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今朝は、すんでのところで、けがした猫を拾いかけてしまった。イヌの散歩をしていると、曲がり角で女性が立ち止まっている。見ると、茶に黒交じりの小さい猫が横たわっていた。赤い首輪をしている。足は、肉が縦に破れているので、何かに襲われたのか、交通事故にあったのか。あまり元気がないから、内臓にも何かあるのかもしれない。お集まりのお嬢様方々、2~3千円ずつでもをいただければ・・・と思ったが、獣医さんが開くには早い時間。わたしが詐欺ともわかるまい。イヌを家に置いてきて、お財布と段ボール箱と、ゴム手袋と、古いTシャツを持ってきて、途中で猫缶を買ったが、猫は食べようとしなかった。Tシャツと手袋をして、道の端に寄せてやったが、おとなしくされるままだった。こちらを向いて歯をむき出したが、どうも怒っているようでもなかった。もらってきたダンボールはイチゴ箱だったので、小さすぎて入らない。一時預かりにするにしても、治療と健康診断にいくらかかるかな・・・イヌがいるから、健康診断はかかせないし・・・・。なんて手をこまねいていたら、お役所の人が来た。「死んでいる猫じゃないと引き取れないんですよね~」と言われたが、結局、ばたばたと電話で連絡を取ったようで、ダンボールに黒いビニールとわたしのTシャツごと、連れて行ってしまった。たぶん、幸せな将来の代わりに、静かな死がおとずれ、猫は小さな冷たいむくろに変わるのだろうか。ごめんよ~。通りがかりの人に、「この猫知りませんか?」とたずねたが、わからない。職員さんの話では、死んだ猫は一応2週間くらい冷凍保存するが、その間、訪れる飼い主さんは、1年に1,2人くらいしかいないらしい。午後から、突然映画に行った。例によって、東中野のポレポレだから、「愛の予感」というタイトルであるが、明るい映画ではない。クラスの友人を殺害した母子家庭の母と、殺害された父子家庭の父親が、苫小牧の下宿屋のまかないと、鉄工所に勤めていて、出会うというストーリー。切り詰めて、精神の囚人のようにルーチンの生活をしてる男と女が、ちょっとした不器用なやりとりを繰り返していく無言劇である。途中で、観客からいびきの音も聞こえるほど、静かに調理をし、押し黙って鉄鋼の仕事をする男と女が、ほんの少しずつ変わっていく。サンドイッチの朝ごはんが、サンドイッチが二つになったり、男が食事のおかずを食べるようになったり・・・。こういう静かな描き方もあるのだな。ところで、わたしは、この女の子の帰住後はどうなるのかと考えてしまうのだが・・・。・・・最後まで、そういう話にはならなかった。月日は流れるが、作られた物語には、ものごとをどこで切り上げてもかまわない権利がある。
2008.01.10
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去年から、ちょろっとだけ音楽活動を始めました。1970年代にNHKでやっていた音楽番組ステージ101のコピーバンドのギャング101、それと近所に出来たライブカフェで古いギターを弾いて、時々歌っています。今年は、しょっぱなからこんなことをやります。大好きだったケメ(佐藤公彦さん)の曲だらけのライブに出ることになりました。よかったら、遊びに来てくださいまし。 ケメ・トリビュート・ライブ 日 : 2008年 1月6日(日)時間: 午後4時から場所: 大森 「風に吹かれて」にて http://kazefuka.music.coocan.jp/xoops/料金: 2000円(1ドリンク付き) その他、飲食費は実費 ■ 出演予定者 時代屋 まき~♪ & GO フォーク野郎 ガーネット あべとしひこ 金谷あつし
2008.01.04
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