますが、繁殖も容易でヒメダカの繁殖させた事がある人なら水槽さえそれなりのサイズの持っていれば十分可能です。 非常にポピュラーなハーフオレンジですが、それなりに謎も残ります。それは、なぜか洋書などで紹介されるハーフオレンジの体の前半部分は明るい灰白色の事が多いという点です。少なくとも我が国で入手できる個体では前述のようにブルー~パープルに染まると言うのに・・・。この違いが地域変異なのか亜種なのか、はたまた別種なのかその辺はさっぱり情報がありません。なにしろ、ヨーロッパでも前半部分が灰白色の個体見かけたことがないものですから。・・・って言うか、わざわざどいつのアクアショップ行ってレインボーの水槽なんてじっくり見ませんからね~(苦笑)。大概は、一番興味のある小型カラシンかコイ科魚類を探してます。 今度の出張先はドイツじゃないから、アクアショップ行って確認してくる訳にもいかないし、この件につきましては宿題って事で、ある程度事実が判明した時点で別原稿で紹介すると言う事にしておきましょう。
2008/01/08
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さて、ベタの産卵から今日で5日目になります。この頃には稚魚達は泡巣から離れ水槽のガラス面に分散してへばりついています。明日位には稚魚達が自由遊泳を開始し、エサを食べ始めますからそろそろ稚魚たちのエサの準備をします。よく、ブラインシュリンプがはじめから使えるかどうかが問題とされますが、どちらとも言えない微妙な問題です。と言うのは、ブラインシュリンプの乾燥卵も産地によって大きさに差があるためです。さかなおやじのところではアメリカのユタ州ソルトレイクシティ産のものを使っていますが、これ以外にもサンフランシスコベイ、中国、ブラジルなどいろいろな国からブラインシュリンプエッグが輸入されてきます。個人的な主観ですが、ソルトレイク産のものは価格も高いだけあって小粒で使いやすい気がします。また、そのブラインシュリンプが孵化直後のものかどうかも大きく影響してきます。ブラインシュリンプも生き物ですから、乾燥卵から孵化したと同時に成長を始めます。半日もたつと明らかに一回り大きくなってしまいます。このような状態のブラインシュリンプではベタ稚魚の第一段階のエサとしては使う事が出来ません。 ブラインシュリンプは学名をAltemia salina(アルテミア サリーナ)と言う甲殻類の一種で、エビやオキアミに近い生物です。海水や塩水湖に生息するため乾燥卵を孵化させるには塩水を用意してやる必要があります。これは別に海水である必要はなく(ブラインシュリンプを孵化させるだけで飼育するのでなければ)、市販の食塩で十分です。塩素中和した水道水1リットルあたり20gの食塩を溶かし、その中にブラインシュリンプエッグを適量入れます。後は水温を27℃前後にキープしてエアレーションをかけておけば約24時間でブラインシュリンプ幼生が孵化してきます。下の写真はさかなおやじの温室でブラインシュリンプを孵化させているところです。 ブラインシュリンプが孵化すると、水が孵化したブラインシュリンプでオレンジ色に見えますからすぐに判ります。こうなったら、エアレーションを止めてしばらく放置しましょう。すると、卵の殻は水面に浮かびブラインシュリンプは一ヶ所に集まってくるようになります。実はブラインシュリンプ幼生には正の走光性があるため、容器の一ヶ所に光を当てておくと自然とその付近にブラインシュリンプが集まってくるので集めやすくなります。卵の殻とブラインシュリンプが分離した時点で、容器からブラインシュリンプの幼生を取り出します。これはスポイトでやってもエアチューブを利用しても構いませんが、出来る限り卵の殻(稚魚は消化できない)を一緒に取り出さないよう注意してください。そして、コーヒー用のろ紙かなんかで塩水とブラインシュリンプを分けてから、真水に一度ブラインシュリンプを移し、スポイト等で適量をベタ稚魚に与えてください。 自由遊泳を開始した直後のベタ稚魚は、せいぜい1匹あたり2~3匹のブラインシュリンプしか食べません。水槽内にベタ稚魚が200いるとしてもブラインシュリンプはせいぜい500匹くらい与えれば十分という事になります。ほとんどの人はブラインシュリンプを与えすぎているようです。食べ残しのブラインシュリンプはひどく水を汚すので与えすぎは絶対に禁物です。 また、どうしても孵化直後のブラインシュリンプが用意できなかった場合は代替のエサを考えなくてはなりません。例えば一番上の写真のリリーフブライン(ニチドウ)などがその代表ですが、孵化直後の稚魚は動かないエサには興味を示さない事が多く、さかなおやじのところではあまり好結果が出ていません。ところで、リリーフブラインのパッケージに「ブラインシュリンプのように動く」と書いてあるのはチョット何なんじゃないでしょうか?「どこが動くんじゃい!誇大広告でジャロに連絡しちまうぞっ」。 他にも、ブラインシュリンプの乾燥卵の卵殻を薬品処理して除去した殻剥きブラインシュリンプや冷凍のブラインシュリンプベビー(キョーリン)がありますが、どれも動きがないため稚魚の喰いつきは今一つです。あえてさかなおやじがどれかを使わなくてはいけないとすれば「殻剥きブラインシュリンプ」をチョイスすると思います。ただ、このエサはそのままあげたのでは水面に浮かんだままなので、一度小さな容器に水と一緒に入れて撹拌してからスポイトなどでごく少量を与えるようにしてください。 また、以前紹介したインフゾリアの培養が成功しているならば、今日の時点で少量をスポイトなので容器から取り出し、ベタ稚魚の水槽に入れておくと絶大な効果があります。上の写真はインフゾリア培養容器で 白く雲のように見えるのがインフゾリア(たぶんゾウリムシ)の群れです。もっとも、はっきりと白く見えるのはビール酵母が容器を動かした時に舞い上がったものなので、ここまではっきりと白く見える訳ではありません。 インフゾリアはうまく用いればものすごく効果的な初期餌料なのですが、はっきり言って培養容器の中の水はドブみたいなもんです(苦笑)。欲張って大量に入れると、ベタ稚魚の水槽が一気にドブ化しかねないので注意してください。あくまでも適量を心がけてください。また、万が一インフゾリア培養容器がひっくり返ったりしたら大変な事です。はっきり言って、温泉地のイオウの臭いを10倍位濃縮したような馥郁たる芳香が部屋中漂う事は必定で、「爽やかサワデ~♪」や「ファブリーズ」あたりなんておととこいという状況になります。そのあたりは皆さん大人なんですから自己責任で処理をお願いいたします(笑)。こんな事勧めたのは「あのさかなおやじだ」なんて思い出さないでくださいね。
2005/06/30
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今日は、魚じゃなくて餌の方を紹介しましょう。皆さんはマイクロワームと言う餌を御存知でしょうか?マイクロワームは体長2mm前後の極小さなワーム(読んで字の如し)で、ブランシュリンプと同じように孵化したての稚魚の餌に適しています。もっとも、ショップで市販されているようなものではないので通常は自家培養する事になります。 先日、友人と話していた時に「熱帯魚の繁殖楽しんでると、孵化した稚魚が摂餌を開始した直後の数日間、ブラインを食べられない種類がいるから大変だ」と話しました。そう言った極小の稚魚の場合、我が家では自家培養のインフゾリアを与えるのですが、この培養液の臭いのなんのって・・・。まるでメタンガスの発生したドブをさらっているような気分になれること請け合いです(苦笑)。そんな事を話していると友人が「それなら、俺のところにいるマイクロワーム分けてやるよ!」と言ってくれました。 マイクロワームは、前述のとおりミクロサイズで稚魚の餌としてはちょうどいいサイズです。しかも、体が非常に細いため孵化したてのブラインが口に入らない「おちょぼ口」の稚魚も、うどんか蕎麦をツルツルと飲み込むようにマイクロワームなら食べる事が出来るのです。そんなありがたい申し出をこのさかなおやじが断るはずもなく、マイクロワームは無事に我が家の温室に届いたのでした。マイクロワームは友人宅から封筒に入れて送られてきたのですが、その容器の小さい事!あまりの小ささに、親友ながら「こいつ、ドケチ?」とか疑っちゃいました(笑)。 マイクロワームは、魚の人工餌にドライイーストを少々混ぜた培養地で育てます。培養地の材料を適量、プラ容器に入れて水を加え「グチャグチャ状態」にしたところに、ほんのチョットしか送られてこなかったマイクロワームの種を入れました。こんなにチョットで、きちんと殖えてくれるんだろうか?心配性のさかなおやじは、不安で夜も練れない毎日を過ごしました(笑)。 しか~し!そんな心配はまったく無用だったのです。マイクロワームは、日に日に増殖・・・いや爆殖を続け、見る見るうちに容器一杯になってくれました。トップの画像は、静止画像なんで不気味さが伝わりませんが実際には、培養地の表面が盛り上がるほどの凄い数のマイクロワームが蠢いています。冗談抜きで、表面がゾワゾワと波打つほどの量です。これだけ不気味な光景は、ホラー映画も真っ青な迫力と言えるでしょう(苦笑)。 稚魚に与える時は、ゾワゾワと蠢く培養地の表面を少量割り箸の先などで掬いとって水に溶き、それを水槽内に投与します。水中でもマイクロワームは、激しく体をくねらせて蠢くので、稚魚達の食欲をそそるのか稚魚達は夢中になって食べてくれます。そう!マイクロワームは非常に素晴しい稚魚用の生き餌だったのです。 これで、悪臭さえなければね・・・。マイクロワームの培養地は、日に日に素晴しい芳香を放ち始めます。この芳香のかぐわしいことったらありゃしない!(笑)。40数年、堕落した人生過ごしてきたこの中年おやじも、経験した事のないほどの素晴しい香りです。友人からは、マイクロワームに通気するため容器は密閉しちゃダメ!と言われてますが、はっきり言って無理です(笑)。中のマイクロワームがどうなろうと、自分の生命の危機に較べればどうという事もありません。もちろん、容器はぴったりと密閉し、一日に一度だけ、庭に出て鼻を摘みながら容器の蓋を開け、酸素の補給をしてます。 もし、万が一培養容器が床に落ちて中身がこぼれ出たりしたら、私は躊躇なく家を捨てるね!(笑)。そして、1年間くらいは旅に出て、温室には戻りません。と言うより、入りたくても入れない状態になると思う。ここではっきり断言しておきますが「マイクロワームの培養地の臭いは、世界3大悪臭の一つに絶対入る!」。今となっては、友人が極少量しか送ってこなかった気持ちがよく理解できます。やっぱり、あいつは良い男だったんだなぁ~!・・・でも冷静になって考えてみると、その前にマイクロワームの培養地の悪臭について、一言レクチャーあってしかるべしだったような気もします(笑)。 皆さんも、「世界3大悪臭」のひとつを自宅にいながらにして経験して見たくはありませんか?今までの、ぬるま湯のような甘ったれた人生観が180度変わっちゃうほどの強烈なインパクトですよぉ~♪77777番をヒットした日本人2005さん!ベタの初期餌料にお一ついかがでしょう?少なくとも餌としては非常に優秀ですし、孵化したてのブラインよりも半日くらい前からベタ稚魚が摂餌開始できるので、歩留まりが全然違いますよ!
2005/12/14
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さかなおやじは、魚の飼育の他に多肉植物も楽しんでます。そのきっかけとなったのが今日紹介する、セダム達。と言ってもショップで購入してきたのではありません。道端や野原にはえているのを見つけると、一枝切り折って来て庭の隅に植えておいたものばかり。ですから、ショップで購入するエケベリア属などの多肉植物と比較すると美しさでは少々劣りますが、そのそれぞれに採集時の思い出があるので楽しいのです。 「ああっ、このセダムは下田の別荘近くの海岸で見つけたんだよなぁ。あの時は、下の息子が岩場で転んで足を切って近くの病院に担ぎこんだっけ・・・」とか(苦笑)。現在までのところ、「道端セダムシリーズ」は5種類が集まりましたが、これからも事ある毎にコレクションを充実させて行きたいものです。 でも、「道端シリーズ」(笑)充実させるのも結構大変なんですよ。まず、間違えて人様が大事に育てている園芸種をゲットしてしまわないようにする事(爆笑)と道を歩いている時、絶えず下を向いていなければならない事!この間なんか、社長と出張行った先の路上でセダム見つけていそいそとしゃがみこんだら、社長が一言「オレ、お前と一緒に歩いているの嫌だわ!」(笑)。確かに、スーツ着込んだ中年おやじがいきなり道端にしゃがみ込んで、何かを拾ってハンカチに包みポケットにねじ込んでたらかなり危ないかも(爆笑)「道端セダムコレクター」の道も、これでなかなかどうして険しいもんです。
2005/09/04
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前回紹介したアティソンおじさんのベタスターター(勝手に商品名付けるなって?)が予想外の健闘を見せた事により、哀れにも冒頭のベタ稚魚(ラベンダーバタフライのプラカット)達はこの餌の評価のための実験台となりました~(合掌)。今の所、予想外に嗜好性はまあまあですから、後は栄養価の問題でしょう。ただ、孵化したばかりのブラインに較べれば間違いなく嗜好性でも劣りますから、成長の度合いもやや遅くなるのは致し方ないかと思われます。問題なのは、主原料に記載されている穀物粉と植物性タンパク質が、動物食性のベタの成長にどの程度影響を及ぼすかと言う点でしょう。 せっかくなので、この稚魚達には毎日朝晩の2回ベタスターターのみ食べさせています。まぁ、2ヶ月もすれば成長率やその他の問題点が明らかになると思います。・・・こいつらがそれまで生きていればね(苦笑)。と言うのも、どうやら来週は極寒のイギリス出張が私を待っているようです。巨大な組織の傘から外れて独立してから一番大きなビジネスだけに、行かなきゃダメなのは誰よりも良く判ってます!・・・判ってはいるんですけどね~。イギリスなんて寒いし熱帯魚関連の面白グッズなさそうだし、ヴ~ッ!行きたくねぇ~!!(笑)現在やたらにワラワラいるベタ稚魚だって餓死しちゃうかもしれないし・・・。 ところで、ベタ(ショーベタやプラカットなどのスプレンデンス種)の初期餌料って何が良いのでしょうか?もちろん、孵化したてのブライン食べられるサイズならばそれで一件落着って事で・・・(笑)。でも、結構な数の方々がベタは初期餌料として孵化したてのブライン食べられないっておっしゃるんですよね~。我が家では、以前から摂餌を開始した直後のベタ稚魚には念のためインフゾリアを与え、翌日からブラインに切り替えと言うのが普通でした。もっとも個人的には、初日からブライン食べられると思ってますけど(笑)。 食べられないと言う見解の方の中で、孵化したてのブラインじゃなくて数時間経過しちゃったものを与えている人は論外!(笑)としても、いったいどうして人によって意見が分かれちゃうんでしょうか?理由は2通り考えられると思います。 第一に考えられるのが、生まれてきた稚魚のサイズが異なるケース。実はすごく意外なんですが、改良ベタって元はスプレンデンス種ですからみんな同じ種類のはずなのに、稚魚の大きさって微妙に違うんですよ。例えば、今我が家に存在する稚魚達の中でもブラック&プラチナ・マーブルのプラカットの稚魚はサイズが明らかに普通より小さいです。ブラインを食べられるようになるまで2日かかりました。このようなサイズの差が系統によるものなのか、それともメス(問題は明らかに卵のサイズにあるでしょうから)がまだ若いため、体内の卵も小さいと言う理由によるものなのかまでは判りませんが・・・。 第二の理由として考えられるのは、ブラインシュリンプ自体のサイズの違いです。どうも皆さんはブラインはブラインなんだからどれでも同じってお考えのようですが、実はブラインシュリンプって産地によってずいぶん休眠卵のサイズが異なります。以前はアルテミア・サリーナ1種と思われていたものも、暇な(笑)研究者によってずいぶん細分化されてますから種類による相違なのかもしれませんけどね。ブラインの卵の産地による評価は本当はその栄養組成などの見地から考えなくちゃいけないのでしょうが、まぁ趣味ですし(笑)少しでもサイズが小さい方が稚魚に与えるには有利ですから、その点だけで考えればブラインシュリンプエッグはベトナム産に限りますっ!!とにかく、サイズ的には最小の部類に入るのでベタ稚魚のようにブラインを食べられるか否かの分岐点に位置する稚魚の初期餌料としては最適です。唯一の問題があるとすれば、入手がやや困難であることと価格的にも割高である事が挙げられます。どんな魚の稚魚でも数日でビックリするほど成長しますから、最初の数日はベトナム産を使い、その後グレイソルトレイク産など安価で入手できるものに変えていくというのが賢い方法と言うものでしょう。 さて、稚魚用フードを語る上で避けて通れないのが、ベトナム産ブラインでも食べられない口の小さな稚魚には一体何を与えればよいのかと言う問題です。私の数少ない繁殖例の中でも例えばドワーフグーラミィ、卵生メダカの一部、ネオレビアス(テトラの一種)あたりはどう考えても初期餌料にブラインは無理です。さぁ~て、どうしたもんでしょう!一番無難なのは、この手の生きていく根性の希薄な(笑)魚種の繁殖には手を出さないと言う事であるのは間違いありません!君子危うきに近寄らずって訳です(例えが違うって?)。 しかし、このままこの問題を気が付かぬ振りで通り過ぎちゃっちゃさかなおやじの名が泣こうってもんですから、何とかしましょう!って言う訳で、次回からは孵化したてのブラインが食べられないサイズの稚魚の餌について考えて見ましょう!・・・ところで、2枚目の写真のおじさんですけど、これが噂の?アティソンおじさんです(笑)。ベタスターターのパッケージに小さく載ってたんですが、kenkouさんがどうしても見たいって言うものだから(爆笑)
2006/11/15
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さて、初日空港からホテルまでの移動で大変な目に遭ったさかなおやじでしたが。2日目は快調そのもの!朝7:30に商談先の部長がホテルまで定刻ぴったりにボルボで迎えに来てくれて、そのまま相手の会社に・・・商談も激しい攻防の末、こちらの要望がほとんど通ると言う、なんだか恐ろしいくらいのスムースな展開!こう快調だとかえって身構えてしまうほどでした・・・ってやっぱり皆さんお待ちかねの問題が発生しはじめました。(苦笑) 2時間ほどの商談を済ませ、会議室で一息入れていると社長秘書の女性がなにやらドリンク剤を社長に持ってきました。相手先の社長は、それを飲もうとして手に取ってから私の存在を思い出したようで「君も飲むかね?」と尋ねてきました。大体、金持ちの飲むドリンクなんて碌なもんじゃないのが通り相場ですから、ここは躊躇なくパスする事に。すると、この会社の部長でもある私の知人が社長に向かってなにやらタイ語で「×××××・・・???」すると社長が「なんだ、君は肝臓が悪いんだって?それならこのドリンクがすごく効くから是非とも飲みなさい!ほら君(秘書の事)、日本からのお客様にも1本お持ちしなさい」 まもなく秘書が持ってきたドリンクは、日本のオロナミンCやユンケルみたいな小さ目の茶色いガラス瓶に入ってます。「それじゃ、両社の繁栄と君の肝臓に乾杯~♪」ご機嫌の社長さんはボトルをラッパ飲みします。私も覚悟を決めて一気にゴクゴク・・・ちゃんとジャパニーズビジネスマンらしく、片手を腰に当てて上を向いて一気に飲みましたゾ(笑)。BGMにリゲインのテーマソングさえ流れていれば完璧です。決して美味い物ではないですが、何とか飲める味でした。その後、社長の昼食のお誘いを丁重にお断りして次の目的地に向かいます。 もちろん、次の目的地はベタや面白グッズが待ち受ける宝の山?のウイークエンドマーケットです。マーケットには知人の部長がボルボで送ってくれましたが、その道すがら彼がいたずらっぽい顔をしながら「あのドリンクどうだった?」と尋ねてきました。どうせ「今夜はバリバリ全開になっちゃうぜ!」とか言うくだらない話だろうと思って適当に返事していると、彼が空になったドリンク剤のビンを渡してよこしました。「中に何が入っているか判るかい?」「ん??どれどれ・・・」ビンのラベルはタイ語と中国語で記載されていました。「何々・・・龍××・・・、フンッこれはニシキヘビだね。虎▼×、これは本物の虎じゃなくて猫らしいな・・・。花果狸?何だコリャ??ハクビシンかアライグマかな・・・」確かに原材料は楽しいものではありませんが、世界の未開地でゲテモノ食べさせられているさかなおやじがこれしきの事で驚くはずもありません(笑)「残念だったな、これしきでビックリするとでも思ったのか?」私がからかうように彼に話しかけると、彼は薄笑いを浮かべながら最後まで読めと言います。「んだよ!めんどくせえなぁ~。どれどれ、蝗?これってなんて字だっけ?ムシヘンに皇だから・・・げっイナゴかよっ!」さかなおやじが異常に虫嫌いなのをよく知っている彼は、すごく嬉しそうに話し始めました・・・「そのドリンクにはね、イナゴ、イモムシ、クワガタの幼虫、ムカデ・・・」次の瞬間、私の手が彼の横面を殴りつけたのは言うまでもない事です。「テメ~、車止めろっ!無礼打ちにしてくれるわっ!」私がここまで逆上すると思わなかった彼は、車をあわてて道の端に止めてひたすら謝り続けています。そんな彼には目もくれず、車から飛び降りると口の中に指を突っ込んで・・・この先の記述は省略させていただきます(苦笑)。 完全に不機嫌&気持悪い状態のさかなおやじを乗せたボルボがマーケットに到着したのはそれから30分位後の事でした。さかなおやじの機嫌をとらないとぶち殺されるとでも思ったのか、彼は完全に下出に出ています。「なぁ、さかなおやじ。すぐそこにすごく美味しいごった煮を食わせる店があるんだが、行かないか?もっもちろん虫なんて絶対入ってないから」無言のまま首だけ縦に振るさかなおやじ一行は、マーケット内の得体の知れない屋台に到着。そこでは、人が3人位楽々収容できる大鍋になにやら得体の知れない肉類がぶち込んであってグツグツと音を立てて煮えてます。確かにすごく美味そうな匂いです(笑)。おそらくは豚や牛、鶏などの肉や臓器などすべてをぶち込んであるのでしょうが、哺乳類や鳥であれば何でもOKの私ですから、ほくほくしながらテーブルに付きました。 料理が運ばれて来るまでなんと待ち遠しい事でしょう(笑)。そんなさかなおやじの鼻先をなにやら香ばしい芳香が・・・ちょうど、ベッコウ飴が煮えている時のような匂いです。ただ、心なしか気になる脂っぽい匂いもするような・・・すっかり、その芳香を漂わせている料理を食べたくなった私は知人に「あの料理買って来てくれよ!」と頼みましたが、なぜか彼は首を横に振るではありませんか。それも、なぜか必死の形相で首を振るのです。「何だぁ??その料理すごく高いのか?金なら自分で払うから買って来てくれって」その問答をみていた屋台の手伝いをしている少年が、たどたどしい英語で「どうしたんですか?」と聞いてくれたので、渡りに船とばかりに少年に頼む事にしました。「あのさ、いまなんだか甘くていい匂いするだろ?この匂いがする料理買ってきてくれないかな。もちろんチップ弾むよ!」その利発そうな少年はすごく嬉しそうにうなずいたので、彼に100バーツ(約300円)わたして、これで適当に買って来いオマエのチップは20バーツだぞ!と指示をして待つ事5分位・・・ 私の目の前に置かれた、例の得体の知れないしかしすごく美味そうなごった煮を食べようとしたその時、少年が大きな皿を持って嬉しそうに駆け出してきました。そして、バーンと机の上に置かれたものは・・・「グワァ~!!」正直言ってその後の数分間はよく憶えていないのですが(笑)、知人によると皿の中のものを見た次の瞬間、私は立ち上がり物も言わずにその場から走り去ったそうです。かなり離れた場所で、ハアハアしているさかなおやじの後を必死に追いかけてきた知人が「オイ!大丈夫か?顔が真っ青だぞ。一回ホテルに戻ろうっ!」と言うので、とにかく彼の言うとおりにひとまず退散する事にしました。 そうです!皿の中身は油でからっと揚げて、甘辛い味を加えた山盛りの虫だったんです(涙)。つまり、あの香ばしい芳香は虫の揚げられたときの匂いだったと言う訳です。タイでは、今でも虫を食べるのは決して珍しいことではないようで、マーケットの中でも、容器の中でうごめくバッタ、蛾のサナギ、イモムシ、ミルワームを大量に積んだ屋台が行きかうのは知ってました。しかし、よりによって虫嫌いの私がそれを注文してしまうとは、そして知らぬ事とは言えあの匂いを芳香だと思ってしまったとは・・・ 力なくヨロヨロと知人の車を目指すさかなおやじでしたが、ある地点でパタッとその足が止まってしまいました。「オイ!どうした?気持ち悪いのか??」心配して声を掛けてくれる知人の存在も無視してさかなおやじは一軒の屋台の前にすっ飛んでいきました。そこは「カニ屋!!」(笑)もちろん、食べるカニではなく、様々なシオマネキの仲間をペットとして売っているのです。地獄の虫づくしに行きも絶え絶えだったはずのさかなおやじは一気に気力回復です!(笑)。まるで瀕死の状態でカラータイマー点滅しているウルトラマンが太陽光線浴びたみたいな回復振りで、あっけに取られている店のおやじから網を分捕って、次々と目あてのカニをゲットしていきます。 この露店では、5種ほどの小型のカニを売っていました。ほとんどがシオマネキの仲間なので河口付近棲息しているものと思われます。したがって、4倍くらいに薄めた海水で飼育した方がよいと思われますが、どうです?可愛いでしょう??一番大きな種類でも甲羅の幅が2cm位しかありません。1匹3バーツ(9円)で30匹前後ゲットしたさかなおやじは意気揚々と次の獲物を探してマーケットの更なる奥地へと前進を続けます・・・ えっ?気持ち悪いのはどうしたって??ホテルに帰る??一体何の話でしょうねぇ~♪さかなおやじエンジン全開です(笑)
2005/09/13
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