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Aug 15, 2009
テーマ： 赤ちゃんが欲しい！(9174)
カテゴリ： 妊娠から出産へ
分娩を振り返って。（これは分娩が終わった６時間後に、記録を取っておきたいと思って、枕もとに置いてあった携帯のメール画面で日記としてメモしたものです。きちんとまとめて書いていないので読みにくいと思います。すみません）
痛い。苦しい。辛い、拷問が何日、何十時間と続く。
自分は幼少時より病気がちで、肉体的な痛みや苦しみも多く、
入院回数やICU搬入率、救急車乗車率に至っては引けをとらない、
痛みには強いと自負していた。
それに今まで精神的な痛みや苦しみを味わってきた中、
これ以上の辛苦はないように感じていたが。なんのその。
…自分は随分甘ったれだったと知る経験だった。心底そう思う。
少量のおしるし（出血）と前駆陣痛が金土と続き、腹痛に苦しむ。
月曜出産の予定で、陣痛も朝方には結構辛いものになっていた。普通の息では堪
えられないぐらいの。収縮も2、3分置きで 本日中に出産となるはず。しかし午前
中、昼間、午後にかけて、陣痛が弱くなり、間隔も開く。あれだけ痛かったのに
信じられなかった。子宮口は2cmのまま開かない。その間、陣痛室に同室だった2
人の女の子はどんどん痛みを増して行き、断末魔のような絶叫と産声の中、「母
親」になっていった。…焦るし、自分のせいで遅くなっているような気がして、
陣痛室で何度も泣いた。赤ちゃんにも詫びた。一応明日レントゲンを取るからそ
れまで入院したら？その後に退院になるかもしれないけどと言われた。
翌朝未明頃から陣痛が激しくなったような気がする。相当痛かったが、また前駆
陣痛なんじゃないかと思っていた。診察を受けると、なんと6cm開いていると言わ
れ、このまま継続入院となる。
病院に着く頃には陣痛がかなり激しくなっており、普通に会話できる時間が限ら
れてくる。
内診…看護士や医師が膣、子宮口に指を突っ込み、子宮口の開き具合をチ
ェック。子宮口まで触診するのでそれだけでもかなり激痛。しかも陣痛中に行う
のでW激痛。看護士は「ごめんね。辛い時に痛いね」と言うが、こちらは痛みの余
3時の内診では8cm開いていると言われる。
夕方から夜にかけては、激痛と悲鳴の地獄の苦しみ。陣痛と同時に力が入って力
む感じになるのだが、10cm開かない状態で力むと赤ちゃんが出口ないのに圧迫さ
れてしまう。そのため「いきみ逃し」を行う。これがまた相当辛い。いきむのを
逃すだけで痛みが都合よく消える訳ではないので、辛かった。場所とタイミング
が合うと少し楽になることもあるが、家族やダンナに頼む場合、なかなか伝わり
にくい。肛門をゲンコツで押さえたり、恥骨の辺りを指圧したりする。この頃は
陣痛堪えのピーク。髪振り乱し、すっぴんでクマも濃い疲れ顔（化粧は禁止。入
院中顔色を見る為、メイクは落とすよう指示される）、視野定まらず、意味不明
の雄叫びをあげる女たち。男性陣はどう思うんだろう。正直早く終わってくれ、
という所だろうが、こっちはその10倍そう願ってる。
子宮口が９センチから10センチ開くまでに３時間かかる。
病棟中に響くような絶叫をあげていたらしい。
「ひぎゃあーっ！」「いたいーーーっ」「あああああーーーーっっっ」
分娩室に行きさえすれば楽になれるという一心で、とにかく分娩室に行きたがった。
分娩。
「ウンチをする感じでいきんで」と言うが、ウンチの何十倍ものイキミが必要。
肛門や直腸が出ちゃうんじゃないかと思ってしまうぐらい。
陣痛の激しい痛みが襲ってくるタイミングに合わせて力むのだと教えてもらう。
楽になりたい一心。
だけど力むと赤ちゃんに酸素がいかず、モニターでは赤ちゃんの心音が下がってしまう。
適度に力むのをやめて、深呼吸しないと赤ちゃんが苦しいと言われる。
堪えられない激痛の寄せてはくる波に、気が遠くなっては激痛で引き戻され。
赤ちゃんの頭が出る時の衝撃痛と切開の痛み、
その後の縫合は殆ど麻酔が効かなかった為、
一針一針刺さり、糸を通す度に悲鳴をあげた。
赤ちゃんの産声と姿を見なければ、到底無理だった。
産んだ直後は、何故か全身がおこりのように震え、痙攣し、
自分の意思ではガタガタが止まらない。
身体の感覚がなく、体中が冷えていく体感感覚（なのに体温は37.5度）。
内臓をぐちゃぐちゃにされたような疲労痛に困憊し、話すことすら出来なかった。
（陣痛中も後半は悲鳴のみだったが）
痛みの記憶が残っているせいか、出産後6時間経過した今でも右上肢や脚に不定期
な奮えが見られる。
痛い。苦しい。辛い、拷問が何日、何十時間と続く。
自分は幼少時より病気がちで、肉体的な痛みや苦しみも多く、
入院回数やICU搬入率、救急車乗車率に至っては引けをとらない、
痛みには強いと自負していた。
それに今まで精神的な痛みや苦しみを味わってきた中、
これ以上の辛苦はないように感じていたが。なんのその。
…自分は随分甘ったれだったと知る経験だった。心底そう思う。
少量のおしるし（出血）と前駆陣痛が金土と続き、腹痛に苦しむ。
月曜出産の予定で、陣痛も朝方には結構辛いものになっていた。普通の息では堪
えられないぐらいの。収縮も2、3分置きで 本日中に出産となるはず。しかし午前
中、昼間、午後にかけて、陣痛が弱くなり、間隔も開く。あれだけ痛かったのに
信じられなかった。子宮口は2cmのまま開かない。その間、陣痛室に同室だった2
人の女の子はどんどん痛みを増して行き、断末魔のような絶叫と産声の中、「母
親」になっていった。…焦るし、自分のせいで遅くなっているような気がして、
陣痛室で何度も泣いた。赤ちゃんにも詫びた。一応明日レントゲンを取るからそ
れまで入院したら？その後に退院になるかもしれないけどと言われた。
翌朝未明頃から陣痛が激しくなったような気がする。相当痛かったが、また前駆
陣痛なんじゃないかと思っていた。診察を受けると、なんと6cm開いていると言わ
れ、このまま継続入院となる。
病院に着く頃には陣痛がかなり激しくなっており、普通に会話できる時間が限ら
れてくる。
内診…看護士や医師が膣、子宮口に指を突っ込み、子宮口の開き具合をチ
ェック。子宮口まで触診するのでそれだけでもかなり激痛。しかも陣痛中に行う
のでW激痛。看護士は「ごめんね。辛い時に痛いね」と言うが、こちらは痛みの余
3時の内診では8cm開いていると言われる。
夕方から夜にかけては、激痛と悲鳴の地獄の苦しみ。陣痛と同時に力が入って力
む感じになるのだが、10cm開かない状態で力むと赤ちゃんが出口ないのに圧迫さ
れてしまう。そのため「いきみ逃し」を行う。これがまた相当辛い。いきむのを
逃すだけで痛みが都合よく消える訳ではないので、辛かった。場所とタイミング
が合うと少し楽になることもあるが、家族やダンナに頼む場合、なかなか伝わり
にくい。肛門をゲンコツで押さえたり、恥骨の辺りを指圧したりする。この頃は
陣痛堪えのピーク。髪振り乱し、すっぴんでクマも濃い疲れ顔（化粧は禁止。入
院中顔色を見る為、メイクは落とすよう指示される）、視野定まらず、意味不明
の雄叫びをあげる女たち。男性陣はどう思うんだろう。正直早く終わってくれ、
という所だろうが、こっちはその10倍そう願ってる。
子宮口が９センチから10センチ開くまでに３時間かかる。
病棟中に響くような絶叫をあげていたらしい。
「ひぎゃあーっ！」「いたいーーーっ」「あああああーーーーっっっ」
分娩室に行きさえすれば楽になれるという一心で、とにかく分娩室に行きたがった。
分娩。
「ウンチをする感じでいきんで」と言うが、ウンチの何十倍ものイキミが必要。
肛門や直腸が出ちゃうんじゃないかと思ってしまうぐらい。
陣痛の激しい痛みが襲ってくるタイミングに合わせて力むのだと教えてもらう。
楽になりたい一心。
だけど力むと赤ちゃんに酸素がいかず、モニターでは赤ちゃんの心音が下がってしまう。
適度に力むのをやめて、深呼吸しないと赤ちゃんが苦しいと言われる。
堪えられない激痛の寄せてはくる波に、気が遠くなっては激痛で引き戻され。
赤ちゃんの頭が出る時の衝撃痛と切開の痛み、
その後の縫合は殆ど麻酔が効かなかった為、
一針一針刺さり、糸を通す度に悲鳴をあげた。
赤ちゃんの産声と姿を見なければ、到底無理だった。
産んだ直後は、何故か全身がおこりのように震え、痙攣し、
自分の意思ではガタガタが止まらない。
身体の感覚がなく、体中が冷えていく体感感覚（なのに体温は37.5度）。
内臓をぐちゃぐちゃにされたような疲労痛に困憊し、話すことすら出来なかった。
（陣痛中も後半は悲鳴のみだったが）
痛みの記憶が残っているせいか、出産後6時間経過した今でも右上肢や脚に不定期
な奮えが見られる。
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