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ペンシルにも凝り始めた今日この頃。芯を色々と試したくなり、まとめて買って来ました。香港では、日本のメーカーの替芯も手に入ります。まずは、「強度」と「濃さ」、「なめらかさ」を両立させたと言う「パイロット ネオックス・イーノ」。 描線の濃さと書き味が期待できそうです。0.5mm B、2B、3Bと0.7mm 2Bを購入。中南図書文具で、HK$11(約131円)、City'Superの文具コーナーでは、HK$12(約143円)で売られていました。このケースは、上部のバーを90度回転させて開ける仕組みです。開口部は大きくなく、数本ずつ取り出しやすい設計になっています。次は「低摩耗」でかつ「濃い描線」と言う「三菱 Uni ナノダイヤ」。「黒鉛粒子の間にナノダイヤを均一に配合することによって粒子同士の摩擦を低減し、なめらかな書き味を実現することができました。」と言うこと。これも、描線の濃さと書き味が期待できそうです。「ナノダイヤ」とは、凄そうな予感。 0.5mm B、2Bを購入。City'Superの文具コーナーで、HK$13(約155円)で売られていました。ケースは、スライドして開閉する仕組み。 スライドは、2段階になっており、1段目は、少量の芯を取り出すのに便利です。2段目になると開口部が大きく、一度に沢山の芯を取り出すことも可能な設計。シンプルですが、芯が取り出しやすいケースです。最後は、元々持っていたもので、「ぺんてる ハイポリマー Ain」。 折れ難く、黒くなめらかな書き味と言う触れ込みの替芯。「ハイポリマー 100」を使って以来、主に、ぺんてるの芯を主に愛用してきましたが、世界で初めてポリマー芯を開発したメーカーだけあって、折れ難いのが特徴。ケース横のバーを倒すと、ガイドが持ち上がって、芯に触れることなく、直接、シャープペンに数本の芯を入れることができる設計です。ケースは、面白い設計なんですが、実際、取り出し易いかと言うと微妙ですね。それぞれ、書き比べてみました。同じ硬さでは、「パイロット ネオックス・イーノ」が一番、濃く黒い描線になるようです。一方「濃い」と言う謳い文句の「三菱 Uni ナノダイヤ」は、それほど濃くないようです。。「ぺんてる ハイポリマー Ain」は、安定感があり、折れ難そうですが、描線は薄めになります。無難に安心して使える芯と言った感じでしょうか。「パイロット ネオックス・イーノ」は、滑らかで、低筆圧でも濃い描線が期待できますが、強度は劣る感じです。他と比較して、やや柔らかい芯のように思います。「三菱 Uni ナノダイヤ」は、バランスの良い芯です。ただし、趣味と言う観点では、確かに滑らかなのですが、全体的に中途半端で、謳い文句ほど特徴が感じられません。強度的な安定感はありますが、筆圧をある程度かけないと、描線が薄くなることも残念です。と言うことで、一番個性的だった「パイロット ネオックス・イーノ」を使って行こうかと思います。2B、3Bだと、滑らかで、柔らか目の書き味と、濃い描線が楽しめますね。濃い描線を求めるなら、2Bあたりが、使い易いでしょう。3Bになると、少し強度に不安が感じられます。「パイロット ネオックス・イーノ」の場合、Bでも3Bでも、濃淡は、かなり出せます。写真は、濃淡が上手く出せてませんが・・・。やや硬めの方が扱いやすく、慣れてなくても濃淡が出しやすいかもしれませんね。また、芯の径や組み合わせるペンシルの重量によっても、濃さの印象がかなり変わります。※写真は、すべて「パイロット ネオックス・イーノ」を使用。濃く、強く、書きたいなら、0.7mm、0.9mmと言った太目の芯を使うのも良いかもしれません。
2010年04月16日
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万年筆のペン先を外したいという衝動に駆られた事はないでしょうか?ええ、男のロマンですよ。分解は・・・。うちの息子もワンワンも、組み立てる事より分解する事に秀でています。そもそも万年筆には・ペン先だけを外す事が可能なタイプ。・ペン先とペン芯を一緒に外す必要があるタイプ。があり、外し方も・真っ直ぐ引き抜く。・螺子式になっているので回転させる。など様々です。また、万年筆の多くはスリット入りの樹脂製のペン芯を採用しており、一歩間違えると、このフィンを折りかねませんね。ペン先とペン芯を同時に外すタイプなら、事故を避けるために、ゴム板でペン先とペン芯を挟んで外すと良いようですが、残念ながら、ゴム板は我が家にはありません。 そこで、ペン芯にスリットが入っていないタイプなら、ゴム板が無くとも何とかなると思い試してみました。おそらく、手持ちの万年筆で、最も簡単にかつ安全にペン先を外せるのは「ラミー サファリ」だと思います。購入した時に文具店の店員さんが目の前でやってくれたので、セロテープ1枚で、簡単にペン先のみを外し、ペン芯ときちんと合わせて戻すのも容易な事は知っていました。しかし、残念ながら「ラミー サファリ」は、常用中でインクが入ったままです。そこで、第一の犠牲者、いえ、栄誉ある被験者に選ばれたのが「英雄 373」。ペン芯は蛇腹構造が露出していないフラットなタイプですし、この万年筆なら最悪の事態に陥ってもなんとか諦められます。しかし、ここで問題が。そもそも、どのようにペン先とペン芯を外すのか分かりません。とりあえず、ペン先とペン芯を指で挟んで引っ張ってみると、見事に首軸からペン先とペン芯が外れました。折角、外したので、ペン先とペン芯を観察してみましょう。ステンレス合金のペン先です。ペン先の首軸に隠れて見えなかった部分に、ペン先のサイズなど何か刻印があるかと思いましたが、無いですね。首軸に隠れて見えない部分にも金メッキが施されています。金メッキを施さない部分だけマスキングして金メッキしたのか、全体をメッキしてから、一部メッキを剥がしたのか分かりませんが・・・。ペン先の裏側も金メッキが施されています。見ない部分だけあって、ちょっと加工が雑です。表面にデコボコ感がありますね。続いてペン芯。これは、ペン先と接する側の写真です。中央にインクの通り道となる細い溝が切ってあります。インクと入れ替わりに空気が入るようになっている筈ですが、空気はどこを通るのでしょうか?よく分かりません。首軸に隠れる部分にだけ、蛇腹にフィンが付いていますが、この部分は余分なインクを蓄えるダムの役割をするので重要です。今度はペン芯の外側の写真です。中央に、大き目の溝があります。反対側同様に、首軸に隠れる部分にだけ、蛇腹にフィンが付いています。これは、ペン芯の横側です。片側にのみ、ペン芯の奥から先端へ向かって亀裂が走っているので、一瞬「やっちまった!」と思いました。しかし、よく見ると、故意に切れ込みが入れられているようです。この切れ込みの役割は、よく分かりません。中途半端ですし。力が加わると、切れ込み部分でペン芯が縮むことで、首軸へ押し込み易くしているだけかもしれませんが・・・。しかし、綺麗に洗浄して保存していたつもりなのに、外してみるとペン芯汚れてますね。耐水性のある「パイロット インキ ブルー」を入れていたのですが、このインク、意外と曲者かも。さて、後は組み立てです。ペン先とペン芯を合わせて、首軸に差し込むだけのはずが、大きな問題発生。ペン先とペン芯は、固定されていたわけではなく、合わせ位置のガイドとなるようなものも無かったので、どの位置で合わせれば良いのか分かりません。仕方なく、過去に撮ったペン先の写真を見ながら目分量で合わせて、首軸に戻しました。もしかすると、ペン先が表に出過ぎかも知れないし、逆に首軸に入り込み過ぎているかもしれません。正直、自信ないです。まだ、インクを入れて書いていませんが、ちょっと怖い。多少?問題はありましたが、とりあえず、外す事に成功しました。(元通りに戻っているか疑問ですが・・・。)で、調子に乗ってしまいました。次は「ピカソ 908」です。これも、ペン芯はフラットなタイプ。ペン先とペン芯を指で挟んで引き抜いてみると・・・。あっさりと抜けました。これも、ステンレス合金のペン先。残念ながら、これもペン先の隠れていた部分に宝の地図などの刻印はありません。金メッキは、全体に施されていますね。ペン先の裏側は「英雄 373」より、綺麗に加工されています。続いて、ペン芯。ペン先に密着する側です。中央にインクが通る細い溝が見えます。首軸に隠れる部分に蛇腹のスリットが入っていますが、部分的にスリットが深くなっています。全体的に「英雄 373」より、スリットは深めですね。ペン芯の外側には、中央に大きな溝が・・・。ペン先側同様に、首軸に隠れる部分にだけ、蛇腹にフィンが付いています。このペン芯にも、片側の側面にだけ、切れ込みがあります。ちなみに、これもペン先とペン芯の合わせ位置が分からないんですよね。ペン先の「FRANCE」の刻印が半分くらい首軸に隠れる位置だったことは確かなので、とりあえず目分量で復活。「ピカソ 908」は、結構お気に入りで、「パーカー ブルーブラック」を入れて、常用していたのですが、絶妙のタイミングで丁度インクが切れたので、ペン先を抜かれる事に・・・。今度は「ペリカン4001 ロイヤルブルー」を入れて使っていますが、インクが変わったためか、ペン先を抜かれたためか、書き味が悪くなったような気がします。心なしインクフローが悪くなって紙との摩擦が増えたような・・・。気のせいと言う事にしておきます。とにかく、ペン先やペン芯は不用意に外すものではないので、特に用事がなければ、やらないほうが賢明です。それから、どんな万年筆でも引き抜けばOKというわけではないので・・・。「ペリカン トラディショナル」や「ペリカン スーベレーン」は、ペン先とペン芯を引き抜いてはいけません。螺子式のペン先ユニットにペン先とペン芯が収まっており、このペン先ユニット全体を首軸から外す必要があります。ペン先とペン芯をゴム板等で挟み、(ペン先ではなく)軸側を回転させるようにすると、安全にペン先ユニットが外れます。あたかも自分でやったかのよう書いてますがに、流石にペリカンは、やってませんので、外す場合は自己責任で・・・。「パーカー ソネット」もペリカンとよく似ており、回転させて外すタイプですが、こちらはユニット式ではなく、ペン芯に直接、螺子溝が切られています。
2009年03月13日
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こちらはオークションで落札した「モンブラン 221」と言うモデルです。1971年~90年代初めまで販売されていた息の長いモデルで、吸入式と両用式の2種類ありましたが、こちらは吸入式。息の長いモデルですので、それなりに変遷がありますね。以前ご紹介した「モンブラン No.0221」も「221」系に属するのでしょうが、別のモデルとしてカタログに掲載されていた時期もあるので、別系統になるようです。この万年筆は、ペン先はユニット化されており、刻印は「585」のみ、キャップリングには「221」の刻印がありますので、70年代のモデルではないかと思います。そもそも、私の物として落札したわけではないのですが、実は、問題があって手元に残っています。全体的に小キズはありますが、比較的綺麗な状態で、ペン先は適度な撓りがあり、非常に書きやすいのですが、残念なことに1.ピストンの後ろにインクが回ることがある。2.暫く置いて、キャップを開けると首軸にインクが付着している。と言う問題を抱えています。と言う事で、分解して修理してみる事にしました。「221」は分解しやすい個体ですが、マイナーチェンジを重ねているので、どの「221」も以下の手順でOKとは限りません。そもそも、不用意な分解は怪我の元なので、どうしても必要な時に参考にして下さい。それから、無謀な修理なので、同じ症状でも真似をしない方が懸命です。では、分解開始。工具は不要です。首軸と胴軸は、ねじ込み式になっているので、回すだけで分解OK。ペン先ユニットは、外側から首軸に内部に向かって押し込んで外します。ユニットと言っても、ペン芯にペン先が取り付けられているだけですが。インクビュー部分も独立した部品になっており、取り外せます。「221」以外の70年代のモデルでも要注意ですが、この2つのパーツ、簡単に軸から外れるので、無くさないように注意が必要です。以前、誤って洗面台に流してしまい、運よく回収できた経験がありますが、冷や汗ものでした。この万年筆は、直接、軸にインクを貯めるのではなく、胴軸から覗いている透明のシリンダーにインクを貯める構造になっています。このシリンダーは胴軸にねじ込まれているので、回して取り外すことが可能です。続いて、ピストン部分の分解。まず、尻軸を回してピストンを押し出し、分解しやすい位置に持って行きましょう。この状態で、ピストンを手に持って回すと、ピントンの先端部分を簡単に外せます。ここまで来ると、尻軸を回せば、尻軸も簡単に取り外せます。更に、分解できるパーツはありますが、メンテナンスできる状態にはなりました。ピストンの後ろにインクが回る問題については、交換部品も無いですし、インクが漏れて困るわけでもないので、安易にピストンヘッドのの後ろにシリコンオイルを少し流して、シリコンオイルが効果発揮してくれる事に期待しました。今回使ったのは、ラジコンカー用のものです。 これはダンパー用で、若干粘土はありますが、ほぼ液体です。他にデフ用もあり、それぞれ種類があるのですが、良く分からないので適当に買いました。シリコンオイルは、ピストン吸入式の万円筆のメンテに欠かせませんが、鉱物系の油が入ったものは樹脂には優しくないですし、スプレータイプのシリコン潤滑剤の中には、アセトンが使われているものもあるので要注意です。アセトンはアクリルを侵します。続いては、首軸にインクが付く問題の解決です。分解して調べても首軸周りのパーツには、亀裂や破損は無さそう。どうもキャップを開け閉めする度に、首軸と胴軸の接合部からインクが上がって来ているみたいなので、接合部の螺子溝をシールする事にしました。ここで秘密兵器登場です。 モンブランの60年代、70年代のモデルでは、この螺子溝のシールに松脂が使われたという情報があったので、楽器店で、楽器の弓や弦に使う松脂を買ってきました。これはバイオリン用。他にも種類がありますが、適当に選びました。しかし、完全な固形で、このまま塗れる様な代物ではありません。これを溶かして首軸に塗ればと思い加熱したのですが、かなり過熱しないと塗れる様な状態にはなりませんし、直ぐに冷めて固形化するので、樹脂相手には使い物になりません。他のものと混ぜてクリーム状にして使うのが、多分正解なんでしょうが、何と混ぜれば良いかなんて分かりません。うーん、困りました。で、思いきってこれを使って見る事に。革のメンテナンスクリーム、ラナパーです。天然由来の成分なので、多分、樹脂に悪影響を与えないでしょうし、少し塗って水道の蛇口の水で流してみても、意外に水に耐えそうなので、無謀な事をしてみます。 で、結果はと言うと、7日たっても首軸のインクの漏れは皆無。ピストンヘッドの後ろにインクが回りこむ問題も解消できました。ええ、自分でもビックリです。しかし、どの程度、ラナパーに耐久性があるかという問題と、溶け出した脂分がペン芯などに悪影響を与えないかと言う懸念があります。最悪、接着するという手段がありますが、これだけメンテナンスしやすいモデルなので、ちょっと勿体無いですね。ちなみに松脂で出来た首軸用のクリームは、海外の通販サイトなどで買えるので、そもそもラナパーは無謀です。
2010年04月08日
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皆さん、色々とお手入れ用のクロスをお持ちかと思います。私のは、コレ。上の汚いヤツ。左端と真ん中は、銀軸の変色を除くのに欠かせない銀磨きクロスです。左のクロスは、モノとしては良いのですが、研磨効果が高く、ある意味使い難いかも。真ん中のは、鏡面磨き用のクロスもセットになっていて、重宝してましたが、そろそろ寿命ですね。右端は、金磨きクロス。こちらも研磨用と鏡面磨き用のクロスがセットになっています。香港で買ったんですが、これはちょっと高かったですね。ペン先やメッキ部の変色に使用していますが、本来、金無垢用なので、研磨剤が入っている方を使うときは注意が必要です。鏡面磨き用のクロスは、メッキにも優しく重宝します。下は、木軸万年筆の艶出しに欠かせない銀座、佐々木商店の「つやふきん」。他のクロスと違って、研磨タイプではなく、あくまで艶出しです。 そして新しく仲間に加わった「プラスチックみがきクロス」。光陽社の「ポリマール」と言う製品です。【メール便対応】ポリマール プラスチックみがきクロス価格:472円(税込、送料別)この会社は、同じ商品名で銀磨きクロスなども出していますね。 2枚セットになっていて、見た目はメガネ拭きみたいな感じ。しかし、薬剤が浸み込んでいるので、ちょっと嫌な手触りです。僅かにプラスチックを削ることで、小さなキズを消し、艶を出すと言う理屈ですが、効果の程はどうでしょうね。試したいんですが、良い生贄がありません。そこで、多少、状態の悪いコレを生贄にすることに。首軸に小さなキズは沢山ありますが、光沢は十分に残っていますので、効果は期待できないかもしれませんが・・・。とりあえず、クロスで磨いてみました。どうでしょうか?劇的な変化は見られませんが、キズが減っています。しかし、光沢は、あまり変わってないかも。おそらく、光沢が無いものに試せば、艶出し効果も確認できた事でしょう。正直、綺麗にキズを消し、美しく仕上げるなら耐水ペーパーやコンパウンドを組み合わせた方が良いと思いますが、布である手軽さが利点です。材質や状態にもよるでしょうが、逆に光沢を損なったりすることもなさそうに思います。感覚的には、粗くもなく、細かくもなく、無難な中庸と言った感じですので、これを使った後で、細かいコンパウンドで仕上げても良いかもしれません。
2010年08月08日
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中国万年筆の代表モデルを1つあげるならば何でしょうか?私は「英雄 100」ではないかと思います。「英雄 100」は、その歴史が古く、派生モデルも多いですし、中国人の愛好家の間でも人気がありますね。何といっても、英雄は、中国でも歴史のある国営筆記具メーカーですから。 と言いながらも、実は「英雄 100」は、持っていませんでした。近所に欲しいタイプを売る店が無いので、通販で買おうとしたのですが、コレが予想外に苦労してしまいまして。一口に「英雄 100」と言っても、オール金属ボディのもあれば、樹脂と金属を組み合わせた軸のもの、記念モデルなどもあます。しかし、私が欲しかったのは「樹脂軸に金属キャップ」と言う組み合わせの、多分「英雄 100」シリーズでも一番安いモデルです。最初、色違いで3つ手に入れたのですが、これがニセモノで・・・。やはり、1本、50元(約687円)なんて極端に安いものに手を出したらダメです。仕方なく、今度はかなり慎重にお店に質問しながら選んだのですが、ホンモノだと確信が持てる店だけ残していくと選択肢が減るばかりで、結局、狙ってた色は買えませんでした。とは言え、苦労して手に入れた「英雄 100」です。やっぱり「英雄 100」は、樹脂軸に限ります。(個人的見解)本当は、緑やエンジの軸のものが綺麗なんですが入手できたホンモノは黒。この樹脂軸、結構傷つきやすいので、比較的、短期間でいい味を出します。コレ、褒めてないですね。デザインは、某イギリスメーカーの名作に似てますが・・・。気にしてはいけません。そもそも、そのメーカーの上海工場の機材を接収したのが英雄の始まりです。ペン先の大部分が軸に隠れたフーデッドニブ。一応、14金のペン先が付いてます。首軸を外すと、吸入機構が登場。ゴムサック式の中押しタイプで、コンバーターではないので取り外しはできません。最後に、恒例の汚い字の試し書きです。インクは、ペリカンのロイヤルブルーを使ってみました。使用した紙は、ロディアのブロックメモです。5mm方眼が入っています。F(中細)と表記があるのですが、字幅は、大体そんなところですね。この字幅なら、用途は広いと思います。書き味は、なかなか良いのですが、ニセモノの方がインクフローが良くて、滑るように書け、英雄らしかったなんて事は大きな声では言えません。しかし流石は、漢字の国の万年筆。漢字がとても書き易いですよ。「英雄 616」もそうですが、ペン芯があまり良くないようで、強く振ると、インクがボタ落ちする事があります。素直にインクは出るので、振る事なんて無いと思いますが・・・。ちなみにニセモノは、強く振らなくとも豪快にボタ落ちします。さて、今回、苦労したニセモノですが、簡単な真贋鑑定法をまとめてみました。ニセモノと言っても、困ったことに簡単に判別できるような低レベルな製品ではないんですよね。ニセモノは、刻印が不鮮明とか言われますが、これは概ね本当です。しかし、ホンモノとニセモノを比較しないと、まず分からないと思います。なぜならば、比較的安い製品の英雄の刻印は、けっして丁寧ではないので・・・。ホンモノを手にして疑心暗鬼になる可能性大です。それから書き味が違うとも言われますが、これもどうでしょうね。大きな声では言えませんが、ニセモノの方が書き味が良い場合もありますから。後は、クリップを曲げて弾力を調べるなどの手もありますが、ニセモノは、もっと根本的なところが真似できていないケースが大半なので、意外と簡単に大半のニセモノは、排除できると思います。英雄は、ニセモノが多いことで有名で、一説には流通量の7割がニセモノとか。数百円の万年筆でさえもニセモノが存在します。そのせいか、他の万円筆メーカーと比較して、英雄はニセモノ対策が確りしています。英雄以外のメーカーも採用していますが、英雄の製品には「800防偽」と言うシールが貼られています。「800防偽」とは、シールに書かれている電話番号に電話を掛け、スクラッチ部分を削ると現れる数字をダイアルする真贋鑑定ができるシステムです。英雄の場合は、このシールの貼り方がいやらしくて、袋やパッケージの開け口に貼られており、シールの張り替えや中身の入れ替えが難しくなっています。また、採用している「800防偽」システムも「上海質監中心」と言う機関のもので、どうも、この機関のシールのニセモノを作るのは難しいようです。なので、英雄のニセモノは、通常、ニセモノの「800防偽」システムのシールを採用しています。なんと、真贋鑑定のシステム自体がニセモノなんです。ニセモノのシステムと言っても、一応、数字を打ち込めば真贋鑑定はできてしまい、当たり前ですがホンモノと答えます。ただし、あくまでニセモノのシステムなので、ホンモノとは電話番号が違います。ホンモノの英雄なら021-643166338008206631または021-624993008008202365になっている筈です。対して英雄のニセモノは8008579998または8008303159が多いようです。※ちょっと古いニュースですが、参考記事です。また、説明書が付属する製品では、最後のページに要注意です。ホンモノの場合は、製品名、QC、製造日のスタンプが押されていますが、ニセモノはスタンプが押されていない事が多いようです。似せるなら、もう少し頑張ればいいのに・・・。(笑)ところが、この真贋鑑定が通じない製品もあります。英雄の低価格製品の場合は、個別にパッケージされた製品の他に、10本、20本まとめてパックされ、店頭でバラ売りされる製品もあるからです。ただし、このようなお徳パックでも、パッケージには、必ず「800防偽」システムのシールが貼られ、製造日のスタンプが押されています。これを店頭で確認するのは困難かもしれませんが・・・。あと、英雄は、真贋について問い合わせてもきちんと答えてくれません。多分、電話に出るお姉さんに知識が無く、詳しい人に確認を取る事もしないからだと思います。この点は、同じ筆記具メーカーでも「公爵」が親切で、分からなければ工場に確認して、後で電話をくれます。 今回は、英雄のニセモノについて説明しましたが、中国では、モンブランとパーカーのニセモノも多いので要注意です。ペリカンは、ニセモノってあるんでしょうかね?見たことがないです。中国人の心情としては英雄>モンブラン>パーカー・・・・・・・・>ペリカンなんですよ。実際、ペリカンの地位は中国では低いと思います。
2009年07月20日
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マジェスティさんのブログ「萬年筆気ままに一言!!」で紹介されていて、一目で気に入ったペンシース。問題のペンシースは、北欧の匠、デンマークの革職人「ハンス・オスター」氏が作るもので、分業はせずに、すべての工程を一人で仕上げられている拘りよう。そのため製作数が限られる貴重品です。売っているお店は、東京銀座のその名も「北欧の匠」。このお店、HPもなく、検索して辛うじて電話番号が分かりました。問題は、通販が可能か否か。電話は掛けるとあっさり通販OKとの事。金ペン堂と言い、聞いてみるものです。実は、日本からまとめて荷物を送ってもらう直前に注文しようと思い、電話での確認してから実際の注文までノロノロしていたのですが、一度売り切れると、次の入荷が何時になるか分からないようなので、見つけたら即ゲットが正しい買い方ですよ。とりあえず、手に入ったので結果オーライですが・・・。さて、これが問題のペンシースです。1本挿しのペンシースとしては、かなり大型なタイプ。「モンブラン 149」や「ペリカン M1000」も納まる「18パイ」と言うサイズを購入しましたが、「モンブラン 144」などがピッタリ収まる「16パイ」もあります。何が良いって、葉巻のようなチューブ状の形が良いでしょう。洗練された中にも、何処と無く素朴な感じが漂います。革は、タンニンなめしのものでしょうか。色は「こげ茶」。製品としては黒も用意されていますが、人気は「こげ茶」とか。肌目は荒く、素朴な感じの革で、光沢がありますね。写真は綺麗な面を撮っていますが、表面に若干キズが見られます。どうせ、使っているうちにキズは付くので問題ありません。本体にキャップを付けたような嵌合式になっており、上下から押さえてしまえば、多少サイズが小さな万年筆もガタつきません。本体、キャップ共に、2枚の革を絞り成型して、縫い合わせたようです。ステッチも丁寧に施されています。縫製されている場所は、多少、左右に出っ張っているのですが、それほど出てないんですよね。ギリギリ、ステッチラインを確保したと言った感じです。縫製してから、わざわざ、余分な革を切り取ったのかもしれません。コバの処理は、凄く丁寧とはいかないんですが、全体のバランスの損ねない程度には処理されています。最後に書きますが、値段が値段なので、細かいことは言えません。それに、細部を丁寧に仕上げない事で、微妙に素朴さが残り、上手い具合に製品に魅力を与えているとも言えます。ペンシースの内部は、こんな感じです。裏張りしたと言うより、革の床面をそのまま生かした感じです。と言うことは、染色は「芯通し」ではないですね。しかし、厚く革を使っていますね。実際、非常に丈夫です。「モンブラン 149」は、革を少し押して変形させないとクリップが邪魔で入りませんでしたが、問題なくキャップもできます。そもそも、この149、現行品ではないので、サイズが違うのかも。キャップ式と言う独特のスタイルのペンケースですが、これが使い易いかと言うと正直言って微妙ですが、使い難くは無いのですし、何よりも面白いですからね。「ペリカン M800」は、難なく収納できます。多少、ガタつきますが、キャップで抑えてしまえば大丈夫。軸径はそれほど太くないですが、クリップが意外に邪魔な「パイロット カスタム 823」。これも難なく、収納可能。「ペリカン M400」は、勿論入りますが、キャップで上手く押さえ込めないので入れない方が良いでしょう。「セーラー プロフィット21」は、入りますが、深めにキャップをしないと押さえ込めないので、開閉が不便です。ガタ付くのが嫌ならば、ある程度の長さある万年筆でないと辛いですね。気になるお値段ですが、下記の通りです。買ったお店:北欧の匠買った商品:ハンス・オスター ペンケース 18パイ チューブタイプ 1本挿 ブラウン価格:13,650円デンマークからの輸入品であることも考えると、意外と安いでしょね。「18パイ」も「16パイ」も同じ値段です。1本挿し以外にも種類があり、2本挿しは、18,900円です。確認した時に、2本挿しは在庫有りで、コストパフォーマンスの良さが気になったのですが、デザインが分からないのでパスしました。このあたりが通販の辛いところ、どなたかお持ちなら写真をアップして下さい。◆北欧の匠東京都中央区銀座1丁目15-13TEL:03-5524-5657営業時間:11:00-19:00、月曜定休日 ペンケース選びと言うのは結構厄介で、例えば、私が「ペリカン M800」を入れて愛用中のこのペンケース。「モンブラン 149」は、入らない事はないですが、サイズ的にちょっとピッタリ過ぎ。それが良いと言う方も居れば、嫌な方も居るはずです。入ると謳っていても、実際にはクリップを革に掛けないと入らないものあり、これが嫌な方も居ますよね。私もそうですが・・・。そう言った意味では、このチューブ型のハンス・オスターペンケースは、無難かもしれません。ホワイトスターやペリカンの親子が押さえつけられて可哀想と思う方は別ですが・・・。
2009年08月10日
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シンセンにある「天虹商場」と言うデパートの商品券を1,000元(13,260円)分も頂きました。「天虹商場」は、それほど高級なデパートではありませんが、その分、シンセン市内の色々な場所に出店しており、家の近くにもあります。しかも、マンションの前の道を無料の送迎バスが巡回しているので、それに乗って、この前の土曜日に親子3人でショッピングに出かけました。1,000元分も貰ったので、奥さんは、喜んで服を買っていましたが、私は、アレしかありませんね。そう、あるんですよ。規模こそ小さいですが文具売場が。種類は多く無いですが、中国メーカーの英雄(HERO)、公爵(DUKE)の万年筆の他、パーカーも置いています。パーカーは、ソネットのK18ニブの物まで置いているので、郊外のデパートとしては、比較的高価なものまで揃えている方です。で、買いましたよ。英雄の万年筆を。今回は、いつもより高級なものです。買ったお店:天虹商場の文具コーナー買った商品:英雄(HERO) 700価格:246元(約3,262円)今まで買った中国万年筆の中では一番、高級ですね。これで、英雄の万年筆は3本目になります。中国では良くある事ですが、外箱は、凄くフケてます。ラベルの表示にある通り、今回購入した万年筆は、K12の金ペン。欧米や日本のメーカーの万年筆は、純度が低いものでもK14なので、ちょっと中途半端な純度ですね。しかし、中国万年筆では、これが初めての金ペンになります。英雄の万年筆は、100円くらいの安物でも商品名にデフォルトで「高級」の文字が入りますが、今回は許しましょう。値段は安いですが、一応、金ペンですから。外箱はボロボロでも、流石に内箱は綺麗です。このクラスだと箱も豪華ですね。箱は豪華でも、中には大したものは入ってませんが・・・。安物には付属しない説明書が付いています。説明書の中を見ていると、製造が2006年9月である事が判明。随分長い間、売れなかったんですね。そもそも、今回行った「天虹商場」が出来たのは、2年ほど前の事なので、他の店舗の在庫が回って来ているんでしょうね。万年筆が入ったビニール袋は、本物か偽物か見分けるための「800防偽」シールで封印されています。偽物を排除するための仕組みが厳重なのは、偽物が数多く出回っている英雄の特徴です。「800防偽」については、リンクの過去記事を参照して下さい。軸とキャップは、金属製で黒のラッカーで仕上げられています。クリップなどの金具は、ゴールドとシルバー2色の組み合わせ。サイズは、それほど大きいわけではありませんが、金属製なので重量はかなりありますね。長さ:138mm直径:13mmクリップ上の型番の表示も、安物モデルのようなプリントや雑な刻印ではありません。装飾も施されています。天ビスにも、装飾が施されています。キャップは、パチンと留めるタイプ。このクラスになると、キャップの内側等、見えない部分の処理も比較的丁寧です。キャップを尻軸に付けてみましたが、キャップが大きくて、ちょっと不格好ですね。ペン先の先端だけが、首軸から姿を見せています。K12のペン先には、装飾や刻印はありません。中押し式のコンバーターが付属しています。このクラスだと回転式コンバーターにしてくれても良さそうなものですが、中押し式です。しかし、この中押し式コンバーターは、結構、しっかりした作りです。最後に、恒例の汚い字の試し書きです。インクは、パーカーのクインク ブラックを使ってみました。使用した紙は、ロディアのブロックメモです。5mm方眼が入っています。比較として、1行あけて・英雄 616 ペン先:大・英雄 373・ペリカン M200 Fニブでも書いてみました。ちょっと太目のFと言った感じですね。「英雄 616」程ではないですが、インクフローが過剰です。書いた後、インクが乾くまで少し時間が掛かりますね。金ペンですが、ペン先は、かなり堅く、下手なステンレスペン先より堅いくらいです。インクフローが良いので、書き味は、比較的滑らかですが、僅かに、紙に対して摩擦抵抗を感じますね。書き味は、実売100円程の「英雄 616」とそれほど変わらないかもしれません。話は変わりますが、本日、痛い出来事が発生してしまいました。それも、とりあえず片付き、何とかブログを書いています。その話は、また別の機会に・・・。
2009年01月19日
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今回は、今年の1月に入手したパーカー51の訳有り品を分解してみました。「Aerometric」フィラーを搭載したMARK2 TYPE2。パーカー 51としては、中古市場でもよく見かけるタイプです。記事:肝心な部分は、間違いなく「パーカー 51」です。継ぎ接ぎの個体で、ある意味部品取りには最適なヤツなんですが、破損が怖くてフードを外せずにいました。 フード部分は、樹脂の厚みが薄く、ヤワな感じがして怖いのですが、今回、少し頑張ったところ、意外と簡単に外せてビックリ。主要なパーツを並べると、こんな感じです。これらのパーツに加えて、軸とキャップで、1本が組みあがっています。フード部分は螺子で吸入機構側と繋がっているので、回せば外れます。コツは、思い切って慎重にグイッと回す。全く、コツじゃないですね。元々、未使用品だったパーカー 51も持ってますが、こいつは簡単には外れそうもないので諦めました。本来は螺子止めだけでなく、接着されているのかもしれません。繋ぎ目からインクが漏れる状態になれば、それ以前にボタ落ちして大変な事になるでしょうから、この部分をシールする必要はないと思いますので、単に固いだけかもしれませんが。ペン先は、丸まった面白い形状をしています。けして、大きなペン先ではないのですが、丸まった形状のせいで、更に小さく感じますね。ペン先には、「PARKER」、「MADE IN USA」、「RU」、「1951」と1951の下に小さな点の刻印があります。「RU」は、イリジウムの割金のルテニウム(Ruthinium)を表していますが、時代によっては、RU-PL、OS-PLの事も有り、製造時期特定の手がかりになります。「1951」と小さな点で、製造時期を表しているのではないかと思いますが、詳細は不明。私の予想では、ペン先は1951年第3四半期の製造かと思います。ペン先とペン芯は、透明のプラスチックのユニットに収まっています。ペン芯は、ユニットから出すのも戻すのも大変そうなので諦めました。細長いペン芯からは、更に細長いパイプが吸入機構の中まで深く伸びています。このスタイルは、バキュマチックと同じ構造です。吸入機構内部まで伸びたパイプのお陰で、吸入機構をプッシュしても一度吸入したインクが逃げにくくなっており、数回プッシュすることで満タンに出来ます。 ペン芯本体はエボナイト製のようですが、その構造は非常にシンプル。フィンなどは無く、ペン芯自体にインクを保持する能力はなさそうです。パーカー 51のように、固定式の吸入機構を持つ万年筆では、やはり吸入機構の故障が心配です。「Aerometric」フィラーを搭載するパーカー 51は、40から60年経過しているモデルですが、「Aerometric」フィラーに使われている樹脂製のインクサックは、非常に丈夫に出来ていて、パーカー 75に付属していた中押し式コンバーターのインクサックより破れ難いくらいなんです。とは言え、これで、もしもの時の交換の目処が経ちました。
2010年08月19日
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正直、今まで敬遠していたのですが、思い切って買ってみました。今回買ったのは、所謂、古典的ブルーブラックインク。「ペリカン 4001 ブルーブラック」です。香港の文具店「中南図書文具有限公司」で買いました。買ったお店:中南図書文具有限公司買った商品:ペリカン 4001 ブルーブラック価格:HK$50(約550円)現在では、万年筆を使う機会が減っているので、インクを入れたまま、長期間、放置してインクが乾燥し固まってしまい、最悪、万年筆事態を壊すと言うトラブルも少なくありません。そこでメーカーでも、水に溶けやすい水性染料インクを中心に販売しています。メーカーに非が無いとは言え、無用なトラブルはメーカーも避けたいでしょうから。中には、先日ご紹介した「セーラー 極黒」のような顔料インクもありますが、万年筆に悪影響を与えないような工夫はされています。しかし、顔料は水に溶け難いので、一旦固まると大変な事になりますよ。古典的ブルーブラックインクである「ペリカン 4001 ブルーブラック」は、水性染料インクや顔料インクとも異なる定着の仕方をするのが特徴です。鉄イオンがタンニン酸や没食子酸と反応し、黒色の沈殿を生じて紙に定着するので、「化学インク」と言った感じですね。古典的ブルーブラックインクには、通常、青色の染料も加えられていますので、この際、青から黒の色の変化が起こります。酸化され沈殿した鉄化合物は、水に溶け難いので、紙への定着性に優れたインクですが、顔料インク同様に万年筆の中で固まってしまうと厄介な事になりますが・・・。そのため、現在では「ブルーブラック」と言う名称のインクでも、水性染料を用いたものが中心です。それに対して、鉄イオンの酸化反応を利用したものは、「古典的ブルーブラック」と呼ばれています。ちなみに、モンブラン、ラミー、プラチナのブルーブラックインクも古典的ブルーブラックだと言われていますね。 「ペリカン 4001 ブルーブラック」は、古典的ブルーブラックインクとは言え、インク自体は、さらさらした感じで染料インクと見た目は変わりません。酸が添加されているはずなので、もっと刺激的な匂いがするかと思っていましたが、そうでもないですね。では早速、試しに書いてみましょう。比較の「パイロット インキ ブルーブラック」、「ウォーターマン ブルーブラック」は水性染料系の「なんちゃってブルーブラック」インクです。最初は「黒っぽい」印象を受けましたが、実際は、そうでも無さそうです。しっかりと青色が残っていますが、沈んだ鮮やかさに欠ける青なので、どうしても暗い印象を受けてしまいます。書いた直後は、青が強く、乾くと黒味を増し、更に時間が経過すると青が褪色して、黒っぽくなっていく感じです。続いては、耐水性のテスト。水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。多少流れますが、十分に判読でき、耐水性は、まずまずと言ったところです。古典的ブルーブラックインクにも染料が加えられているようですので、多少の水に滲むのは仕方ないでしょう。最後は、ペーパークロマトグラフィーです。ペーパークロマトグラフィーについては、昔の記事を参照して下さい。見た目には、面白くない結果になりました。見えているのは、主に添加されている青色の染料なのかもしれません。古典的ブルーブラックインクには、強い酸性を示す特徴もありますが、水性染料インクでも強い酸性を示すものがあるので、一概に万年筆に悪いとは言えないと思います。強酸には強く、弱酸とは反応してしまうような化合物もありますからね。酸、アルカリの強弱で、インクの危険性を判断する事自体危険な行為かもしれません。結局、インクに加えられている原料と万年筆の機構部に使われている材質の相性次第でしょう。初めて使う古典的ブルーブラックインクでしたが、注意していれば特に危険と言う事は無さそうです。水性染料インク、顔料インクだろうが、古典的ブルーブラックインクだろうが、万年筆の中に入れたまま、長期間放置すると、トラブルの原因になりますよ。インクのトラブルにはロットリングの洗浄液が有効だと言われていますが、使ったことが無いので効果の程は分かりません。一番のトラブル防止は、万年筆を頻繁に使い、定期的に洗浄することだと思いますね。
2009年12月24日
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先日申請した息子の「出入境通行証」が出来上がったので、その受け取りを兼ねて色々と用事を片付けにシンセン市内へ親子三人で出かけました。※カメラを忘れてしまい、写真少なめです。まずは「出入境通行証」を受け取りに「地王大厦」裏の公安局へ。待つことも無く、直ぐに受け取り終了。実物はこちら。見た目は完全にパスポートです。細かい事を突っ込めば、申請用紙は「中華人民共和国入出境通行証申請表」だったのに出来上がったのは「中華人民共和国出入境通行証」。まぁ、いいですが・・・。中身も完全にパスポートです。上の方に出入境条件が書いてあります。往返次数/Time(s) of exit/entry 一次出入境/one exit/entry予め聞いてはいましたが、この「出入境通行証」で出国できるのは1回だけ、1度使ったら再度申請しないといけません。(パスポートと変わらない、結構立派な作りなんですが、たった1回の使用で廃棄です。)とりあえず「出入境通行証」ゲットです。しかし、この「出入境通行証」と日本のパスポートで無事海外へ行けるのか良く分かっておりません。とりあえず、練習を兼ねて香港へでも出かけて試して見ます。遠く離れたところで大変なことになったら痛いので・・・。お次は「シンセン農村商業銀行(少し前までは、農村信用合作社)」の本店へ。前住んでいたマンションの光熱費支払い用に強制的に作らされた口座を解約しました。少し待たされましたが、息子は、おじさんの隣に大人しく座っているチワワが気になるようで暴れてました。暇つぶしにはなったでしょう。うちの奥さんは、戻ってきた現金を自分の鞄へ仕舞い込んで嬉しそう。結構な額なので後で回収してやろう。この日は忙しく、続いては「中国人民財産保険(PICC)」のシンセン支店へ移動。場所は「羅湖」と聞いていたのですが、思っていた以上に辺鄙な所にあり、タクシーに運転手も場所が分からず迷ってしまいました。目的は、前住んでいた部屋に掛けていた保険の解約です。中途解約ですが、払った保険料の一部が戻ってきます。最後は、食事と買い物を兼ねてショッピングセンターの「金光華廣場」へ。このショッピングセンターは、シンセン駅と繁華街の「東門」の中間に位置し、地下鉄の「国貿駅」とも連結しているので、立地条件は良いのですが、今ひとつ中途半端です。店内は綺麗で、有名ブランドもテナントとして入店しているのですが、今1つ活気がありません。上のフロアなどは、人も少なく、テナントが入っていないブースも見かけます。うちの奥さんには、お目当てのお店があったのですが、残念ながら無くなっていました。仕方ないので、奥さんは、別の店で服を購入。私も「ティンバーランド」がセールをやっていたので、40%OFFで半袖のシャツを購入しました。コットン100%のシャツで、香港製です。今時、香港製とはある意味珍しい。前の「Columbia」とは違って、こちらは欧米サイズのようで「Sサイズ」でOKでした。買ったお店:シンセンの金光華廣場買った商品:Timberlandの半袖シャツ、S/SU'08/35222 866価格:390元(約6,180円)買い物が終わったら、地下2Fの「鼎泰豐」で食事です。日本にもありますが、台湾系のなんちゃって上海料理レストランです。買い物中は、ベビーカーで大人しく寝ていた息子も、目が覚めて元気に暴れてくれます。落ち着いて食事できませんでした。食事の後は、近くのスーパーで買い物をして、そのまま家に帰りましたが、家に買えると、もう一人の息子が・・・。散歩とゴハンを待っています。最大の楽しみの散歩から帰ってご満悦。エアコンの効いた部屋で涼み中。もう少ししたらゴハンです。
2008年09月03日
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昨日は、香港でシステム手帳を探していました。中国本土では、良さそうなシステム手帳が無いので、それならば香港にはあるだろうと言う根拠のない発想なんですが、それ以前に、香港で手帳を置いてそうなお店って知らないんですよね。とりあえず、オフィスの近くにある「中南図書文具有限公司(Chung Nam Book & Stationery Co. Ltd.)」を覗いて見ました。ここしか思い浮かばなかったと言う話もありますが・・・。ここは、3Fまである割と大きな文具店なんですが、1F、2Fは狭く、3Fのみ広いと言う変則的な作りです。文具の類は一通り揃っていますし、画材や梱包、ラッピング材料が結構、充実しています。季節柄、入り口に手帳コーナーがありましたが、申し訳程度の規模。ダメですね。1F奥と3Fにも、手帳やノートの類を置いているので覗いてみましたが、やはりダメです。良い物がない以前に、手帳の種類が少なすぎます。仕方が無いので、最後に折角だから1Fの万年筆売場を見学。あくまで見学ですよ。モンブラン、ペリカン、パーカー、ウォーターマン、ラミー、パイロット等の万年筆が結構揃っています。ペリカンは、M1000はありませんでしたが、M800、M600、M400やスケルトンモデルなどがありましたね。欲しいなぁ。一応、殆どの商品が割引になっており、ペリカンは、10%オフになっていましたが、そもそも元の値段が高いので、10%オフではお買い得感はありません。万年筆以外に、ペンケースも結構、揃っていましたね。ペンケースは欲しいと思っていたので、早速、ショーウィンドウからいくつか出してもらって、物色します。条件は、・とりあえず革である事。・とにかく安い事。・最低2本入る事。です。選んだのは、このペンケースです。「ペンシース」って言うのが正しいのでしょうか?買ったお店:中南図書文具有限公司(Chung Nam Book & Stationery Co. Ltd.)買った商品:真皮雙筆套(本革2本差しペンケース) SH1741 B/DB価格:HK$108(約1,286円)ブランド名とかメーカー名は不明。色はダークブラウン。表面にはシボがあり、とても柔らかで滑らかな手触りの革です。鹿革みたいですが、鹿革ではなく牛革だと思います。フラップが付いており、ペン入れ部分は、独立して2箇所あります。「パーカー ソネット」と「英雄 373」を入れてみました。軸が太い「公爵 D2-1」も何とか入ります。同居人はパーカーのソネット。万年筆のクリップをペン入れ部分の革に引っ掛ければ、もっと太いものも入りますが、革が柔らかすぎでクリップを留めるのが面倒です。こんな風に、全体を突っ込んでしまった方が使いやすいですね。ペンケースを選んだ後も、会計も済まさずに、万年筆コーナーを物色していました。ラミーのサファリ、買っちゃおうかな?どうしようかな。とか思いながら・・・。で、買ってしまいました。ペリカンを・・・インクですよ。インク。ペリカンは「ロイヤルブルー」が良いと聞いていたのですが、先日、パイロットのブルーを買ってしまったので今回はパス。「ブラウン」を購入しました。買ったお店:中南図書文具有限公司(Chung Nam Book & Stationery Co. Ltd.)買った商品:Perikan 4001 ブラウン 62.5ml価格:HK$50(約596円)中国で買ったパイロットよりも、香港のペリカンの方がコストパフォーマンスは高いですね。ペリカンの他、モンブラン、パーカー、ウォーターマン、ラミーのインクがありました。色の種類も中国と比べて豊富です。パーカーのクインクは、HK$22(約262円)、ウォーターマンがHK$45(約536円)、ラミーもHK$50くらいだったと思います。モンブランもありましたが、値段は忘れました。香港でインクを買えば、多少、色遊びも出来そうです。ちなみに写真の背景にある雑誌「Real Design」は、「もしや日本語書店に、手帳あるかも?」と考え、本屋さんへ行って、ついでに買ってしまったものです。特集の「いま買える、大人仕様の万年筆150本」に惹かれました。結局、本屋さんに手帳はありませんでしたが・・・。買ったお店:TOMATO BOOKS買った商品:Real Design 12月号価格:HK$101(約1,203円) ※日本では880円です。本来の目的と関係の無いものばかり買っていますね。肝心のシステム手帳は、今だ決まらず。
2008年12月10日
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歪み計や空間系のように効果がはっきりしていないため地味な印象すら受ける『コンプレッサー』ですが、縁の下の力持ち的な存在でエフェクトボード上に無くてはならない存在です。『コンプレッサー』は、電圧の最低点と最高点と差をギュッと縮めてダイナミックレンジの圧縮を行っています。簡単に言えば ・小さい音は少し大きく強調し ・大きな音は少し音量を下げて控えめにし音の強弱の差を少なくして、粒立ちを揃える効果があります。また、コンプレッサーをかけると音が減衰するまでの時間が伸びるため、音の伸び『サステイン』を得る目的でも使用されます。今回購入した『コンプレッサー』は『MAXON CP101』という製品。『MAXON』は純日本製に拘った『日伸音波製作所』ブランド。この製品も日本製ですが、価格はコンプレッサーとしては安い部類になります。同ブランドのパワーディストリビューター『MAXON PS2 Power Supply』も愛用していますが、こちらはACアダプター中国製なので残念ながら純日本製ではありませんでした。『MAXON』だからと言って必ずしも日本製と言う訳ではありせん。『MAXON』のエフェクターは『BOSS』以上に種類が豊富で、1つのカテゴリに迷うほどのモデルがあり、実際、どれを買った良いのか分からなくなるのが難点ですが、手頃な価格の製品を数多くラインナップしている点は魅力です。 ちなみにオーバードライブの世界的な名機として知られる『Ibanez TUBE SCREAMER』を製造しているのも『日伸音波製作所』です。コントロールは、音の伸び具合(減衰までの時間)を調整する『SUSTAIN』とエフェクト音の音量を調整する『LEVEL』のみ。『BOSS CS-3』と比べると少し寂しいですが、使用上、大きな問題はありません。 裏側には滑り止めのラバーなども貼られておらず、殺風景です。余計なものを廃したな実用本位の作りとなっています。電源はセンターマイナスの9V ACアダプターと9V電池に対応。電池を交換するためにはネジを2本外す必要がありますので、やや面倒です。容易に電池交換できる複雑な構造よりもシンプルな構造を重視するメーカーの思想が感じ取れます。『CP101』は、『MAXON』のコンプレッサーの中では一番安い製品になりますが、姉妹品に上位モデルの『CP9Pro+ 』や真空管を使った高級機『RTC600』もあります。『CP101』は見た目の素っ気なさから無骨な感じすら漂う製品ですが、音は馬鹿にしたものではありません。『CP101』の最大の特徴は自然な掛り方にあります。つまり、原音にあまり影響を与えずにコンプ感やサステインが得られるのです。もし、『コンプレッサー』による音の質の変化を避けたいのであれば『CP101』は有力な選択肢になると思います。 今回もレビュー動画をアップしました。勿論、下手くそなデモ演奏もあります。 ・[DEMO] MAXON CP101 (Compressor)
2015年08月16日
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「ロイヤルブルー」と言えば、万年筆用のインクの中でも人気色ですが、時間と共に眼に見えて色が薄くなっていくのが難点。最後は、消えて無くなるんでしょうか?と言うことで、ロイヤルブルー系インクの耐光性試験を実施してみました。試験対象は、・ステッドラー ロイヤルブルー(カートリッジ)・ペリカン 4001 ロイヤルブルー・ウォーターマン フロリダブルー・モンブラン ロイヤルブルー・オンライン ロイヤルブルー(カートリッジ)です。 ウォーターマンのフロリダブルーは、ロイヤルブルーではありませんが、似ていると事で、お仲間に入れました。まずは、試験開始前の様子。※色を補正してないので、実物とは色調が異なります。これを、約2ヶ月間、窓に貼り付けて光に晒すと、こんな風になりました。※色を補正してないので、実物とは色調が異なります。ウォーターマンのフロリダブルー以外は、元の色が青系だった事の面影すらない状態です。ロイヤルブルーを名乗る4種は、同じような褪色傾向を示し、くすんだ色になってしまいました。しかし、消えはしませんね。一応、きちんと判読できる状態です。ロイヤルブルー系インクは、時間と共に色が薄くはなりますが、短期間で判読不明になる事はないと思われるので、安心して色の変化を楽しんで大丈夫でしょう。モンブランのロイヤルブルーは、あまり色が薄くならないように思いますので、不安な人は、モンブランをオススメします。
2009年07月18日
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先日、奥さんに香港で肝油ドロップを買ってきて欲しいと言われました。しかも「カワイ」ブランド指定で。どうしてそんな物を急にと思ったのですが、理由を聞くと、友達が子供に与えているので、うちの息子にもと言うことです。そう言えば、私も小さい頃に食べていました。結構、美味しいですよね。肝油ドロップ。実は、カワイの肝油ドロップ、香港や中国でも結構売ってるんですよ。わざわざ香港で買って来いというのは、シンセン市など香港に近い中国本土の中国人の間で根強い「香港信仰」の表れですね。うちの奥さんも「香港教」の信者です。(笑)同じものなら中国本土より香港の方が、安くて安全で、かつ香港で買ったと言うステータスが付くと言う考えに基づく信仰?なんですが、まぁ、ステータスは兎も角として、間違ってはないですが、最近は当てはまらない事も多いので一概に言えません。香港のドラッグストアで買ったのですが、カワイの肝油ドロップといっても種類があるんですね。知りませんでした。 私が購入したのは「カワイ 肝油ドロップS」という一番スタンダードなやつです。300粒も入ってるんですが、大人も食べれば良いでしょう。買ったお店:mannings買った商品:カワイ 肝油ドロップS価格:HK$139.90(約1,698円)中身は、日本からの輸入のようですが、缶はこちら仕様で、日本語と中国語の表記が混在しています。トヨタやソニーだけじゃないんです。意外と侮れないカワイの肝油ドロップ。
2009年07月22日
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今回、利用したのは楽天市場の「aries WEBSHOP」。ここは、メーカーが運営する革製品専門のお店ですが、比較的値段が安く、品質も悪くなさそうなので目をつけていました。しかし、商品の方は、あまり売れてないようでレビューが殆どありません。オマケにクレジットカード決済に対応していないので決済が面倒。うーん。悩んだ末、全額、楽天スーパーポイントで決済して買いました。コードバンの名刺入れを。この商品、「8月のサービス品」になっており、当店通常価格 10,500円のところ、今月のサービス価格 6,300円。なかなか、お買い得です。しかし、継続して「9月のサービス品」になっているので「今月のサービス価格」と言うのは怪しいかもしれませんね。全額、ポイント決済と言うことで、もしやとは思っていたのですが、やはり慣れていないのか来ました。代金0円で、銀行振込のお知らせメールが、0円ってどうやって振り込むの?しかし、メールを出すと、直ぐに返答が来て、発送も早かったですね。では、届いた商品をレビューして見ましょう。箱には「コードバン(馬革)」とあります。この箱に見覚えがあるので、箱の側面に表示されている商品型番「CDV-300」で検索してみると・・・。他店にも卸してらっしゃるようですね。->全く同じもの見える商品をオリジナルとして販売しているお店が他にあるので、ここが本家とは限りません。他社に製造委託しているのかも。 参考:革財布製造所ナカムラ革が厚めなので、普通の名刺入れより一回り大きい印象を受けますが、実際は普通のサイズです。色は「チョコ」、黒に近いこげ茶ですね。表に使われてるコードバンは、下の写真のような感じです。仕様では、「名刺入れX1,カード入れX2,オープンポケットX1」となっており、裏側の写真が掲載されていなかったので、「オープンポケットX1 = 裏側にポケット」と思っていたのですが、勘違いでポケットはなく、1枚革のコードバンが使われています。ポケットがあった方が便利に思うかもしれませんが、個人的には、無い方が良いと思います。硬いコードバンのポケットは使い難いですし、ポケットを付けるのは、革1枚辺りの面積を小さくして、能率的に材料の革を利用するというコスト上の理由もあります。ポケットを配置して継ぎ目を作るより、1枚革の方が贅沢ですね。表のコードバンのアップです。このコードバンは、染料を使って染色する「水染め」を行っているそうですが、染めムラはありません。染めた後で、表面に顔料を薄く塗っているのかもしれませんね。ともかく、水で濡らさないように注意した方が良さそうです。表面は、一見、非常に木目細かく、光沢もありますが、逆に整い過ぎていて不自然な印象。良く見ると毛穴などの非常に細かい起伏があり、手触りは、完璧に滑らかではなく、僅かにザラ付いた印象です。粗めのコードバンに磨きをかけ光沢を出したのかもしれませんし、素仕上げに近い可能性も・・・。しかし、この価格の商品としては十分な革の品質で、光沢に若干の不自然さはあるものの綺麗に見えます。続いて内装。生成りのヌメ革が使われています。名刺入れ部分の「マチ」は左右と下側にマチがある「通しマチ」。収納力があります。ちょっと感心したのは、折れ曲がりの部分の革。良くあるのが、見える部分だけヌメ革で、カード入れの裏になって見えない部分は布が張られていましたと言うパターン。しかし、この商品は、きちんと見えない部分までヌメの1枚革が使われています。内装のヌメ革のアップ。続いて、名刺入れ部分の裏のライナー(裏地)部分。ここもヌメ革です。しかし、肌目は粗めですね。おそらく、革の床面(裏側)を磨いてそのまま裏地としたか、もしくは、裏地として床革を貼ったのでしょうか?この商品、糸以外は、すべて革で作られています。(心材までは分かりませんが・・・。)それから、コバの処理は「切れ目」。塗って処理されています。この価格帯の商品としては、丁寧な方でしょう。最後に、縫製ですが、これも悪くはありません。十分、及第点ですね。丁寧な縫製です。しかも、ステッチの外側をきちんと「念引き」してあります。なんと、オマケに牛革の定期入れが付いて来ました。無料のオマケなので、作りはそれなりですが・・・。オマケのことはHPには一切書いてありませんでした。完全なサプライズです。この定期入れ、少しショックです。実は、別のお店で・定・入・買っ・・・・た。トホホ。この商品は、値段のわりにアタリでしたね。正直、この値段なので、手を抜いている所は確かにあります。しかし、手の抜き方が合理的と言うか、上手いので好感が持てます。サボリ上手なんですね。おそらく、他の商品も悪くないでしょう。楽天市場でコードバンの革小物を探す買ったお店:aries WEBSHOP買った商品:使い込むほどに増す馬革の艶とヌメ革の絶妙なコントラスト!! コードバン(通しマチ名刺入れ)チョ...価格:6,300円ショックな事に、9/25-10/14までの期間限定で、更に値下げ、送料込みで5,250 円になっています。全額ポイントで買ったから、まぁいいけど。
2008年09月11日
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中国の「発票(ファーピャオ)」をご存知でしょうか?説明が面倒だからだと思いますが、単に「領収書」と訳されることが多いのですが、この「発票」、外国人には理解不能な、中国の複雑怪奇な仕組みを代表するような制度です。私も「発票」を上手く説明できませんが、簡単に説明してみます。日本では、物やサービスの売買の際に、買い手に「領収書」を渡す事がありますが、「発票」もこの点は同じです。しかし、日本の領収書の発行は、自由ですが、「発票」の場合は、税務署に相当する役所が発行を管理しており、発行する側は、「発票」を税務署から購入したり、オンラインで税務署と繋がったプリントアウトシステムで印刷したりするようです。「領収書」と異なり、「発票」は、文具店で買えません。 つまり、税務署に内緒で発行できない「領収書」なんです。発行すると必ず税務署にバレます。ですから「発票」は、「領収書」と言うより「中国の徴税の仕組みの1つ」という面が強いと思います。例えば、企業が物やザービスの購入者である場合は、「発票」を貰っておかないと会計処理上、問題がでるので、必ず「発票」の発行を求めます。税務署にとっては、「発票」が発行された事が課税の根拠になり、脱税を防げます。しかし、この制度には問題があって、逆に言えば売り手が「発票」を発行しないなら、売り手は、その分、納税しなくとも良いと言うことになります。買い手が個人の場合は、普通、「発票」を要求しませんから、売り手も発行しませんし、その分、税金を節約できると言うわけです。「発票」の発行を要求すると、税の分が上乗せされ、値段が高くなる事も少なくありません。「発票」には特別な意味がありますから、偽物の「発票」を普通に売られていますし、脱税の温床になってるのではと言う意見もあるのですが、制度としてけして悪いわけではなく、「発票」のお陰で、何とか税金を徴収できているのが実態だと思います。ちょっと難しい話で始まってしまいましたが、本題です。ずっと気になっていたのですが、最近、飲食店で「発票」を貰うと、スクラッチ付きに「発票」が貰える様になりました。こう言った「発票」を発行しているのは、多分、飲食店だけだと思います。「発票」に「スクラッチ」が付いている事は知っていたのですが、あまり気に留めいませんでした。しかし、先日、ようやく意味が分かりました。現金が当たる「スクラッチくじ」だったのです。当選金額が100元(約1,438円)未満の場合は、その場で現金が貰え、100元以上の場合は「中国農業銀行」で受け取る事になります。最高当選金額は知りませんが、北京で発行されているものは、1万元(約143,800円)という話もなるんで、シンセン市のものも同じかもしれません。結構、馬鹿に出来ない「くじ」です。ちなみに、当たった事はありません。別に、このスクラッチくじは、顧客サービスと言うわけではなく、くじが付いていると、個人でも「発票」の発行を要求しますよね。そう、税務署が喜ぶ仕組みなのです。
2009年03月23日
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リバーブといえば、ディレイと並んで空間の広がりを表現するのに欠かせないアイテムですが、複雑な処理を必要とするリバーブはデジタル回路のものが主流で、一昔前は、エフェクターの中でも高級品。気軽に買えるようなものではありませんでした。最近はデジタル回路を構成する『DSP』等のパーツの価格が下がったこともあり、驚くほど安価な製品も登場しています。比較的手頃な価格帯のリバーブの中では『BOSS RV-5』あたりが無難なのですが、今回は、少し冒険しました。 これも割りと有名でそれなりに人気のある製品になりますが『DIGITECH DIGIVERB』です。この製品、リバーブとしては安い方で新品が1万円くらいで手に入ります。登場から10年以上経っている製品なので、お世辞にも最新とは言えませんが、そういう意味では『BOSS RV-5』も大して変わりませんね。搭載するリバーブの種類は『ROOM』・『PLATE』・『HALL』・『CHURCH』・『GATED』・『REVERSE』・『SPRING』の7種類。『REVERSE』を搭載するコンパクト・エフェクターは多くはなく、それなりに人気を集める理由の1つがココにあります。コントロールは、エフェクトレベルを調整する『LEVEL』、トーンを調整する『EQ』、残響が消えるまでの時間を調整する『DECAY』の3つです。 出力はステレオ・アウトに対応していますが、入力はモノラルです。ステレオ・アウトのエフェクターの後に繋ぐ場合も、モノラルで受けることになります。電源として、センターマイナスの9V ACアダプター、または9V電池が使えますが、消費電力が大きので9V電池では短時間しか動作せず、現実的ではありません。しかも、バッテリーを交換の際はペダルカバーを固定しているピンを押してペダルカバーを取り外す必要があります。ですから、ACアダプターやパワー・ディストリビューターが必須です。 筐体は金属製で耐久性に関しては問題ありません。サイズは『BOSS』のエフェクターより一回り大きくお世辞にもコンパクトとは言えませんし、ペダルの動きも、今1つスムーズさを欠いていますが、まぁ、許容の範囲です。また、裏面にはゴム板が貼られており、両面テープタイプのマジックテープと相性が悪く直ぐに剥がれてしまいます。肝心の音はと言うと自然な感じのリバーブではなく、一聴して作り物と分かる、わざとらしい感じのリバーブです。けして音が悪いということはなく、主張が強いリバーブと考えれば、使い何処は沢山あるかと思います。どちらかと言えば個性的なリバーブですので使い手によって評価が別れる製品かと思いますが、『シューゲイザー』とかをやる人に人気のようです。個人的には『PLATE』・『CHURCH』・『GATED』の音がお気に入りです。個人的に気になるのが、ONにした時に僅かにゲインがダウンする点です。この製品はバイパス時にもAD/DAコンバーターを通過し残響が残るタイプで、エフェクトをOFFにしてもいきなり残響が途切れることはありません。この製品には『CIT キャビネットモデリング』という変わった機能が搭載されており、これをONにするとアンプを通したような効果が得られ、直接、ミキサーなどに繋ぐことも出来ます。ただし『CIT キャビネットモデリング』は試していないので実力の程は不明です。今回もレビュー動画をアップしました。勿論、下手くそなデモ演奏もあります。 ・[DEMO] DIGITECH DIGIVERB (DIGITAL REVERB)
2015年04月30日
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歪み系のエフェクターには、歪の特性によってオーバードライブ、ディストーション、ファズといった分類があり、メーカーやモデルによっても音色が大きく異なります。歪みはギターサウンドの根幹をなす部分でもあるため、歪みに拘るギタリストは少なくありません。今回購入したのは『Electro-Harmonix Metal Muff』というディストーション。製品名がヤバイですね。『Electro Harmonix』は、個性的なエフェクターをリリースしてるメーカーです。『Metal Muff』もその例に漏れず、キャッチコピーは『凶暴で邪悪なディストーション』。激しい歪みが得られるエフェクターとして知られています。『BOSS』や『MXR』の製品と比較するとかなりサイズが大きく、筐体は金属製なので重量は650gもあります。『Metal Muff』には、『Micro Metal Muff』や『Pocket Metal Muff』といった小型の姉妹品がありますが、ボードのスペースが許すなら『Metal Muff』を選んだほうが良いいでしょう。 歪み系としてはコントールが充実しています。これは樹脂製のツマミの旧製品で、現行品は金属製のツマミに変更されています。イコライザーが秀逸で『TREBLE』、『MID』、『BASS』と3つの帯域を弄れますので、音作りの幅が広がります。効き具合も良好です。2つのフィットスイッチを備え1つは、エフェクターのON/OFFを切り替える『BYPASS』。トゥルーバイパスではありません。もう1つのフットスイット『BOOST』は、高音域を強調するトップブーストのON/OFFです。フットスイッチは、クリック感の強く、踏み込む必要があるタイプで個人的には好みではありません。 電源は、センターマイナスの9V ACアダプターと9V電池に対応しています。電池を交換するには、背面のパネルをドライバーで外す必要があり、電池が交換しやすい設計とはお世辞にも言えません。オペアンプには『JRC 4558』が使われています。型番の最後に『D』がないのでローノイズな選別品ではありません。選別品でも1個 数十円で買える安価なICですが、あえて選別品を使っていないのかもしれませんね。『Electro-Harmonix』の製品は中国や東南アジア製ではなく、『Made In New York City』である点も特徴ですが、代理店が提示する定価も輸入品としては手頃です。また、並行輸入品も入って来ていますので、『BOSS』等の製品と変わらない価格で手に入れることが出来ます。『Electro-Harmonix』の製品は個性が強いと言われますが、幅広く受け入れられスタンダードの1つになっているという側面もありますので体験して損はないと思います。 肝心のサウンドはと言うと同様に激しい歪で知られる『BOSS MT-2 MetalZone』がフラットな特性を持ち、ノッペリした冷たい印象の音色であるのに対して、『Metal Muff』は暖かく太いサウンドを生み出してくれます。『BOSS MT-2 MetalZone』も悪くはないのですが、よく歪む割りには上品で整った印象も抜け切れていません。パンチの効いた迫力のあるメタルサウンドが好みなら『Metal Muff』をオススメします。今回もレビュー動画をアップしました。勿論、下手くそなデモ演奏もあります。 ・[DEMO] Electro Harmonix Metal Muff (DISTORTION)
2015年06月28日
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既に、台湾や中国在住の日本人の方のブログに掲載されているネタですが・・・。前の記事で書いた香港の「無印良品」が入っているビルの1F(日本で言うところの2階)で微妙な店を発見しました。「PORTER」というブランドのカバンを販売するお店です。しかし、あの「吉田カバン」の「PORTER」ではありません。厳密には「PORTER INTERNATIONAL」というブランドなんですが、売っているものは吉田カバンの製品と酷似しています。というか全く同じデザインのものもあるようです。この「PORTER INTERNATIONAL」を展開するのは台湾の「GALLANT Co., Ltd.」という会社で「PORTER INTERNATIONAL公式サイト」(※中国語のみ、英語版未完成)によると1989年に吉田カバンと「PORTER」の商標を日本以外の国、地域で「GALLANT Co., Ltd.」が使用することを書面で合意したとありますので(日本国外では)偽物という訳ではないようです。ただし、日本では「PORTER」の商標は「吉田カバン」が所有していますので、「PORTER INTERNATIONAL」の製品を日本へ持ち込むと偽物という扱いになります。複雑ですね。しかし、商標上、問題ないとは言え、デザインまでパクるのはまずいでしょう。それとも、デザイン上の協力もあるんでしょうか???詳しい方教えてください。「PORTER INTERNATIONAL」のショルダーバッグを買ってみましたが、お値段はHK$890(約13,000円)と偽物くさいのに決して安くはありません。買ったMilkyシリーズは、2007年秋冬モデルだそうで、離れて見ると革っぽく見える生地が使われています。前面にホック式の大きなポケットとジッパー式のポケットがあり、上には、2つジッパー式の収納が付いています。ジッパーはYKK製です。これと同じデザインか似たものって「吉田カバン」から出ているんでしょうか???詳しい方、教えてください。作りは悪くなく、製造はどこか分かりませんが、多分中国でしょう。表のロゴは、さすがに本家の「吉田カバン」のものとは異なりますが、カバンの中には、微妙に色が違うとは言え、どう見ても「吉田カバン」の「PORTER」としか見えないロゴマークが入っています。同じロゴは、付属のタグ、説明書、ショッピングバッグにも印刷されています。良いのかな???付属の説明書には日本語の記載もありますが、「シ」が「ツ」にしか見えなかったり、小さい「ョ」が大きい「ヨ」にしか見えなかったりしてちょっと変です。使ったフォントがダメなんでしょうね。ちなみに「Causeway Bay」に本家「吉田カバン」の「PORTER」を扱う店がありますので、本家をお求めの方はそちらにどうぞ。買ったお店:香港のPORTER INTERNATIONAL 専門店買った商品:PORTER INTERNATIONAL Milky SHOULDER BAG(M) ブラウン 11062-01310価格:HK$890(約13,000円)楽天で吉田カバンのPORTERを探す
2007年08月18日
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自分で腕時計の電池を交換するために裏蓋のオープナーを購入しました。ダイバーズウォッチなど防水性能の高い腕時計のスクリュー式裏蓋を取り外すための道具です。作業しやすいように腕時計を固定するための固定器もセットになっています。 簡体中国語で「新型万能開表器」とあります。「表」は腕時計の意味です。元々は中国国内向けの製品のようです。しかし、新型って・・・。中身は、一見普通ですね。交換用の予備のビットも付属しています。オープナー本体は金属製で3点式。「HEDA」というメーカーのもののようです。加工の粗さは見て取れますが、確りしていて頑丈そうに見えます。予め取り付けられているものを含めて付属するビットは6種類。しかし、ビットには蝋のようなものが付着していて、お世辞にも綺麗とは言えません。樹脂製の固定器の方は加工が酷く、新品とは思えないほど汚らしく見えますが、一応機能は果たします。風防とかケースの横を傷つけないか心配ですね。ゴムなどを挟んだほうが良いかもしれません。少し裏蓋を傷つけてしまいましたが、オープナーもきちんと機能を果たし、無事裏蓋を開けられました。クォーツ式のムーブメントですが、ケースに大きさに比べると随分と貧相に見えます。 自動巻きの「PRONTO TropicMaster」の裏蓋も開けてみました。これは先日、ベルトを修理した時計です。参考:腕時計のバネ棒交換にチャレンジネットで調べた限り、ムーブメントには「ETA 2836-2」が使われているようですが、素性が怪しいメーカーの時計ですし、裏蓋がシースルーではないので気になっていました。見えないのに、わざわざ「PRONTO」の刻印があるローターを使ってますね。一応、ETAのムーブメントのようです。刻印を見えるとムーブメントは「ETA 2836-2」ではなく「ETA 2834-2」ですね。どちらも「ETA 2824-2」から派生した兄弟ムーブメントで、3針、デイ・デイト、8振動、25石、ハック、手巻き機能付きとスペック的には同等です。サイズは「ETA 2834-2」の方がやや大ぶりです。 ETAのムーブメント自体に偽物があるので、安心はできませんがムーブメントを確認できたのは収穫でした。そもそも、ETAのムーブメントはリリースから何十年も経過したものが多く、パテントが切れているものも少なくないので、デッドコピーを作る事自体は問題ありません。実際「SELLITA」はそれをやっていますし、二番煎じながら高い評価も受けています。どこかの国のメーカーには、ETAを名乗る偽物を作らずに自社ブランドで勝負して欲しいものです。偽物が無くなれば、無名メーカーのものを買う時も安心ですので・・・。
2012年12月30日
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「趣味の文具箱 Vol.16」の連載企画「すてラボ」によると、今まで憶測に過ぎなかった古典的ブルーブラックインクの化学的な判別がなされ、・モンブラン ボトル・ペリカン ボトル、カートリッジ・ラミー ボトル・プラチナ ボトル、カートリッジが、古典的ブルーブラックインクであることが分かりました。そのうち、私は、ペリカンとラミーのボトルインクを持っていましたが、今回、モンブランのブルーブラック、ボトル入りも入手。3つ目の古典的ブルーブラックインクです。この春から、モンブランのボトルインクは、瓶のデザインが変わり、「ブルーブラック」も「ミッドナイトブルー」に名称が変わりましたが、これは、旧タイプのボトル入りの「ブルーブラック」です。 「ミッドナイトブルー」は、中身は旧来の「ブルーブラック」と変わっていないそうなので、名前こそ違いますが、同じ色を継続して利用できそうです。 では、実際に書いてみましょう。比較は、・ペリカン 4001 ブルーブラック・ラミー ブルーブラックですが、この2種も古典的ブルーブラックインクです。書いた直後は、赤みのある青と言った色調ですが、乾くと黒っぽく変化します。乾いた直後は、黒っぽい淡さのある青で、時間と共に徐々に黒さを増しますが、それでも、色調としては淡さのある黒です。フローはやや渋めの印象ですが、ラミーの方が渋いかもしれませんね。スキャン画像では、3つの色調に大きな差があるように見えますが、画像ほどの差はありません。ペリカンのブルーブラックと似た色調ですが、モンブランのブルーブラックの方が、やや黒く、赤みも強いかもしれません。逆にべリカンのブルーブラックは、青が強め。ラミーのブルーブラックとも似た色調ですが、色のバランスとしては、ラミーの方がやや黒が強いように感じます。いずれにせよ。この3つは近い色調です。また、モンブランのブルーブラックは、やや濃い目の色調であるせいもあり、3つを比べるとモンブランのブルーブラックの筆跡が一番、ハッキリしているように思います。続いて耐水性のテストです。水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。かなり水には強いようです。染料が含まれているため、多少は流れてしまいますが、十分に判読できます。3つを比較すると、ラミーが最も水に強く、ペリカンが一番、水に弱いですね。最後は、いつものとおりペーパークロマトグラフィーです。ペーパークロマトグラフィーについては、昔の記事を参照して下さい。青色の他、紫っぽい、赤みのある色調の青も含まれています。十分に青と分離できていないだけで、赤かもしれません。ペーパークロマトグラフィーの結果も、ペリカンやラミーと近いものになりました。モンブラン、ペリカン、ラミーのブルーブラックインクは、色調は近いですが、微妙に個性も持っています。どれを常用するか悩ましいところですが、暫くは併用したいと思います。 あっ、折角、古典的ブルーブラックインクを3つ揃えたから、最後の1つも欲しいですね。
2010年05月09日
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モンブランのボトルインクは、この春に、ボトルのデザイン変更が行われましたが、購入したものは、旧タイプの「ブラック」になります。デザイン変更に伴い、「ブルーブラック」同様に、「ブラック」から「ミステリーブラック」に名称が変更になりましたが、中身は同じのようですね。しかし、旧ブラックの在庫があるためか、「ミステリーブラック」は、まだ流通していないようです。今のところ新ボトルでは「ミッドナイトブルー」のみが流通しています。 では、実際に書いてみましょう。比較は、・パイロット インキ ブラック・セーラー 極黒・パーカー クインク ブラックです。スキャン画像では、殆ど差が出ていませんが、実際には、同じ黒でもかなり違いがあります。これも、色の再現性は良くないのですが、こうすると色調が違うことは分かるでしょう。一番下は、左から、モンブラン、パイロット、セーラー(極黒)、パーカー(クインク)の順で塗りつぶしています。モンブランのブラックは、濃い目の黒ですが、僅かに赤みがあり、独特の色調です。多少、濃淡も出ますし、黒が強すぎないので、使い色かもしれません。フローも良好です。対して、パイロットのブラックは、僅かに淡さがあるグレー調。4つの中では、一番、濃淡が出し易いかもしれません。セーラーの極黒も、真っ黒ではなく、淡さのある黒。マット感がある色調ですが、若干明るさもあります。濃淡が出しやすそうな色調なのに、のっぺりした感じになりますね。パーカーのブラックは、この4つの中で、一番、真っ黒な色調。黒の主張が強いので、白い紙だと、極端に文字が浮いて見える傾向があります。続いて耐水性のテストです。水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。驚くほど、見事に流れてしまいました。かなり水に弱いインクですね。宛名書きには、まったく向きません。最後は、ペーパークロマトグラフィーです。ペーパークロマトグラフィーについては、昔の記事を参照して下さい。赤、青、黄色の染料を混ぜて、黒にしているようです。赤みを感じるのは、赤の染料の特性や分量の影響でしょう。神田の金ペン堂さんのオススメインクと言えば、ウォーターマンのブルーブラックですが、モンブランのロイヤルブルーとブラックもオススメに入っていた記憶があります。どれも水に弱いインクですが、その分、洗浄し易いという意味があるのかもしれません。最もウォーターマンのフロリダーブルーやペリカンのロイヤルブルーだって水に弱いので、他にもオススメの理由があるのかもしれません。
2010年05月21日
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仕事帰りに香港の「City'Super」沙田店に寄ったところ、子供の頃食べた懐かしいお菓子を売っているのを発見。思わず、買ってしまいました。香港で売っているとは意外でしたね。ご存知ですか?「ボンタンアメ」。パッケージによると、南国特産?だそうです。買ったお店:City'Super買った商品:ボンタンアメ価格:HK$13(約149円)ちなみに、南国とは鹿児島を指してるみたいですね。そもそも「ボンタン」って見たこと無いんですけど、どんなミカンなんでしょうか?中身は、今風に言うと「ソフトキャンディ」でしょうか?一応、柑橘系の味ですが、凄くサッパリしていて美味しいです。個別に包装されているように見えますが、これはオブラートなのでこのまま食べられますよ。香港でも、日本の駄菓子系のお菓子は結構売っているのですが、「ボンタンアメ」は初めて見ました。 それから、ついでに買った「天狗のピリカレー」と言う駄菓子系カレースナック。こう言う駄菓子も子供の頃にありましたね。買ったお店:City'Super買った商品:天狗のピリカレー価格:HK$14(約161円)この「ピリカレー」は、味は、やや辛口です。その辺りが本格派なんでしょうか?子供の頃食べたものは、もっと安っぽい味のものだった記憶がありますが、「ピリカレー」は、中々美味しいです。こう言った懐かしいお菓子を見つける、思わず買ってしまいますね。気が付くと、今年も残り2週間を切りました。今年のネタは、今年のうちにと言うことで、小ネタがいくつか貯まってるんで放出しないと。年末は、ブログもマッタリモードで行きたいですし。年末年始は、特価品のお買い物に勤しむとしましょう。
2009年12月19日
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ギターの音色は、その素材やPUの特性の影響を受けます。モデルや個体によって、ピークとなる周波数や各周波数帯のレベルが異なり、同じような外観のギターでも、随分と音色が異なります。周波数特性を変化させる機構として、ギターやアンプ、エフェクターにはトーン・コントロールを備えていることが多いですが、より明示的に周波数特性を変化させたいなら『イコライザー』が不可欠です。『イコライザー』と一口に言っても、調整する周波数帯を変更できる『パラメトリック・イコライザー』もありますが、予め周波数帯が固定されている『グラフィック・イコライザー』が扱いやすいでしょう。 『MXR M109 6 Band Graphic EQ』は、100Hz、200Hz、400Hz、800Hz,、1.6kHz、3.2kHzの幅にして1オクターブ分、6つの周波数帯を±18dBの幅で調整出来る『グラフィック・イコライザー』です。6.4kHz帯の調整も可能な定番の『BOSS GE-7』と比較すると調整幅は少し狭いですが、周波数帯自体は同じ理屈で決定されているようです。 画数は数体に対応した6つのスライダーが配置されており、中心位置が±0dBの状態です。『BOSS GE-7』のようにマスター・ボリュームを備えていないため、イコライジングした後で全体のレベルを調整するといったことは出来ません。 入力コネクタが、右側面の凄く高い位置にあります。理由は分かりませんが『MXR』のエフェクターでも異例の配置。この位置ならば他のエフェクターとコネクタが干渉しないのでペダルボードのスペース節約の役立ちます。出力用のコネクタも高い位置にあり、下の方には9V ACアダプタ用の電源コネクタが配置されています。個人的には電源コネクタの位置は上面が良かったけど・・・。裏側は凄くシンプル。ゴツゴツとした質感と相まって、質実剛健な感じです。電源はセンターマイナス9VのACアダプターだけでなく、勿論、9V電池でも動作します。ただし、電池交換の際には4本のネジを外して裏蓋を開ける必要があり、使い勝手は悪いです。イコライザーをONにするとスライダーのツマミに内蔵されているLEDが赤く光ります。暗い場所でも視認性が高いので、曲間に設定を変えたい場合には便利でしょう。『MXR M109 6 Band Graphic EQ』は、ゲインの増減幅が±18dBと他の製品と比べて広いと言った長所もありますが、何よりも音質への影響が少ない点が一番の魅力でしょう。EQをフラットな状態にしてオンにすると、僅かにゲインは上がりますが、音質の変化は少なく元のトーンが維持されます。マスター・ボリュームが無いという短所もありますが、それを補うのに十分な長所ではないでしょうか。デモ動画もアップしましたので参考にして下さい。 ・[DEMO] MXR M109 6 Band Graphic EQ
2016年05月08日
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前記事でレビューした「パイロット カスタム 823」。早速、気に入って愛用しています。使っていて、新たに気づいた事もあります。私は、キャップを尻軸に付けて書くスタイルなんですが、個体差なのか、仕様なのか、尻軸を緩めて書く必要がある影響なのか、どうも「パイロット カスタム 823」は、尻軸への収まりが今1つ甘くて、書いているうちにキャップが外れそうになります。この点は、非常に残念です。それから、ご存知の通り、私は字がとても汚いのですが、「パイロット カスタム 823」は楷書で日本語がとても書き易いですね。F(細字)と言う事も理由の1つでしょうが、色々な万年筆で書き比べてみたところ、それだけでは無さそうです。ブロックロディアの罫線タイプ(罫線幅7mm)に、色々な万年筆で、同じ文面を書いてみました。上から・パイロット カスタム 823 F・ペリカン トラディショナル F・パーカー ソネット F・パイロット プレラ F(赤インク)・ペリカン スーベレーン M800 F・プラチナ #3776 バランス B (緑インク)・羅氏 600A (黒インク)・羅氏 129です。(羅氏の2種は、近いうちにレビューしますね。)このうち、楷書で日本語が書きやすいと感じたのは、・パイロット カスタム 823 F・ペリカン トラディショナル F・パイロット プレラ F(赤インク)・羅氏 600A (黒インク)で、罫線幅が7mmと言う事もあり、F(細字)からM(中字)くらいのものが、多くなりますが、それだけでは無く、無意識に縦と横の線のバランスとかも影響しているんだと思います。縦が細くて横が太めの万年筆だと、横向きの線が多い漢字では、無理して離して書こうとすると字体が崩れますからね。F(細字)の「パーカー ソネット」を書き易いとは思わなかったのは、上手く説明できませんが、何かあるんでしょうね。書いている文字が、ペン先越しに、どの程度見えるかも影響しているのではないかと思います。勘違いがないように書いておきますが、あくまで楷書で日本語を書いた時の話で、万年筆の良い悪しを書いているのではありません。書き味と言う点では、楷書で書き易い万年筆に上げた4種は、お世辞にも優れているとは言えません。普段、欲しい商品などの詳細や情報をノートに、走り書きしているのですが、こういった誰に見せるでもないシーンでは、書き易い万年筆として「ペリカン スーベレーン M800 F」を上げますね。逆に「パイロット カスタム 823 F」は使い難いです。「パイロット カスタム 823」に搭載されているプランジャー機構は、パイロットが昭和8年(1933年)に発表した「P型インキ止め自吸式」の機構がベースと言うか、殆どそのままのようです。当時、プランジャー式の万年筆は、オノトから既に発売されていましたが、問題も多い状況で、ペリカンからは、精度の高いピストン吸入式の万年筆が発表されていました。 にも関わらず、なぜに難しい事に挑戦したのは疑問ですが、私は、和装を意識したのではないかと思います。洋装なら、万年筆は、ポケットにクリップで引っ掛ければOKですが、和装の場合は、そうはいきません。ペン先が、上に向きの状態で運搬されなくてもインクが漏れないようにするには、「インク止め」の機構が必須です。ペン芯が、進歩していなかった当時では、なおさらでしょう。私は、「インク止め」を実装し易いのが「プランジャー式」ではないかと思います。「プランジャー式」や「ピストン吸入式」は、カートリッジ式や両用式が主流の今となっては時代遅れな機構ですが、万年筆らしい温かみが感じられる機構でもあります。国内唯一の吸入式万年筆である「パイロット カスタム 823」は貴重な存在です。と言うわけで「パイロット カスタム 823」のことを、大変、気に入っていますが、空いているペンケースが無いのが残念。丁度、日記用に使っていた「ラミー ビスタ(ラミー サファリ スケルトン) EF」のインクが無くなったので、暫くは「パイロット カスタム 823 F」を日記用に使おうかと思っています。昨年12月から休まず頑張ってくれた「ラミー ビスタ」は、洗浄して暫くお休みです。折角なので、ペン先を外して少し研究してみる事にしました。「ラミー ビスタ」、「ラミー サファリ」は、ペン先だけを簡単に取り外せます。長めにセロテープを切り、テープの中心付近をペン先に貼り、残りのテープを指に巻きつけて引っ張ります。水平ではなく、心持ち角度を付けて引くと良いと思います。ペン芯にレールで引っ掛けてるだけなので、この通り、簡単に取れますが、すごくシンプルな造りのペン先です。裏面を見ると、ペン芯に掛かるレールがあるのが良く分かります。ペン芯の方はと言うと、少し変わっていて、曲線は少なく、立体的な造りです。溝は2本見えます。ハート穴付近から先には、幅の広い溝が付いていますが、これはインク用では無いでしょう。首軸の内部では、基本3本溝のようですが、溝が連続しておらず、寸断したりと、よく分からない造りです。ペン芯の裏側はこんな感じです。サイドの出っ張った部分に差し込むように、ペン先が固定されます。
2009年04月26日
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