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カテゴリ: 社労士
私が社労士の資格を取って、社労士会に登録&入会し、今後は社労士会の行事にも参加しなきゃってなった頃。

勤務先の所長に
「あなたはきっと友達できないよ。その年で合格して登録したら、きっと羨ましがられたりいやらしがられるから~」と冗談交じりに言われたことがあった。

その時はただの冗談にしか聞こえなかったけど、ちょっとだけ意味がわかった気がする。


おととい・昨日は社労士会の研修でした。
ここ2年くらいの間に新規登録&入会をした新米社労士対象の研修で、受講生はほぼ同期の方々。
同期とはいっても年齢は20代から60代くらいまで、主婦・元サラリーマン・2代目・定年退職後など様々な人がいる。

研修の中で「社労士を目指した動機」を交えて1人ずつ自己紹介する機会があったんだけど、自分の動機をどう話すかかなり迷った。

本当の動機は、病気を抱えた人の就労サポートをしたいからで、その理由は自分ががんになって就職で苦労したから。



だから自己紹介では、「会計事務所に勤務していてそこでの仕事に役立てたくて…」みたいな無難なことを言っておいた。


研修1日目の夜には、意見交換会といって、会長や副会長をはじめ先輩社労士さんと新人が食事をしながら自由に話す懇親会があった。
懇親会だけでなく、研修中の休み時間も、やはり話題にのぼるのは、どの分野でやっていきたいか?ということ。それと、今はどんな仕事をしているのか?ということ。

社労士の仕事はとても幅広いので、どの方面でやっていくかがとても重要で、そのためにはどんな努力をしたらいいか、先輩方からアドバイスをもらえる絶好の機会ではあった。


しかし、会計事務所で働きながら社労士登録したという私の近況を知ったみなさんから言われたことは…

“会計事務所に勤めてたらどんどん仕事もらえるし、ほんとに恵まれているよね。うらやましい”
“会計事務所でもらえる仕事だけで十分やって行けるじゃない。いいなー”
“26歳で一発合格?しかも既婚?もう人生すべてが文句なしの順調だね”

「運だけが良くて何の苦労も努力もせずにのほほんとここまで来ちゃった若い子」もしくは「計算高くて要領良く自分に有利となる道を進んできた子」に見えるんだなー、私。
そうか、そう見えるんだね。所長が言ってたのはそういうことか。

貧相に見えるよりは良いかもしれない。でも悔しい。



一発合格は確かに奇跡的ではあった。だけど来年の試験のとき元気でいられる保証がなかったから、1度きりの覚悟で必死で勉強したんだ。
がんになって2度再発し、どれだけの挫折とあきらめを経験したことか。何も順調なんかじゃない。

心の中では言いたいことがいっぱいだった。 言えないし、言わないけど。



そしてそんな雰囲気の中で、私が社労士を目指した本当の理由や、どういう社労士を目指しているかを言い出す勇気がなかった。

「うらやましい」が突然「かわいそう」になる瞬間をすごく恐れてしまった。




最近では自分ががん患者ってことを割と平気で話せてしまえるようになってきたけど、やはりまだ自信がない。

もし場の空気が重苦しくなってしまった場合のフォロー技術がない。

だから「かわいそう」な雰囲気になったときにどうしようもなくなるのが怖くて、会計事務所に勤めてるラッキーな子のまま通してしまった。

いくじなし。


研修では、
社労士の世界では、自分がどの分野でやっていきたいかをアピールするのはとても重要なことだと再三言われたし、私もその通りだと思う。

自分がやりたいことを話すことが、実現につながると思ってる。

私の目指している分野はおそらく少数派な部類だと思うけど、それに対して先輩方からどういう反応や意見が出てくるかも気になる。


やっぱり自分の目標をそのまま堂々と話すべきだったのかな、と思う。

そして、その目標を持つに至った理由を堂々と話せる自信、かわいそうな雰囲気になっちゃったときにそれを吹き飛ばせる技量を持ちたい。


がんになってから今日までの歩みには自信と誇りを持っているから。

遠慮せず、委縮せず、信じて進めばいいんじゃない?


出会ったばかりの同業者の人たちに言うか言わないか、わかってもらえるかわかってもらえないかに関わらず、私の目標は変わらない。

応援してくれている人は、いる。

大丈夫な気がしてきた





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最終更新日  2011年08月23日 00時34分22秒
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