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今回は、仙台にある「オフィスベンダー 文具の杜」さんの限定インク。「セーラー 杜の四季インク 松島ブルー」です。頂きものですが、限定インクを使うのは、実は初めてですね。インク瓶も普通のジェントルインクとは違って、凝ったデザインのものが使われています。瓶自体は、「オフィスベンダー 文具の杜」専用という訳ではなく、他のお店のオリジナルインクにも使われているようです。瓶には、リザーバーは付いていませんが、深さがあるので使い勝手が悪くなさそうな印象。 日本三景として知られる松島の夏の海をイメージした色だそうですが、いったいどんな色なのでしょうね。宮城県で行ったことがあるのは仙台のみ、松島には行った事がないので想像がつきません。では、実際に使って見ましょう。比較は、・モンブラン ロイヤルブルー・ウォーターマン フロリダブルーです。色調は、くっきりした青ではなく、淡さが感じられます。ロイヤルブルー系かと思ったのですが、実際に比べてみると青が強めですね。ありそうで、ない青といった感じです。こう言った色調は、使い勝手が良いので重宝します。続いて耐水性のテストです。水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。やはり、流れてしまいましたが、予想以上に耐えています。最後は、いつものとおりペーパークロマトグラフィーです。ペーパークロマトグラフィーについては、昔の記事を参照して下さい。青が2色、分かり難いですが、赤系の色も出ています。この組み合わせだと、赤みを帯びた青、将にロイヤルブルー系?セーラーのジェントルインクは色数が減ってしまいましたが、限定インクの他や、このインクの様な特定の店舗の専用のオリジナルインクも出していますので、実際には、かなりの種類の色が市販されていると思います。 店舗限定となると入手が難しそうですが、インターネットとお陰で、実際に店舗まで行かなくても買える物も少なく有りません。セーラーの場合、店舗オリジナルものに力を入れているのか、万年筆にも特定の店舗でしか買えないモデルがあります。 ある意味、マニア泣かせなメーカーです。と書いていたら、私も、1本欲しいのが出てきました。セーラーの細字、持ってないしな。どうしようかな。
2011年01月29日
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ペンシルにも凝り始めた今日この頃。芯を色々と試したくなり、まとめて買って来ました。香港では、日本のメーカーの替芯も手に入ります。まずは、「強度」と「濃さ」、「なめらかさ」を両立させたと言う「パイロット ネオックス・イーノ」。 描線の濃さと書き味が期待できそうです。0.5mm B、2B、3Bと0.7mm 2Bを購入。中南図書文具で、HK$11(約131円)、City'Superの文具コーナーでは、HK$12(約143円)で売られていました。このケースは、上部のバーを90度回転させて開ける仕組みです。開口部は大きくなく、数本ずつ取り出しやすい設計になっています。次は「低摩耗」でかつ「濃い描線」と言う「三菱 Uni ナノダイヤ」。「黒鉛粒子の間にナノダイヤを均一に配合することによって粒子同士の摩擦を低減し、なめらかな書き味を実現することができました。」と言うこと。これも、描線の濃さと書き味が期待できそうです。「ナノダイヤ」とは、凄そうな予感。 0.5mm B、2Bを購入。City'Superの文具コーナーで、HK$13(約155円)で売られていました。ケースは、スライドして開閉する仕組み。 スライドは、2段階になっており、1段目は、少量の芯を取り出すのに便利です。2段目になると開口部が大きく、一度に沢山の芯を取り出すことも可能な設計。シンプルですが、芯が取り出しやすいケースです。最後は、元々持っていたもので、「ぺんてる ハイポリマー Ain」。 折れ難く、黒くなめらかな書き味と言う触れ込みの替芯。「ハイポリマー 100」を使って以来、主に、ぺんてるの芯を主に愛用してきましたが、世界で初めてポリマー芯を開発したメーカーだけあって、折れ難いのが特徴。ケース横のバーを倒すと、ガイドが持ち上がって、芯に触れることなく、直接、シャープペンに数本の芯を入れることができる設計です。ケースは、面白い設計なんですが、実際、取り出し易いかと言うと微妙ですね。それぞれ、書き比べてみました。同じ硬さでは、「パイロット ネオックス・イーノ」が一番、濃く黒い描線になるようです。一方「濃い」と言う謳い文句の「三菱 Uni ナノダイヤ」は、それほど濃くないようです。。「ぺんてる ハイポリマー Ain」は、安定感があり、折れ難そうですが、描線は薄めになります。無難に安心して使える芯と言った感じでしょうか。「パイロット ネオックス・イーノ」は、滑らかで、低筆圧でも濃い描線が期待できますが、強度は劣る感じです。他と比較して、やや柔らかい芯のように思います。「三菱 Uni ナノダイヤ」は、バランスの良い芯です。ただし、趣味と言う観点では、確かに滑らかなのですが、全体的に中途半端で、謳い文句ほど特徴が感じられません。強度的な安定感はありますが、筆圧をある程度かけないと、描線が薄くなることも残念です。と言うことで、一番個性的だった「パイロット ネオックス・イーノ」を使って行こうかと思います。2B、3Bだと、滑らかで、柔らか目の書き味と、濃い描線が楽しめますね。濃い描線を求めるなら、2Bあたりが、使い易いでしょう。3Bになると、少し強度に不安が感じられます。「パイロット ネオックス・イーノ」の場合、Bでも3Bでも、濃淡は、かなり出せます。写真は、濃淡が上手く出せてませんが・・・。やや硬めの方が扱いやすく、慣れてなくても濃淡が出しやすいかもしれませんね。また、芯の径や組み合わせるペンシルの重量によっても、濃さの印象がかなり変わります。※写真は、すべて「パイロット ネオックス・イーノ」を使用。濃く、強く、書きたいなら、0.7mm、0.9mmと言った太目の芯を使うのも良いかもしれません。
2010年04月16日
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来月、結婚記念日を迎えるのですが、実は今まで特に結婚記念日に特別なことはしてきませんでした。で、今年は、出産ご苦労様を兼ねてマリッジリングに重ね付けできるダイヤモンドのエタニティリングを送ることにしました。エタニティリングは、日本では人気があるようですし。条件は下記の通り、・予算、5万円程度まで。・地金はK18ホワイトゴールド。お買い得ならプラチナでも。・フルエタニティよりも石が少ないハーフ、または、それ以下の方が良い。・ダイヤの大きさは、1石あたり0.03~0.05ct程度が良い。・ダイヤの色が極端に悪いもの、クラリティが極端に悪いものはパス。できればI~J、SIクラス。・小さい子供がいるので引っ掛かりの少なそうなデザインのもの。です。ダイヤのエタニティリングは、真面目に作れば結構な金額になりますので、私の予算だとダイヤの品質で妥協が必要です。香港で買えば安いと言えば安いのですが、エタニティタイプは種類も少なくあまり売っていませんし。それに、信頼できるお店のものだと、それなりの金額になってしまいます。そこで、日本の安いお店なら香港よりも安いくらいなので、今回は楽天市場で探すことにしました。ちなみに、香港の相場を知りたい人は、「MyJewelry」が鑑定書付きダイヤモンドアクセサリの在庫と価格をネットで公開していますで覗いてみて下さい。HK$1=約14円です。楽天市場で探して見ましたが、一口にダイヤのエタニティと言っても、随分、値段に開きがあります。ブラウンダイヤの安いものだと1万円以下ですし、トータル1ctのダイヤを使っているのに29,800円しかしない商品もあります。しかし、安い商品は、使われているダイヤの色やクラリティーがかなり劣りますので、白くて輝くダイヤを求めるなら安いものには手を出さない方が懸命です。それから、1石あたりのダイヤの大きさも考えないと失敗します。ダイヤも地金の金やプラチナも取引相場ありますので、店が損覚悟で売らない限り、特価はありえません。では、候補に上げたものを紹介します。まずは、「ジュエリー メビウス」。エタニティリングもダイヤのものを中心に充実しています。一番、気になったのがこれ。レール止めのすっきりしたタイプのエタニティです。お値段は52,800円、なんとか予算内ですね。大きなダイヤモンドの輝き♪シンプル、すっきりレール留め★【早割り今だけ価格】0.5ctダイヤモ...ダイヤが11石ついてトータル0.5ct。1石の大きさは、結構大きいですね。確認したところ、使われているダイヤは、G~H、I1クラスのものとの事。クラリティがI1なので気になります。しかも幅が3.8mmと太目なので重ね付けには向かなさそう。同じデザインで0.25ctのものもありますが、これは石が小さすぎます。29,800円。こちらのお店では、爪止めタイプでもすっきりしたデザインのものもありました。こちらは39,800円。圧倒的なダイヤモンド輝き!お試し価格で登場♪【VSクラス/G-Hカラー】ダイヤモンドエタニティ...使われているダイヤは13石、トータル0.25ctと少なめですが、G~H、VSクラスのダイヤが使われています。ダイヤのグレードは申し分ないですが1石がやや小さいことと、価格にお得感が無いのが難点。同じデザインで、ダイヤの品質を落としたものなら、27,800円です。次のお店は、ダイヤのグレードが選べる「アーアゼロワン」。目に留まったのが、オーソドックスな爪止めのハーフエタニティです。標準のAAグレードで34,650円、ダイヤのグレードをAAAに上げると50,400円。K18WG天然ダイヤハーフエタニティリングtypeAA確認したところ、使われるダイヤは、16石ということなので、1石の大きさは、それ程小さくはないですね。それにAAAグレードならダイヤの品質も心配しなくてよさそうです。このお店も要注意。エタニティが充実している「【楽天市場】 jewelry space umu」。気になったのは、フルエタニティですが、25石、トータル0.7ctのダイヤが付いて48,090円の商品。"キラキラ輝くダイヤがすごく素敵♪"k18WG ダイヤ フルエタニティーリング 【開催960605】確認したところ、G-I、SIクラスのダイヤが使われているとの事。ダイヤのグレードは悪くないですね。値段を考えるとお買い得かもしれません。ちなみにこのお店では、9,980円のブラウンダイヤのエタニティが大人気です。以上の他にも、いくつか候補を上げましたが、どれも一長一短で悩ましいですね。散々悩んだ末に、結局買ったのですが、どれを買ったかは今は秘密。商品が届いてからレビューします。1ヶ月ほど先になるでしょう。
2008年06月18日
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モンブランの筆記具では、実質的に最高峰となるのが「マイスターシュテュック」シリーズ。「マイスターシュテュック」シリーズとしては、149、164を持ってますので、これで3本目ですが、今回のモデルは趣が違います。1950年代には、所謂モンブランらしい形であるバランス型の「マイスターシュテュック」が充実していましたが、1959年には、149を残してすべて廃盤となります。 60年代には、全くデザインが異なる2桁型番のモデルが主流となりますが、今回紹介する「No.12」もその1つです。「No.12」のサイズや基本的なデザインは、下位モデルである「No.22」と変わりません。「No.22」との大きな違いは、キャップリングの形状と尻軸にリングが入っている事、加えてペン先が14金ではなく18金である点です。そして、10番台モデルの「No.12」と「No.14」には、「マイスターシュテュック」を名乗ることが許されています。これは、更に上位の70番台、80番台、90番台も同様ですね。キャップは、嵌合式。嵌合式は負荷がかかるので、樹脂製の嵌合式キャップは、この時代のモデルのボトルネックだったりします。60年代には、螺子式のキャップは、廉価版のNo.32に採用されていましたが、上位の2桁モデルはすべて嵌合式。どうも、この時代は嵌合式のキャップを高級な機構と位置づけていたようです。「No.22」のインクビューが青であるのに対して、「No.12」は、ゴールド色を意識した黄色になっています。高級感を出すため?キャップの仕様は、「No.22」のものと大差ないのですが、「No.22」とは、リングの形状が異なり、リングのサイズも大きなものが採用されています。リングの違いだけでも、随分と違った印象になりますね。キャップリングには、「MONTBALNC」、「MEISTERST?CK」、「No.12」と刻印。「No.」の刻印があるので、後期型です。吸入機構には、モンブランお得意のピストン吸入式が採用されています。形こそモンブランらしくないですが、やはりモンブランは、ピストン吸入式が良いですね。尻軸には、リングが入って高級モデルであることを主張している?天冠と軸の後ろには、ホワイトスター。やっぱり、モンブランにはコレがないと。70年代のモデルは、このホワイトスターが安っぽく、脱落しやすいですが、60年代のモデルのホワイトスターは、そんな事はありません。ペン先は、18金。ペン芯はエボナイト。フーデッドニブなので、大部分は首軸に隠れています。ペンポイントの大きさからすると、筆記線はMくらい。ペン先はユニットになっており、首軸で隠れている部分に「MONTBLANC」、「18C」、「750」、「12」と刻印があります。ペン先の形状は50年代から存在するウイングニブです。現在のペン先と比べると、よく撓ることで知られているペン先ですね。20番台にも、同じ形状のペン先が採用されていますが、18金だからと言って、14金の「No.22」や「No.24」と比べてよく撓るというわけではありません。同じく60年代のモデルである「No.22」、「No.24」と比較しました。「No.12」の長さは130mmほどで、「No.22」とほぼ同じサイズ。「No.24」は、長さ136mmほどで、「No.12」と比べると一回り以上、大きな印象です。「No.12」は、高級モデルという位置づけですが、下位の「No.22」と仕様に共通な部分が多いためか、正直、あまり差を感じない点が残念です。60年代のモンブランは、仕様の共通化により、生産効率を高めて生き残りを計った感じがしますが、もう少し頑張って個性を出して欲しかったです。 では、最後に、いつもの如く、汚い字で書いていました。使用した紙は、ブロックロディア。5mm方眼が入っています。インクは、モンブラン ロイヤルブルー。比較は、モンブラン No.24モンブラン 042G モンテローザです。国産のMよりもやや太め程度の筆記線になりました。インクフローも良好で書き易いです。ウイングニブらしく撓りがありますが、手持ちで比べると、14金ペン先で、ペン先の大きい「No.24」の方が撓りが大きいように感じます。そもそも、撓りに関しては、個体差が大きいように思うので、金の純度、ペン先の大きさは無関係かもしれません。柔らか過ぎるペン先は、コントロールが難しいですが、No.12などのウイングニブは、程よい撓りを持ち、とても扱いやすいので、気に入っています。
2010年09月18日
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仕事で香港へ行くときなどは、収納力のある大きな鞄を持ち歩くことが多いのですが、・軽いこと・丈夫なこと・価格が手頃なことを条件に選んでいました。革製の鞄は、カッコ良いのですが鞄自体の重量がかなりあるので、長時間、持ち歩く鞄としては、あまり好みじゃないんです。最近は、レスポートサックのボストンバッグタイプを使っていたのですが、ハードに使いすぎでジッパーが壊れてしまったので代わりを探していました。以前使っていたメッセンジャー・バッグの使い勝手が良かったので、今回は、メッセンジャー・バッグタイプにすることにしたのですが、どうせ買うならカッコ良いと思い色々探してみました。で選んだのが、「マンハッタン・ポーテージ」のものです。メッセンジャー・バッグで有名な、アメリカのメーカーですね。早速、香港で探して見たのですが、「マンハッタン・ポーテージ」の製品を取扱うお店は少なく、置いていても種類が少なかったして今1つです。置いている商品は、どうも、並行輸入品のようなのですが、その割には値段も高めです。もしかすると、香港には「マンハッタン・ポーテージ」の正規代理店はないのかもしれません。結局、楽天市場で買うことにしたのですが、「マンハッタン・ポーテージ」を意外に取扱っているお店が少なく、在庫切れのお店も多かったのですが、在庫があるうちでは「Tiansティアン」が安かったので、こちらのお店で買うことにしました。買ったのこれです。買ったお店:Tiansティアン買った商品:【送料無料】 ManhattanPortage マンハッタンポーテージ 1607 Waterproof Bike Messenger Bag ...価格:7,480円カラーは、ダークブラウンを選びました。このお店の商品名の表示は、「1607 Waterproof Bike Messenger Bag」となっていますが、正しくは「New York Messenger Bag 1607」で、表示は間違いです。1607は、メッセンジャー・バッグとしては、オーソドックスなサイズですが、結構、収納力があります。素材に、丈夫なデュポン社のコーデュラ・プラスナイロンが使われており、ステッチも丁寧でしっかりしているので、少々乱暴に使っても問題ありません。バッグとして大き目で、生地も厚手ですが、内側に防水素材が使われていない分、重量は軽く600g程度。タグなどから判断すると、今回購入したものは、正規品ではなく並行輸入品のようです。この値段だと、そうでしょうね。アメリカの公式サイトで確認するとアメリカの販売価格は$65なので、7,480円と言うのは安いと言えば安いですね。では、細かいところを見ていきましょう。被せブタに、ロック用のベルトが付いており、デザインのアクセントになっています。赤いロゴマークが良いですね。被せブタにの上にはジッパーポケットが1つあります。被せブタを開けると、ジッパーポケットが2つ、オープンポケットが1つとフックが2つが配置されています。裏には、大きく開くオープンポケットが1つ。持ち手も付いています。中は、こんな感じです。ジッパーポケットが1つあるだけで、仕切りはありません。何でも、放り込むタイプ。整理整頓したい人には不向きです。実際に使って見ましたが、収納力は結構あるのですが、私には物足りない感じ。買うときも悩んだのですが、もう少し大きいサイズのものにすれば良かったかもしれません。同じようなスタイルで大きいタイプとなると、防水タイプしかないので重くなってしまうんですよね下の商品も悪くなかったのですが、重いことと、ロゴマークが蛍光タイプなのが嫌です。楽天市場でメッセンジャーバッグを探す
2008年07月11日
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「財布と名刺入れを日焼けさせてみました」の結果報告と最近購入した革製品のその後の報告を兼ねてレポートします。まず最初は、2ヶ月ほど前に「コードバンの名刺入れ、激安で心配だったけど」でレビューしたコードバンの名刺入れ。結局、8日間、内装のヌメ革を日光で焼きました。時間の関係で集中的に焼いたのは4日間ほどですが、天気が良かったこともあり、購入直後と比較するとかなり色合いが変化しています。写真では分かり難いですが、多少、光沢も出来てきました。影になって焼けていない名刺入れ部分との境界でヌメ革の色が変わっています。この名刺入れは、ヌメ革を焼く前から既に使い始めており、約2ヶ月ほど使用しています。普段は、鞄の中に入れていたのですが、表面が、多少傷ついてしまっていますね。コードバンには色々種類があり、この名刺入れのように表面を樹脂でコーティングしたようなタイプは、最初から下手に光沢がある分、キズが目立ちやすく、使い込むほどに劣化して行く印象があります。同じコードバンでも、顔料で仕上げただけのタイプや素仕上げに近いものなら多少キズ付いてもそれが味になります。予想はしていましたが、屈曲部が弱いようですね。そう簡単に、この屈曲部から壊れる事はないでしょうが、多少痛んでいます。続いては、同じく2ヶ月ほど前に「イタリアオイルレザー ブッテーロの定期入れ、発色が綺麗です。」でレビューしたブッテーロの定期入れです。自宅の非接触ICカードキーを入れているので、使用頻度は比較的高かったと思います。鞄に入れることもありましたが、普段は、タバコやライターと一緒にに胸ポケットに入れて使っていました。そのせいもあり、約2ヶ月の使用で結構キズだらけになってしまいましたね。ブッテーロは頑丈な革ですが、特に使い始めの頃は表面が柔ら無いのでキズが付き易く、丁寧に扱わないとこんな風になってしまいます。復元性の高い革で多少のキズなら時間が経てば目立たなくなるようですが、生傷が絶えない使い方ではあまり意味がありません。「今更ながら、中国No.1 ICカード?「深セン通」を買う」で書いたとおり、「深セン通」というICカードを入れて使っていたのですが、地下鉄等で使う分には支障がありませんが、車掌さんが居るバスで使われるようなポータブルタイプのICカードリーダーの場合、定期入れに入った状態では上手く読み取ってくれない事があります。そんな人は居ないでしょうが、この定期入れをシンセン市で使われる場合は要注意です。最後は、「万双のブライドルレザーの2つ折り財布を買いました その1」「万双のブライドルレザーの2つ折り財布を買いました その2」でレビューした万双のブライドルレザーの財布。1ヵ月半前に購入しました。あまり使っていないので、表側も綺麗な状態です。この財布も内側のヌメを日光で6日間焼いて見ました。時間の都合で、実際に集中的に焼いたのは3日ほどです。天気に恵まれたのですが、先に書いた名刺入れと比べると、変化は少ないと言うか写真では違いが分からない状態です。一応、焼けているんですが・・・。影になって日光が当たらないカードポケットの裏側との境界を見ても、色が変化しているのが分かります。使ってみた感想ですが、厚造りで硬さがあるため、今現在は、使い難い状態です。これは革が馴染むまでは仕方ないですね。それから、私としては、やはり、この小銭入れは使い難いです。ホックの開閉がスムーズでないので、小銭を出す時に手間取ります。「万双」と言えば「コードバン 二つ折り財布(小銭入付)」「コードバン 名刺入」「ブライドル 二つ折り財布(小銭入付)」「ブライドル 名刺入」の予約販売を11/18から開始しています。未だ予定数量を消化していない商品もあるようなので、狙っている方はお早めに。
2008年11月19日
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今回は、昨年末にオークションで落札した万年筆のうちの1本です。何を落札したかと言うと、「パーカー 75 スタリーングシルバー」です。「パーカー 75」は、1964年(63年末?)から1993年の実に30年に渡って販売されたモデルで、その種類も豊富ですが、私が入手したものは、軸とキャップがスターリングシルバー製で、シズレ(クロスハッチ グリッド)と呼ばれる格子模様の軸を持つタイプです。「パーカー 75」の中でも「パーカー 75 スタリーングシルバー」は、唯一、1964年-1993年の全期間に渡って販売されたモデルで、それだけ市場に沢山の数が出ています。長寿モデルであることから種類も豊富で、これ専門に集めるコレクターもいるほどですが、販売本数が多いせいもあり、比較的入手し易いのも人気の秘密でしょう。 嵌合式のキャップを開けると、グリップ付きの樹脂製の黒い首軸が現れます。首軸のグリップともう1つの秘密兵器がパーカー75の特徴だったりしますが、秘密兵器は後で・・・。中古品ですので多少のキズはありますが、予想以上に綺麗な状態でした。実は、到着するまで心配だったんです。「パーカー 75」の本命は別にあったんですが、こちらは、そのオークションより先に終了し、画像も鮮明では無かったんです。ところが、本命の落札候補者が、かなり本気のようで、しかも「パーカー 75」ばかり集めている方と判明。勝負すると怪我をすると思い、終了までに最低限の質問しかできませんでしたが、こちらに乗り換えました。お陰で一切競り合い無しで7,100円で落札できましたよ。キャップには、矢羽のデザインのクリップが付いています。クリップの羽の枚数は8枚で、クリップが軸側に取り付けられているので、この特徴から1966年-71年頃の製造と推測できますね。キャップには、「PARKER」の他、「STERLING SILVER」、「MADE IN U.S.A.」と刻印があります。この刻印は、1964-73年頃の製造品の特徴です。天冠は、「フラットトップ」と呼ばれる平らな形状。軸のお尻も同様に平らです。この「フラットトップ」は、1964-70年頃の初期の製造品で、この特徴があれば、初期型と言うことでオークションでは一気に高値になります。逆に言えば、フラットトップ以外の「パーカー 75 スタリーングシルバー」なら比較的安値で手に入ります。前にも書きましたが、首軸にグリップがありますが、このグリップは、クセのあるペンの持ち方をする人にとっては、厄介な機能。そこで秘密兵器が搭載されています。首軸の先端に目盛りが見えますが、ペン先を回転させて自分にあった角度に調節できる仕組みになっているのです。目盛りのデザインは、時代によって変化してゆき、後期モデルでは目盛りは無くなります。これは、1964-71年頃に製造されたタイプになります。元々は、ペン先を回すための専用工具も付属して販売されていたのですが、中古で探すと欠品の場合が多いです。ペン先は、14金で、「PARKER」、「14K」、「U.S.A.」と刻印があります。ペン先の刻印、時代によって変化しますが、これは1964-73年頃の刻印のようです。ペン芯は、外側に溝のないフラットフィーダー。「XF」と刻印されていますが、ペン先はXF(極細)です。初期のものは、2桁の数字でペン先の種類を表示していましたが、1970年頃からアルファベット表記に変わったようです。ペン先を横から見ると、こんな感じです。ペン芯が薄いせいもあり、全体的に薄く感じますね。両用式で、何やら重厚な中押し式のコンバーターが付属していましたが、このコンバーターは、保管して置いて、現行のコンバーターを使うことにします。ちなみに首軸の螺子部分が樹脂製になっていますが、貴重な最初期型は金属製です。最初期型は、フラットトップの中でも、別格の高値で取引されていますよ。推測では、この万年筆は、どうも1970年あたりの製造品のようですね。つまり、40年くらい昔のものと言うことになります。最後に、いつもの如く、汚い字で書いてみました。使用した紙は、ブロックロディア。5mm方眼が入っています。インクは、パイロットのブラック。比較は、・パーカー バキュマチック たぶんXF(極細)・パーカー デュオフォールド インターナショナル XF(極細)・パーカー フロンティア F(細字)です。金属軸なので独特の重量感と言うかバランスですね。実際の重量は、20gちょっとで、インクとコンバーターを入れても25gにも見たず、それ程、重いわけではありません。XF(極細)なので、筆記線はかなり細いです。ペン先は、柔らかくはないですが、全く、撓らないわけではありません。少し撓るのでガチガチではなく、撓り過ぎず、コシがあるので、確りとした筆記が出来る印象。インクフローは適度で、素直にインクが出るので扱いやすい万年筆ですね。中古で使い込まれているせいもあるでしょうが、文字が書き易いですよ。「パーカー 75」シリーズは、ヴィンテージと呼べるほど古くないものが多いですが、価格も手頃なので入門用としては、手を出しやすいモデルではないかと思います。ブームで、昔と比べると相場が高騰したそうですが、それでもオークションを利用すれば、5,000円未満での落札も可能です。パーカー75についての日本語の資料としては「趣味の文具箱 Vol.12」がシズレについて上手くまとめていると思います。より詳しく知りたい場合は、英語サイトですが「Parker75.com」が情報量も豊富で参考になりますね。
2010年01月23日
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万年筆のペン先を外したいという衝動に駆られた事はないでしょうか?ええ、男のロマンですよ。分解は・・・。うちの息子もワンワンも、組み立てる事より分解する事に秀でています。そもそも万年筆には・ペン先だけを外す事が可能なタイプ。・ペン先とペン芯を一緒に外す必要があるタイプ。があり、外し方も・真っ直ぐ引き抜く。・螺子式になっているので回転させる。など様々です。また、万年筆の多くはスリット入りの樹脂製のペン芯を採用しており、一歩間違えると、このフィンを折りかねませんね。ペン先とペン芯を同時に外すタイプなら、事故を避けるために、ゴム板でペン先とペン芯を挟んで外すと良いようですが、残念ながら、ゴム板は我が家にはありません。 そこで、ペン芯にスリットが入っていないタイプなら、ゴム板が無くとも何とかなると思い試してみました。おそらく、手持ちの万年筆で、最も簡単にかつ安全にペン先を外せるのは「ラミー サファリ」だと思います。購入した時に文具店の店員さんが目の前でやってくれたので、セロテープ1枚で、簡単にペン先のみを外し、ペン芯ときちんと合わせて戻すのも容易な事は知っていました。しかし、残念ながら「ラミー サファリ」は、常用中でインクが入ったままです。そこで、第一の犠牲者、いえ、栄誉ある被験者に選ばれたのが「英雄 373」。ペン芯は蛇腹構造が露出していないフラットなタイプですし、この万年筆なら最悪の事態に陥ってもなんとか諦められます。しかし、ここで問題が。そもそも、どのようにペン先とペン芯を外すのか分かりません。とりあえず、ペン先とペン芯を指で挟んで引っ張ってみると、見事に首軸からペン先とペン芯が外れました。折角、外したので、ペン先とペン芯を観察してみましょう。ステンレス合金のペン先です。ペン先の首軸に隠れて見えなかった部分に、ペン先のサイズなど何か刻印があるかと思いましたが、無いですね。首軸に隠れて見えない部分にも金メッキが施されています。金メッキを施さない部分だけマスキングして金メッキしたのか、全体をメッキしてから、一部メッキを剥がしたのか分かりませんが・・・。ペン先の裏側も金メッキが施されています。見ない部分だけあって、ちょっと加工が雑です。表面にデコボコ感がありますね。続いてペン芯。これは、ペン先と接する側の写真です。中央にインクの通り道となる細い溝が切ってあります。インクと入れ替わりに空気が入るようになっている筈ですが、空気はどこを通るのでしょうか?よく分かりません。首軸に隠れる部分にだけ、蛇腹にフィンが付いていますが、この部分は余分なインクを蓄えるダムの役割をするので重要です。今度はペン芯の外側の写真です。中央に、大き目の溝があります。反対側同様に、首軸に隠れる部分にだけ、蛇腹にフィンが付いています。これは、ペン芯の横側です。片側にのみ、ペン芯の奥から先端へ向かって亀裂が走っているので、一瞬「やっちまった!」と思いました。しかし、よく見ると、故意に切れ込みが入れられているようです。この切れ込みの役割は、よく分かりません。中途半端ですし。力が加わると、切れ込み部分でペン芯が縮むことで、首軸へ押し込み易くしているだけかもしれませんが・・・。しかし、綺麗に洗浄して保存していたつもりなのに、外してみるとペン芯汚れてますね。耐水性のある「パイロット インキ ブルー」を入れていたのですが、このインク、意外と曲者かも。さて、後は組み立てです。ペン先とペン芯を合わせて、首軸に差し込むだけのはずが、大きな問題発生。ペン先とペン芯は、固定されていたわけではなく、合わせ位置のガイドとなるようなものも無かったので、どの位置で合わせれば良いのか分かりません。仕方なく、過去に撮ったペン先の写真を見ながら目分量で合わせて、首軸に戻しました。もしかすると、ペン先が表に出過ぎかも知れないし、逆に首軸に入り込み過ぎているかもしれません。正直、自信ないです。まだ、インクを入れて書いていませんが、ちょっと怖い。多少?問題はありましたが、とりあえず、外す事に成功しました。(元通りに戻っているか疑問ですが・・・。)で、調子に乗ってしまいました。次は「ピカソ 908」です。これも、ペン芯はフラットなタイプ。ペン先とペン芯を指で挟んで引き抜いてみると・・・。あっさりと抜けました。これも、ステンレス合金のペン先。残念ながら、これもペン先の隠れていた部分に宝の地図などの刻印はありません。金メッキは、全体に施されていますね。ペン先の裏側は「英雄 373」より、綺麗に加工されています。続いて、ペン芯。ペン先に密着する側です。中央にインクが通る細い溝が見えます。首軸に隠れる部分に蛇腹のスリットが入っていますが、部分的にスリットが深くなっています。全体的に「英雄 373」より、スリットは深めですね。ペン芯の外側には、中央に大きな溝が・・・。ペン先側同様に、首軸に隠れる部分にだけ、蛇腹にフィンが付いています。このペン芯にも、片側の側面にだけ、切れ込みがあります。ちなみに、これもペン先とペン芯の合わせ位置が分からないんですよね。ペン先の「FRANCE」の刻印が半分くらい首軸に隠れる位置だったことは確かなので、とりあえず目分量で復活。「ピカソ 908」は、結構お気に入りで、「パーカー ブルーブラック」を入れて、常用していたのですが、絶妙のタイミングで丁度インクが切れたので、ペン先を抜かれる事に・・・。今度は「ペリカン4001 ロイヤルブルー」を入れて使っていますが、インクが変わったためか、ペン先を抜かれたためか、書き味が悪くなったような気がします。心なしインクフローが悪くなって紙との摩擦が増えたような・・・。気のせいと言う事にしておきます。とにかく、ペン先やペン芯は不用意に外すものではないので、特に用事がなければ、やらないほうが賢明です。それから、どんな万年筆でも引き抜けばOKというわけではないので・・・。「ペリカン トラディショナル」や「ペリカン スーベレーン」は、ペン先とペン芯を引き抜いてはいけません。螺子式のペン先ユニットにペン先とペン芯が収まっており、このペン先ユニット全体を首軸から外す必要があります。ペン先とペン芯をゴム板等で挟み、(ペン先ではなく)軸側を回転させるようにすると、安全にペン先ユニットが外れます。あたかも自分でやったかのよう書いてますがに、流石にペリカンは、やってませんので、外す場合は自己責任で・・・。「パーカー ソネット」もペリカンとよく似ており、回転させて外すタイプですが、こちらはユニット式ではなく、ペン芯に直接、螺子溝が切られています。
2009年03月13日
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前記事「万双のブライドルレザーの2つ折り財布を買いました その1」の続きです。今回のレビューは、記事が長くなったので、分割連投します。では、レビュー再開。続いて、縫製を見てみましょう。この値段ですので当然ですが、ミシン縫いです。凄くピッチの細かい縫製ですね。糸は白。光沢が有るのでナイロン糸でしょうか?これは、かなり丁寧な縫製です。ステッチの外側には、「ネン」が入っています。「ネン」は、ステッチの脇にラインを切れる技術。「念引き」はかなりの高等技術です。飾りの意味と革の接着性を高め、コバ(財布の端、切断面)を頑丈にする意味があります。内装側では、焦げ目が付いているので、これは「熱ネン」ですね。更に、カード入れの部分を見てみましょう。こう言った段差が出来る部分の縫製は難しいんです。綺麗に段差を跨いで縫製されているかがポイント。ここも中々上手い仕上げです。下側の扉(折れ曲がり部分)で、縫製の粗を見つけてしまいました。片方は段差を跨がずに縫製を終了しています。縫い始めとか終わりの関係で仕方ないのかもしれませんが・・・。他にも、ステッチが乱れている箇所が数箇所ありましたが、狭いにピッチで綺麗に縫製されているだけに、乱れた部分が目立ちます。残念です。量産品で完璧な縫製を求める事自体酷な事です。多少、粗があるとは言え、すばらしい出来と言えます。最後にゴバ(端の断面)をチェックしてみましょう。コバの処理は、切断した革の断面を磨き上げる「切れ目」。「切れ目」でも、顔料を含む樹脂の状の塗料をコーティングして処理するものが多い中、これは純粋に「切れ目本磨き」。カンナやヤスリで断面を整え、フノリという海草で丁寧に磨いて仕上げます。顔料か染料か分かりませんが、断面に黒い墨が入っていますね。コーティングする手法と異なり、粗が目立ちやすい処理方法なので自信がないと出来ません。完璧にツルツル、ピカピカですとまで言えませんが、かなり丁寧に仕上げられている事は確かです。この価格帯で、ここまで丁寧にコバの仕上げを行っている革製品は、まず、無いでしょうね。しかし、このコバ、分厚いですね。これだけ革を使えば仕方ないですが。コバのお陰で、財布が重厚なイメージに仕上がっています。高級感も出てます。一通りチェックしましたが、中々の出来ですね。シンプルながら重厚な造りで「所有する満足感」が有る点も評価できます。誤解が無いように先に書いておきますが、おそらくこの財布は、万双さんお抱えの職人が作ったわけではなく、万双さんが企画した外注品だと思います。レビューする時は、価格との兼ね合いも考え、「元々安物なのに安っぽい。」とか言った「けなし方」はしないように心がけていますが、万双さん、HPで立派な事を書かれているので、今回は厳しく評価します。(笑)結論から言うと、この財布に関しては「世界最高の品質と、常識的な価格。」は言いすぎだと思います。「常識的な価格。」であることは間違いないでしょうが、そもそも、2万円しない財布ですから常識的に考えて「世界最高の品質」は無いですね。実際、レビューでも粗は見つかりました。コストと量産という制約から、この財布に関わった職人さんも100%の力を出した訳ではないと思います。しかし、この価格でここまでの品質を実現している点は驚異的です。2万円以下で、これ程の丁寧な造りの財布は、まず見つからないと思います。もう少し厳しく品質管理すれば、「世界最高の品質」に近づくと思いますが、そうすると価格が上がってしまうのでしょうね。多少、けなした部分もありますが、この財布が非常に高いレベルにあることは間違いないでしょう。個人的にも買って正解だったと思っています。実は、今回購入した「万双」の財布以外にも気になるブライドルレザーの財布がありました。そのうち買うかも。まずは「AJIOKA」の「GANZO」シリーズ。「GANZO」シリーズは、革の質と作りに定評がありますが、ブライドルレザーの財布も中々良い感じです。マチ付きタイプの小銭入れが付いていますが、このタイプは嵩張らず良いですね。仕切りが無ければ、もっと良いのに。値段は、32,550円とちょっと高いですね。【送料無料●バッグsale】GANZO BRIDLE '07 札入れマイナーな所では「aries WEBSHOP」のブライドルレザーの財布も気になっていました。こちらは、ボックス型の小銭入れ付き。ここで購入した名刺入れ(参考:コードバンの名刺入れ、激安で心配だったけど)の作りは、悪くなかったです。値段も、14,700円と手頃。見方を変えれば、あと4,000円プラスで「万双」が買えますが・・・。英国SEDGWICK(セドウィック)社のブライドルレザーを使用!!ブライドルレザー(ヌメ革ロウ引き)二...上記2つは、有名なイギリスのタンナー「J&E SEDGWICK」社のブライドルレザーを使用しています。価格から考えても同じ品質のものではないでしょうが・・・。最後は、「万双」並みの絶滅危惧種「土屋鞄製造所 (楽天市場店)」の「ヘリテージ」シリーズ。こちらは、内装に染色した牛ヌメ革(厳密にはヌメとは言えませんが)を使用しています。デザインは、万双とは対照的でカジュアルな感じのデザインです。メンテ用のブラシ付きで25,000円。割高な印象の強い土屋の製品としては好感の持てる価格です。問題は、この商品が滅多に入荷せず、入荷しても即完売状態であること。入手には忍耐が必要です。Heritage ブライドル二折財布土屋鞄のブライドルレザーは、「GRADE LEATHER」社と言うあまり名前を聞かないイギリスのタンナーのものを使用しています。成牛ではなく、キップ(若い牛)をバット部(背中の繊維が緻密な部位)だけを原料としているとの事。ブライドルレザーは、高級革の部類に入ると言っても、所詮は普及品の域を出ません。探せば、もっと安いものもあるにはありますが・・・。楽天市場でブライドルレザーの財布を探す
2008年10月30日
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明けましておめでとう御座います。昨年の8月にオークションで落札して、その後放置プレイ中だったコイツ。別に、分解された状態で落札したわけではありません。完成品を洗浄した後、分解しました。なんか順序が逆ですね。でも、合ってます。結局、分解するなら、年末に一生懸命に洗浄するんじゃなかった。送料コミコミ、約2,500円で落札しておきながら、文句を言うのもアレですが、1つ気に入らない点があります。軸に目立つキズがあるんですよね。これは、何とかしないと。まずは、1500番のサンドペーパーでゴシゴシ。仕上がりを左右する一番重要な工程です。思い切りも大事ですね。最後は、模型用のコンパウンドの「細目」と「仕上げ目」で光沢を出してゆきます。ちょっと曇が残ってしまいましたが、どうせ使うので、コレでOKとしましょう。この程度のキズなら、丁寧に磨けば、分からなくなりますよ。 そう言えば、コイツの正体を明かしておりませんでした。「モンブラン 221」です。1970年(69末?)から90年代にかけて製造された、比較的、息の長いモデル。過去に記事にしましたが、自分用としては初めての「221」になります。70年代のモデルとしては、比較的レアな「0221」と言うモデルを持っていますが、普通のモデルは持っていませんでした。キャップは勘合式。基本的には、60年代のデザインの流れを汲んでいます。息の長いモデルですので、年代によって仕様も変化しています。私のものは、初期型ではありませんが、70年代の比較的古いものでしょう。「221」には、ピストンと両用式の2種類があり、後にピストン吸入式は廃止されたと思いますが、分解状態を見ての通り、コレはピストン吸入式です。「221」は、キャップリングが2重なのが特徴。太い方のリングには、「MONTBLANC」、「221」、「GERMANY」と刻印があります。この刻印が、年代によって変化しており、後期型では「221」の刻印が無くなります。付いてて良かった「ホワイトスター」。軸側のは脱落しやすいので、有無を確認してから購入または落札しましょう。ペン先は、14K。60年代のNo.22に採用されていたウイングニブとは異なるものが使われていますが、このペン先も、弾力があります。ペン先は、ユニット化されていますが、ペン芯にペン先を引っ掛けて固定しているだけなので、60年代のモデルとは、ユニットの構造が異なります。軸は、フーデッドの様な構造ですが、ペン先の大部分は露出するので、60年代のモデルより弾力を感じやすいかもしれません。「221」は、「No.22」の後継になると思いますが、比較してみると「No.22(No.12)」より長くなっていますね。写真では、上から「221」、「(No.22と同じサイズの)No.12」、「No.24」と並んでします。最後に汚い字で試し書き。インクは、ペリカン ターコイズ。比較は、「モンブラン No.12」です。推定Fと言った筆記線です。フローは良好で、素直で書きやすいペン先です。今時のペン先と比べると、かなり柔らか目のペン先ですが、コントロールが難しくなるほどではないので、万人が扱い易いのではないかと思います。それから、(すべての221に当てはまりませんが)分解しやすい構造も気に入ってます。裏を返せば、組み立て易い、修理し易いと言う事ですから、如何に、この時代のモンブランがコストに拘ったかが感じ取れます。内職仕事として組み立て出来そうな仕様ですし、ちょっと講習を受ければ、誰もがリペアマンになれそうな仕様です。
2011年01月03日
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機械式時計はクォーツ式ほど正確ではありませんので、予め歩度(日差)を把握しておくことが大切です。正常な機械式時計であれば、歩度は比較的安定していますので、日差を知ることで次に時間を合わせるべき時期も分かりますし、時計の異常にだって気づくことができます。歩度を測るには、1週間とかの時間を掛けて平均日差を計算する方法がありますが、歩度を時間にかけずに測定できる『タイムグラファー』という機器もあります。 原理は単純でテンプの音をマイクで拾って歩度を測定しています。安物もありますが、まともな製品はかなり高価ですので、一般の人が気軽に買えるようなものではありません。もし、手持ちのPCをタイムグラファーに変える方法があるとしたら・・・。実は、歩度測定用のPCソフトウェア『びぶ朗』を開発してしまった強者がいます。必要なのはマイク入力かライン入力のあるWindowsベースのPC。『びぶ朗』は『Windows XP』でないと動作しないという話も出ていますが、『Vista』、『7』でも動作します。試していませんが、おそらく『8』でも大丈夫でしょう。ただし、『Vista』以降では『びぶ朗』の設定画面でマイクの設定が出来ないので、PCの設定画面から行う必要があります。マイクのレベルとマイク ブーストを調整してテンプの音を拾うように調子します。この時、ノイズが極力乗らないように注意。それ以前に音を拾うためのマイクが必要ですが、磁石が使われているダイナミック型マイクはNGなので、下記のような圧電素子を使用したマイク(ブザー)を流用します。これにジャックを取り付ければマイクの完成です。※黒いカバーは外して使いました。100円ショップで売られているヘッドセットのケーブル部分を流用してもOKですが、ケーブルの良し悪しはノイズの原因になるので注意を。しかし、事はそう単純ではなく、殆どのPCではマイクの音を上手く増幅できないので、別途、小型アンプを用意する必要があります。と言っても市販のアンプキットに圧電ブザーとジャックを取り付けただけのものですので、お金は大して掛りませんし、ハンダ付けする部品も僅かです。ケーブルやジャックは、100円ショップで売られている製品から取り外してもOKです。ところが、ノイズが多くて『びぶ朗』で確実に測定出来るようなレベルのものにはなりませんでした。ケーブルを変えたり、色々やってみたのですが結局ダメでした。この2つのアンプは苦労の後です。悩んだ末にアンプ代わりにこれを使うことにしました。ギター用のマルチエフェクター『ZOOM 505II』です。S/N比が高いアンプがベターですが、エフェクターはS/N比を重視するようなオーディオ用機器ではないので、その点は期待できないかもしれません。『ZOOM 505II』の機能であるノイズリダクションやイコライザーはノイズ対策に使えるかと思ったのですが、結局、全てのエフェクトをOFFにしました。ACアダプターはノイズの発生源になりますので、電池で駆動させます。 マイクの代わりとして、アコーステック・ギター用のピエゾマイクを使います。写真のものは『ARTEC A1-OSJ』という製品で、これにも圧電素子が使われています。あとは、市販のケーブルとジャック。ホイホイと繋げば準備完了。一気に手軽な構成に。今までの苦労は何だったんだ。『びぶ朗』で測定してみたところ今までで一番まともでしたが、それでも、ノイズが目立って工夫は必要でした。色々試しましたが、リューズがマイクの表面に接触するように置いた時が一番良い結果が得られました。測定の前に『オプション』->『キャブレーション』->『ノイズレベル』を実行して、マイクやアンプから自然に発生するノイズを測定から除外しておきます。終盤がボロボロで良い例とは言えませんが、測定結果はこんな感じです。きちんとアンプとマイクが機能しているかと言われれば、微妙なので改善の余地はありそうです。しかしPCでここまで出来るとは、『びぶ朗』侮りがたし。
2013年07月21日
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中国万年筆の代表モデルを1つあげるならば何でしょうか?私は「英雄 100」ではないかと思います。「英雄 100」は、その歴史が古く、派生モデルも多いですし、中国人の愛好家の間でも人気がありますね。何といっても、英雄は、中国でも歴史のある国営筆記具メーカーですから。 と言いながらも、実は「英雄 100」は、持っていませんでした。近所に欲しいタイプを売る店が無いので、通販で買おうとしたのですが、コレが予想外に苦労してしまいまして。一口に「英雄 100」と言っても、オール金属ボディのもあれば、樹脂と金属を組み合わせた軸のもの、記念モデルなどもあます。しかし、私が欲しかったのは「樹脂軸に金属キャップ」と言う組み合わせの、多分「英雄 100」シリーズでも一番安いモデルです。最初、色違いで3つ手に入れたのですが、これがニセモノで・・・。やはり、1本、50元(約687円)なんて極端に安いものに手を出したらダメです。仕方なく、今度はかなり慎重にお店に質問しながら選んだのですが、ホンモノだと確信が持てる店だけ残していくと選択肢が減るばかりで、結局、狙ってた色は買えませんでした。とは言え、苦労して手に入れた「英雄 100」です。やっぱり「英雄 100」は、樹脂軸に限ります。(個人的見解)本当は、緑やエンジの軸のものが綺麗なんですが入手できたホンモノは黒。この樹脂軸、結構傷つきやすいので、比較的、短期間でいい味を出します。コレ、褒めてないですね。デザインは、某イギリスメーカーの名作に似てますが・・・。気にしてはいけません。そもそも、そのメーカーの上海工場の機材を接収したのが英雄の始まりです。ペン先の大部分が軸に隠れたフーデッドニブ。一応、14金のペン先が付いてます。首軸を外すと、吸入機構が登場。ゴムサック式の中押しタイプで、コンバーターではないので取り外しはできません。最後に、恒例の汚い字の試し書きです。インクは、ペリカンのロイヤルブルーを使ってみました。使用した紙は、ロディアのブロックメモです。5mm方眼が入っています。F(中細)と表記があるのですが、字幅は、大体そんなところですね。この字幅なら、用途は広いと思います。書き味は、なかなか良いのですが、ニセモノの方がインクフローが良くて、滑るように書け、英雄らしかったなんて事は大きな声では言えません。しかし流石は、漢字の国の万年筆。漢字がとても書き易いですよ。「英雄 616」もそうですが、ペン芯があまり良くないようで、強く振ると、インクがボタ落ちする事があります。素直にインクは出るので、振る事なんて無いと思いますが・・・。ちなみにニセモノは、強く振らなくとも豪快にボタ落ちします。さて、今回、苦労したニセモノですが、簡単な真贋鑑定法をまとめてみました。ニセモノと言っても、困ったことに簡単に判別できるような低レベルな製品ではないんですよね。ニセモノは、刻印が不鮮明とか言われますが、これは概ね本当です。しかし、ホンモノとニセモノを比較しないと、まず分からないと思います。なぜならば、比較的安い製品の英雄の刻印は、けっして丁寧ではないので・・・。ホンモノを手にして疑心暗鬼になる可能性大です。それから書き味が違うとも言われますが、これもどうでしょうね。大きな声では言えませんが、ニセモノの方が書き味が良い場合もありますから。後は、クリップを曲げて弾力を調べるなどの手もありますが、ニセモノは、もっと根本的なところが真似できていないケースが大半なので、意外と簡単に大半のニセモノは、排除できると思います。英雄は、ニセモノが多いことで有名で、一説には流通量の7割がニセモノとか。数百円の万年筆でさえもニセモノが存在します。そのせいか、他の万円筆メーカーと比較して、英雄はニセモノ対策が確りしています。英雄以外のメーカーも採用していますが、英雄の製品には「800防偽」と言うシールが貼られています。「800防偽」とは、シールに書かれている電話番号に電話を掛け、スクラッチ部分を削ると現れる数字をダイアルする真贋鑑定ができるシステムです。英雄の場合は、このシールの貼り方がいやらしくて、袋やパッケージの開け口に貼られており、シールの張り替えや中身の入れ替えが難しくなっています。また、採用している「800防偽」システムも「上海質監中心」と言う機関のもので、どうも、この機関のシールのニセモノを作るのは難しいようです。なので、英雄のニセモノは、通常、ニセモノの「800防偽」システムのシールを採用しています。なんと、真贋鑑定のシステム自体がニセモノなんです。ニセモノのシステムと言っても、一応、数字を打ち込めば真贋鑑定はできてしまい、当たり前ですがホンモノと答えます。ただし、あくまでニセモノのシステムなので、ホンモノとは電話番号が違います。ホンモノの英雄なら021-643166338008206631または021-624993008008202365になっている筈です。対して英雄のニセモノは8008579998または8008303159が多いようです。※ちょっと古いニュースですが、参考記事です。また、説明書が付属する製品では、最後のページに要注意です。ホンモノの場合は、製品名、QC、製造日のスタンプが押されていますが、ニセモノはスタンプが押されていない事が多いようです。似せるなら、もう少し頑張ればいいのに・・・。(笑)ところが、この真贋鑑定が通じない製品もあります。英雄の低価格製品の場合は、個別にパッケージされた製品の他に、10本、20本まとめてパックされ、店頭でバラ売りされる製品もあるからです。ただし、このようなお徳パックでも、パッケージには、必ず「800防偽」システムのシールが貼られ、製造日のスタンプが押されています。これを店頭で確認するのは困難かもしれませんが・・・。あと、英雄は、真贋について問い合わせてもきちんと答えてくれません。多分、電話に出るお姉さんに知識が無く、詳しい人に確認を取る事もしないからだと思います。この点は、同じ筆記具メーカーでも「公爵」が親切で、分からなければ工場に確認して、後で電話をくれます。 今回は、英雄のニセモノについて説明しましたが、中国では、モンブランとパーカーのニセモノも多いので要注意です。ペリカンは、ニセモノってあるんでしょうかね?見たことがないです。中国人の心情としては英雄>モンブラン>パーカー・・・・・・・・>ペリカンなんですよ。実際、ペリカンの地位は中国では低いと思います。
2009年07月20日
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思い起こせば、楽天ブログを始めたのは、2006年08月31日の事。ほぼ4年後の2010年8月31日に20万アクセスを達成しました。頻繁に記事を書かないブログながら、応援して頂き、有難う御座いました。今回、手に入れたヴィンテージ万年筆は、箱、説明書付きの未使用品です。どちらかと言えば、実用と言うより、コレクション向き。本来は、インクを吸入するのも勿体無いコンディションのものです。この万年筆は、1954-1959年に発売された「モンブラン 042G」と言うモデル。又の名を「モンテローザ(MonteRosa)」と言います。「モンテローザ」は、ヨーロッパでは「モンブラン」に次ぐ高さを誇る山の事。モンブランのモンテローザとは、少々複雑な名前ですが、「モンテローザ」は、元々、ブランド名の1つだったようです。社名が「Simplo Filler Pen & Co.」から「MontBlanc」に変わったので、こんな事になってしまったのでしょう。フランス語の「MontBlanc」を社名に使っているドイツのメーカーが、イタリア語の「モンテローザ」と言う万年筆と売っていたと思うと、少々、可笑しい気もします。ヨーロッパで2番目の山の名を冠している事から察しが付くと思いますが、この万年筆は、けっして高級なモデルではありません。「School Pen」と呼ばれる学生用万年筆で、廉価なモデルでした。50年代には、146、149などの1××シリーズとセカンドラインと呼ばれる2××シリーズの下に、廉価モデルの3××シリーズあり、更にその下の廉価モデルが042シリーズです。 サイズは、キャップをした状態で128mm、軸本体は、僅か105mmと、大人の手には小さい過ぎるくらい。サイズを表す型番の末尾が「2」なので、小さいだろうとは思っていましたが、実物を見て少々驚きました。個人的には「School Pen」と呼ばれる万年筆も 大学生や若い社会人を含む、幅広い層をターゲットにしたのではと考えていたのですが、本当に子供用だったのかと思わせるようなサイズです。天冠にもモンブランの雪を象徴する「ホワイトスター」マークはありません。その代わりに、波打つキャップリングで、モンテローザの山並みを表現しているそうです。キャップには、「MONTBLAC」、「MonteRosa」と刻印があります。ちなみにキャップリングには、刻印はなし。加えて言うなら、尻軸にも刻印はありません。なぜ、このような事を書くかと言うと、尻軸にモデル番号の刻印があるタイプは、1954-1956年に製造された前期型で、対して、キャップリングにモデル番号の刻印があるタイプは、1957-1959年に製造された後期型と言われているからです。モデル番号の刻印が一切無いと言うことは、前期、後期のパーツが混在したとも考えられます。その場合、前期と後期の間の時期の製造と言うことになります。しかし、モンテローザのバリエーションは思ったより複雑なようで、天冠にホワイトスターの輪郭のみの刻印があるものや、キャップの刻印が「MonteRosa」のみのものも存在します。どうも単純には製造時を特定できなさそうですね。廉価版とは言え、上位のマイスターシュテュック同様に、ピストン吸入機構を備えています。流石にテレスコープではないですが・・・。通常のピストン吸入式の場合、尻軸を回すと尻軸自体が伸縮しますが、「042G」の場合は、伸縮せず、その場で回るだけ。そのため、ピストンヘッドの位置が分かり難いのですが、インクビューから覗けば分かりますね。ピストンヘッドは、コルクではなく樹脂製。耐久性の面では安心かもしれません。「042G」には、一応、14金のペン先が付いています。太さはF。かなり、小ぶりのペン先ですが・・・。「MonteRosa 14C MONTBLANC 585」と言う刻印のほか、キャップリング同様にモンテローザの山並みを表すマークも見られます。ペン芯は、エボナイト製で、廉価版とは言え、複雑な構造のものが使われているように思います。では、最後に、いつもの如く、汚い字で書いていました。使用した紙は、ブロックロディア。5mm方眼が入っています。インクは、ウォーターマン フロリダブルー。小ぶりのペン先、馬鹿に出来ませんね。現在のペン先と比べるとかなり弾力があり、柔らかいペン先なのですが、ペン先が小ぶりなためか、コシも保っているので、かなり使いやすいペン先です。しかも、インクフローがよく、素直に、潤沢にインクが紙の乗ってくれます。「042G」で、一番感心したのは、コストダウンは、行われているでしょうが、あまり手抜きが感じられない点です。危うさのない軸、50年以上経過しても問題なく動作する吸入機構、弾力を持つペン先。正直、学生用にしておくのは勿体無い。
2010年09月01日
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自分で腕時計の電池を交換するために裏蓋のオープナーを購入しました。ダイバーズウォッチなど防水性能の高い腕時計のスクリュー式裏蓋を取り外すための道具です。作業しやすいように腕時計を固定するための固定器もセットになっています。 簡体中国語で「新型万能開表器」とあります。「表」は腕時計の意味です。元々は中国国内向けの製品のようです。しかし、新型って・・・。中身は、一見普通ですね。交換用の予備のビットも付属しています。オープナー本体は金属製で3点式。「HEDA」というメーカーのもののようです。加工の粗さは見て取れますが、確りしていて頑丈そうに見えます。予め取り付けられているものを含めて付属するビットは6種類。しかし、ビットには蝋のようなものが付着していて、お世辞にも綺麗とは言えません。樹脂製の固定器の方は加工が酷く、新品とは思えないほど汚らしく見えますが、一応機能は果たします。風防とかケースの横を傷つけないか心配ですね。ゴムなどを挟んだほうが良いかもしれません。少し裏蓋を傷つけてしまいましたが、オープナーもきちんと機能を果たし、無事裏蓋を開けられました。クォーツ式のムーブメントですが、ケースに大きさに比べると随分と貧相に見えます。 自動巻きの「PRONTO TropicMaster」の裏蓋も開けてみました。これは先日、ベルトを修理した時計です。参考:腕時計のバネ棒交換にチャレンジネットで調べた限り、ムーブメントには「ETA 2836-2」が使われているようですが、素性が怪しいメーカーの時計ですし、裏蓋がシースルーではないので気になっていました。見えないのに、わざわざ「PRONTO」の刻印があるローターを使ってますね。一応、ETAのムーブメントのようです。刻印を見えるとムーブメントは「ETA 2836-2」ではなく「ETA 2834-2」ですね。どちらも「ETA 2824-2」から派生した兄弟ムーブメントで、3針、デイ・デイト、8振動、25石、ハック、手巻き機能付きとスペック的には同等です。サイズは「ETA 2834-2」の方がやや大ぶりです。 ETAのムーブメント自体に偽物があるので、安心はできませんがムーブメントを確認できたのは収穫でした。そもそも、ETAのムーブメントはリリースから何十年も経過したものが多く、パテントが切れているものも少なくないので、デッドコピーを作る事自体は問題ありません。実際「SELLITA」はそれをやっていますし、二番煎じながら高い評価も受けています。どこかの国のメーカーには、ETAを名乗る偽物を作らずに自社ブランドで勝負して欲しいものです。偽物が無くなれば、無名メーカーのものを買う時も安心ですので・・・。
2012年12月30日
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マルチ・エフェクター『ZOOM G3』を収納するためにエフェクトボード(エフェクターケース )を買いました。キョーリツの『KC EC45』と言う製品ですが、フレームはアルミサッシと同じ構造だそうで、安物ながら頑丈な作りに見えます。鍵も付いており、多少は盗難防止に効果がありそうですね。ケースの角が尖っていると物や人にぶつけた時に危険ですが、これは角が面取りされており丸くなっています。 内部はこんな感じです。浅い方にエフェクターを並べてエフェクト・ボードとして使用します。勿論、エフェクトボード(浅い方)と蓋(深い方)を簡単に分離できる構造です。長さは十分とは言えませんがエフェクターを固定するためのマジックテープも付属しています。『ZOOM G3』を入れてみました。右側にスペースがありますが、別売りのエクスプレッション・ペダル『FP02M』を購入して入れようと思っています。で、これが購入したエクスプレッション・ペダル『FP02M』。ボリューム・ペダルやワウ・ペダルとして使えるだけでなく、各エフェクトのパラメーターを変化させることができ、アンプのGainやコーラス、ディレイのMixなどもコントロールできます。金属製で頑丈な作りですが、その分、重量もありますね。付属のケーブルで『ZOOM G3』と繋いで使います。ケーブルは特殊なものではなく、市販のステレオ・ケーブルでも構いません。筐体の作りに比べて、機構部分はちょっと頼りない感じです。けして小さいものではなくサイズ的には十分なんですが、ペダルの動きが軽いので慣れないと微調整が難しいですね。エフェクト・ボードに並べてみました。多少スペースが残るので『ZOOM G3』用のACアダプターや『FP02M』用のケーブルもまとめて収納できます。『ZOOM G3』と『FP02M』を組み合わせれば、標準でペダルを搭載している『ZOOM G3X』相当となりますが、わざわざ組み合わせる利点としては『FP02M』はサイズが大きく扱いやすいこと、ペダルが破損しても簡単に交換できること、ペダルの設置位置が自由であることなどがあげられます。 私のはエフェクト・ボードは、マルチ・エフェクター『ZOOM G3』を中心しているためシンプルな構成ですが、複雑なシステムを組んでいる方も多いです。 エフェクトボードの写真をアップしよう!皆さん、凝ってますね。
2014年02月02日
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家でギターを弾く時は2mくらいのシールドが扱いやすいのですが、2mの完成品シールドって意外に少ないので思い切って自作することにしました。折角なのでエフェクター同士を繋ぐ、45cmのパッチケーブルも自作しようと思います。まず必要なのがシールドケーブル。1m単位で切り売りしているお店で3m分購入しました。本当は黒は嫌だったんですが、切り売りの場合は黒しかなかったので・・・。このシールドは『CANARE(カナレ) GS-6』という定番の製品です。コネクタ付きの完成品も市販されていますが、長さ2mのものは市販されておらず、これが自作するキッカケになりました。プロ用の機材としても評価の高い製品ですが、凄く優れた製品というわけでもありません。可もなく不可もなく、とにかく無難で価格も手頃なシールドです。 シールドは周波数特性がフラットで減衰が少ないものが良いと思います。「高音が出るとか、低音が・・・」とか謳われるシールドもありますが、シールドで音をプラスすることはできません。マイナス(減衰)のみです。高音が出るということは、中~低音が減衰しているということなので、それはどうかと・・・。シールドで音のキャラクター付けをしたくないなら『GEORGE L'S 155』が良かったのですが単価が高いのでパスしました。2mのシールド用のフォンコネクタは、シールドとお揃いで『CANARE F15』です。このコネクタ、凄く丈夫そうですし作りも丁寧ですが、ややゴツいのが難点。 パッチケーブルのフォンコネクタは、片側をストレートにし、もう片側はL型にしたいのですが『CANARE』にはL型のコネクタが無いので定番の『SWITCHCRAFT』のコネクタを使うことにしました。ストレートは『SWITCHCRAFT 280』です。『280』は『SWITCHCRAFT』の中でも定番の製品。もう少しコンパクトな『380』という製品もあり、サイズ的には『380』の方がパッチケーブル向きと言えるのですが、ケーブルを留める爪がないそうなので見送りました。頑丈そうに見えますし作りも悪くないですが、正直、価格に見合うかは微妙。加工は『CANARE』の方が綺麗に見えます。L型コネクタは、『SWITCHCRAFT 226』。L型コネクタは、コネクタ方向の嵩が小さい分、スペースを節約できエフェクター並べて繋ぐ際に便利ですが、価格が高いのが難点です。 これが、完成した2mのシールド。当たり前ですが『CANARE GS-6』と『CANARE F15』の相性はいいですね。『CANARE』のコネクタはバネが付いているので、コネクタの付け根も頼りない感じはしません。その分、ゴツくなりますが・・・。こちらは45cmのパッチケーブルです。『SWITCHCRAFT』のコネクタと外形5.8mmの『CANARE GS-6』の組み合わせでは付け根に隙間が出来てしまい、頼りない感じがします。SFチューブと収縮チューブで付け根の部分を太くした方が良かったかもしれません。※どちらもハンダは音響用を使用。
2014年04月13日
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チューナーは、これで今年4つ目になります。通算で6つ目。通算6つのうち4つが今年(2014年)なので将にチューナー・イヤー。(アホです。)【チューナー購入履歴】・KORG PitchHawk-G(AW-3G)(2014/05購入)・Planet Waves NS Micro Headstock Tuner PW-CT-12(2014/04購入)・TC Electronic PolyTune 2(2014/03購入)・BOSS TU-80(2013/03購入)・KORG GT-60X(1988年1月購入)⇒壊れたため廃棄 そもそもチューナーなんて沢山買ったり頻繁に買い換えたりするような製品ではなかったですし、実際、2個目を買うまでに約25年のインターバルがありました。しかし、クリップ式チューナーの使い勝手の良さに気づいてから購入ペースが急加速しています。今回、購入したチューナーはクリップ式チューナーの中でも結構人気があるシリーズのもの。『SNARK』と言うアメリカのよく分からないブランドの製品です。購入したのは『SNARK SN-8』というモデル。ケースが付属してますが、安っぽくケースと呼ぶには微妙ですね。 『SNARK』からは、『SN-1』・『SN-2』・『SN-5G』などのクリップ式チューナーが発売されていますが、『SN-8』は、これらと比較して反応速度と精度が向上しているようです。ギター専用というわけではありませんが、マイクを内蔵していないので弦楽器専用のクロマチック・チューナーです。『キャリブレーション(415~466Hz)』・『サイレントメトロノーム』・『トランスポーズ(♭~♭♭♭♭)』といった機能を搭載しており、仕様上『SN-1』の後継になるようです。『SNARK』からは『SN-11』や『SN-14』・『S-1』といったモデルも出ているようですが、これらは日本に殆ど入って来ていないようなので、現時点では『SN-8』が実質的に最新のクリップ式モデルとなります。『SNARK』と言えば鮮やかなカラー表示で知られていますが『SN-8』も例外ではなく表示はカラーです。ちなみに液晶下の黄色いボタンが電源ボタンです。最近は、チューナーの液晶もカラー化が進んでいます。と言っても『SN-8』を含めて大部分の製品は所謂カラー液晶を搭載しているわけではなく、特定の部分が特定の色で発色するようになっているだけ。正しく言うなら『カラー表示』です。『BOSS TU-10』は本当にカラー液晶を搭載しているようですが・・・。カラー表示なので明るい場所でも視認性が高いのですが、特定の角度で見ると写真のように液晶全体がカラーで発色しているように見えてしまい視認性が著しく低下する欠点があります。けして多機能ではありませんがクロマチック・チューナーなので柔軟なチューニングが可能です。音名も表示され、反応も良く、チューナーとしての機能は申し分ありません。誤差は公称されていませんが、誤差±1セントクラスとチューナーと遜色ないレベルで精度に関しても問題なし。取り付け角度はボールクランプで自在に調整でき、加えて液晶部分が360°回転するのでヘッドの裏にも取り付けられます。ただし、このボールクランプ、耐久性には難がありそうに見えます。壊れやすいかもしれませんね。本体の側面と背面に配置されたボタンで『キャブレーション』・『サイレントメトロノーム』・『トランスポーズ』の設定を行いますが、正面からは押し難くなっています。A=440Hzでレギュラー・チューニングする場合は、押さなくても良いボタンなので特に支障はないかと。使われている電池は『CR-2032』で特殊なものではありません。電池の交換も見ての通り簡単です。ヘッド裏に取り付けてみました。カラー表示の液晶が見やすく、なかなか良い感じです。ヘッドの表から見るとクリップ部分がそれなりに目立ちますね。この手のチューナーはクリュプ部分が大きので仕方ないですが・・・。『SNARK SN-8』は無名のブランドの製品ですがチューナーとしての使い勝手がよく、スムーズに短時間でチューニングできます。これからクリップ式チューナーを買おうと思ってるなら候補に入れるべきでしょう。個人的には『Planet Waves NS Micro Headstock Tuner』や『KORG PitchHawk-G』以上にオススメの製品です。『SNARK SN-8』を使ったチューニングを実演した動画もアップしましたので、こちらも参考にして下さい。・[DEMO] SNARK SN-8 Clip-On Tuner
2014年08月01日
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楽しみにしていたワールドカップも、あと2試合を残すのみとなりました。私は、ドイツかアルゼンチンの優勝と予想していましたが、見事にハズレましたね。事実上の決勝戦と思っていた「ドイツ vs アルゼンチン」戦で、強豪アルゼンチンを圧倒する強さを見せた「ドイツ」が、準決勝で「スペイン」に全く歯が立たなかったとは驚きです。もっと良い勝負になると思っていました。決勝は「スペイン vs オランダ」ですが、FIFAランキング2位と4位の対決なので、まぁ順当と言えば順当な決勝戦です。順当に行けば、優勝は「スペイン」かなと思うのですが、ここは、攻撃力の高さを買って「オランダ」が優勝と予想しておきます。ドイツ戦の「スペイン」は、素晴らしかったと思いますし、良いチームなのですが、圧倒的にゲームを支配しながら、1点しか取れなかったのが気になります。ゲームの内容的には、3:0でも不思議でなかったかと。どこかの水族館のタコと違って、私に優勝を予想された「オランダ」は不幸かもしれませんが・・・。 さて、ここからが本題。今回は、インクの耐光性テストの結果です。古典的ブルーブラックインク3種と黒インク1種をテストしました。まずは、古典的ブルーブラックインクから。テスト対象は、以下の3種類です。・モンブラン ブルーブラック(ミッドナイトブルー)・ペリカン ブルーブラック・ラミー ブルーブラック テストのために、約2ヶ月間、窓に貼り付けて光に晒すと・・・。十分に判読できる状態ですが、かなり褪色しています。画像では、インクのよって褪色に差があるように見ますが、実際には、殆ど差はありません。古典的ブルーブラックインクと言っても、褪色は起こるので、必ずしも長期保存には向いているとは言えないようです。続いては、黒インク。・モンブラン ブラック(ミステリーブラック)をテストしました。比較として・パイロット インキ ブラック・セーラー 極黒・パーカー クインク ブラックも同時にテストしています。これも、テストのために、約2ヶ月間、窓に貼り付けて光に晒すと・・・。過去の結果からも黒インクは、比較的光に強いように思いますが、「モンブラン ブラック」も例外ではなく、問題なく、判読できる状態を保っています。多少の褪色は見られますが、これだけ元の色を保っていれば十分でしょう。基本的に、黒インクは、あまり好きでないのですが、水性染料インクであっても、長期保存にも耐えそうな点と視認性の高さは、魅力的ではあります。もっとも、長期保存を目的とするなら、驚異的な耐水性、耐光性を誇る「セーラー 極黒」などの顔料インクが一番でしょう。
2010年07月10日
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前記事「パイロットのP式万年筆」で、遠回しに書いたとおり、買ってしまいました。待望の「パイロット カスタム 823」を。香港の文具店「中南図書文具有限公司」で見つけたのですが、万年筆売り場のショーケースには無かったので、このお店は「パイロット カスタム 823」を置いてないと思ってました。ところがこの日、入り口のショーウインドウに鎮座している「パイロット カスタム 823」を発見。このショーウインドウには、モンブラン製品しか置いてないと思っていたのですが、ペリカンのトレドやアウロラなんかもありました。インクが付いた「ギフト箱付きセット品(日本の定価:32,550円)」が、HK$1,680(約21,353円)。さらに10%オフで、HK$1,512(約19,218円)也。この値段なら、日本で買うより安いですよね。色は、ブラックとブラウンの両方を置いていました。ブラックが良いかなと思いましたが、ペン先は、Fのみ。見るからに細そうなペンポイントです。元々「パイロット カスタム 823」と「セーラー プロフィット21」の購入計画があって、片方をFにしてもう片方はMを選ぶ予定でした。「セーラー プロフィット 21」の方が、ぺん先が柔らかいようなので、どうせならペンポイントが大きいMにした方が、もっと書き味を楽しめるかなと思い、「パイロット カスタム 823」はFでもいいかなと・・・。心の中の折り合いが付いたところで、試し書き。やはり、未体験の細さです。買ったお店:中南図書文具有限公司買った商品:パイロット カスタム 823 ブラック F(細字)価格:HK$1,512(約19,218円)色は、ブラックを選びました。受注生産になりますが、無職透明な軸もありますね。では、実物を見てゆきましょう。インク付きのギフト箱入り。万年筆としては、オーソドックスなデザインです。半透明の黒い樹脂軸に、ゴールドめっきの金具の組み合わせ。クリップの先端が丸くて、如何にもパイロットらしいです。キャップのリングは二重で、「PILOT MADE IN JAPAN」と「CUSTOM 823」、「★」マークの刻印があります。首軸にもリングが入っていますね。螺子式のキャップで、1回転と2/3くらいで開閉できます。半透明の軸から内部の機構が透けて見えるの分かりますか?かなり、大型の万年筆なんです。ペリカン M800と並べてみました。直径:15.7mm長さ:148.4mm重量:29.5g手持ちのペンケースだと、以前購入したコードバンのペンケースなら、対角線を利用して収める事ができます。ペン先は、「カスタム 845」と同じサイズの15号で、大型のペン先ですが、こちらは、14金です社名の「PILOT」、14金を表す「14K-585」、ペン先の号数「15」、ペン先サイズを表す「<F>」の刻印があり、その周りに装飾が施されています。左下に「A508」と刻印があるのですが意味不明。ペリカン M800のペン先よりもエラが張った形状で、若干長め。ペン先の先端部分が細く、鋭い感じになっています。けして、柔らかくはないペン先ですし、ペンポイントも小さいですが、書き味は、意外に心地よいものです。しかし、書き味を楽しめるレベルではありませんが・・・。ペン芯は、ちょっと安っぽいかも。この「パイロット カスタム 823」の最大の特徴は、「プランジャー式」と呼ばれるインクの吸入機構にあります。まずは、尻軸のノブを緩めて、尻栓を引き出します。次に尻栓を押し戻すのですが、その時に、ピストンと尻軸の間の気圧が下がります。ある程度、押し戻すと、突然、シリンダーが広くなっており、そこで一気に負圧が開放され、気圧差で、インクが一気に軸内に流れ込んで、吸入完了です。しかも、吸入量は約1.5mlと市販の万年筆の中では、ずば抜けて多いんです。特殊な吸入機構なので、専用のボトルに入ったインクが付属してしました。普通のボトルインクだと、尻栓を押し込む時に、ペン先を傷めるかも知れませんからね。しかし、如何せん色がブラック。専用のインクは中国でも入手できるので、ブルーブラックを買ってから使おうと思ってたのですが、やはり我慢できません。色々と適当な検討の結果、目測で何とかペン先が底に衝突しないで済みそうということで、モンブランのロイヤルブルーを入れてみる事に。買ったので使いたいだけですが・・・。しかも、インクを入れる様子を動画撮影します。ところが、いざやってみると、予想以上に危険な感じ。ホント怖かったんです。買ったばかりですし・・・。で、つい慎重になり過ぎて、あっ、随分、空気吸っちゃった。本当は、沢山入るはずなんですが、軸の半分にも満たない、中途半端な量のインクを入れてしまいました。失敗です。まあ、一応インクは入った事ですし、動画でも雰囲気は味わえるでしょう。ところが、ここで大きな問題が発覚。これは、取り返しが付かない。折角、デジカメ三脚でセットしたのに、ボタン押して撮影を開始するのを忘れてた・・・。という事で、ごめんなさい。しかし、この万年筆、どうやって洗浄したら良いんでしょう。普通に水を吸入したら、水が直ぐには出せなくなりますよね。ピストン吸入式みたいに、尻栓を引くときに水を吸って洗浄すれば良いんでしょうか?誰か、教えてください。さて、この万年筆、1つ厄介な事が。書くときには、ペン先を上にして尾栓をいちいち2mmほど緩めないといけません。「パイロット カスタム 823」には、ペン先へのインク供給を止める「インク止め」の機構はなく、尾栓を緩めるのは「空気を入れる儀式?」と思っていたのですが、どうも間違いのようで、尾栓を緩めていない状態では、軸が塞がり、ペン先へのインクの供給が止まるようです。面倒ですが、この「インク止め」のお陰で、飛行機の中でも、気圧差でインクが漏れ出すのが防止できます。最後に、恒例の汚い字の試し書きです。使用した紙は、ブロックロディア。5mm方眼が入っています。とにかく細いです。F(細字)のもの3種、EF(極細)のもの1種と比較してみました。これならば、罫線幅の狭いノートでも日本語が書き易いと思います。本日の教訓。・日本は、とにかく細い。・専用のものがあるなら専用のものを使え。・まず、確実にボタンを押せ。次期目標。
2009年04月24日
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