趣味の漢詩と日本文学

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April 11, 2007
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カテゴリ: 漢詩・漢文
觀李湊所畫美人障子 劉長卿
愛爾含天姿、丹青有殊智。
無間已得象、象外更生意。
西子不可見、千載無重還。
空令浣沙態、猶在含毫間。
一笑豈易得、雙蛾如有情。
窗風不舉袖、但覺羅衣輕。
華堂翠幕春風來、内閣金屏曙色開。
此中一見亂人目(一作眼)、只移行到雲(一作行雨到)陽臺。

【韻字】姿・智・意(去声、■(ウカンムリに「眞」。シ)韻)、還・間(平声、刪韻)、情・軽(平声、庚韻)、来・開・台(平声、灰韻)。
【訓読文】
李湊の画く所の美人の障子を観る。
愛づ爾の天姿を含み、丹青殊智有るを。
無間に已に象を得、象外更に意を生ず。
西子見るべからず、千載重ねて還ること無し。
空しく浣沙の態をして、猶ほ含毫の間に在らしむ。
一笑豈に得易からん、双蛾情有るがごとし。
窓風袖を挙げず、但だ羅衣の軽きを覚ゆ。
華堂翠幕春風来たり、内閣金屏曙色開く。
此の中一見人の目(一に「眼」に作る)を乱し、只だ移す行きて雲(一に「行雨到」に作る)陽の台に到るを。





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Last updated  April 11, 2007 08:24:54 AM
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