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そして誰もいなくなった。
2010年05月02日
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現在、株式会社まろには、(僕)だけが残されています。おいさんが去り、ヒデキが去り、ついには今日、のんくんが去りました。寂しいものですが、仕方ありません。一人でもコーネリアスな人もいるくらいですから、僕も一人でまろを名乗っていきましょう。日記は時々、つけていきます。
2009年01月20日
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読みました。四コマです。だいたい僕は、定期的に読んでいる4コマ雑誌と言えば、「まんがくらぶ」「まんがくらぶオリジナル」「まんがライフ」「まんがライフオリジナル」あと「MOMO」といった風に、竹書房の回し者、なのですが、時々、よその4コマも押さえます。今回読んだのもその一つ、4コマ漫画会の老舗、芳文社の、あさぎちゃんクライシス!(1)頭身が高いくせに鼻が無い、ある意味4コマらしい、っちゃらしい、珍しい絵だな、って思って何気なくページをめくる。そして思った。何この萌えマンガ?簡単に説明すると、「変人な家庭教師に翻弄される女子中学生」、という4コマなんだけど、端的に説明すると、「お尻にネギを入れたがる女子中学生」な4コマです。もうビックリしました。思わず背表紙確認して、「あ。コレきららじゃねえ」って。絶対まんがタイムきらら系だと思った。最近、流行りの萌え4コマの流れだろうと思ったさ。それぐらい主人公のあさぎちゃんが可愛らしい。八割方、「ひぃ」とか「やだ」とか言ってるのが良いです。時々、こういった掘り出し物的に、今まで読んだ事無かった種類の物に出会うから、4コマ漫画は奥が深い。 (僕)
2007年11月09日
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観ました。今日、バイトと交わした会話。僕が借りようとしたら、バイトが聞いてきました。「これ、どんな話なんですかねえ?」僕は答えます。「宇宙から謎の生物がやってきます」「え」「今回はジョン・マクレーンVSエイリアン」「マジですか?」「いや、嘘」などという馬鹿な会話をしましたが、案外、5が出来たらそうなりかねないな、と思った4・0でした。相変わらずの不死身の男マクレーン。「本当はどんなんですか?」「本当は今回の敵はサイバーテロ」「ほお」「ジョン・マクレーンVSコンピューターウィルス」「………ほんとですか?」なぜ僕に聞かずに他の人に尋ねるのだ?ダイ・ハード4.0今回の相手はサイバーテロです。電気は止めるわ信号いじるわ大渋滞だわ。ほんと恐ろしいです。ほんの少しの電気信号をイジるだけで、国家が簡単に転覆しかけます。おそるべきハイテク犯罪。これに生身だけが武器のマクレーンがどう立ち向かうのか、が最大のテーマなのですが、結局、最後まで殴ってました。ダイ・ハードはこうでなくっちゃ!それにしても、アクションがめっちゃ派手になりました。最近の観客の目を惹きつけるためには、これぐらいしないといけないのでしょうが、後半は正直、引きます。あんまし突拍子もない事すると逆にリアリティが無くなって、ちゃちく見えてしまいます。なんで、イマイチ、な、ダイ・ハード4.0でした。もし5を作るのならば、もっとシンプルに、たとえば、「一定の速度以下になると爆発するバスに乗り合わせる」とか、「再就職したコックとして勤務した船がテロリストに乗っ取られる」とか、そういう風なのにすればいいと思います。 (僕)
2007年11月07日
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ドラゴンボールをリアルタイムで読めた事は、本当に幸せなんだ、と思います。毎週毎週ジャンプの発売が楽しみで、まず最初にドラゴンボールを読んでました。そんな僕も大人になり、書店員になった今、僕が子どもの頃に買っていたドラゴンボールのコミックが、未だ止まりません。ずっと売れ続けています。もうこのまま永遠に売れるんじゃないかってぐらい。ああ、本当に凄い作品だったのだな、と思います。現役だけじゃなく、今の子供達までも虜にしてしまう、孫悟空とその仲間たちの冒険活劇。………。……。…。 ええい、平台に並べちゃえ。そんな訳で、うちの店は今、ジャンプコミック売り場の平台は、ドラゴンボールで占められています。全42巻。たくさん売れるといいなあ。(僕)
2007年11月05日
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僕の職場は本屋だけでなく、レンタルもしています。毎月仕入れるタイトルを決めるために、サンプルというのをいただきます。それを見て、仕入れるかどうか決めたりするのですが、その中にキサラギ スタンダード・エディション発見!早っ!ついこの間、「しまった! 見に行けないまま公開終わった!」と思っていたので、早速借りて帰りました。見た人に聞くと、「思っていた感じじゃなかった」と、ガッカリなコメントを頂いていたので、期待半分、不安半分でDVDをセット。内容は、あるアイドルの一周忌オフ会に、「家元」「安男」「スネーク」「オダ・ユージ」「いちご娘」の5人が集まる。その5人が集まった事によって、初めて明かされる、自殺したアイドルの本当の真実とは?って話です。結果から言えば、「今年度第一位」でした。何がって「僕的、面白かった映画ランキング」の。面白かった。元々、密室劇が好きで、会話だけで話が進んでいく展開が好物なので、楽しみにしていた「キサラギ」。久々に映画館まで足を運ぼうかと思っていたくらい。行けば良かった。僕の大好物「伏線」が、これでもか、とばかりに張り巡らされていて、展開はちょっと強引すぎるかも、とは思いつつも、これはこういう意味やろ、あれはそこにつながるんやろうなあ、と先に予測しながら、うきゃうきゃ言いながら楽しめました。外した読みは、○塚地が前半無視されているのは演技が下手なせい。(↑まんまドランクドラゴンのコント演技なんやもんあ)○ユースケがいちご娘と初めて会った時の微妙な反応は、 このオフ会に下心を持って参加したため。気付かなかった伏線は、○地震。○上記の「塚地が無視されてた」本当の理由。あとは示された瞬間か、つながる前にはすべて伏線は気付けました。…いやな観客だな。でも隠し方が下手なんですもん。「ジョニーデップに似た」とかあからさますぎます。不自然な会話だったり。そういう意味では、「スネーク」のキャラ作りは成功しています。あと「オダ・ユージ」の配役が神すぎます。この映画を観る客層は、もうほとんどが小栗旬目当てで、「すねてる涙目がカワイイ!」とかって言いそうですけど、間違いなく「いちご娘」の方が可愛いです。演技も上手だし、もう、メロメロです。キサラギ本当のラストが意味不明です。作り手が意図している事(続きがあるかも? でも無いよ)は、まあ分かるのですが、あれはいりません。最後のスタッフロールで、「如月ミキ」の顔出しをしてしまった時点で、最後の最後は必要無くなりました。作品中ずっと顔を映していなかった如月ミキの顔を、最後に持ってくる演出だけで、もう充分、「え?」って言わされましたから、その衝撃のままに終わってれば、この映画は完璧だったと思われます。 (僕)
2007年11月03日
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昨晩、飲み会をしたのですが、車で皆を送る役目をおおせつかったので、一滴も酒は飲みませんでした。シラフでも高テンション。結局、家に帰り着いたのは三時過ぎでした。その甲斐あって、今日は眠い眠い。銀行の待ち時間で意識が飛びました。まぶたが重い重い。ぶっちゃけ、ろくに仕事もできていません。あ、でも、今日発売のジャンプSQの飾りつけはしました。その表紙を飾った和月の描く人相悪い男は、本日夢に出そうなほど、たくさん見ました。中身は読む余裕は無かったので、明日目を通す予定です。今日は早めに寝て、明日こそたまった荷物を出さないと! (僕)
2007年11月02日
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大学時のサークルメンバーで集まりました。全員ではないのですが、おおよそメインの人間でお酒でも飲もうか、と。ほとんど交流は途絶えていたので、去年くらいから集まる流れが出来たのですが、ほんと、良いものだと思います。昔話を肴に皆で酒を飲む。子供連れてきてる奴もいたり。とても有意義な一日でした。 (僕)
2007年11月01日
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職場に行くと、机の上にスリップが。「スリップ」というのは、本に挟んでいる、なんか変な紙のこと。書店員はそれを見て発注かけるのですが、最近は全部POSだったりするので、あまり見ない書店員もいたりする。のんくんに聞いてみた。「何ですか、あのスリップ?」「昨日な…」夜の九時過ぎだったと云う。「店長さん、おられますかな?」と、おっちゃんとおばちゃんがレジに来たのだそうだ。で、のんくんが顔を出すと、「ちょっとこっちへ」と、店の外へ連れて行かれたらしい。怖がるのんくん。そりゃそうだ。お客様が突然、店の人間を外へひっぱってったら、何事だろうか、と、誰でもビビる。ついていくと、暗がりの中、おっちゃんが差し出したのが、例のスリップ。犬の散歩の途中で見つけたのだという。神社に落ちていたらしい。「…で、これがそうですか」「そ」僕はスリップの束に目をやる。盗られた商品は、小学館「あなたへのクレッシェンド」水瀬藍あなたへのクレッシェンド小学館「もっとイッて」棉田のぶもっとイッて集英社「学園天国1~8」遊人学園天国(8)ため息しか出ません。小学館の二冊は出たばかりです。犯人をプロファイリングしてみます。「もっとイッて」と「あなたへのクレッシェンド」は、まず、男子は盗りません。なにせ作者が棉田のぶ、と、水瀬藍です。最近注目されている作家とはいえ、同時発売の青木琴美を選ばなかった時点で、犯人は、雑誌を読んでいる、もしくはその辺りの情報を得る事のできる人間です。そして、遊人の「学園天国」。遊人は僕らの年代には、あらゆる意味で感慨深い作家さんです。名作「ANGEL」が有害指定を受けた時には僕は中学生でした。そんな人の作品ですから、当然、思春期真っ盛りの男子が食いつきますが、「なんかエロそう」って、女子が食いついても、全然おかしくはないです。犯人が高校生だとするならば、ちょっと獲物が幼すぎる気がします。犯人が小学生であるならば、全巻まとめて盗るというのは大胆すぎる気がします。なので、中学生。女子中学生の万引き犯は、なぜか高確率で複数犯です。単独ではしません。僕はこれまでに結構な数の万引き犯を捕まえ、その中には女子中学生もいましたが、皆、複数犯でした。しかも二人組。なのでその、経験則から、今回の犯人は「女子中学生二人組」である、と予想しました。さて、当たっているでしょうか?たぶんすぐにでも、捕まえるでしょうから、その時には答え合わせです。 (僕)
2007年10月31日
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思っていた以上に早く、本当は11月になって届く予定だったのですが、本日、頼んでいた小学館のコミック入れ替え分が届きました。朝、店の前で運送会社のおいちゃんに会ったのですが、彼が言うのです。「今日はしんどかったわ~。 ダンボールが90個あったわ~」90個!?慌てて荷物が置かれてある入り口を覗いたのですが、数えてみると、19個。険しい顔でおっちゃんを探してみたのですが、彼はすでにトラックでどっかに消えた後でした。それでもダンボールが19箱。小学館の、少年、少女、青年の棚、全部まるっと入れ替え分ですから、それぐらいになってもおかしくはありません。泣きながら出したのですが、それでも、少年、少女で一日が過ぎてしまいました。青年は明日、棚に並べます。で、出す前に売り場でもたつかないよう、作者順に並べるのですが、小学館の少女、あ~おで始まる作者が多すぎです。それだけで三分の一ありました。ペンネームの付け方、偏りすぎです。 (僕)
2007年10月30日
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のんくんが弁当食べながらマンガ読んでました。「ヴィンランド・サガ」ヴィンランド・サガ(1)すでに名作。「普通のマンガも読むんですね」「どういう意味?」のんくんの愛読書は実話ドキュメント。読むマンガはマンサンやニチブンの物が圧倒的に多いイメージがあります。それでも一生懸命に「ヴィンランド・サガ」を読んでるのんくん。でもなぜか、先ごろ出たばかりの5巻ではなく、4巻。読み飛ばしていたのではなく、話を思い出すために読み直しているのでしょうが、どうもしきりに、首をかしげている。まったく内容を覚えていないらしい。「俺、この巻、読んだはずだよな?」「知りませんよ」「そっか」「あらすじ、話しましょうか? なんだったら最新のアフタヌーンまで」「断る」「夜神パパが死神の目を…」「それデスノート」僕がブログにデスノートのネタバレを書いたら、ものの見事に、のんくんが先に読んでしまったという歴史があったり。「そういや、ヒカルの碁は面白かったよなあ」「普通の少年マンガも読むんですね?」「だから、どういう意味? 俺だって少年マンガくらい読みますよ?」「でもスラムダンクは読まない」「読まないねえ」のんくんは「スラムダンク」を読んだ事がありません。正確には、何度挑戦しても挫折しているのです。曰く、面白さが分からない、と。「何でですかねえ?」「何でかねえ」「あの面白さが分からないんですよねえ?」「分かんないねえ」「井上雄彦が嫌いですか?」「いやいや、そうじゃなくって」「絵が嫌いですか? バガボンは?」「最初だけ読んだ」「リアルは?」「一巻は読んだ」「やっぱ井上雄彦が嫌いですね」「違うって」それでも「ヴィンランド・サガ」は面白そうに読んでますから、面白い物をちゃんと面白く読むだけの力はあると思うんですけどね。感性の違いですかね。まあ、「花より男子」を読んだ感想を聞いたら、「なんであの主人公の女の子は、 花沢類だけはフルネームで呼ぶんかね?」だっただけの事はあります。つくづく面白い男です。 (僕)
2007年10月29日
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最近読んでます。ジャンプはもうずっと読んでるので、当然この作品も読みきりの時から読んでいるのですが、いつぐらいからかな、ジャンプにおける「先に読むマンガ」の一つになっております。仕事柄、ひととおりの作品には目を通すのですが、基本的には掲載順に読む事にしています。でも、「あまりにも続きが気になる」という作品は先に読んでしまいます。お気に入りだったり、展開が神だったり。今現在のジャンプでは、「ワンピ」「ハンタハンタ」が鉄板ですが、これに加えて「アイシル」です。西部ワイルドガンマンズ戦くらいから先に読むようになった気がします。例のあの辺りです。もう、続きが気になって気になって。そんな「アイシル」。アイシールド21(8)改めて読み直してみると、思っていた以上に王道です。ジャンプの理念である「友情・努力・勝利」を、完璧なまでに描いています。惜しむらくは、「ひとりの少年が、 ひとりの少女と出逢った。 そこからすべての物語は始まるのだった」という考え方には沿っていないということ。主人公セナの相手であろう女の子は、めっちゃ中盤で出てきます。あれー?おかしいな、と思ったのですが、これが見方を変えると、すべてが組み合わさる事に気付きました。「ああ、そうか。 主人公はヒル魔なんだな」そう考えれば、確かにヒロインは第一回から出演しています。ちゃーんと、ヒル魔も「友情・努力・勝利」を実行しているし。「げんしけん」における斑目みたいなもんです。あれも仮の主人公の相手は中盤で出てきたし。 (僕)
2007年10月28日
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読みました。まず、帯が秀逸です。やなせたかしはうまい事を言う。「アンパン奪った田村くんを与える」とかなんとか。さて。この話はお笑いコンビ麒麟の田村の自伝なのですが、出るべくして出た、という感じです。前々からこの麒麟・田村の生い立ちは、ネタになってしまうほどとんでもない話だ、というので話題になっておりました。僕が最初にこの話を知ったのは、スベらない話、においてでした。あまりに衝撃的な内容に、ネットカフェで腹筋を酷使した記憶があります。番組で田村の話を聞いた松本が、「こんなん反則やん! 笑うしかないやん!!」と爆笑していましたが、ごもっとも、です。笑うしかありません。え? 人の不幸を笑うな、って?家を失った中学生を笑うなんて可哀想やろ、って?本気でそんな事言う人がいそうで、怖いです。こんな話で笑ってくれるなら、っていう書き方を、田村がしているのですから、そこは笑うのが最低限のマナーです。「笑ってくれ」、と言われて、「可哀想に」、と答えたら、ますます、救われません。そんなわけでこの本は、不幸な、中学生の田村くんのエピソードを、面白おかしく読んでください。笑ったら笑った分だけ、最後、泣けます。ホームレス中学生読んだ人になら分かると思います。この本はホームレスになった中学生の自伝のフリをした、母親へのラブレターです。あふれんばかりの、会えない母親への想いを綴った本。そういう意味では、リリー・フランキーの「東京タワー」が近いです。男は永遠にマザコンと言います。そんな「男」からの、母親へのラブレター。ホームレスになった中学生の田村くんを、必要に迫られようが悪い道に進ませなかったのは、母親の存在。居ないのに在る。会えないけどそばにいる。そんな、本。でも一番かっこいいのは清のお父さん。 (僕)
2007年10月26日
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読みました。まず、タイトルありき、の作品です。この題名がすべてです。「犯人に告ぐ」この台詞を言いたいがために、作者は書き始めたんじゃねーのか、ってぐらい、クライマックスには痺れました。「犯人よ、今夜は震えて眠れ」愉快犯による劇場型犯罪。それに対抗するための、劇場型捜査。公開捜査とは違うのは、捜査する側がメディアを利用して、犯人へ呼びかけるのです。「犯人に告ぐ」──と。このお話の犯人、超しょぼいです。ネタバレではありません。なんなら、犯人、出さなくても構いません。事件の解決までを描かなくても構いません。これは主人公、巻島の話だからです。5年前の誘拐事件、誘拐された子供が遺体となって帰ってきた、その釈明記者会見の場で、「ぶっちゃけ、よその子なんかどうなろうが知らねーよ」って言っちゃった巻島が、今回の連続幼児殺人事件を捜査する、それだけのお話だからです。なので、解決目前で話が終わってようが、この小説は破綻しなかったと思います。ただ、最後まで書く事で、巻島の罪が、罪の意識が、癒えてくれる事を願って、ラストは書かれたのだと思います。なので、犯人は超しょぼいです。あえてそう書いたのだと思ったぐらい。劇場型犯罪、って聞くと、どうしても宮部みゆきの「模倣犯」が思い浮かびます。今回の犯人、ピースみたいのだったら、また違った展開だっただろうな、とか想像してしまいました。 (僕)
2007年09月22日
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なんか、えっらい、久々に書いてます。転勤となりました。僕はこの本屋の仕事を始めて、最初に配属された店に戻る事となりました。で、そこの今の店長が、のんくんです。大爆笑。えええ?のんくんとは一緒に仕事したくないですよぉ。だってあの人、ちょっと頭がおかしいんですから。「ニコラ」と「ラブベリー」と「ピチレモン」を、明確に区別して並べる人ですよ? 「この並びはおかしい」って。どこに並べたっていいじゃん!全部まとめてティーンファッション誌コーナーにどん! でいいじゃん!「新潮は右、文春は左」って、どっちでも一緒だぁ!「ここに健康、 ここに料理、 で、その横にビギナーズ。 そしたらここに園芸、 おしゃれはここに持ってきて、 食彩はズラして、そこへ住まい。 な? きれいだろ?」って、そんなの全部、NHKテキストコーナーにどん! どん! どん! だぁあ。いや、そりゃあ僕も少しはこだわりますけど、のんくんのあの、几帳面さというか、細かさ、というか、変態っぷり、というか、理解できるんだけど、あのレベルで仕事をさせられると、正直、死にます。スーファミくらいの性能しかないのに、FF12並のクオリティを求められるようなものです。無理。俺にはドット絵が精一杯だあ…。飛空挺が飛んできて爆撃するシーンで精一杯だあ……。(僕)
2007年08月24日
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すごい本が現れました。「ふたりごと自由帳」です。四コマ王子と、シゲノイジャーのコラボです。もう、テンション上がりまくりです。どれぐらい凄いかというと、鳥山明×尾田栄一郎(=「CROSS EPOCH」)よりも、僕的には衝撃でした。電気グルーヴ×スチャダラパー(=「電気グルーヴとかスチャダラパー」)以来の、とんでもコラボです。読んだ感想は、あえて欠点を言えば、二人の作家が同じ本に描いているのだから、てっきり、同じテーマや設定で、話を描いているのかと思ったらそうでなかったのが残念。比べるわけにもいかないので仕方ないのかもしれませんが。それぐらいかな。あとは褒める所しかないので省略。大好きな作家さん二人なので、甲乙は付けがたいのですが、絵的には重野なおきが、話的には小坂俊史が好きです。1mの幅に並んだひまわりの話が一番好きです。 (僕)
2007年07月11日
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うちの店は閉店は0時です。15分前から「蛍の光」を流しだし、閉店準備をします。あの音楽が聞こえると、お客様も、「もう終わりなんだな」と思ってくれるはず。なのですが、今日のお客様は手ごわかったです。っていうか、店にも入ってないので、客じゃないんですが。入り口には風除室というモノがあります。文字通り、風をよけるためのスペースです。そこには雑誌とか置いてあったりするのですが。今日そこに、ひと組のカップルがおりました。ちらり、と見てみると、男の方は、やせ細った坊主頭で、カラテカの矢部によく似ております。女の方は、くるくる巻いた茶髪の、「Ranzuki」とか読んでそうなギャル。確実にヴィトンの財布は持っている。その、女の方が携帯で話をしております。閉店時間になったのですが、まだまだ話は長引きそうで、こちらも客商売なので、しばらく待ってみようと思いました。が。5分経っても、10分経っても、女の電話は終わりそうにありません。なんか、ヒートアップしてそうにも見える。「蛍の光」を大音量にしてやろうか、とも考えましたが、20分が過ぎたので、直接声をかけに行く事にしました。バイトも帰れん。風除室に入る僕。を見て男が顔をあげる。女も気付いた気配だが、顔もあげずに電話に夢中だ。僕は歩み寄る。カラテカが困った顔をする。女はくるりと僕に背を向けた。立ち止まる僕。見ているのは、女の背、右手に持った携帯電話、そして、そこから伸びる黒いコード。コード?充電器は壁のコンセントにしっかと刺さっております。「あ、もう閉店ですか?」カラテカが聞いてきますが、明らかにごまかそうとしている態度です。僕は何も答えず、さらに女を、壁に刺さった充電器をにらみます。さすがに悟ったか、女はすばやくコードを抜くと、入り口から駆け足で出て行きます。「これって電気泥棒~?」とか言いながら。その後をついてゆくカラテカ矢部。僕はあきれ果てて声も出ません。ようやく出てきた感情は、正直、死ねばいいのに。本気で思いました。モラルはどこいったモラルは? (僕)
2007年07月07日
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まろでボーリングをする事になった。のだが、行ったボーリング場はメンテ中。お腹がすいたから、と向かったラーメン屋は閉店時間。二件目、三件目まで回って、全滅。僕とのんくんはジト目でおいさんを見る。「俺のせいかよ!?」「おいさんは悪くないけど、 おいさんの、間が悪い」「やっぱ俺のせいかよ!!」ほんとに間が悪い男です。久しぶりに遊びに誘ってきたかと思えば、のんくんは明日朝イチで出張。(それでも出てくるのんくんは偉いですけど)向かったボーリング場がメンテ。食べ行ったラーメン屋は閉店。結局向かったジョイフルで、「ゲンをかつげ!」とか言われて、おいさんはカツ丼をイヤイヤ食べてました。
2007年07月04日
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今日、FAXで嬉しいニュースが、送られてきました。小学館はスピリッツで、連載されていた「昴」が、ついに連載再開です。YA-HA-!「シャカリキ」、「め組の大吾」、と、熱き男たちのドラマを描いてきた曽田正人が、次に選んだのは女性主人公。しかも、バレエ。大丈夫か? という不安も何のその、いつもの曽田節全開で、燃え燃えだった「昴」。さあこれから!って時に突然の連載中断。ええええええええええ?かと思いきや、月マガでレーサー物「capeta」を描き始めました。たぶん、講談社に、「うちなら小学館さんとは違って、 曽田さんの好きなレーサー物描けますよ?」とか言われて、ノコノコついてったに違いない。まあ「capeta」は「capeta」で、恐ろしいほど面白いから困りもんです。レースシーンとか見ると、「ああ、 大好きなカートが描けて、 曽田、 嬉しいんだろうなあ」って思っちゃいます。だからもう「昴」は、第3部だっけ、そこでおしまい。第4部は二度と無いだろう。曽田は車に夢中だ。そう思って「昴」全巻、売っぱらってしまいましたよ。なのに、なのに、8月6日から「昴」連載再開!「スラムダンク」みたいに、もう二度と次の部が始まらないかと思ってましたよ。もっかい言っときます。「昴」が連載再開!いいいいいいいいやっっほおおおぉぉぉいっっ!!! (僕)
2007年07月03日
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さっき、じいちゃんが死にました。通夜と葬儀の時間だけ聞きました。それで電話を切りました。仕方ないやね、そう軽く思いはしたものの、自分では気がつかなかったけれど、一緒にいた彼女もろくに言葉をかけてこれないくらい、どうやら僕はショックを受けていたようで。再び携帯が鳴りました。僕はゆっくり、電話を耳に当てました。「…もしもし」「おっつー!」まろのメンバーの、おいさんでした。「今、何しよんのー?」「…いや、別に」「あのさー、 今のんくんと話しよったんやけどさー、 最近まろで集まってないからさー、 今度みんなで飲もうかって話になったんやけどさ、お前、 19日とかヒマ?」「暇じゃないです」「どうっせしょーもない用事なんやろ? こっち優先しろよ」「葬儀です」「は?」「じいちゃんが死んだんで、19日はその葬儀です」「嘘つけ! もっとウマイ言い訳言ってくれよな? そんなん……。 ……。 ………。 …………え? マジなん?」「……マジ、ですよ。たった今、じいちゃん死にました。 なので、申し訳ないですけど、 その集まりに僕は不参加で」僕のテンションから察したらしく、「そんなん先に言ってくれよな」とか、「なんか悪い事したな」とかゴニョゴニョ言って電話を切ったおいさん。このおいさんは、店長にさせられたのんくんを大笑いした数日後に、自分も店長にさせられたり、とか、店長になった途端に、店の金庫から100万パクられたり、とか、恐ろしいくらい、運とタイミングの悪い男なんです。今日も、えらい久方ぶりに電話かけてきたと思ったら、僕のじいちゃんが死んだ直後で、しかも、その葬儀の日に遊ぶ約束を取り付けようとする、なんて、どんだけタイミングが悪い…?たぶん今頃、「うわあ。最悪な時に電話してしまったよ…」「最低やなオレ」とか言って自分を責めてるんでしょうけど、僕は、救われました。おいさんがいつも通りの、訳の分からん電話をしてきてくれたおかげで、当人はまったく、そんなつもりは無いんでしょうけど、僕は救われました。思わず笑ってしまいました。もう、涙が出るくらい笑ってしまいました。すっごく、すごく、ありがたかったです。おいさんは機械オンチで、このまろの業務日誌も見る事は無いだろうから、きっと、一生知らないでしょうけど、あなたが日頃嫌悪している運とタイミングの悪さが、今日のこの僕を救ってくれたんですよ?感謝しています。 (僕)
2007年06月17日
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以前、日記で書いたのですが、松文館って会社をご存知ですか?そこの社長が、過激な性描写を含む漫画を出版した、として、わいせつ図画販売の罪、に問われていました。で、その上告がどうやら、最高裁において棄却されてみたいです。1審においては懲役1年、執行猶予3年だったのですが、2審は「ビデオなどの実写に比べて漫画のわいせつ性は低い」とし、罰金刑へと軽くなった、とはいえ、残念な結果です。これでエロ漫画は完全に、「わいせつ図画」となりました。今、巷にあふれているエロ漫画は、どんどん減っていくでしょう。「自分らも捕まったらかなわん」って。それは良い事だ、と、思う人もいて、それは当たり前だとは思います。小さなお子さんがいる親とかは、「こんな物が簡単に手に入れられるのがおかしい」って、常々思っていた事でしょう。確か今回の事件も、発端はそんな感じで告発されたんじゃなかったっけ?でも、漫画の表現の限界を決められてしまったのは、マンガ好きのコミック担当者としては、ちょっと、痛いです。これで、エロ漫画における描写限界は、今回標的とされた、ビューティ・ヘアの「蜜室」が基準という事です。それより過激だとされれば、全部、有罪。ついでに、著作権法で消滅を迎える前に、同人誌はわいせつ罪で消える可能性も出てきました。今回、見せしめで捕まった、ビューティ・ヘア(漫画家)、貴志さん(松文館の社長)、には悪いですけど、これで終わってほしいものです。この流れが、他のジャンルに行ってしまえば、BL漫画、レディースコミック、は、まず間違いなく規制されます。困る人、いっぱいいるだろうなあ…。性描写だけでなく、暴力表現にも規制がかかるでしょう。笑い話じゃなく、「あしたのジョー」が読めなくなる日もいつか来るでしょう。そうならない事を、僕はただ、祈るだけです。今回の事件の結末は、そんな、いやぁな気持ちだけを残した結果となってしまいました。 (僕)
2007年06月16日
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年に2回、文庫のフェアをまとめて半年分、発注します。出版社から、これこれ、こういうフェアを何月に用意しています、という案内が来るので、それを頭の中で、あーでもない、こーでもない、と組み合わせて、半年分の売り場を考えないといけないのです。今日やったのは、10、11、12、1、2、3、の、六ヶ月分のフェアを頼みました。文庫のフェアっていうのは、有名なのだと、新潮、集英、角川が夏に展開するフェアですね。「ナツイチ」とか「夏の100冊」とか。これが、けっこう頭を使います。たとえば、秋って言ったら?僕なんかは、「秋の夜長はミステリー」なんて標語が思い浮かんでしまいがちですが、クリスマスを控えた、人恋しい秋には恋愛小説がよく似合う、と、恋愛フェアを組んでくる出版社もあります。年末年始などは鉄板で、時代物。日本人はどうも、一年の終わりは時代劇で締めたがる傾向があるみたいなので、たぶん全国の書店で、時代物のフェアを展開するとは思いますが、この時期に、新潮社が「今読みたい文庫」とかいうフェアを組んでいたりします。これがなかなか良いフェアなので、僕は毎年それを頼んでいます。今年もそうです。そして年明けて、2月3月になると、バレンタインがあるので恋愛モノですかね。新入学、新社会人の時期でもあるので、ハウツーものを組んでくる出版社もあります。と。大きなものだけでも、秋は「ミステリ」VS「恋愛」。年末年始は「時代もの」VS「新潮社」。春は「恋愛」VS「新生活」。この他にも、官能小説のフェアや、何十周年のフェアや、ライトノベルのフェアなんかも頼みます。毎年毎年、この組み合わせる作業だけで、丸一日費やしてしまいます。今日はさすがに知恵熱出そうです。なので、あなたが本屋に行って、「へえ。こんなフェアしてるんだ」って思った時は、それは、半年前に、そこの店員が頭を悩ませて、悩ませて悩ませて悩ませて悩ませて、考え抜いた結果、選び出されたものだという事を、ぜひ、覚えておいてほしいものです。少しは報われます。 (僕)
2007年06月15日
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銃声が聞こえたのは、目の前で、男が、胸から鮮血を撒き散らして死んだ、その、何秒も後からだった…。主人公のKは振り返る。自軍がいる遙か後方、硝煙と砂煙の向こうにそびえる塔を見つめる。……殺されていたのは自分の方だった。死体とばかり思っていた兵士が突然、跳ね起きてナイフを突き出してきた時、Kは故郷に待たせている婚約者の事を考えていた。この戦争が終わったら、結婚するんだ……。そんな甘い夢を見ていた。醒める分だけ、反応が遅れた。運が良かった。刃先はロザリオに阻まれ、はじかれる。衝撃でKは後ろに転がった。近くに援護してくれる仲間は見当たらない。体勢を整えるとKは小銃に手をかける。躊躇うことなく、引き金を引いた。運が悪かった。弾詰まり。短く舌打ち、泥まみれの銃から目を上げた時には、ナイフを持つ敵兵。その胸に小さな、赤い花が咲く。銃声が聞こえたのは、目の前で、敵兵が、胸から鮮血を撒き散らして死んだ、その、何秒も後からだった…。──超・遠距離射撃──Kは振り返る。自軍がいる遙か後方、硝煙と砂煙の向こうにそびえる塔を見つめる。噂にだけは聞いていた。実在するとは思っていなかった。遠方から仲間の窮地を救い続ける、その凄腕の狙撃手は皆からこう呼ばれていた。「守護天使」と。
2007年06月14日
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バイトの子が某SMAPさんの、某木村さんが好きで、でも最近はちょっと、某赤西さんとか、某錦戸さんとかが好きらしい。先日の、某KAT-TUNさん、某関ジャニ∞さんの、コンサートさんにも仕事休んで行っておりました。で、今日、その子にお客様が話しかけてきました。「KAT-TUNファンなんですか?」……ほお?なんでも、先日、そのお客様の、妹さんが店に特製Tシャツを着てきてたのを、たまたま目撃してバイトが話しかけたらしいんです。「あ。いえ、これはお姉ちゃんが買ってきてくれたんです」で、そのお姉ちゃんが来店。「コンサート行ったんですか?」「前から何列目の」「かっこよかったですよね」「誰のファンなんですか」とか言って、めっちゃ盛り上がってる。客と従業員なのに…。初対面なのに……。こうやってファン同士、交流が出来ていくんだなあ、ってえらく感動。「……すごいもんですねえ」お客様が帰った後、僕はバイトの子に話しかけました。「ああやって仲間の輪が広がっていくんですねえ」「ええ。」バイトの子はうなずきます。「同じ、ファン、ですから」ふーん。ファン、ねえ。そして僕は、なんとなく、思いついた事を口にしました。「○○さん」「なんですか?」「あなたはオリキってやつですか?」「違います!」めっちゃ怒られた。すみません。オリキってのが何なのか、よく知らないで言いました。ジャニ関係の言葉ってのは知ってるんですけど。「いいですか!」バイトの子は熱弁を奮う。「オリキってのはどういう意味か知ってます?」「オッカケにリキを入れてる人って意味ですよ!」「実家とかに行くんですよ?」「メンバーもHPでアレは困るって言ってるくらいなんですよ!」「そんな、メンバーに迷惑かけるような事、私はしません!」めっちゃ怒られた。すみませんすみません。ジャニヲタですか? って言うよりいいかと思ったんですけど……。以前、別のバイトの子に、「あなたは腐女子ですか?」って聞いて、えらく怒られたのを思い出しました。コミュニケーションってやっぱ難しい…。 (僕)
2007年06月13日
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今、読んでます。「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズは、僕は本屋の人間なので、スニーカー大賞を取った、とか、そんな時期から知ってました。なんかよく売れるな、って思ってました。アニメが始まって、さらに爆発的に売れてるな、って。主題歌がランキングに入ってるな、って。DVDが出るらしいが、予約がとんでもない事になってるな、って。そうやって事あるごとに耳にしていたのですが、読む事はありませんでした。なぜって?そりゃあ、オタクくさかったからです。いまさらちょっと、スニーカー文庫には手は出ません。その頃、世間じゃあ空前の「萌え」ブームです。あちこちから「萌え~」「萌え~」聞こえてくる中で、メイド姿で巨乳の、かわいらしい女の子の挿絵を見てしまったせいでしょう。間違いなく、そういう話なんだと思っていました。俺が読む事なんてあり得ない。「萌え~」とか、そんな小説、読む気がおきん!と・こ・ろ・が。あれはそう、DVD最終巻が出たくらいじゃないですかね。ふと、あれだけ世間を騒がせたんだ、ちょっと見てみるか、どうせ暇だし。そう思って、アニメを見始めてしまいました。試しに1話だけのつもりが、2話、3話…。あっという間に最終巻。DVDの最終話は「サムデイ・イン・ザ・レイン」。見終わった時にはすっかり、「長門萌え~」…虜になっておりました。で、原作を読んでみて、「消失」でノックダウンされて、アニメ全話見直して、今、二周目の原作です。と、ここまでが前置き。ここからが本題。ハルヒが自己紹介の時、「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい」って言ってましたけど、その中で唯一、異世界人だけが出てきておりません。それについては、きっと、あちこちで推測がされているとは思いますが、あえて検索するほどでもないので、僕が思う「異世界人の正体」について書きます。今日、「消失」読んで思いました。キョンがアレやって、コレやって、最後の方、「これでいいのか俺?」って自問自答した場面。その直後。「キミだったらどうする?」って言ってます。……「キミ」って誰?ハルヒ・シリーズは全面的に、キョンの一人称で書かれていますが、ここで突然、二人称になっています。「キミ」って誰?そう。僕です。僕が読んでいる小説の中で、登場人物が「キミ」って呼びかけてきたのですから、当然、キョンが言ったのは「僕」です。つまり、読んでいる者。キョンは少なくとも、自分たちの物語を、俯瞰で読んでいる「何者か」の存在に、気づいています。紙の中で記された世界の住人が、それを読んでいる世界の住人に呼びかける。異世界人は最初から、ここにいたのです。ハルヒ・シリーズの最後は、ハルヒが言うんですよ。「我がSOS団は永遠に不滅なのよ! ──いい? みくるちゃん? 有希? 古泉くん? キョン? そして──YOU?」で終わると思う。 (僕)
2007年06月12日
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くしゃみって言うのは千差万別で、可愛いくしゃみもあれば、豪快なくしゃみもあり、ほんと、人それぞれだな、って思います。中には変わったくしゃみの持ち主もいて、今日来たお客様も、その一人でした。以前いたバイトの女の子が、これまで出会った中でもっとも、変わったくしゃみをする人間でした。彼女はくしゃみの時、こう言います。「ぎゃぃん!」……文字にすると全然伝わらないのですね?「犬が車に轢かれたみたいな」って言えば、想像つきますか?まさにそれです。僕も最初聞いた時はビックリで、本気で、店内に野良犬が入って足ふまれたのだと思いました。「今、犬鳴きましたよね?」ってレジに駆けつけたら、皆が爆笑。そのバイトの子が赤くなってたいう事がありましたが。その子は自分のくしゃみの特異性がえらく恥ずかしいのだと言っていましたが、僕は大爆笑です。笑ったら悪いとは思うんですけど、その子がくしゃみを(それも結構大きな声で)するたびに、お客様がざわめくんですもの。「……あれなに?」「……今のなんや」とか言ってキョロキョロするんです。もう、笑いをこらえるのが大変でした。で、今日来たお客様。荷物を出すために、立ち読みしているお客様(40代くらいの女性)の横を通り過ぎようとしていました。目の端で、お客様の姿を捉えます。肩が幾度かヒクヒクし、ひしゃげた顔をして、大きく息を吸うのが見えました。「……っ、 …………っ、 ………………っ、」本を汚さなきゃいいなあ、とか思いながら通り過ぎた僕が聞いたのは、今まで聞いた事が無いような、くしゃみ。「ホイ!」何事か思いました。「あっちむいて~」の後に入っても、なんら違和感が無いほど明瞭な発音です。えらいハッキリ「ほい」言うたなあって思ったら、それがツボに入ってしまって、…やばい。笑ってまう…。でも、売り場やし、接客業やし、お客様やし、バイトの子みたいに自分のくしゃみを気にしてるやろうから、絶対に笑うわけにはいかない!僕は身を翻すと、バックルーム向かって競歩ですよ。おかげで腹筋が鍛えられました。笑たらあかん、って思えば思うほど、おかしくてたまりませんでした。「くしゃみの話その2」につづく。 (僕)
2007年06月11日
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こんな話です。それはある夜の事だった。日本中が知った夜だった。真壁水晶という名の、少女がいる事を。騒々しい音楽と共に、軽薄な司会者が紹介しているのは、日本中から集まった、特異な才能を持つ人達だった。そんな番組。金魚を飲む男、軟体女、筋骨隆々な老人、火を吹く若人、くだらない。だからこそ、午後8時という時間帯、日本中で見ていた。暗算する少年、そして、超能力を使う少女を。少女はいくつかのありふれた超能力を実演してみせて、会場と、茶の間を沸かせた後、司会者に促されて、テレビカメラに向き合った。「全国の、 私とそう変わらない少年・少女よ」呼びかけられた子供たちは画面に見入った。そこに写る、長い黒髪の、同級生みたいな女子と見つめあう。少女は言った。自分が持つ、この不思議な力は実は、不思議でも何でもなく人が持つ、人間本来の力をただ目覚め、させただけ、なのだ。大人たちは微笑んだ。以前に見た、インチキ超能力者と同じ事を言う、と。テレビ局はこの少女を、スターにでも仕立てあげるつもりなのだ、と。子供たちも微笑んだ。「やっと、逢えた」のだ、と。真壁水晶の存在が、全国に知れ渡ると同時に、日本中で不可解な現象が起こるようになった。その付近には必ず、少年・少女がいた。真壁水晶を知り、目覚めた子供たちと、真壁水晶を知らずに、大きくなってしまった大人たちとの、その差は大きく、溝は埋められない、戦争が始まった……。 (僕)
2007年06月10日
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先日、のんくんからのメールにギョっとさせられたばかりですが、また今日も……。今日は土曜だけあって忙しく、ろくに休憩にも行けなかったのですが、20時頃にふと、客の流れが止まった隙に、バックルームで一服する事にしました。携帯見ると、新着メールあり。のんくん、からです。なんじゃろ、と思って開くと、(先日と同じ導入で嫌気がさしますが、 メールは原文ママです)無題。「じいちゃん、かあちゃん、弟、ばあちゃん さて次は誰でしょう。親父かな 」いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ。暗いバックルーム、携帯の灯りだけが青白く、僕の全身が粟立ちました。ぞぞぞ…って、トリハダがすごいすごい。もしこれが、「(僕)を心底ビビらせる課題」なのだとすれば、この、のんくんからのメールは、「AA+」です。文句なし、完璧です。そこのあなた。別に、意味不明なだけで、どこも怖くないじゃん、って思うでしょ?よく見てくださいよ。じいちゃん、かあちゃん、弟、ばあちゃん さて次は誰でしょう。親父かな「ばあちゃん」の後、半角あいてるでしょ。ナニコレ?「親父かな」の後、句読点も何も無いでしょ。ナニコレ?でもまず、この、家族の順番ナニコレ?名詞だけが羅列されてて、「何が」ってのが完全に抜けてるでしょ?何なんだよこれ。じいちゃん、かあちゃん、弟、ばあちゃん さて次は誰でしょう。親父かな殺す順番かよ?あんまし気持ち悪くて、のんくんにメールしました。「何がですか。 ちょっとマジで怖い。 何の話ですか? もうマジで怖いんですけど。」それに対するお返事。「すみません。メール見て笑いが止まりません。少しすっきりしました。ありがと」って、自己完結すんなあぁっ!のんくんは友達です。でも、あの男からのメールは、狂人からのそれ、です。前回もそうですけど、メールに関するセンスが無いだけじゃなくて、ここまで来ると、これ、悪意だ。 (僕)
2007年06月09日
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明日は土曜日なので、今日は閉店間際の銀行に飛び込んで、月曜までのつり銭を確保。その帰りに、同じ敷地にあるスーパーに寄りました。小腹が空いたのでパンでも買おうか、と。コーナーに行くとすでに従業員は誰もおらず、レジには「中央のレジで会計してください」との張り紙。こんな時間(15時)だもんな、とか思いつつ、2割引になったパンを眺めていると、 どーまん、せーまん「え?」思わず耳を疑いました。スピーカーを探して挙動不審になる僕。空耳なんかじゃなかった。聞こえてくるBGM。「退治てくれよう陰陽師レッツゴー!」うわああああ。やっぱりだあああっ。なんかいたたまれなくて、一目散にパンも買わんと逃げ出しました。まだいい。まだここまでだったら、「なんか知らないがノリのいい曲だ」くらいに、思われるかもしれない。でも、この後に来る、「うーうううーうーうーうーうーううーううううううう」の部分に差し掛かった時に、ちょっとその瞬間を想像するだけで、正気を保ってられる自信がありませんでした。こんなちっさいスーパーで、店内中に流れる「レッツゴー陰陽師」。たぶん、有線のリクエストか何かだと思うんだけど、店内のオバちゃん達はどう思ってるんだろなあ?「最近の若い子の聞く音楽ってよく分からないわねえ」とか思ってるんだろなあ。違います。今、この店全体に流れている「レッツゴー陰陽師」という曲は、「最近の若い子」が好きな曲じゃなくって、「最近の若い子の、一部」が好きな曲です。そんな訳で、この「レッツゴー陰陽師」という曲を知らない人は、今すぐGoogleででも検索してみてください。そして聞いてみてください。そしたら今日、僕が味わった恥ずかしさが少しは分かると思います。 (僕)
2007年06月08日
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髪をちょっとだけ切りました。前髪をツンツンにしてやろうと思ったのですが、ワックスしかない。それも、長かった髪に流れを付けるためだけの、ゆるいワックス。いや、違うやろ?ここはムースやろ?イメージ的には、一世風靡セピア、な感じ。コンビニ行って、カミソリとか並んでる所の下段で、円筒状のを選んで購入。家帰って、鏡見ながら、イメージする。ソイヤソイヤソイヤソイヤ。ソイヤソイヤソイヤソイヤ。ソイヤソイヤソイヤソイヤ。うん、あんな感じだな。で、2、3度カシュカシュ振ってから、左掌めがけてプシュ「おぅわ!」何が起こったか、素で、しばらく分かりませんでした。よくよく思えば、噴出孔とか全然違うんですよね。左手にスプレーかけた現実が理解できなくって。「これ、ムースじゃなくて、スプレーじゃんかよぉ」「X-JAPANとかが使う奴じゃんかよぉ」とか、ブツクサ言ってみたり。左のてのひらが冷た~くなった僕は、とりあえず何事も無かったかのようにスプレーを髪にかけました。そう、最初から、「僕はムースじゃなくてスプレーが欲しかったから買ったんですよ?」「X-JAPANみたいにしたかったんですよ?」「自分、ビジュアル系ッスから」そんな態度で。 (僕)
2007年06月07日
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じいちゃんがもうすぐ死にます。ガンを患ってて、あちこち転移していて、胃を半分以上取り除いてて、人口肛門付けてて、病室から自宅へ戻ってきて3ヶ月。遠方に住んでいるから、一ヶ月に一度くらいしか会いに行ってやれない。先月見た時にはもう骨と皮だけで、残酷ななくらい痩せてるのを直視するのもつらくて、とても悲しかったのに、今日見たら、もっと痩せてた。一ヶ月以上も日なたに放置していた手羽先、みたいな皮膚してた。職人だったじいちゃんは、やってた家具屋を畳むと、70歳でパソコン始めた。写真が好きで、デジカメにも凝ってて、フォトショップとか普通に使いこなしてた、すごい人だ。本も好きで、特にミステリ好きで、「このミステリーがすごい」が発売されると、それにランキングされた10位までを、国内・国外、両方買い込んであっという間に読破していた、すごい人だ。だから当然、僕はじいちゃんっ子です。だから当然、僕はじいちゃんに長生きして欲しいんです。一日でも、一秒でも長く。でも。それって残酷な願いなんじゃねーか、って今日ふと思った。思ってしまったら、駄目だった。もうすでに点滴刺す場所にさえ困るくらい、やせ細ったじいちゃん。針刺すたびに、ちょっとだけ、眉を動かす。本当は、ちょっとだけ、なんてもんじゃないくらい、痛いんだ。薬のせいでボケ始めてて、介護しているうちのおかんに、「ちょっとパソコン立ち上げてくれんか?」「何するの?」「そこのアイコン押したら、ご飯が出てくるんよ」「え?」名古屋にいる知り合いに電話して、「アレ、どうするんじゃったかいな?」「何がですか?」「頭の部品を交換する方法」「え?」なんて、おもしろおかしく、笑いながら話してくれた、ばあちゃんとおかん。……もうずっと、ろくに眠っていない。僕はじいちゃんっ子だ。僕はじいちゃんに長生きしてもらいたいんだ。でも、それって、残酷な願いなんですか?そう思ってしまうと駄目だった。もう、どうしようもなかったんだ。早く死ねばいいのに。そう思った。違う!早く死ねたらいいのに。そう思った。介護している人間も、されてる当人でさえも毎日が必死で、つらくて、きついのに、そんな毎日でいいから、続いてほしい、と、当事者でもない人間が願うのは、残酷な願い、ですか? (僕)
2007年06月05日
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今、帰宅したのですが、日記に書こうと思ってた内容を急遽、差し替えます。今、ちょっとおもろかったので。僕が住んでいるマンションの入り口、郵便箱とかが並んでいる玄関口は、ちょっと広くなってて、そこに三段くらいの階段を上って入ります。そこに、作業着を着た、頭にタオルを巻いた、首元には蝶のタトゥーの入った、ほら?めっちゃ想像しやすいでしょ?そんなんがタバコ吸いながら、座っております。そこへ、大家さん(おばあちゃん)登場。少しミス・マープル似。(見た事ないけど、たぶんそっくり)作業着の若造に言います。「あんた、どこの人ね?」「なんで?」疑問文に疑問文で返す若造。なんで? って、最悪な返しだな、おい。「見た事ない人やからね。何号室の人?」「何号室っていうか、そんなん……(ムニャムニャ)」「え? 何って?」耳が少し遠いので聞き取れませんでした、っていうような態度で、若造のとぼけを追求するミス・マープル。すげえ、って思いました。「で、何号室の人なん?」大家さんの問いに若造は答えます。「え、いや、ここに住んでる訳じゃなくて……」「じゃあなんでここにおるん?」とさらに聞きかけた大家さんにかぶせるように、若造、言い訳する。「子供の頃、ここに住んでて……」……ノスタルジーかよ!お前が今ここに座ってタバコを吸ってた理由は、ノスタルジーかよ?思い出にひたってたのか?どんな言い訳だ?二人の横を通り過ぎてた僕はもう、おかしくておかしくて。大家さんはすっかり若造に興味を無くしたらしく、(そりゃそうだ。呆れるしかない)ポストに勝手に放り込まれていたチラシを、文句言いながら抜き取り始めました。僕も自分のとこからチラシを抜き取り、「もう、こんなん入れられても誰もみないでしょうにねえ」とか言ってる大家さんに、「そうですよね~?」とか返事して、部屋へと帰ってきました。で、この日記を書いてます。今日の教訓は、「人間、言い訳するなら頭使え」です。築2年のマンションの一室から、僕、の日記でした。 (僕)
2007年06月04日
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前回、「幸福喫茶3丁目」ウラにおいて、ちょっとした叙述トリック(なんておこがましい…)を用いたのは、この作品を読んだ事ない人に、主人公は男なんだって思わせたかったからですけど、まるで効果なし!まあいいや、って事で、主人公、潤は「うる」って読みます。さつきちゃんは「咲月」で、作中ではもっぱら「進藤さん」って呼ばれます。あとはすべて、ウラには嘘は書いていないつもりなので、作品解説はそちらを参照。そしてここからが感想。 *「幸福喫茶3丁目」読みました。その感想第一声の、その前に、僕には残念ながら絵の才能が無いので、想像してもらうしかありません。「崖の上から朝日に向かって叫ぶ図」それを想像してもらった上で、 うる潤、かわいいっ!と、言うよりも、潤エロイ。進藤さんはお色気むんむんですけど、それよりも、潤の、あの、真っ赤になって困ったような、泣きそうな顔を見た時、ハァハァしました。ハァハァするよぉ。(第7巻参照)……とかいうキモすぎる雄たけびはまあ、冗談、だとして、マジメに潤がものすごくかわいいです。誰かを幸せな気持ちにしてあげたくて潤は、カフェ・ボヌールでバイトを始めるんですけど、作中の人間だけでなく、読んでいる人間も間違いなく、幸せな気持ちになります。これほどかわいい主人公にはちょっと、めったにお目にかかれません。現在、白泉社で1番、少女漫画界で2番目に可愛い主人公なんじゃねーの?……あ。一番は貞子 爽子です。さておき。潤だけでなく、その周りの登場人物もかなり、良いです。読者人気は、1、進藤、2、草、3、一郎、なんじゃねーか、と。これ、まんま、主人公とのラブハプニングがあり得そうな順番です。一郎があのギャグ設定を克服して、容姿を活かした言動をやり始めてしまえば、ちょっと順位は入れ替わりそうですが、5巻のあのエピソードがある限り、進藤の一位は不動です。5巻の店長とのエピソード、読んだ時、冗談ではなく、大げさな誇張でもなく、マジ泣きしました。30の、しかも男が、花とゆめコミック読んで、マジ泣き。……痛すぎる。自分でもドン引きだ。でも本当に、あのエピソードはいい話なんですよ?白泉社独特の、ちょっと小難しい設定と進行で、いまいち感情移入しがたい泣きのシーンなんかじゃなく、素直に、泣けた。店長のルックスが、ちょっと「うえきの法則」みたいだな、とかそんなん抜きで、素直に、泣けた。あの回だけでも、「幸福喫茶3丁目」、買い、です。 (僕)
2007年06月03日
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そば茶、って、チキンラーメンの味がしますよね?あれ?僕だけ? (僕)
2007年06月02日
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こんなお客様がいらっしゃいました。うちは本屋だけでなく、複合店でレンタル業務もしているんですけど、本日、会員になっていただいたお客様、50歳ほどの男性です。カードを発行したらすぐさま棚に向かわれ、5枚のCDをレジまで持ってくると、その場で、CDのチェックをし始めました。「あ。ここに傷がある。 こいつも……どうかな? 微妙、か。 なんかどれも傷があるなあ。 こんなCD入れたら、うちのデッキが壊れそうやな。 それでうちのデッキが壊れたら、どうしてくれるん?」レジでいきなりそんな事を言われた僕は、そりゃあまあ、大人な態度で応対しましたが、内心では別の事を思っておりました。確かに、傷はあります。丁寧に扱ってくれるお客様ばかりならそんな事にはならないのでしょうが、中にはレンタル商品だとは認識しないで、(もしくは、だからこそ、か?)扱いがよろしくないお客様もいらっしゃるので、どうしても傷は入ってしまいます。昔からよく回っている商品なら、なおさらです。でもちゃんと聴けるし、もし、音飛びでもしようものなら、ちゃんとお詫びをし、交換するなり返金するなり、それなりに応対します。だから、そんな、まだ貸してもいない段階から、責任を追及するような事を言われても、困ってしまいます。っていうか、そんなに傷が気になるなら、買え。新品、買え。(獅子舞持っている風に)……まあ、レンタルで商売やらせてもらってるので、そんな偉そうには言えないんですけど、「だったら新品買ったらいーじゃん?」って開き直ってみたら、困るのはお客様だと思うんですけどね。(……接客業なので最終的には困るのは自分ですが……)たぶん、レンタル屋を営んでいるすべての人間が一度は思った事のある、魂からの叫び、でした。 (僕)
2007年06月01日
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こんな話です。主人公・潤は一人暮らしを始めたばかり。ふりかけご飯を食べる毎日だったが、最近どうも違うらしい。バイトを始めてからだ。偶然見つけた求人広告、カフェ・ボヌール。この物語は潤と、カフェ・ボヌールに集まる人たちとの、多彩な恋物語である。 *主人公の潤はとにかくモテる。成人男子を軽々持ち上げるほどの力持ちな所がいいのか、誰彼かまわず困っている人を見たら助けてあげる優しさがいいのか、それとも、見る者を幸福にしてくれる、とびきりの笑顔がいいのか。登場人物は皆、潤にメロメロだ。1・同じカフェで働く、お菓子作りが得意なさつきちゃん。普段は無表情なほどのクール・ビューティだが、潤がからむと赤面して口元を手で覆ってしまう。たまたま隣の部屋に住んでいる、という設定もいい。お菓子作りが得意なだけあって料理も上手で、よく潤に手料理を食べさせてあげている。怪力のあまり、お皿やコップをよく割ってしまう潤を怒りはするのだが、いざとなると潤をかばってしまい、その事を自覚するなり、真っ赤になる。俗に言うツンデレキャラ。2・強引なナンパから助けてもらった、女子中学生の蜜香ちゃん。最初は潤の事を見くびっていたが、接している内にどんどん潤に惹かれてしまい、今ではすっかり潤目当てでカフェにケーキを食べに来る始末。モデルをやっているほどのナイスボディの持ち主なので、その辺りのネタも多い。潤は何度も蜜香ちゃんの胸の大きさを気にしていたりする。大金持ちのお嬢様で、彼女の家の使用人が蜜香を想うあまり、潤をライバル視するエピソードが秀逸。3・同じカフェでバイトをしている、魅惑の美少年、一郎くん。お腹が空くと途端に寝てしまい、甘いものを食べると起きる、という設定の持ち主。最初はさつきちゃんに起こしてもらっていたが、潤と出会ってからはすっかり潤に餌付けされている。潤が誰かといい雰囲気になると、すかさず邪魔をする。それくらい潤が大好きなのだが、でも同じくらいさつきちゃんの事も好きなので、本当は二人を応援している風でもある。(でも邪魔はする)メインはこの3人だが、他にも、安倍川兄弟もいる。兄の柏は妹に特別な感情を抱いているのでともかく、弟の草は恋の相手を一郎から潤に乗り換えたほどだ。自分が潤に抱く感情にしばらく気づかなかったが、自覚してからは積極的にアプローチをかけている。それぞれの親も、潤の事が気に入っており、自分の子とうまくいくように願っていたりする。こうして見ると、潤を中心とした典型的な、ハーレムものだな、このマンガは。……「ラブひな」みたいだ。僕的にはさつきちゃんがお気に入り。「黒髪」で「ツンデレ」、その上にさつきちゃんはとにかく、お色気むんむん、なのだ。最新刊における、風呂上りの濡れた髪のまま、思わず、潤の、頬にさわってしまうシーンなんかもう!
2007年05月31日
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今日の夕方の話です。ふと、バックルームに戻って携帯を見てみると、メールが届いておりました。のんくんからです。なんじゃろ?何気なく受信トレイを開くと、そこには、 無題「株で1億4460万儲けたので会社やめます。では(^O^)/」ええええ?……ドッキリ?思わずカレンダーを見てしまいました。今日はエイプリルフールだったんじゃないかって思って。のんくんの地元じゃあ旧暦だとか?まさか、なあ。すぐさま彼の店に電話しましたとも。「なんか、変なメール届いてたんですけど?」「なにが?」「なにがって、株で、その、」「ああ。 実はそうなんだよね」そう言えば前々から株をしたいしたい、とは言ってたけど、まさか、そんな、いつのまに?「……マジですか?」「マジ、マジ」のんくんは言います。「ゲームで、だけどね」「……」……ああ、この男は本当にダメだ。友達をそう思ってしまった僕を誰が責められましょう?「実際だったらほんと、良いんだけどねえ」そう笑うのんくん。「ビックリしましたよほんとに」「そんなわけないって。 もし本当に1億稼いでたら、少しあげてるって」「……そうですよね。 もし本当に1億稼いでたら、おごってもらいますよ、 ジョイフルとかで」「安ッ」うるさいな。普段はそんなメールとかする人じゃないんですけどね。今日のだけは心底びびってしまいました。どれくらいびびったかと言うと、坂井泉水が享年40歳ってのくらいビックリしてしまいました。……天然はこれだから困る。 <僕>
2007年05月30日
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FF10、クリアしました。いまさらFF10? とか、一年ぶりの日記なのにえらい普通な書き出しだな? とか、そういうのは、もう、聞く耳持ちません。「ファイナルファンタジー」は一作目からずっとやってはいるのですが、PS以前はもう記憶にもありません。3のラストダンジョンでめげた記憶くらい……。そしてPSの「FF7」。大学時代にどっぷりハマりました。セーブアイコンがそれぞれのキャラクターの顔に、ランダムで設定されるのですが、それがティファになるまで無駄にセーブしたり。ディスク交換時にそれぞれのキャラクターの壁紙が、ランダムで表示されるのですが、それがティファになるまで無駄に交換したり。とにかくティファ萌えだった「FF7」。そして「FF8」。カードばっかやってました。だって、「おハロー」ですよ?そんな女、背負って旅する主人公ですよ?次の「FF9」は、なんかちゃんとFFしてるなあ、って夢中でした。「<僕>はエーコたん萌えでしょ?」とかよく言われましたが、そうでもなくって、普通にガーネットを守りたいって思ってプレイしてました。……と、ここまでが長い前フリです。そして「FF10」。リュックは俺の嫁。確かにメイン・ヒロイン(らしい)ユウナはいい子ですよ?究極召還を手にしたらどうなってしまうか、それを知った時は泣きそうになりましたよ?ユウナはいい子だ。うん。だからティーダにやる。リュックはやらん。リュックは俺と結婚して平和に暮らすんだ。へへ。 <僕>
2007年05月29日
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おおよそ、一週間ぶりに書いております。もはや日記とは言わず、これは週記とでも呼べばいいと思われます。さて。相変わらず万引きに悩まされております。もう、いっそのこと、そういうブログにしてしまえばいい、ってくらい、毎日毎日。本屋に付き物とはいえ、こう続くと、もう、いい加減キレてしまいます。今回悩まされているのは、史上最低の万引き犯です。アダルトビデオを盗んだ爺さん(自分の父親よりも年上でした)も、なかなかヘコまされましたが、今回のはもっときついです。まだ捕まえてはいないのですが。犯人は3人組でした。 *4日くらい前に「ケロロ軍曹」の1~5を盗られました。こういった5冊ずつ盗る手口の万引きが、もう、ずっと続いていましたので、防犯カメラを「ケロロ」に集中させ、残りを盗る現場を押さえてやろうと決めました。そうして一昨日。僕がコミックの売り場に行くと、案の定、「ケロロ」の残りがありません。よっしゃ。盗られたので「よっしゃ」もくそも無いんですけど、これで少なくとも、犯人の目星が付けられる。そうして見始めた録画。犯人は3人組でした。父親と、母親と、2歳くらいの男の子。子連れで万引きかよっ!モニタの中では、子供をだっこした父親が見守る中、母親が紙バックにコミックを入れております。まさか子連れとは。ノーマークもいいところでした。ああ。これはだめだ。この子供のためにも、早く捕まえねばならないと思いました。
2006年07月17日
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読みました。読むんじゃなかった!これだから少女マンガは、中でも一条ゆかりとか特に、読みたくないんです。表紙の絵↓にどうも惹かれてしまい、軽い気持ちで手に取った第1巻。1時間の休憩の間に、ご飯も食べなきゃな、と思いつつも、読み始めた第1巻。気が付いたら、現行の5巻まで、1時間半過ぎてました。もちろん、ご飯も食べてません。これだから少女マンガは、一条ゆかりは特に、読みたくなかったんです。「奴はとんでもないモノを盗んでいきました」「あの方は何も盗んでいませんわ」「いいえ。あなたの──時間です」時間泥棒だぁーーーーー!ってなぐらいの、異常なハマり方です。今年入って、もっとも入り込んでしまった漫画の一つです。面白い。面白すぎる。予想していた、(ウラで予想していたものが、 なんとなく当たっていて、 とてつもなく外れていたのが笑える)よりも、圧倒的によく出来ておりました。迫力が違います。特に、萌。もう! 大好きです。一般読者は、その大半は女性でしょうが、おそらくその大部分が、史緒クンファンだと思われます。僕もそうです。でも、萌が好きです。あの、素敵な敵役っぷりがタマリマセン。ツバを吐き入れた水を「飲め」って、どこの昼ドラだ?5巻に入って、海外編に入って、萌は少しだけ幸せになります。でも、不幸です。萌をひどい目に合わせた人間、(正体が判明していないので、仮に悪い奴だと断定して)に言ってやりたいものです。今頃、さぞ、ほくそ笑んでることでしょう。でもな。「その女、 とんでもない地雷だぞ!」きっと日本刀で刺し殺されることでしょう。6巻いつ~?
2006年07月07日
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こんな話です。主人公、萌はラーメン屋の娘。頭がいいわけではない。顔がいいわけでも、お金持ちでもない。けれど。歌う事が好き。歌う事だったら、誰にも負けない!ライバル、史緒はお金持ちの娘。たぐいまれな美貌の持ち主だし、成績は優秀。スタイルだってモデル並み。けれど。元歌姫の母の影響もあって、オペラ歌手になろうと決意した16歳。史緒は、幼い頃から一流に触れて育っただけあって、歌唱センスも抜群で、卒業後にはウィーンへの留学も決定していた。その、弾みをつけるため、歌唱コンクールに参加することを決めた場面から、物語は始まる。優勝して、かつて一人しか与えられていない、「歌姫」の栄冠を抱いて、留学するのだ! *先生は絶賛するし、ライバルは明らかに格下。史緒の優勝は間違いないと皆が噂している所へ、萌が参加を表明した。「誰ですの?」聞いた事のない名前だし、見てみればパッとしない容姿の娘。おまけにドジであがり症だ。舐めてかかっていた史緒だが、萌の歌を聴いて、驚愕する。なんて声──。なんて表現力──。自信はぐらつき、世界が崩壊してしまったかのような衝撃を覚える史緒。聞けば萌は、コンクールの優勝者のみならず、審査員の満場一致が無ければ授かれない「歌姫」の称号、それを唯一受けた歌手、活躍を期待されながらも、ステージ上での事故で一線を退いた伝説の「歌姫」、その寵愛を受けているという。萌こそが、「千の音域を持つ女」なのか・・・。「なんて娘──」その日から、史緒と萌、生まれも育ちも違う二人の少女の、「歌姫」伝説がはじまったのである・・・。
2006年07月06日
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読みました。伊坂幸太郎は天才ですし、この作品は完璧でした。相変わらず話の骨格自体は単純で、途中でオチまで読めた、って言う人もたくさんいるでしょうけど、伊坂作品はそんな事はどうでもよくって、その他の部分が大切だし、重要です。たとえば、そうですね。そこに犬がいるじゃないですか?よーしよし。こっちゃ来い。ごめんな。それちょっと貸してもらえるかな?あとでちゃんと返すから、な?って手に入れたのはどこにでもあるような、マンガ肉に付いてるような、白い、単純な骨。これに、目を見張る展開や、耳に心地いい会話。手際のいい流れや、口達者な登場人物。胸を衝くオチやら、心温まるエピソード。そういった部品を貼り付けていったら、ひとりの人間が出来上がっていました。「キミの骨格は単純だからダメなんだよ」なんて、評価する人はいないでしょう?外見だったり、中身だったり、行動だったり、意思だったり。伊坂作品はそういった、骨に装着した部品がとっても素敵なのです。・・・なんかよく分からないたとえになってしまったので、骨は犬に返すとします。これまでの作品の中で、一番好きです。「陽気なギャング」を抜き去りました。登場人物が皆、よく出来てます。泉水も、父も、母も、夏子も、特に、「春」が素敵です。黒いノートと、ゴダールのエピソードは、近年まれに見る素晴らしさでした。この「重力ピエロ」は一部、他の伊坂作品とリンクしています。「ラッシュライフ」とのリンクは上手くいってましたが、「オーデュポンの祈り」とのリンクは、ちょっと無理があった気がします。いやあ、良い本でした。直木賞候補になりましたが、なぜ取れなかったのかが不思議。
2006年07月04日
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月刊少年ジャンプ。今月号があと6冊、売り場には残っていました。それを全部、買っていったお客様がいました。40前半くらいの、夫婦です。領収書も求めず、同じ本を6冊、買っていかれました。何なのでしょう?西澤保彦の「解体諸因」に、ヌードグラビアの載った本をありったけ、車にパンパンになるくらい、買った女性の謎を解くという話がありましたが。同じ雑誌を6冊、それはたぶん、売り場に10冊あったなら10冊、買ったのでしょう。買い占める理由とは?1、自分にとって好ましくない内容が掲載されてた?2、男は集英社の人間、もしくはライバル会社の人間? 集英社なら会社の利益を、 ライバル社なら集英社の雑誌を出回らせないようにした?3、自分の、もしくは自分に近しい人間が、 描いた作品が掲載されていた?1は対象がマンガ雑誌なのであまり適切な理由とは思えず、2はこんな地方の書店で動いてもさほど影響があるとは思えず、もっともらしいのは3ですが、発売からあまりにも時間があきすぎている気もします。その情報を得たのが最近だった、のかもしれませんが。この日記を、タカチかタックが見てたら、推理してください。ボアン先輩ならいりません。もし見たのがウサコなら、友達からお願いします。
2006年07月03日
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講談社からの速報が、僕を小躍りさせました。京極堂シリーズ最新刊 「邪魅の雫」ついに完成!講談社ノベルスより今夏発売だそうで。講談社のフライングによる、京極さんブチキレ事件からおおよそ一年、長かった・・・。「魍魎」を超えるとまではいかなくても、せめて「絡新婦」くらい面白ければいいなあ。
2006年07月02日
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こんな話ですた。兄の明信は35歳、酒造メーカーに勤めています。弟の徹信、32歳、学校職員をやっています。ふたり暮らし。読書家の、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいので女性にはもてません。でも、その道化じみた滑稽さが、あるいはそれ故に、周りの人を惹きつけてやみません。その、重力じみた魅力は、どんどん、しだいに、人々を幸せな気持ちにしていきます。だから、「重力ピエロ」。兄弟はある日、街を騒がせている連続放火犯を捕まえようと考えます。「ブービートラップ作戦」、「お色気作戦」、「二重スパイ作戦」、色々と企てますが、どうもうまくいきません。最後に彼らが考え出した、史上最高の、最低の作戦とは・・・!こんな話ではないですかね?事前情報として、「主人公が兄弟」「放火犯が出てくる」「泣ける話」とは、知っておりますが、さてはて?伊坂幸太郎作品、待望の文庫化なので、早く読みたくてたまりません。
2006年07月01日
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いつのまにか、上原さくらが死んでました。こないだ見た時には、「お兄さま?」とか、「新しい私のスタートよ」とか言ってたんですけどね。フジの昼ドラ、「偽りの花園」の話です。クドカンのドラマのついでにちょくちょく見てたのですが、とんと、見ていなかった間に、上原さくらが殺されてました。犯人はどうも、遠山景織子って?番組ホームページにたまたまたどり着いて、びっくりしました。しかも、なに?「パンの中に釘」って?誰が?誰に仕掛けた話だ?しまったあぁ。見てりゃ良かった。ちょっと後悔してます。
2006年06月28日
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の、箱がどかーんと、20箱くらい、気が付いたらバックルームにありました。いつのまに、入ってきてたんだろ?で、なんで気づかなかったんだろ?そろそろそんな時期ですか。もう少ししたら、新潮、集英社の箱が、ごもーん、と入ってきて、文庫夏祭りが開催となります。ナツイチだとか100冊だとかのアレです。それまでは、見なかった事に。
2006年06月27日
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おじいさんがレジに来て言いました。「平凡はどこにあるん?」接客したバイトの女の子が、「え?」ってマジ聞きしてましたが。「今はもう無いですね」「そうか、じゃあ明星は?」明星、ですか。すでに漢字では書きません。誌名は「Myojo」です。おそらく、っていうか間違いなく、お客様が想像しているモノと、今現在店頭にあるジャニだらけの雑誌とは違っているでしょう。「こちらですけど」と案内してみれば、やはり、表紙の嵐を見ただけで、「そうか」と言ったきり、黙りこくってしまいました。僕もなんとなく申し訳なくて、僕が悪いわけではないんですけど、「すみません」そう謝ってしまいました。
2006年06月26日
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レジにいると、お客様がやってきました。年齢は50歳くらいの、自分の母親くらいの女性でした。本を出して言います。「これ返品したいんだけど?」「どうかなされましたか?」「中身がバラバラに外れてた」製本ミスか?よくある話です。「申し訳ないです」僕は頭を下げ、お詫びの言葉を言いました。「レシートはお持ちですか?」「持ってない」それも、よくある話です。返品には必ず、購入時のレシートと照らし合わせるようにしているのですが、レシートはすぐ捨ててしまうお客様も多い。レジ前にはレシートを捨てる専用の、ゴミ箱を設置してあるくらいですから。分かりました、と僕。「データと照らし合わせてみます。 そちらの本は、いつ頃の購入ですか?」一週間くらいなら分かる。そのつもりで言ったのですが、お客様の言葉に、絶句してしまいました。「1月の初め」は?思わず、カレンダーを見てしまいました。半年くらい前の話です。「1月、ですか?」「そうなの。1月に買ったはいいけど、 それっきり開けてなくって、 で、 昨日見たら中がバラバラになってたんだけど、 返品してもらえますよね?」なにその、「当たり前」みたいな言い方は?レシートも無いので、うちで買ったかも分からないし、購入は半年前なので、その間にたっぷり中身を堪能できるだろうし、はっきし言って正気を疑いましたが、こっちも客商売。おとなしく返品に応じました。聞いた話では、昭和に買った本の返品を受けた本屋もあったらしいし、それに比べればまだマシか。一見、身なりも上等だし、まともな淑女に見えたんだけどなあ。バイトと顔を見合わせて、絶句してしまいました。
2006年06月25日
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観ました。三谷信者としては、途中、何箇所か、「強引だなあ」と思わせる辻褄合わせもありましたが、全体的によく練られており、納得のいく作品に仕上がっておりました。まず、人物設定が絶妙すぎます。誰か一人でも欠けていれば、また違った印象を受けるだろうな、と思いました。 申し分のない副支配人 役所広司 議員の元愛人、今は客室係 松たか子 人生崖っぷちの汚職国会議員 佐藤浩市 歌を愛するベルボーイ 香取慎吾 神出鬼没のコールガール 篠原涼子 アシスタントマネージャー 戸田恵子 怪しい、料飲部・副支配人 生瀬勝久 謎のフライトアテンダント 麻生久美子 不幸せなシンガー YOU筆の達人・筆耕係 オダギリジョー マン・オブ・ザ・イヤー受賞者 角野卓造 スパニッシュマジシャン 寺島進 議員の秘書 浅野和之 耳の大きな男 近藤芳正 ウェイター 川平慈英 客室係 堀内敬子 演歌歌手の付き人 梶原善 ホテル探偵 石井正則(アリ to キリギリス) 支配人の別れた妻 原田美枝子 一九分けの芸能プロ社長 唐沢寿明 事故に遭った大富豪 津川雅彦 能天気な総支配人 伊東四朗 死にたがる演歌歌手 西田敏行と、 主役級の役者がぞろぞろと、贅沢な使い方をしておりますが、特に、「元愛人の清掃係」役の松たか子が、美味しいところを持っていきっぱなしでした。余談ですが、もう、子持ちの役とかするんだ、とか思うと、リアルタイムで「ロングバケーション」を見てた僕としては、月日の流れる速さを実感せずにはいられませんでした。閑話休題。後半はYOUの一人勝ちです。彼女以外にこの、「不幸せなシンガー」役は無理だったでしょう。伏線がどこまでつながっているかが、予測できないほど込み合っており、それがようやくつながった時には、すでに大団円、という理想的な作品でした。レンタル開始したら、もう一度見てみようと思います。
2006年06月23日
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