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maroninsky @ Re[1]:感想『風の歌を聴け』(12/22) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
Dance in the Sky @ Re:感想『風の歌を聴け』(12/22) 羊をめぐるの方はTarshaさんも以前読んで…
maroninsky @ Re:決して取り乱さないヒトでぇ~す!(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky @ Re:堂々巡りになっちゃうけど(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky @ まあ コメントありがとうございます。 大切…

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カテゴリ: 日常
 私が始めてあった外国人を思い返してみると、近所に住んでいたロシア人のおじさんが思い当たる。
 彼の名前は知らない。常に「おじさん」として呼んでいた。本名を一度聞いたが長すぎて(笑)覚えられなかった。
 彼と始めて知り合ったのは私が小学生の時。同級生が家の前に集まって釣竿を整備し、これから出発する所だった。

「つりに行くのかい?」

彼はとても友好的な笑顔を讃えて話しかけてきた。彼は今思えば『ダーリンは外国人』のトニーに似ている。私は子供だったのでとても大男に見えた。
どうやら彼は釣りが好きで一緒に行きたいとのことだった。しかし父親が横にいて彼の同行を断った。見ず知らずの大人を子供たち数人に同行させるのは親としてできない事だったのだろう。今に比べて子供にとってはそれほど物騒な世の中ではなかったので、私は不思議だった。なぜなら彼が善い人の雰囲気を醸し出していたから。
 おじさんは少し寂しそうな顔をしたけれども笑顔でその場を去った。彼がそれでショックを受けていなかった事はその後近くを通るたびに声を掛けてくれた事から分かる。


 その後、しばらくして母が新聞を読んでいて地方版の欄におじさんの写真を見つけた。彼は音楽家であった。その関係で当時、しばらく日本に滞在していたらしい。
 ある日、町内の集まりであるトランペット吹きの人が来るという事があった。親は私を呼びつけ



初対面で無碍に断ったのを気にしていたのだろうか、それは分からないが彼を誘う事にした。彼は快く誘いに乗ってくれた。
 集まりの場所に行くとそのトランペット奏者とおじさんは知り合いでおじさんの方が何倍も有名だという事だった。そしておじさんが即興で何かすることになった。おじさんは日本の歌を最近、研究していてこの唄には感動した、とのことで歌いだした。
 それは『荒城の月』だった。
 マイクを通して響く歌声は会場を震わし私たちの心を揺さぶった。非常に伸びるいい歌声で今でもその時に受けた衝撃を覚えている。

「いい人を連れて来たね。」

大人達から口々に誉められた事も一緒に覚えている。
 その後道端で遊んでいた時に何度か声を掛けられ雑談したがその内容は忘れてしまった。彼の傍にはいつも町内の子供が一緒にいたイメージがある。
 また大きな黒いケース、今思い返してみればあれは何かの楽器だったのだろう、それを抱えて歩いていたイメージもある。


 なぜか昨日、ふとしたことで彼を思い出した。中学に入る前ぐらいに彼はいつの間にか引っ越していた。あのおじさんが何者だったか今となっては分からないが彼の歌った『荒城の月』の衝撃ととても気さくに話しかけてくれた印象が残っている。





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Last updated  2006/10/05 05:58:07 PM
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