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2006.05.11
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カテゴリ: 書評
コニュニティマーケティングという魅力的なテーマを扱いながら、
この本は、言っていることは間違ってはいないが、
基本的な認識の仕方が間違っている。

その根底にあるのは、コミュニティマーケティングに対する、
過度の期待である。

この過度の期待が、逆に
コミュニティマーケティングの魅力を伝えきれていない、
この本は、そういう本である。

例えば、コミュニティマーケティングと広告を比較するが、

広告は囲い込みができないからといっている。

この認識は違う。

確かに、広告が効かなくなっているのは事実だとしても、
広告は、基本的に「囲い込み」のための手法ではなく、
認知拡大のための手法である。

囲い込みとは、会員システムとか、ポイントシステムを使うことで、
初めて可能になることである。

そして、広告をはじめとしたマスメディアは、
消費者をコントロールするために使われると説明される。

しかし、企業側はマスメディアを使用して告知しているのであって、
消費者をコントロールしようなどとは考えてもいない。



これらの説明は、
コミュニティマーケティングの優位性を明確にしようとするものだが、
そのことが、この本に意図的なモノを感じてしまうのである。

あるいは、プロモーション手法に関する理解不足か?

私に言わせれば、広告がきかないという事実を述べたいならば、

購入理由が広告でないことを説明すれば十分である。

さて、本題のコミュニティマーケティングである。

そういった流れで語られるコミュニティマーケティングなので、
こちらもいささか勇み足の感が拭えない。

コミュニティマーケティングは、万能ではない。

コミュニティマーケティングは
この本にも紹介されている事例のように
絶大な成果を生み出すこともあるが、
使いやすい企業や商品があるし
目的や課題によってもそのやり方は異なる。
その辺の整理が必要だ。

また、プロモーション手法の中で考えるとしたら、
広告などに変わる手法ではなく、
プロモーション全体、つまりプロモーションミックスの中で
考えるべきものである。

残念ながら、この本にはこれらの考察がない。

あと、本の構成であるが、
コミュニティマーケティングの話に入る前の、
コミュニティマーケティング以前の
マーケティング手法や広告の歴史についての話が長すぎる。
本の半分ぐらいになっている。
もっと、簡単にまとめるべきであろう。

せっかくコミュニティマーケティングという
魅力的なテーマなのだから、
もっと、書いているNTTメディアスコープならではの
実際的なソリューション手法に基づく
深い考察が欲しいところだ。

★1つ ★☆☆☆☆

コミュニティ・マーケティングが企業を変える!

**********************************
有限会社リレーションメイク  羽切 徳行





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最終更新日  2006.05.11 08:22:00
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