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ケア会議
が開かれた。
これは、養護学校での特別支援教育の一環として、個々に応じた支援をするための会議。
どんな子でも、お願いすれば開いてくれるし、
お願いしなくても先生が必要だと感じれば開かれる。
うちの場合は、先生が必要と感じたようだった。
担任、教務主任、そして支援センター、学童保育、市の福祉課、児童相談所、
いつも利用する更生施設から、それぞれ関係者、夫と私の、約10名ほどが集まって、
かえでのこれからのことについて、話し合いが持たれた。
現状を整理してまとめたものを、担任が用意してくれて、
それに沿って、私や夫が今のかえでの様子や家の中のことを、話せる範囲で話す。
話をしている途中で、何度も涙が出そうになって、ハンカチを膝の上で握り締めていた。
この時の話し合いで、かえでの身辺自立と、
私自身の休養を目的とした施設への短期入所が決まった。
でも私自身、精神的にこんなに辛くなっているにもかかわらず、
かえでを預けるのはすごく心配だった。
入所して私と離れたら、かえでの不安がもっと強まるかもしれない。
もっと問題行動がひどくなったらどうしよう、と思っていた。
かえでの身辺自立というのは、
まず、一人で寝ることが出来る。
(手を握って添い寝しなくても、一人で寝られる。添い寝だけでかなり私が消耗してしまう)
一人で入浴が出来る。
(誰かが一緒に入って洗ってあげていたので、夫がいない時だと同姓介助が出来ず、
私や下の娘が手伝っていた。身体も大きくなってきて、異性の介助はふさわしくない)
主には、そういうところを目的とした、有期限有目的の短期入所ということだった。
伸るか反るか、賭けみたいな感じだったけど、
少しの間だけ、お願いしてみようという気持ちになった。
施設の職員の方からも、
「責任持って対応しますから、安心してください」
と力強い言葉をもらって、嬉しかった。
ショートステイの時は、あくまでも一時預かりという範囲なので、
担当者もその時々で変わるけど、
入所になると、ケース担当が個別に付いてくださるそうで、
いろんな面で安心できそうな感じだった。
ここでいつまでも、私がゴチャゴチャとゴネていても仕方ないので、
思い切って入所を受け入れて、7月上旬から、さっそくお願いすることになった。
私の精神状態は、あまり良くなくて、泣いていることが多く、いつも目が赤くなっていた。
娘達も、すごく心配してくれていたけど、
私の前ではわざとふざけて、笑わそうとしてくれていた。
私の気持ちが上向きにならない日が多くて、食事の時も、何となく暗い雰囲気で、
こういうのって気まずいなぁ、と思っていたけど、どうしようもなかった。
友達に、私の症状を話した時、友達が言った。
「私のお茶の先生もそうだったの。
外に出て、みんなと一緒に話している時はすごく明るいのに、
家に帰って一人になると、すごく泣けてしまって、
周りの人から変だと思われて、受診することを勧められたんだって。
そしたら、 鬱病
だったの。でも病院へ通ったらすごく良くなったよ。
メイプルさんも一度行ってみたら?」
自分でも、 鬱病じゃないか?
と思って、いろいろ調べたりしてはいたけど、
その時、鬱病という言葉を、ほかの人から初めて言われて、
その病気がとても身近に感じた。
鬱病って言ったら、有名人でいうと
高島忠夫さんとか小川宏さんとか竹脇無我さんとかがなっている。
私よりもっとひどい症状で、自殺未遂したり、入院も必要だったりして、
克服するまでに何年も掛かる大変な病気だと思っていた。
でも最近では、近所にも鬱病で療養している人がいたり、
ストレス社会だから、鬱病自体は珍しくないし、
ほかにもパニック障害や似たような精神疾患も多い。
更に、ネットで検索して調べてみた。
たいてい、そういったHPには 『鬱病チェックリスト』
というものがあって、
自分で調べることが出来る。
どこでチェックしてみても、私は軽~中度の鬱病に当てはまった。
いろいろ調べてみると、毎日の些細なストレスでも、
鬱病になっていくということが書いてあった。
そして、私は鬱になりやすい性格なんだ、ということが初めてわかった。
年に数回、親しい友達での飲み会があって、その時もたしか4人くらいで飲みに行った。
気分は下降気味だったけど、行ったら楽しくなれるんじゃないかと思い、
なんとか気持ちを奮い起こして出掛けてみた。
前出の友達の話のように、私も出掛けてしまえばみんなで明るく話せるし、
その時は楽しく過ごせる。
でも、楽しく飲んでいたのだけど、何気ない友達の言葉が妙に気になったのをきっかけに、
蓋をしていた現実の苦しい気持ちが、急にあふれ出てきて、
私は、みんなの前で泣き出してしまった
楽しい雰囲気を壊してしまって、申し訳ないという気持ちと、
この切ない気持ちをわかってほしいという気持ちとで、もうぐちゃぐちゃだった
その2日後、毎月一回通っているかえでの病院の日だった。
主治医は、もう10年近くお世話になっている精神科の先生だし、
かえでのことだけでなく、私のことも相談してみようと思った・・・