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maroninsky @ Re[1]:感想『風の歌を聴け』(12/22) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
Dance in the Sky @ Re:感想『風の歌を聴け』(12/22) 羊をめぐるの方はTarshaさんも以前読んで…
maroninsky @ Re:決して取り乱さないヒトでぇ~す!(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky @ Re:堂々巡りになっちゃうけど(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky @ まあ コメントありがとうございます。 大切…

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カテゴリ: 書評、感想
 リリー・フランキー著『東京タワー ~オカンとボクと、時々オトン~』を読んだ。2006年本屋大賞受賞作。気になっていて文庫版になるまで待とうと考えていた。しかし2つの事が買うのを後押し。一つはNHKの「トップランナー」という番組に出演していて印象的だった事、二つ目は彼が自分と同じ小倉の人で小説にもその内容が出てくるという事、この2点が購入の動機。感動してしまい、ゆっくり読むはずが一週間以内で一気に読んでしまった。


 内容は副題のとおり、オカンとボクと、時々オトンの物語。
 ボクが地方都市・小倉で生まれ、小さい時に炭鉱の町・筑豊に移り、高校の時温泉の町・別府の美術高校に進学、大学の時に上京して武蔵野美大へ、それから東京を転々としながら生きてゆく物語を「オカン」との絆を中心に時々「オトン」が登場したりして、強く、そして優しく生きた「オカン」の臨終まで描いている話。


 泣いた。
 本で号泣したのは何年ぶりだろう。うるっと来るけど我慢できるものなら読んだり、観たりしたことはこの何年かであった。しかしここまで号泣したのは何年ぶりだろう。
 個人的に書きます。
 まずは「オカン」の言葉が全て北九弁(筑豊弁でもあるのかな)で書かれているため、会話文を読んで聞こえてくるのは全て自分の母親の声だった。泣くポイントでもないのに母の口調、かわいらしさが思い出されて目頭が熱くなった。電車の中で読んでるときは本当に危険だった。
 福山雅治が書いている帯のコメントに「福岡のカアチャンには本当に強くて優しい人が多いがリリーさんのカアチャンは特にすごい」のような事を書いていたがそれに同感。福岡のカアチャンは強くて優しい人が多い。昔から博多にはそのような女性を表す言葉として「ごりょんさん」というものがある。そのぐらい九州の女性は強い。
 最後の末尾で著者が「子供の頃、母のことを言うのはなんだか恥ずかしくて言えなかった。しかし自分の母親の事を話す事がどうして恥ずかしい事になるのだろうか?」という事を言っていたがまさにその通り。母親に感謝したり、良い所を良いというのは別に恥ずかしい事じゃない。なのに不思議と照れてしまう。自分はなるべく思ったことは言うようにしている。後で後悔したくないから。

 想い人とそのことについて語ってみた。

「今は親孝行しきれてないから、まだ心残りがあるから仕方ないんじゃない?まだ養ってもらっていて恩返しもできてないんだからさ。当然だと思うよ……。」

そのとおり。来年から働きだせる予定だけど、未だに親に借金して生きている。今、先立たれたら心残り。母にやってあげたい事が山ほどある。母さんが長生きしてくれる事を祈ろう。
 とにかく「オカン」の一つ一つの所作、言動が母親を思い起こさせて仕方がなかった。

 +(プラス)、「オトン」。こちらも福岡の親父。特に小倉の人。親父を思い起こさせる。でも親父はここまでヤクザじゃなかったから人の親父さんにも想像が飛んだ。九州の男性はコワいという印象をもたれる事が多いのだろうか。地元では一度も言われた事ないのにこちらではこわいといわれる事が時々あった。
 親父は普段は自分の教育に口出ししない。しかし彼の中のここぞという時に発言をしてくる。親父は九州人の中でも優しい部類に入るトウチャンだろう。小倉の男性はここに出てくる「オトン」のような人が多い。詮ずる所、ヤクザ、チンピラ、ヤンキーが多いという事になるのだろうか。小倉の街は競馬、競輪(発祥の地らしい)、競艇とギャンブルが全て揃っている。彼らのいいところは彼らなりの流儀があって一般市民に危害は加えないということだろうか。でも母親が最近近所に泥棒、空き巣が出るようになったとか言っていたから小倉の気質も変わったようだ。
 とにかく友達の家の父親は大体八割方コワかった。それを思い出した。

 「オカン」、リリーさんの解放性はどちらかというと筑豊気質、もしくは大分の感じがする。小倉の人はここまで他人に対してオープンではなく、優しくもない。小倉は没落すれども都市であるという変な威張りがある。もう博多とは張り合えもしないのに。

 とにかく一言一言で母親を思い出した。似たような境遇にいる地元の友達にも勧めてみたい。
東京タワー





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Last updated  2006/07/24 08:12:37 PM
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号泣しましたか…  
kobom  さん
東京タワー。読んでみたいと思いつつ、まだ読んでいない本です。
私、本を読んで号泣(嗚咽?)したのって1回だけなんですが(アルジャーノンで…)やっぱり泣いちゃうかな。まろにんすきぃさんのコメントが後押しとなりそうです。読んでみますね。 (2006/07/24 08:24:57 PM)

抑えられませんでした  
『アルジャーノンに花束を』もいいですよね。ダニエル・キイスさんのものはあれだけしか読んだ事ないけど、きました。

もう少し待てば文庫版になるかなとは思うのですがあくまで憶測です。
もし読んだら感想を聞かせてくださいね。(^^) (2006/07/24 08:38:06 PM)

こんばんわ  
コメントありがとうございました。
まろにんすきぃさんのブログの内容を読んで、うちの両親も九州の出身であることで、私も余計共感する部分が多かったのかもと改めて気づきました。
親の死を生前に意識することはほとんどありませんが、実際亡くならずとも不治の病を告知されるときには、本当にあの本のようにぐるぐるぐるとなります。現実のもとのしてやってくるときの怖さがまさにあのまんまでした。まろにんすきぃさんの親御さんが元気で長く過ごされることを願います。きっと素敵な親孝行がまだまだたくさんできると思います! (2006/07/24 10:37:14 PM)

ありがとうございます  
>両親も九州の出身
そうなんですか。感慨ひとしおでしょうね。

>親孝行がまだまだたくさんできると
はい。そうします! (2006/07/25 12:43:24 PM)

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