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2006.03.29
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テーマ: 人間関係(930)
カテゴリ: まじめな話
もうすぐ前夫の命日です。

どんなに『大丈夫』だとか『乗り切った』と思えど、やっぱりこの時期になると混乱します。
あの頃・・・全く理解し合えなかった私達。
つらく、悲しく、苛立ちなども思い出し、同時に楽しかった思い出もふとした時に思い出してしまいます。

長男がまだ幼かったときに初めて長男と一緒に乗馬をしていたあの人の笑顔。
テレビゲームをしていれば、『一緒にしたよなぁ』とか。
ミシッと家鳴りがすれば『こんなに早く再婚した私を怒ってるのかな?』とか。
思うことはいろいろです。

あの人の死を未だにどう捉えていいのかわからない。


気分的にどん底だったあの頃。
あの人の死を、他の人はいろいろ言った。
悲しんでくれたり、怒ってくれたり。
でも、それは私の思いとは違い、聞くのが余計につらかった。
そういう自分の気持ちを胸の奥にしまい、心配する皆へは『大丈夫だよ』って平気な顔をしていた。
だけど毎晩一人で飲んだくれ、どうしようもない気持ちを抱えきれずに泣いたり怒ったり。

そういう毎日を過ごしながらも『死にたい』とは全く思わなかった。
あの人が居なくなって、逆に私は「絶対に死ねない!!」と思ったから。
病気であろうが、事故であろうが。
子供達には私しかいないから。
どんな状況になっても絶対に生きてやるって。

それまでは生きて生きて生き抜いてやる!!って。

子供は、どう思っているのかな?
長男は当時5歳で、お葬式から何もかも側で見させた。
「子供には厳しすぎるんじゃない?」と母に言われながらも、その場にいるのにわからないように包み隠すのはダメだと思ったから。
子供にも、父親の死を現実のこととして見てほしかった。

口が悪くなる年頃だし、ゲームに夢中になっているときだから、口から出てしまうのは仕方ないのかもしれないけど、それを聞く度にとても複雑だ。
長女はまだ1歳だったから、何も覚えていない。
大きくなったらいろいろ聞かれるんだろうな・・・

今の夫に出会えたのは、とても幸せだったと思う。
甘やかしてくれなかったから。
出会った頃(仲良く話をし始めた頃)に甘やかされていたら私は今とは違って、まだまだ前夫の死を受け止められなかったかもしれない。
自分では何も考えず、泣いて頼って、自分の足で前に進もうとは思えなかっただろう。
彼は何も言わず、私に『自信』と『自分で考える』ことなどを教えてくれた(ただ構ってくれなかっただけかもしれないけど、結果的にはそれで良かった)。

あぁ、でも、やっぱりこの時期には・・・。
私のお腹の中には、今の夫の赤ちゃんがいる。
命日には子供を連れてお参りに行く。
でも・・再婚するの、早かったのかな?
会わせる顔がない。
冷たい女だ。

だけど、いつまでも立ち止まっていられない。ごめんなさい。

考え出すとキリがない。
何が良いことなのか悪いことなのか。
答えが出るのは数年後だろうな。
悩み始めると止まらなくなるので・・・そういう時は気分転換に他に集中できること(本を読んだりゲームをしたり)をしよう!!

とりあえず命日には、長男からの『パパへの手紙』と、あの人が大好きだった『ファイナルファンタジー』を持ってお参りに行ってきます。






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最終更新日  2006.03.29 16:35:07
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