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maroninsky @ Re[1]:感想『風の歌を聴け』(12/22) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
Dance in the Sky @ Re:感想『風の歌を聴け』(12/22) 羊をめぐるの方はTarshaさんも以前読んで…
maroninsky @ Re:決して取り乱さないヒトでぇ~す!(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky @ Re:堂々巡りになっちゃうけど(07/05) Dance in the Skyさんコメントありがとう…
maroninsky @ まあ コメントありがとうございます。 大切…

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カテゴリ: 書評、感想
 この日、塩野七生著『ローマ人の物語5 ハンニバル戦記(下)』を読了。電車の中だけでしか読んでいないが、短時間なので逆に集中できるらしい。また、一巻が薄いので読んだという達成感もある。それに読み終わって町の小さな書店に買いに行くのも楽しい。別に書店の人は意識などしていないのだろうが、長い連巻ものを一巻ずつ買って行くのはなんともいえない優越感を感じるのは自分だけではないと思う。


 この巻は第二次ポエニ戦役の終盤、スキピオの活躍、ハンニバルVSスキピオのザマの会戦、そしてマケドニア、カルタゴの滅亡までを描いた巻。


 この巻では時代の主役とも言えるカルタゴの名将ハンニバルとローマの名将スキピオが会戦で激突する。
 この著者の描き方のせいだろうか。両者とも一個の人物である。両者とも戦わざるを得なくなって戦う。両者ともこの時がもっとも輝いていたように思う。

 しかしこの稀代の名将と呼べる二人、両者ともその後がろくな最期でない。

 ハンニバルのほうは政敵から国を追い出され、その後も亡命を繰り返して諸国を渡り歩き、最期は功を焦ったローマの将に追われて毒をあおり自殺している。
 スキピオの方はその後も連戦連勝で栄光の人生を送るが、病弱で、更に最期は内部からの弾劾を受け、ローマを去り、表舞台からも姿を消す。
 この二人の人生は確かに才能に恵まれ、輝いていたが果たして幸せといえるのだろうか。最期に裏切りにあって人生を終える。そんな人生が幸せといえるのだろうか。
一時でもたとえ一瞬でもいいから歴史の晴れ舞台で脚光を浴びたい、そう思える人はイエスというのだろう。自分は分らない。

 また嫌な奴ほど長生きするとはよく聞くが、皆に嫌われる奴でもどうしようもない卑劣漢でもしぶとく生きる。どうしようもなく嫌な奴が権力を持っていたりする。
 世の中は本当に奇怪だ。

 人の死に方が半端ではない。数も半端ではない。なんだか慣れない。慣れる事はできない。感情は動くものなのだから。考えるということも感情の一つの動作なのだから。たとえ甘いとか、弱いと言われても変える気は無い。

 ここまでは興隆期という感じがする。後の巻に見られるように(現在7巻読書中)内部で醜く争うなどと言うこともないし、個々まではどちらかと言うと防衛、自衛のための戦いという感じがする。
これ以降から徐々に覇権主義に入っていくといえる。







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Last updated  2007/07/15 10:16:38 PM
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