ブレッド&バター・プディング

pan no mimi pudding ブレッド&バター・プディング (bread & butter pudding)

古くなったパンをおいしく食べる英国的手法その一。パブのデザート(イギリスではそもそもデザートを総称してプディングと呼びますが)に必ずといっていいほどあるメニュー。イギリスでは食パンは3斤くらいの大きさで売っているのが普通で、さらに家具付きで借りたこの家にあった冷蔵庫にはなんと冷凍室がなく、うちではパンを冷凍保存することができないので、古いパンを上手に食べる方法はいくらあってもよいのです。写真は、サンドイッチを作ったときに出た“パンのみみ”15枚分を捨てるに捨てられず、細いパンの切り口にこつこつバターを塗りつけて作ってみました・・・。思いのほか仕上がりがみすぼらしくならなかったので、写真に撮ってご紹介することにしました。作り方は薄めに切った普通の食パンで作る場合のものです。

【材料】数人用耐熱皿1枚分
 牛乳  160cc
 砂糖  大さじ1.5
 卵  1個
 レモンの皮のすりおろし  1個分
 10枚切り食パン  5枚
 バター(できれば無塩)  適宜
 マーマレード または オレンジピール  適宜
 カラント または レーズン  適宜
 ブラウンシュガー  少々
◇いただくとき、オプションで
  生クリーム100ccに、砂糖大さじ1/2と、できればコアントローかシェリー大さじ1/2を加えてゆるめに泡立てたもの。またはアイスクリーム。

【作り方】
(1)型の内側にバターを薄く塗りつける。パンに塗るバターは、室温で柔らかくするか、電子レンジ弱で20秒ほど温めて、塗りやすくする。

(2)牛乳、砂糖、卵、レモンの皮のすりおろしを合わせておく。

(3)パンの片面にバターとマーマレードを塗りつけ(オレンジピール利用の場合はバターのみ)、縦、横、2つの対角線と4回ナイフを入れて、8等分する。

(4)皿に1段パンをしきつめ、カラント(またはレーズン、オレンジピール)を散らす。同じようにパンとカラントを重ねていく。パンのとがったところが、皿からはみだすように高さをもたせて並べると、焼いたときにカリっとしておいしい。

(5)皿に(2)の卵液を少しずつまわしかけ、フォークの背で押して液をパンにしみこませる。ラップフィルムをかけて冷蔵庫に入れ、1時間から半日おく。

(6)ブラウンシュガーをふりかけ、180℃(事前に190℃まで予熱しておく)のオーブンで、35分焼く。

(7)ふんわり生地が持ち上がった熱いうちに、好みで生クリームやアイスクリームを添えていただく。


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