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2005年01月22日
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 今年最後(?)の年賀状が来た。
 この所 ず~っと郵便ゼロが続いていたので、もう終わりかと思っていた。
 毎年 最後の賀状は20日過ぎに来るので、今年は早いなあと思っていたから、ほっとして、嬉しかった。

 差出人は江原令子さん。

 お母さんの芙美子さんからは、先日届いた。

 この母子は、毎年3が日が過ぎてから来る。

 美容院を経営しているから、年末は忙しくて 書いている暇がないのだろう。

 お母さんは、以前 私と一緒に ジョン・ロバート・パワーズというフィニッシングスクールで講師をしていて、ヘアメイクを教えていた。

 数年前 お母さんに年賀状を出したら、娘から返事が来た。



 勿論 お母さんも従いてきて、ステージママよろしく 娘の晴れ姿をビデオに撮りまくっていた。

 その時、近くに小千谷という着物の産地がある事を初めて知ったが、最近 久し振りに その名を聞いたのが、地震の被害地としてであり、胸が痛む。

 令子さんは、その後 お母さんと同じイギリスに 美容の修行に行き、今はお母さんを助けて、西新のヘアーサロンで働いている。


 きょうは 先日録画した映画  「鉄道員 ぽっぽや」(99) を観た。

 浅田次郎の直木賞受賞小説を高倉健主演で映画化したもの。

 北海道の北の果ての小さな終着駅で、不器用なまでに 真っ直ぐに、鉄道員としての誇りを持って生きてきた佐藤乙松は、間もなく定年を迎えるが、妻や子を失い、今は1人で駅に住んでいる。

 町には病院がない為、妻も娘も、遠い土地の病院に入院したのだが、駅長としての職務を果たす為、職場を離れず、どちらの死に目にも会えなかった。

 幼い娘の亡骸を抱いて妻が戻って来た時も、黙って駅で出迎えるだけだった。

 たったひとりで正月を迎える乙松の許に、同期入社で苦楽を共にしてきた親友が訪ねて来る。おせちの重を持って。



 親友を演ずるのは、私生活でも健さんに私淑している小林稔侍。同僚を気遣う親友役を好演している。

 ある日 ホームの雪かきをしている、乙松の所に、人懐っこい少女がやって来る。
 来年 小学校に上がると、嬉しそうに喋った その子は、持ってきた人形を忘れて帰ってしまう。

 その夜 その子の姉と名乗る中学生の女の子が、妹の忘れた人形を取りに来るが、暫く駅舎で遊んだあと、またも人形を忘れたままで家に帰る。

 翌日 親友が帰り ひとりぼっちになった乙松の所に 今度は地元の高校の 昔の制服を着た女の子(広末涼子が好演)が現われる。

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 前の二人とソックリなところから、姉妹だと思った乙松が(正月休みで お寺の和尚さんの所に来ているお嬢さんかい? )と聞くと そうだと言う。

 彼が 機関士の為に作ったお汁粉をご馳走すると、彼女は冷蔵庫の残り物を使って 鍋料理を作ってくれる。

 その時、和尚から電話がかかり、今年は孫が来ていないという事を知らされる。

 それでは 3人の娘は? 

 実は 生後2ケ月で死んだ娘が、もし生きていたら こうなったという成長の姿を、順を追って 見せに来てくれたのだ。

 乙松がそれを質すと、娘は(早く死んでしまい、お父さんに 何も孝行してあげられなかったから・・・)と答える。

 そういえば 娘が持っている 古ぼけた人形は、赤ん坊が産まれた17年前、乙松が町で買って来て、妻がチャンチャンコを縫って着せた物で、娘の葬儀の時に棺に納めた物だった。

 (だから これまで大切にしてきたよ。私はとても幸せだった。)と言い残して娘の姿は、人形と共に消えてしまう。

 食卓では、先ほど娘が作ってくれた鍋料理が湯気をたてている。

 何とも言えない孤独感が じわ~っと伝わってくる映画だった。

poppoya


 妻(江利チエミ)と別れ、独身のまま初老を迎えた高倉健だから、表現出来た孤独感かもしれない。

 私も独り暮らしには慣れている積りだが、この映画を観た後は、妙に寂しくてたまらない。

 この映画は、99年のキネマ旬報の 日本映画ベストテンの4位に選ばれているが、その年の1位が(あ、春)だった事を考えると もっと上位でも良かったのでは。

 浅田次郎の小説が出た頃、私はNACというタレントセンターにいたが、中学生の女生徒に 小説を貸し、読ませたあと、映画化の事を知った。
 (高倉健さんの主演で 映画になるぞ)と教えてやると、その生徒は、(高倉健って誰ですか? )と言う。

 すごいショックだった。
 タレントを目指すんだったら、同じ 福岡県出身の大スター 高倉健さんの名前ぐらい知っておけと言ったが、その子は短大を卒業して いま 東京の東俳という所で、声優の勉強をしている。





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最終更新日  2005年02月01日 00時58分17秒
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